随筆「東京モノローグ2017」(9−10月期)

 

随筆「東京モノローグ2017」(9−10月期)
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    第481話 夕景、夜景(2017.9.16)

     

     第463話の11項で予告的に記した通り、「東京百景」「続 東京百景」に続くシリーズとして、「続々 東京百景」を別枠で展開している。

     百景に向け、着々と掲載しているが、載せた分があれば載らなかったものもある訳で、今回はそれら控えのようなストックをまとめて紹介することにした。

     

    ・今年撮った中から、暗くなってきた時分や、日没後に撮影したものを18点、集めた。
    ・同じ日に撮った「続々 東京百景」掲載分については、そのリンクを付した。*撮影日が同じものは、東京百景の方に複数(できるだけ)載せないようにしているので、出来が良くても見送るものが出てくる。コメントに相当する散文が書きにくかった、というのも理由。

     

     一つご高覧ください。

     


    品川駅(1/21|港区)

     品川駅在来線ホームのうち、新装された6番線、7番線を主に撮影。両線路の向かう先の間に東京タワーが収まる構図になった。6・7番線の参考情報(PDF)

    #032 車窓越しのレインボーブリッジ #032 車窓越しのレインボーブリッジ(2017.01.21)

     


    青梅通り(2/24|新宿区)

     第196話第370話で扱った「街の光彩」。この続編をまた出すことがあれば使おうと思って撮った一枚。新宿西口の「新都心歩道橋」上から、青梅街道を撮ったものだが、工事用の赤のコーンの列と、低層ビルの「Paloma」の赤基調の電飾が不思議と同調していて、印象的だった。

     


    武蔵関(4/4|練馬区)

     「桜と鉄道」をテーマにした取材で、西武新宿線の武蔵関へ行った際、だいぶ日が落ちてから撮った下り急行列車。暗い分、行先表示のフルカラーLEDが鮮明に映った。
     4月の早い時期は、18時を過ぎると撮影に向かない感じになってくる。この日の取材用としては、これが撮り納めになった。(参考)→取材結果

    #043 高戸橋から望む桜 #043 高戸橋から望む桜(2017.04.04)

     


    雷門通り(4/21|台東区)

     この日は、東武の新型特急車両「リバティ」のデビュー日。初日の列車を見に行くべく、会社帰りに浅草に向かった。雷門通りに来れば、当たり前のように東京スカイツリーが視界に入る。
     青が鮮やかなカラーリング、愛称は「粋」。見る度に佳い色だと思う。

     


    日比谷(4/26|千代田区)

     有楽町に用がある時は、都営三田線で日比谷に出る。B1出口から、日比谷通り、日比谷濠の方向を見ると、濃淡を交えた青が空を覆い、美しく見えた。これも粋だと思う。

     


    5月9日の四選(千代田区、文京区、荒川区)

     

     5月9日は、自転車で大移動しながら帰宅。神保町から、湯島、谷中、西日暮里、小台、梶原、王子といった廻り方をし、「これは!」と思う光景などをとにかく撮った。

     @神保町交差点。マリオカート風の「マリカー」に遭遇する。

     

     A根津一丁目交差点から言問通りを少し入った場所で撮影。どこか懐かしさを感じる。

     

     B日暮里・舎人ライナー西日暮里駅付近。都バスの「加賀」行き最終を見かけ、「加賀? 何処?」となる。その後、日暮里・舎人ライナーの谷在家から西の方向にあることを知る。

     

     C荒川車庫前から梶原に向かう途中、テーマ「バラと都電」の一枚として撮影。撮った後で、「大塚駅前」止まりの車両だったことがわかる。

    #047 バラと都電 #047 バラと都電(2017.05.09)

     


    中央環状線と滝野川浴場(5/23|北区)

     西巣鴨駅に近い「滝野川三丁目自転車駐車場」での光景。駐輪場は、首都高速中央環状線の下にあるため、見上げた時の空は広くない。滝野川浴場の煙突がその狭い空を突く。

     


    日本橋のランドマーク(6/1|中央区)

     日本橋一丁目・二丁目界隈で高い建物と言えば、かつては島屋や東急百貨店だったが、今はすっかり様変わりし、島屋は低層組になってしまった。奥の高層は、「コレド日本橋」などが入る日本橋一丁目ビルディング。東急百貨店の跡地に建ち上がり、ランドマーク的存在になっている。

     日本橋室町界隈は、「コレド室町」が並び、威容を誇る。建築としては優れていると思うが、似たようなのが固まっているせいか、無味な感じは否めない。

    #050 日本橋 #050 日本橋(2017.06.01)

     


    水道橋交差点(6/2|文京区)

     外堀通りと白山通りがクロスする水道橋交差点。水道橋駅側から東京ドームシティ方向を撮ったら、程よくピントが甘くなり、幻想的な感じになった。楕円形のものが複数あって、いずれも光を放っている。SFの舞台のようにも見える。

     


    溝田橋(7/21|北区)

     この日も自転車で大移動し、帰路は明治通りを経由。石神井川に架かる溝田橋の上から、川と高速道路を撮ってみた。全体的に暗めで、動的な印象を受けないが、川も道路も「流れる」とか「運ぶ」といった象徴ではある。
     二つの線は、互いに寄り添うように進み、この先、石神井川は隅田川に合流する。首都高速中央環状線は合流地点を越え、隅田川上流部を1km余り川沿いに通った後、荒川を跨ぐ。

     


    原宿駅(8/5|渋谷区)

     趣ある原宿駅。建て替えずに済むなら、それに越したことはないのに、と思ってしまう。駅舎をまるごと移設する計画があってもよさそうだが。

    #058 表参道の光彩 #058 表参道の光彩(2017.08.05)

     


    新宿三丁目(8/28|新宿区)

     新宿三丁目交差点。角地に建つ伊勢丹(左)、京王フレンテ(右)、ともに色味がない分、余計に引き立って見える。フレンテ左隣の二本のチューブは、高山ランド会館のツインエレベーター。連続するライトブルーの輪は、色が少ない交差点界隈のアクセントとして一役買っている。

    #061 新宿東口 #061 新宿東口(2017.08.28)

     


    丸の内駅舎(9/6|千代田区)

     夜景としての東京駅丸の内駅舎は、上手く撮れたことがあまりない。この時の一枚は、比較的いい出来だと思う。

    #063 白、青、緑、赤・・・丸の内北口の彩色 #063 白、青、緑、赤・・・丸の内北口の彩色(2017.09.06)

     


    学士会館(9/12|千代田区)

     歴史的風情のある建物は、夜に撮ると味わいが出るもの。神保町エリアでその対象になるものと言えば、やはり学士会館だろう。右の4階建てが、1928年に開館した旧館で、旧館を取り込むような形で建つ5階の建造物が1937年にオープンした「新館」。9月20日に開業したそうだから、もうすぐ新館開館80周年ということになる。参考

     


    ・・・

     この続きはぜひ、「続々 東京百景」の方で。(“続続”という訳には行かないものの、週1ペースで出していく予定です。)

     


     

     

     

     

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    第480話 自転車通行における支障10選(2017.9.2)

     

    おかげ様で、東京モノローグ20周年!(正確には9月半ばで)

     

     という訳で、節目を迎えた当モノローグ。ここは一大長編で…とも思ったものの、15話周期の「べからず集」の出番でもあるので、そっちを優先することにした。

     今回は、自転車に乗る立場からの「これはちょっと...」とか「え、そんな」といった事例。軽度のものから順にご紹介する。

     


     

    次.枝葉など

     

     幹線道路の側道(または自転車用の通行帯)を走っていると、枝葉を伸ばした街路樹の類にしてやられることがある。ちょうど顔の位置に来たりするので、ぶつかったら一大事。「目にも歯にも葉」といった事態になりかねない。

     


    自転車ナビマークのあるレーンにかかる枝葉の例

    白山通りでの一例

     


    10.鉢植えなど

     

     いわゆる生活道路でも、クルマの通行量が多い場合がある。通り抜けで使われているものと思われるが、一定の幅がある道路であれば別に支障はない。問題はそれほど広くない道路で、私有物がはみ出しているケース。特に気になるのは、鉢植えの類で、民家の前にズラリと並んでいたりすると、結構走りにくい。その箇所でクルマと行き違う場合は、特に注意を要する。ぶつかるようなことがあったら正に「鉢合せ」である。

     

     一時期はもっと道を塞ぐ感じだったが、夏場は多少スッキリした。道路は一方通行ではないので、クルマが行き違う時は通れない。

     


    9.凹凸に凸凹

     

     その鉢合せ道路は、工事中の大きな道路と並行する形で通っている。工事が完了するまでは、迂回路として使わざるを得ないというのが実情で、まだしばらくはかかりそうな見込み。工事中の方でも別に構わないのだが、そこでは凸や凹が待っている。鉢植えを避けるか、凸凹を避けるか…運命の分かれ道である。

     歩道を拡げるのが主目的の場合、車道は仮設のような形になり、幅もそれほど広くはない。自転車でその仮の道を通るのは、ムリかつリスクがある。歩道は一応確保されているが、整備が途上なため、路面はツギハギ状。自転車だと、徐行していても揺れる…カップホルダーにコンビニ系のアイスコーヒーを入れた状態で通過すると、ストローの挿し口からコーヒーが飛び出る、そんな具合である。

     迂回路が使える分にはまだいい。迂回しようがない工事区間もあるので、そこではまた違ったアプローチが要る。クルマが来ない間は車道を通るなど、模索と試行が今は続く。早いとこ整備を終えてほしいものだ。

     


     平日朝の工事の様子。これだと歩道(左端)を自転車で通るのはまず無理。

     工事が休みの日曜などは、多少歩道を広めにしているが、路面の凹凸感が激しく、あまり通る気になれない(ウサギならどうということはなさそうだが...)

    工事区間は続く・・・

     仮の車道(右側)。この幅だと、クルマが自転車を追い越すのは難しい。自転車は舗装が不完全な歩道を走ることになる。

     


    8.路上喫煙

     

     都区内では、路上喫煙禁止はスタンダード。だが、未だにその標準に抗う方々がいて、不意に紫煙と接触することがある。自転車の場合、その接触時間が短くて済むのは確かだが、スピードが出ている時は、遠くから視認できないため、気付いた時には煙の中、てなことになる。避けるべきものを避けられない...自転車の弱点かも知れない。

     自転車に乗りながらモクモクやっている、蒸機のような人も時々見かける。向かって来る時は比較的わかりやすいので回避できるのだが、先を走っていてこちらが追い付くパターンだと少なからず煙害に遭う。スピードを落とし、一定距離を保った上で走行するか、一気に抜き去るか、いっそルートを変えるか...

     とにかくはた迷惑な話である。

     


    7.車幅による圧迫

     

     自転車でより円滑に移動するには、クルマの通行が少ない道を選ぶに限る。クルマが通りにくい狭い道を行くのもまた有効。だが、その狭い道路でも、無理矢理な感じで入り込んでくるクルマがあり、「えっ?」となることがある。その道に面した住居の方のクルマなら致し方ないが、大抵は通り抜け。すれ違う時の圧迫感と言ったら、そりゃあもうである。

     一方通行の道路の場合、基本的に道幅が狭いため、圧迫する感じになるのは仕方ない訳だが、ある程度の広さがある道であれば、こっちの通る幅を考えてもよさそうなもの。中には、その考慮なしに迫ってくるクルマが来ることもあって、やはり「えっ!」。ドライブレコーダーで記録しておくのもアリかも知れない。

     


     軽自動車以外は通れないと出ているが、実際は普通サイズのクルマもちょくちょく通る。右の道に入って交わせればいいのだが、あいにく歩行者専用につき、自転車の乗り入れはNG。悩ましい道の一例だ。

     この手のクルマが入って来ると、まずすれ違えない

     歩行者、クルマともに通行量が多い道だと、自転車が入る隙がなくなることも。こういう場合は、反対車線にシフトするしかない。

     思いがけず信号待ちのクルマが長く連なり、側道が走れなくなることも多々。対向車両に気を付けつつ、仕方なく反対車線を進む。

     


    6.不安定な対向自転車

     

     タバコ片手も不安定度は高いが、より安定しないのは何と言っても「ながらスマホ」。通話しながら近づいてくる対向車は、とにかくヒヤリとさせられることが多い。

     お子さんを乗せた自転車(まだ慣れていない方)、前かごに大きな荷物を載せた自転車も要注意。お年を召した方の場合、見るからに不安定なケースもあるが、何より注意を要するのは進路が定まらないことだろう。こちらが先に向きを変えると、それに合わせて(同一方向に)ハンドルを向けることが多々。最悪、衝突ということになる。心得としては、(1)大回りするくらいの感じで向きを変える、(2)それでも同じ向きになったら早めに停まる、の二つを挙げたい。

     


    5.各種工事

     

     自転車での通勤ルートは複数あって、あれこれ試してきた訳だが、道中で工事箇所がゼロだったことはこれまで一度もない。どこかしらで必ず工事が行われていて、全体的に通行の円滑さが妨げられる。

     道路の拡張、路面の補修のほか、ガス管、水道管、電話... 街路樹の剪定も工事のうちだろう。マンションの工事でも公道をふさぐことがあり、それが長期になる程、こちらとしてはやりきれないものを感じる。

     単に工事しているだけであれば、別にどうこうは思わない。悩ましいのは、現場で通行をコントロールする係員の所作。どれだけの権限、拘束力があるのかわからないところ、意味もなく停車を求めるケースがままあって、困惑させられる。何かしないと仕事した気分にならない…そういう人がいるということだろう。

     


    あまり見かけない(?)電話工事

    遭遇率の高い水道工事

    こちらはガス管の工事

    建物の建設現場でよく見かけるパターン

     



    4.路駐

     

     道路工事の中には、自転車専用レーンを整備するものもある。それは大いに歓迎なのだが、整備された後にありがたくない事態が起こってしまうのが課題だろう。レーン上の路上駐車(または停車)である。

     レーンがあることで、「ここなら平気」と思わせているのであれば、いっそ整備しない方がいいと思ってしまう。かえって危ない? そう思うこともしばしばである。

     そんな課題の解決策を組み入れたタイプのレーンが、白山通りの一部でお目見えする予定。施工延長は770mというから、まぁまぁの長さ。工期は来年2月下旬までだそうな。出来上がりが楽しみだ。

     


     分離帯側の工事というのはあまりないと思い、撮っておいた。よく見たら「車道に自転車道を設置する工事」...→

     その工事の概要がこれ。「自転車走行空間整備工事」とある。ポイントは、自転車レーンとクルマの駐停車スペースを分けていること。機能すれば、この770mの間はスイスイ走れることになる。

     


    3.飛び出し

     

     車道にせよ、歩道にせよ、その道に接続する脇道というのがあちこちにあって、そこから不意にクルマや自転車が出現することがある。視界が利く脇道であれば予め対処できるが、接続地点の両脇に建物があるケースだと、脇からいつ何が出てくるかわからず、危険。一時停止しないタクシーに遭遇したこともある。細心の注意が必要だ。

     


     スクールゾーンにあたる道路でも、クルマは通る。油断は禁物だ。

     歩道に接する部分に停止線はあるが、いきなり歩道を突っ切って来るクルマもたまに現れる
     脇道に入る時(この向きでは右折)も要注意。出てくる時も同様。

     


    2.ビーム光

     

     第465話の5位、1位が該当する。自転車のライトの方は、その後も強力なのが増える一方で、憤りすら覚える。自転車用バックミラーを「フロントミラー」になるように取り付けて、鏡返し状態にしてやろうかと思うくらい。自分のライトが発する光量や眩しさを認識してもらいたいものである。

     


     スマホ片手&強力ライト。自分の運転が危険であることをライトで知らしめているとも捉えられる?

     より強力なタイプだと、こういう風に写る。向けられた方はたまったものではない。

     


    1.タクシーの脅威

     

     何かにつけ脅威となるのがタクシー。最も警戒すべきはやはり急停車だろう。

     客が手を挙げれば停まるし、降りると言えばやはり停まるのがタクシーの常。"停める"場合は、その合図がこちらもわかるので、空車のタクシーが前を走っていれば、回避するなどの一定の対応はできる。困るのは"停まる"方で、往々にして「あっ!」とか「えっ?」という事態に見舞われる。自転車は車道という原則に従う限り、このリスクは常につきまとうと言っていい。

     


     交差点で停車するタクシーは、ごく日常(ズームで撮影)

     交差点以外であればまだいいと思われるが、こういうパターン(歩道側に寄せない)もある

     

     その原則を弁えていないのもまたタクシー。レーン上で信号待ちしていたら、後ろからクラクションを鳴らされ、振り返るとタクシーだったことがある。もっと脇へ寄れということらしい。その時は信号が変わるまでまだ時間があったので、その場に自転車をとめ、運転手に言って聞かせた。納得したかどうかは定かではない。

     歩道があって、自転車用の通行帯がない場合でも、自転車は車道の方を走っていい筈だが、やはり鳴らされることがある。鳴らす側の主流はやはりタクシー。ある種、職業病かも知れない。(或いは、単なる存在誇示とか承認欲求とか...)

     本当に危ない場合は別だが、クラクションを鳴らさずに済ませられるなら、そうしてほしいもの。それができるのがプロだと思う。

     


    その他の通行難の例・・・

     


     8月15日特有の光景。九段エリアを中心に、とにかく走りにくくなる。

     取り締まりがあれば、自転車は自ずと歩道を走行することになる

    火事があれば、ホースがネックに

    立入禁止のテープもまた妨げになる

     


    ・・・

     まだまだ事例はありそうだが、今回はこんなところで。皆さんもくれぐれもご注意を。

     


     

     

     

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