随筆「東京モノローグ2011」(7−8月期)
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ぴあ最終号、新発売中!(創刊号の復刻版付き、「永久保存版」)第334話 ぴあ

「ほっとする ふくしま」でひと息第335話 安近短なアンテナショップ

リーリー(力力)とシンシン(真真)第332話 パンダ小咄

333と言えばズバリ! 東京タワー=333m第333話 333よもやま話

第335話 安近短なアンテナショップ(2011.8.15)

 第292話では、「中央区内アンテナショップスタンプラリー」に沿っての紹介だったので、アンテナショップを全てカバーできていた訳ではなかった。今回はその続きとして交通会館(千代田区)に出店している分を中心に、第292話とセットで眺めることである程度完結する形態でご紹介しようと思う。

 2年前は、茨城、愛知、岐阜、三重、大阪、兵庫、岡山、佐賀がまだ出しておらず、そのため、逆に安心して現地でお土産が買える旨、綴った。幸か不幸か、これら1府7県のうち、茨城、大阪、兵庫が出てきてしまったため、アンテナショップに惑わされなくて済むのは、愛知・岐阜・三重・岡山・佐賀のみとなってしまった(東京隣県の埼玉・千葉・神奈川は除く。広島の「ゆめてらす」は閉店中。逆を言えば、それ以外の1道2府34県は、都内のどこかしらで土産品が買えてしまうことになる。何とも怖ろしい話だ。

 それはさておき、東北地方を中心とした復興支援という目玉が加わり、例年になく盛り上がりを見せるアンテナショップである。今夏は、「ふるさとアンテナショップめぐり」キャンペーンというのがまず登場し、「中央区内アンテナショップスタンプラリー」(参考→2010年に通じるイベントが展開中(〜8/31)。ただし、スタンプ押印の条件が500円以上の買い物云々ということでハードルが高くなっている。付随するクーポンについても無条件で割引や特典が受けられる訳ではなく、500円(一部1,000円)以上の買い物に対して、ということでなかなか厳しい。本来なら、キャンペーンを試しながらあれこれレポートしたいところだが、律儀に500円以上の買い物を各店でやると復興も何もなく、自分自身を支援しないといけなくなりそうなので、とにかくパス。いわゆる「みてある記」程度でご勘弁いただきたく。(交通会館は、そのあまりの多さに音を上げてしまったというのが正直あって、実はちゃんと調べられていない。入口付近とパッと見程度で恐縮だが、とにかく北から追ってみることにする。) *参考情報→フロアマップ各地物産

北海道(北海道どさんこプラザ)[1F]

 東京駅八重洲口には「北海道フーディスト」があるが、より駅に近いという点では、こっちの「どさんこプラザ」が上。通り抜け可能なので、時々通るが何かを買ったことはないような…

札幌市(札幌市東京事務所)[3F]

 アンテナショップとは言えないが、ついでに紹介。観光情報は各種そろっているので、旅行前に活用したいスポット。

秋田(花まるっ秋田ふるさと館)[1F]

 交通会館の1階と聞くと好立地に思われるが、実際は奥まった場所にあるので、いま一つ闊達な感じがしない

長野(長野県東京観光情報センター)[2F]

 観光情報センターだが、物販も多少はある(向かいに滋賀がある)

富山(いきいき富山館)[B1F]

 地階にあるが、至ってオープンな感じなので、客足はそれなり

静岡(しずおかプラザ)[B1F]

 富山の近所にあるが、この通り手狭なので、客を呼び込むにはちょっと...

滋賀(ゆめプラザ滋賀)[2F]

 こっちがメインの入口。入って左に進むと長野のセンターに出る。

大阪(大阪百貨店)[1F]

 さすがは大阪。かなりのインパクトである。仕掛けているのは大阪府? 大阪市? その辺がわからないのがまたポイント。(7/12開店)

→参考記事:有楽町に大阪物産店「大阪百貨店」−都内初の常設店、イートインも

兵庫(兵庫わくわく館)[B1F]

 大阪に先んずること3カ月。こちらは4/12開店。富山・和歌山とはやや離れた位置にある。

→参考記事:有楽町にアンテナショップ「兵庫わくわく館」−姫路おでんなど300品目

豊岡市(コウノトリの恵み 豊岡)[1F]

 兵庫の近くではなく、大阪の斜め向かいにある。こちらも7/8にオープンしたばかり。一地方都市がアンテナショップを出すというのは異色だが、それだけ名産品があるということなのだろう。(店先には「コウノトリ育むお米」などが出ていた)

→参考記事:有楽町に豊岡市アンテナショップ−「コウノトリ」シンボルに環境への取り組みアピール

和歌山(わかやま喜集館)[B1F]

 真向かいが富山。相乗効果が働いているようで、客の入りもよく、賑わいを感じた。

徳島・香川(徳島・香川トモニ市場)[1F]

 秋田の隣にあるが、こちらは至ってオープンな感じなので、奥まってはいても出入りはあった

福岡市(ザ・博多)[B1F]

 福岡県でもなければ福岡市とも書いていない。「博多」にこだわっているところに個性を感じる。兵庫の近所にある。

沖縄(沖縄観光コンベンションビューロー東京事務所)[3F]

 ここもアンテナショップではないが、せっかくなので。札幌市と隣接しているが、通路は別なので大回りすることになる。それでも北と南の情報を手早く集められる点でここに勝る場所はないだろう。

むらからまちから館[1F]

 全国商工会連合会というのがあって、ご親切にアンテナショップの総合店のようなものを出している。交通会館内を上ったり下りたりするのが面倒な場合は、ここで済ますという手もある訳だが、いくら何でも・・・だろう。(メインの入口は大阪の向かい。非常に撮影しづらかったので、撮ったのは裏口)

 交通会館はこのようにアンテナショップづくめ。兵庫・大阪・豊岡が加わったことで層が厚くなり、ホームページこそきちんと更新されているものの、現地のフロア案内はと言うとこれが追いついておらず、いかにその動きが急だったかがわかる。(追いついていないのは、「風土47」も然り。「東京都内にある都道府県の公式アンテナショップを紹介するポータルサイト」と掲げている以上、しっかりフォローしてほしいものだと思う。)

 何はともあれ、交通会館に来れば大まかに全国を周遊した気分に浸れること請け合い。「節電の夏!」の一つの解と言ってもいい。アンテナショップめぐりこそ、安・近・短を満たす何よりの娯楽、そう思う。

加賀・能登・金沢 江戸本店 8月5日である。この日は有楽町の献血ルーム(交通会館6F)に来るのがメインで、その足でショップを巡回した次第。ひととおり見物して、なお時間があったので、日比谷にある2つ(かごしま遊楽館(第292話既出)、加賀・能登・金沢 江戸本店)も見てきた。

 石川県のそのショップでは、「しおサイダー」なるものが目を惹くも、後回し。この後、銀座駅コンコースで「ふるさとアンテナショップめぐり」駅頭キャンペーンというのがあって、

 このように同店が出てくるのがわかっていたので、それを見てから、と考えていた。開始時刻に訪れ、加賀・能登・金沢 江戸本店のセットを入手。が、結構なボリュームで持ち帰るにはちょっと…(あぶらとり紙は良かったが)、長崎のはいま一つという感じで、出てくる予定だった岩手は何故か不在。代わりに大分(坐来)が実にコンパクトなクリアファイル入りのをくれた。些細なイベントと侮ってはいけない。4県のうち、どこがいいかと問われたら、この時点では間違いなく大分!と答えるだろう。岩手は目玉になる筈だったことを考えると余計に惜しまれる。(ちなみに気になっていた「しおサイダー」は、クーポン利用(500円以上お買い上げ)でプレゼント、というのがこの時もらったパンフレットでわかった。だが、また店に戻って何かを買う気にはなれなかった。配布物が重かったからである!)

 このキャンペーン、よくよく見ると「鉄道を利用してショップめぐりをしよう」といった触れ込みになっている。出発地の往復と一日乗車券がセットになったものを売り込もう、ということらしいが、何とも苦し紛れ。地震や大雨で被害の大きかった各県の応援を前面に出し、そのモデルルートなどを示す方がずっと良かったように思う。

 かくして筆者なりに応援買いをしようと決めていた「福島県八重洲観光交流館」へ。小雨がパラつく時間もあったが、この日は1週間ぶりに真夏日となり、暑い中をノロノロと歩く。お出迎えの赤べこを見て、ひと息。中に入ると、何の悲愴感もなく、ありふれたアンテナショップ感のようなものが漂っていた。いい意味で、張り詰めた感じがないのである。

 件のキャンペーンだが、パンフレットを見るにつけ、福島はクーポン設定なし。500円以上で何々がない分、気楽と言えば気楽だが、飲食物を手にすると、その手が止まる。表示されているのは賞味期限。製造年月日が併記されていればいいのだが、見当たらない。応援したくても易々と行かない現実と対峙することになった。少なくとも3.11以前のものなら、迷いはないだろう。だが、それ以降のものは? 冷たい飲み物は何か買おうと決めていた。選んだのは放射性物質云々の影響が少ないと思われる会津坂下町を産地とするヨーグルトドリンク「会津の雪」(105円)。濃厚で美味だったが、考え事をしていると、それ以上の感想が出てこなくなる。

 アンテナショップを通じた購入支援というのは生易しいものではないい。今回のキャンペーンのハードル以上のものがある・・・といった具合である。

 あと気になるのは、知る人ぞ知る「福野菜」の扱いがなかったこと? 一次産品は尚のこと扱いにくいということだったのだろうか。

 そんなこんなで、続編にしてはまだ不完全だが、ひとまずこんなところで。「ふるさとアンテナショップめぐり」に載っている中で言うと、ふくしま市場、ふくい南青山291、おいでませ山口館、なっ!とくしま、まるごと高知、長崎出島厨房の6つがまだ。全県を一気に紹介するのはつくづく難しい。この一筋縄で行かない感じがある限り、行楽気分で訪ねることはできても、「お土産、買いそびれたからあそこで」というのは自制される?と踏んでいる。

 改めてパンフレットを眺めてみる。東北特集と打ってあるが、やはり躊躇してしまう。土産代わりという心算はない。本当に支援になるもの、本当に安全なもの、その両方を満たすものがわかればいいのだが...

  • ここ一年で訪ねたその他のアンテナショップ

 昨年9月末、品川の高輪ウエストで偶然見つけた「あきた美彩館」。キャンペーンクーポンでは「りんご100%ジュース」プレゼントとある。ここで決まりか?!

 


 この記事を見て、LEDあんどんとは?ということで見に来たのだが、特にPRもなく肩透かし...(@京都館)

 


 3/17に様子を見に「宮城ふるさとプラザ」へ。買い物はしなかったが、ごく少額の寄付をさせてもらった。

 


 残念ながら「ふるさとアンテナショップめぐり」の対象外。7/14にできたばかりなので、間に合わなかったのだろう。茨城県も当然応援枠なので、キャンペーンによらずとも何か買いたいところだが...(→参考

 

第334話 ぴあ(2011.8.1)

 東京に戻って来て、学生生活が始まって、「さてどう過ごすか」(もちろん学業の合間?!)という状態になった時、おそらく手にすることが最も多かったのが"ぴあ"である。物持ちがいいので、それなりにストックがあるのは百も承知だったが、とにかく掘り出してみたところ、自分で持っている中での最古は、「メモリアル'87−ラインナップ'88」などが載った通巻309号ということがわかった。東京回帰最初の年ゆえ、記念の1冊として買ったことがわかる。(記録帳によると、12/25にギンザブックセンター(当時)で、となっていた。)

 手持ちのぴあは、この309号に始まって、最新かつ最終の1341号を入れて計32冊。90年代半ばまではマメに買っていたが、さすがにかさばってきたため、特集ページなどを部分的に引き抜いてファイリングするようにしていた。それらがまだ残っていたら、全部で50〜60冊くらいになっていただろう。紙媒体ならではの良さもあるが、そのかさばり加減がやはり時代に合わなくなったということがまず一つ。筆者自身、インターネットが当たり前になってからは、紙媒体として持っておきたい!というのが出ない限り、買うこともなければ、ぴあを手にすることもすっかりなくなってしまっていた。情報のアクセシビリティが激変したことが紙媒体、特に有料情報誌を直撃したのは言うまでもない。かさばる、ネットなどでも情報が入手できる、あとは「その情報に従って動けるかどうか、動きたくなる情報かどうか」、つまり自身の余裕の問題、興行や催事そのものの魅力の問題というのもあるだろう。1972年の創刊時に20代前半だった人達は、すでに還暦前後である。製品や媒体のライフサイクルが、それを支持する人々のライフサイクルと重なると仮定すると、30年がひと区切りになるという説がある。扱う情報そのものは常に最新であっても、その媒体を支える世代がそれに同調するかと言えばそうでもない。ついていけない情報が増えれば、読者は離れる。筆者もまた然りかも知れない。創刊から39年での休刊というのは、そのサイクルに従ったまでと考えれば済む、そんな気もする。

 ぴあの表紙の展覧会をかつてこの書店でやっていたくらいなので、ゆかりの書店と言えるだろう。銀座四丁目にある教文館である。7/25、たまたま通りがかったら、早くも8/4・18の合併号として「最終号」が出ていたので、すかさず購入。図書カードでさらっと買おうと思ったら、180円足りないと言う。いつもなら残額が180円とかになるところ、その逆...最終号のお値段、680円也。(それでもこの内容なら安いくらい)

 お買い求めはお早めに! ちなみに「ぴあ最終号スペシャルサイト」を見たら、「ぴあBOOKSHOP」で特典付き(しかも送料無料)で販売中。こっちの方が良かった?

 ともかく節目は節目。かつてお世話になった謝意も込めて、そのストックの一部をご紹介しつつ、一言二言。なお、ページを繰ると「おぉ!」の連続につき、書き進まなくなってしまうので、今回はあくまで表紙・表4どまりということで。(機会があれば、古い順に5冊分(=今から20年以上前)プレイバックしてみようと思う。)

 

  • ’87総決算 1988年1月8日号
    ぴあテン メモリアル’87〜ラインナップ’88

  • 愛と宿命の泉 1988年4月29日号
    東京の最新情報満載・とじこみ別冊「’88東京パノラマ図鑑」

 メモリアルからラインナップは、p.7〜77までのボリューム

 広告がTDKのカセットテープというところに時代を感じる

 

  • ’88−’89あの人、この人 1989年1月6日号
    第17回ぴあテンスペシャル・私のぴあテン

  • ’90あの人この人 1990年1月6日号
    ぴあテン メモリアル’89−ラインナップ’90

 次のメモリアルからラインナップは、p.13〜160と激増! その翌年は、p.11〜168と微増。時代は平成、エンターティメントの充実ぶりがわかる。

 年末年始号の裏表紙、2年続けて日産だった

 

  • 七人の侍(大変身!第1号) 1991年10月10日号
    帰ってきた「七人の侍」/ヴェンダースの新作

  • バットマン・リターンズ 1992年7月16日号
    第2弾!夏休み映画大特集

 会社沿革には特に記されていないが、この通巻427号で誌面構成が変身し、通巻466号で20周年を迎えた

 当時はタバコの広告は極めて一般的だった

 

  • 手塚治虫 1993年3月23日号
    花見!

  • 山下達郎 1995年11月14日号
    鎌倉へ行こう

 ぴあ表紙ギャラリーのサイトを見ると、なぜかこの3/23の分が"coming soon" 達郎氏が表紙に出ているのは、ベストアルバム「TREASURES」発売を受けてのこと。

 東芝の広告、携帯電話ではなくPHS!

 

  • 内田有紀 1996年1月5日号
    あついぜ!遊園地・カラオケガイド・東京110番・年末年始の酒・年越し

  • 「セブン」ブラッド・ピット 1996年2月6日号
    ’96年はコレがくる!

  • 大塚寧々 1996年2月13日号
    郊外の一軒家レストラン

  • メモリアル1996(ジャンボ尾崎など) 1996年12月17日号
    メモリアル1996

  • 松たか子 1997年1月4日号
    年末年始特大号@年越しを遊ぼうA’96ベスト本はこれだ!?

  • ワールドカップ日本代表ほか 1997年12月22日号
    チェキ!スペシャル・X’mas Final File’97

  • 広末涼子 1997年12月29日号
    予定は入れない!出かけない!の年末年始・新春お気楽計画’98

 

  • 冬季オリンピック長野大会(荻原健司) 1998年2月9日号
    今年は土曜日、義理チョコはいりません!「本気のバレンタイン・デート」

  • 野村佑香 1998年3月9日号
    究極の完全保存版!ベスト オブ 食べ放題

 1997年の「ぴあテン」、映画は「もののけ姫」、音楽は「GLAY」、スポーツは「サッカー日本代表」がそれぞれ1位

 この頃はまだまだタバコの広告が元気だった(行き場を失くしていた、という見方もある)

 

  • 中山雅史 1998年6月15日号
    ワールドカップをつかまえろ! 98フランス大会TV観戦ガイド

  • 1998メモリアル(小錦) 1998年12月21日号
    ぴあテン投票開始!何が面白かった?98

  • 宇多田ヒカル 2000年2月7日号
    どうなる今年のアカデミー賞!?

  • 藤原竜也 2000年8月7日号
    決定!70年代の名盤100!!

  • メモリアル2000 2000年12月18日号
    2000年メモリアル

  • 浜崎あゆみ 2001年1月4日号
    21世紀! 大アンケート!!

  • メモリアル2001(小泉純一郎) 2001年12月24日号
    1年分の感動をお届け 2001年メモリアル大特集!!

  • 小野伸二 2002年5月27日号
    ワールドカップはこう楽しむ

  • 元ちとせ 2002年8月5日号
    ぴあ創刊30周年特集B 90年代とは何だったのか?

 

  • 広末涼子 2002年12月30日号
    カウントダウンも、三が日も使える!遊べる!楽しめる!

  • ぴあ 臨時増刊 2003年6月10日号
    通巻1000号達成!

 1000号は臨時増刊号につき、表紙ギャラリーには載っていない。「エンタメ史30年」はp.46〜183の大特集、巻末の「TOKYOタイムトラベル」も今となっては価値ある一篇。

 J−フォンがvodafoneになったのがこの時

 会社沿革には、「2004年10月:『ぴあ』がモデルチェンジ。発売日を木曜日に変更するとともにサイズをA4変形判に拡大。」とある。これ以降で持っている、2005年12月22日号、2006年12月21日号、2008年10月2日号、確かにサイズが異なっていて、余計に収まりがつかない感じになってしまった。それもまた縁遠くなってしまった一因かも知れない。

 兎にも角にも、日本の文化面の記録媒体としての価値は決して小さくなかった。週刊誌としては休刊しても、かつてのような「メモリアル〜ラインナップ」を組んだ特大号(=年報)だけは出し続けてほしいと個人的には思う。


☆ぴあが出すガイドブック(特に地図情報)は、見やすくて良かった。第256話でその一つを紹介したが、今回は折角なので、手持ちの全冊(表紙と表4)を載せることとする。(これまた随分と昔の話になってしまった。解説を入れるとまた一大作業になりそうなので、あくまで画像紹介のみということで、あしからず。)

 

  • おまけ

 筆者の職場の一つ、半蔵門にある事務所は、何となくぴあに近かったことが調べていてわかった。前段の1993年3月23日号での所在地は、麹町2-5、1995年11月14日号での所在地は、三番町5-19。この間にぴあは移転している訳だが、事務所の方はぴあが三番町に移った後に、その向かいの建物(麹町2-7-3)に移り、今年6月の事務所移転で、三番町の隣、一番町(距離としては200m)になった。
 今度はぴあに近い!と思って先日見に行ったら、ない! 会社沿革を改めて見ると、2011年1月に渋谷区東に移転とな。因果なものである。

 薄茶色の大きめの建物、今は「第36興和ビル」となっているが、ぴあはここにあった

 商工案内図には、まだ「ぴあ(株)」が残っている

 

第333話 333よもやま話(2011.7.15)

 何年かぶりで巡ってくるのがこの数字並びネタ。222と同じような探し方をするも、数が増えると減る要素というのがあるようで、あれこれ角度を変えて収集することになった。結果的にはこんな具合。毎度、余興としてご笑覧ください。(参考→第111話第123話第222話


【分類番号】

図書分類

社会科学 > 330:経済 > 333:経済政策

 333の一例

【道路】

国道333号

北海道旭川市から北海道北見市に至る一般国道(173.3km)

北海道道333号

遠軽停車場線。北海道遠軽町内を結ぶ一般道。距離はたったの0.1km。

埼玉県道333号

欠番!

【新幹線】

Maxとき333号

東京16:12発、新潟18:17着

 

のぞみ333号

東京11:20発、新大阪13:56着 (運転日注意)

 毎日走っている訳ではないので、撮れない日もある

つばめ333号

博多08:06発、鹿児島中央10:04着

【金融関係】

都市銀行の支店コード 333

三菱東京UFJ銀行 日本橋中央支店、みずほ銀行 北小金支店 が該当

 日本橋のほど近く。堂々たる日本橋中央支店。かつては東海銀行だった。

【郵便関係】

郵便番号 333−

川口市北部がエリア

取扱局番号 00333

阿佐谷南三郵便局

三丁目にあるというのがまたGOOD

【環境関係】

ソーラーパネル333枚

ジャスコ秦野店(今はイオン)の話題参考

天然ガススタンドの設置数333ヶ所

参考PDF→「天然ガス自動車の普及台数が4万台を突破…(日本ガス協会)

【距離】

JRの駅間距離(時刻表で把握できるレベル)

  • 函館〜追分(函館本線・室蘭本線):333.2km

  • 東京〜安城(東海道本線):333.7km

  • 仙台〜柏(常磐線):333.8km

  • 東京〜新潟(上越新幹線):333.9km

  • 下関〜東松江(山陰本線):332.0km

  • 秋田〜上磯(奥羽本線・津軽線ほか):334.0km

  • 宮崎空港〜下曽我(日豊本線ほか):334.3km

東京〜新潟をMaxとき333号で行けば、333三昧?

電気自動車の充電航続距離例

「SIM-LEI」先行開発車で一充電航続距離333km達成記事

【高さ】

東京タワー

333m

 東京フットタウンには、TOKIO333(1F)とTOWER GALLERY333(3F)がある。大展望台の特設ステージでは"Club333"なるイベントも時々開かれる。333の聖地と言っていいかも知れない。

稲佐山(いなさやま)

長崎市にある山。夜景が有名。標高が333メートル。参考

【飲食関係】

333(サンズ)Cafe&Diner

中目黒にあるお店

Cafe&Kitchen.333

横浜市中区にあるお店

333円均一居酒屋

大阪にある。ほんとま屋が店名。

ベトナムのビール

333。バーバーバーと読む。

 333mlで333円ならなおよかったが、某店では335円。

【番地】

千代田区三番町3−3

 水星社タウンハウスSというのができるらしい。(本日7/15が完了予定日だが、できたんだろうか)

文京区本郷3−33

 もちろん本郷3−3−3でもよかったのだが、ここは三菱東京UFJ銀行 本郷支店の地。三菱と来れば3に限る?(正確な住所表示は、3-33-5だった)

世田谷区赤堤3−3−3

 日曜の午後に小田急線に乗る機会があり、フラリとかつてのホームタウンを散策。赤堤3−3−3は"BROAD HILLS 赤堤"なる立派なマンションだった。

【その他の333】

夜行バス 東京発 名古屋行 333便

伏木富山港多目的国際ターミナル 岸壁の長さ:333m

「The Night Sky Live」で打ち上げる花火の数:333発

七尾市内の定置網でのブリの豊漁。2011年1月12日までの同市公設地方卸売市場の取扱量は1月だけで約200トン。2010年1月全体の333倍・・・ →記事

熊本県美里町にある御坂遊歩道の石段は、333どころではなく、実に3,333段 →参考


 次回の数字並びは444。また同じようにやるかどうかはその時になってみないと何とも・・・ (^^;

 

 

第332話 パンダ小咄(2011.7.1)

 実物のパンダは何回か見ているはずだが、初めてデジカメで撮ったのは2006年の開園記念日(3/21)で、この時は陵陵(Ling Ling)だった。その2年後に亡くなってしまったため、それからしばらく上野ではパンダが見られなくなっていた、というのは力力(Lee Lee)(*注:カカではない。漢字の"力"である)と真真(Sin Sin)が来るのが話題になってやっと知るところとなった。上野には常にパンダがいる、というのが潜在的にあったため、3年近く不在だったというのは正直驚きだった。

 2月21日にやって来たその2頭は、1カ月後の3月22日に公開される予定だったが、東日本大震災の影響で4月1日に持ち越された。持ち越しとは言え、3.11の1週間後に上野駅に来てみれば、何とも明るいパンダ垂れ幕が下がっていて、気分的に救われたのを思い出す。これが自粛だ何だで取り外されていたらどうだったろう。パンダは来るべくして来た、そう思った。(真に力を・・・真真と力力にはそんなメッセージを感じる。単なる偶然ではないのだ)

 明るい話題の一つとあれば、もっと詰めかけてもよさそうなものだったが、4月4日の無料入園日(3月21日の開園記念日が今年はシフト)では、割とすんなり新着パンダを見ることができた。10時過ぎに並び始めて、50分ほどで「シンシン」「リーリー」と対面できたのだから、上々である。2頭とも朝から元気に動いていた、というのがまた幸い。パンダから元気をもらった人は少なくないだろう。(5月4日も無料入園日だったが、この日の待ち時間のピークは4時間半だったとか→参考

 上:リーリー(♂)/下:シンシン(♀)

 列は長かったが、流れは円滑だった

 パンダ見物しない場合は、左ゲートから

 食欲旺盛なシンシン

 背を向けてまったりしているリーリー

 なぜ目の周りと耳だけちゃんと黒で分かれるのかが不思議・・・(こういうのを見るといつも感じる)

 動物園の内外ではパンダグッズ(→参考がよく売れ、上野のエキナカ(ecute)でも、ちょっと歩けばそこかしこにパンダを見かけるようになった。限定品を中心にそろそろ終了の品も出ている可能性はあるが、6月下旬に調べたところ、以下のようなのが見つかった。

*「エキュート上野パンダMAP」(→参考PDF)をもとに調査。ここに載っている27店舗、ひととおりチェックしたが、なかなか撮りにくい(基本的には撮影NG?)ものがあり、この程度。

 限定200個のパンダタンブラー。まだあるということはいま一つ売れてない?

 カプセルパンダ? 空けるとスーパーボール(12種類)が出てくるんだそうで。

 ちょっと不気味なパフェとクロワッサン。レジに置いてあるぬいぐるみの方が好かったりする。

 パンダと来れば「パンだ」になるのは当然の帰結。筆者が店の前でしげしげと見ていたら、あれよあれよで残りこれだけ。よく売れているようだ。(顔パンと後姿パンの2種類)

 「パンダ na おはぎ」。白・黒・竹をイメージしたおはぎが全6個で1,020円だとか。

 あまりパンダと関係なさそうなのがこれ。普段から売っている「上野の森バウム」を抹茶versionにして、パンダパッケージにした、という一品。(6月まで)

 その名は「パンダグワーズ」。グワーズというのがよくわからないので、何ともコメントのしようが...

 とにかく目立つが詳細不明(MAP非掲載品)

 スイーツバッグ。中味は買ってのお楽しみ。

 実物に最も近い!? 飲むのがもったいなくなるパンダココア。

 雑貨店では、ありとあらゆるものがパンダグッズ化。ちなみにこの店のイチ押しは、タオルハンカチ。

 ここも品揃え豊富だが、オススメは手ぬぐい(右下)なんだとか

 書店でもこの通り。「リーリーとシンシン」は1冊1,470円。

 これがいつまで続くのかがまた見物だが、「上野=パンダ」のイメージを保つべく、さらなるグレードアップに期待したいものだと思う。実物を見る機会がなくとも、パンダグッズ・パンダ食品・パンダ飲料でその気になれるなら悪くない。こういう時だからこそパンダ!なのである。(自慢じゃないが、調べた割には何も買ってなかったりする。グッズというのはそういうものである。)(^^;

  • おまけ:その他のパンダ

 第194話などで紹介した「地球市民村」出展時の1コマ。野生種が危機に瀕していることを訴えるべく、トラとパンダを用意したが、これだけ見ていると単なる置物?(切迫した感じがない訳で)

 これは第289話で登場。京成のゆるキャラ(?)、京成パンダである。エキュートではこういう顔つきのパンダはまず見なかった。俗っぽくないという点で好感が持てる。

 上野松坂屋のオリジナルキャラ、「さくらパンダ」。パンダの実物大を意識していると思われるが、ちと大き過ぎ?

 キティちゃんが着ぐるみ? いや、さくらパンダに呑まれた? 物議を醸すこのぬいぐるみ、「さくらパンダ×ハローキティ」のコラボグッズである。(→参考

 同じJR作でも、「ようこそ うえの!!」のパンダとまたデザインが異なるところが何とも...(まだ別のversionがあるかも知れない?)

 これもパンダキャラの一種。Yonda? →webサイトはなかなかの充実ぶり

 

 

 

 

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