第7話 日本経済新聞 社会面 「サラリーマン」('97.12.15)

 京都から帰ってきた矢先に、自宅宛に電話が入ってきた。12/1の21:30頃のことである。何と日本経済新聞社の記者の方からで、思わず耳を疑った。聞けば、同紙社会面の「サラリーマン」と言う連載コーナーがあって、地球温暖化防止京都会議開催期間中の特集で、「地球を守る」と言うのを組むそうである。「冨田さん、京都からお帰りのところで、グッドタイミング」との言うので、「ではともかく一度お話に参りましょう」とついぞ受けてしまった。

 社名を伏せての掲載ならともかく、できれば社名を出した上で紹介したいと言うので、翌日早速、広報部に事情を説明し、同時に上司の了解をとりつける。取材に応じる、というつもりでもなかったのだが、結果的には事後追認のような形になってしまい、広報部の方には応じる前に相談するようご忠言を頂いてしまった。とにかく12/2の夜に大手町にある日経新聞社を尋ねることにした。

 担当の記者殿は、一度は次長クラスまで位を上げたものの、一記者としてフィールドワークをしている方がいいということで、社会部記者に戻ったという大人物だった。社会部ならではの体制寄りでない切り口を取材の端々で感じた。こっちとて会社員である前にまず社会人としてありたい、なんて小生意気なことを言っている小人物だから、何となく意気投合してしまって、肝心の「地球を守る」活動にあたる部分から脱線して、座談会よろしく語らいの場になってしまうのだった。おかげで約2.5時間の密着取材になり、その後も話の続きにつきあったため、帰る頃には、京浜東北線の終電もなくなって、おそらく生まれて初めてであろう深夜の高額タクシーを拾うことになってしまった。初乗り340円のタクシーだったものの、2km過ぎれば同じこと。神田~赤羽岩淵で5000円超である。新聞掲載料と思えば、高いか安いか...などと考えながら、師走初めの寒風の中、家路を急いだ。

 さて、その記事だが、12/9~11の3日間、聞いた通り、掲載された。よく考えるとミニコミ紙やローカル新聞に名前は出たことはあるものの、全国紙にこうした扱いで載るのは初めてだったので、ありがたいやら、お恥ずかしいやら、何とも複雑な思いで目を通す。座談会調の中での取材だったので、いささか不安もあったが、「あぁ、やっぱり」と残念な部分がいくつか見つかった。結局3日間の連載で、「これは納得」と言うものがなく、ところどころ誤記や誇張があって、顔から火が出るとはこのことか、と言う具合である。

※ここで、訂正コメントを記しておくことにします。関係各位の皆様にはどうもご迷惑様でした。

971209.jpg ◇12/9付 「地球を守る④」

  • 「列島縦断エコリレー」ではなく、「列島縦横(じゅうおう)」の誤りです。
  • 緑色のウィンドブレーカーをまとっての自転車隊は、エコリレーのスタッフが中心で、600人の参加者全員ではありません。

971210.jpg ◇12/10付 「地球を守る⑤」

  • 誤記が2カ所あります。口座→講座、単体観察→天体観測、です。

971211.jpg ◇12/11付 「地球を守る⑥」

  • 「地球を守る⑤」では正しく紹介されていたのですが、⑥ではアースデイが春と秋に行われることになってしまいました。4月22日が全世界共通のアースデイ(地球の日)ですから、秋にアースデイはありません。
  • 従って、横浜・こどもの国でのフェスティバルも春の開催です。
  • 社員を対象に開いているホームページはボランティアに関するものでなく、消費生活アドバイザーに関するものです。

*他にも細かく言えばいろいろあるのですが、主だったところを書きました。

 新聞記事の品質チェックも消費生活アドバイザーとして必要なのかな、と思う次第。もっとも記事が出たおかげでいろいろな方からお問い合わせや励ましのおたよりを頂けたので、よしとしなければいけませんね。担当の記者殿には、申し入れ方々御礼状を出しておきました。今度また、取材する機会がありましたら、きっちりお願いしたいと思います。

トラックバック(0)

このブログ記事を参照しているブログ一覧: 第7話 日本経済新聞 社会面 「サラリーマン」('97.12.15)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://mt.chochoira.jp/mt-tb.cgi/7

コメントする

ウェブページ

Powered by Movable Type 4.24-ja

2009年3月

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        

カテゴリ

このアーカイブについて

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。