随筆「東京モノローグ2005」〜第188話
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  • デパート、商業施設系

小田急 ⇒お問い合わせ

小田急

極めてシンプルな問い。お名前欄に敬称が付いてないのがちょっと残念。

「お客様の声」投函箱記入場所はこんな感じ。

京王 ⇒京王ネット

京王

「yesがいっぱい」はお店のモットー。でもお叱りを言いたい客としては、yesという訳には...

東急 ⇒お問合せフォーム

東急

配色やレイアウトにセンスの良さを感じる。

西武 ⇒お問い合わせ

西武

再生紙使用とあえて入れている感じ。個人情報の取扱について付記してあるのもポイント。

お客さまの声BOX記入台は、比較的目立つ場所に。

高島屋 ⇒お問い合わせ

高島屋

文字が大きいのはいいが、お名前欄に敬称がないのは小田急と同じ。

ローズちゃんポスト記入場所には、「行きとどいた接客は、百貨店にとって不変のテーマ。」とあって、姿勢の高さが窺える。

三越 ⇒お問合せ

新宿三越

三越にしては意外な程、あっさりした一枚。新宿アルコットになって、あわてて作ったためか。

PARCO ⇒お問い合わせ

PARCO

項目別記入ではない上、欄もフリー(罫線なし)なのがスゴイ。

メトロポリタンプラザ

メトロポリタンプラザ

女性・男性の順になっているところが素晴しい。女性客重視の証し。

サンシャインシティ

サンシャインシティ

「ご記入下さい」と「ご記入ください」が混在。よくある(?)表記の揺れ。

Sun Street ⇒お問い合わせ

Sun Street

亀戸にあるSun Street。これもよく見ると、「ご記入下さい」と「ご記入ください」両方ある。

池袋ショッピングパーク

池袋ショッピングパーク

ショッピングパークなので、いろいろな店舗が入っているのだが、店名を書く必要はないのだろうか。

 

アトレ ⇒ご意見・ご感想

アトレ四谷

おほめ・おしかり・ご意見は、高島屋と同じ。「どのようなこと〜」というのも似ている。

アピレ

アトレ

こちらはアトレではなく、赤羽にあるアピレ。店名を書かなくていいところなど、実にアバウト。

ルミネ ⇒お問い合わせ

ルミネ

いつもは無愛想なルミ姉も、ここでは至って謙虚な感じ。キャラクターを巧く使っている。

ルミネウィング

大船ルミネウィング

同じルミネ系だが、上のアピレ同様、サッパリしている。

 

  • スーパーマーケットなど

イトーヨーカドー ⇒お客さまの声

イトーヨーカドー

百貨店で、返事を確約していないのとは対照的。スーパーではこの通り。

ダイエー ⇒ご意見・ご要望

ダイエー

ダイエーも新体制になってから変わったのか、健闘している。「必ずお返事」というからビックリ!

西友 ⇒お問い合わせ

西友

どこをどう書いていいのかがわかりにくいのが特徴。店名、社名もないので、再度確かめに行って、西友のものと判明した次第。

ライフ

ライフ

返事は店頭で掲示される。掲示数もそこそこなので、客と店の関係性が良好であることがわかる。

生活彩家 ⇒お問い合わせ(ちょっと違うけど)

生活彩家

第178話用に恵方巻を調べに立ち寄った際、ゲット。コンビニでこうした用紙があるのは極めて珍しい(?)

 

 

  • 量販店

ビックカメラ ⇒お問い合わせ(ネットショップ専用)

ビックカメラ

ビックカメラ新宿西口店でのハガキ。こっちの方が新しいせいか、項目が細かい? (いや、アフターサービスの欄がなくなっている。)

ビックパソコン館

ビックパソコン館

こちらはビックパソコン館(池袋本店)で入手。同じビックカメラでも異なるもので。

ダイソー

ダイソー

「おほめ」をいただくつもりがないところが潔いと言うか何と言うか。それにしても「申し訳ございません」が冒頭に2カ所とは。

SHOP99 ⇒お問い合わせ

SHOP99

簡潔明瞭で書きやすい感じ。でもよく見ると、来店日時を書く欄がない!

くすりの福太郎 ⇒お問い合わせ

くすりの福太郎

末尾の「店店長」というのは誤字だろうか? 手作り感あふれる一枚。

 

 

  • 飲食店

ケンタッキーフライドチキン *お客様サービス係のページあり

ケンタッキーフライドチキン

「5.お買上商品に間違いがない?」とここで聞かれても困ってしまうような...

First Kitchen ⇒お問い合わせ

First Kitchen

他の飲食店がどこも段階評価を尋ねているのに対して、First Kitchenにはそれがない。返信について一言付してあるのは好感が持てる。

SUBWAY

SUBWAY

なかなかキメの細かい設問。うまく集計できるのだろうか?

Starbucks Coffee

Starbucks Coffee

サービス品質の良いスタバだが、注文時の列の作らせ方に疑義があり、本紙を使って最近投書した。レスポンスがないなぁと思っていたら、つい先日、ポストカードが到着。さすが、である。

松屋 ⇒お客様通信

松屋

松屋は時々不快感を覚えることがあるので、都度、投函している。このようにマークシート方式にしているところを見ると、苦情もそれなりに多いのだろう。

吉野家 ⇒ご意見・ご要望

吉野家

「ございましたら」と「御座いました」が混在。あまりチェックしないで作った感じ。

すき家 ⇒お客様窓口

すき家

デザイン的にはいいのだが、□の使い方が上手でない印象。(評価欄が□ならまだしも) 出身地を尋ねるところがユニーク。

めしや丼 ⇒お問い合わせ

めしや丼

めしや丼も言いたいことが時々出てくる店だが、ハガキを出したことはまだない。

大戸屋 ⇒アンケート

大戸屋

新メニューの時など、何かとこの用紙を受け取ることが多いので、ちょくちょく出させてもらっている。大戸屋が今ほどあちこちにない頃は、ここぞとばかり、禁煙席の設置を、とか、北区にも大戸屋を、などと書いてきた。過去に出した要望はいずれも実現。大したものである。提出数はそれなりだが、お食事サービス券を手にしたことはない。

カレーショップC&C

カレーショップC&C

クーポン券などでよくお世話になり、客が恐縮するくらいなので、ハガキを出すには及ばない。むしろ「おほめ」を入れたいくらい。

サンデーサン

サンデーサン

△は無用、あくまで○×を求める姿勢は見上げたもの。店内のBGMや空調にまで及ぶ設問も細かくてイイ。ただ、「4)〜紹介なさいますか?」は、「紹介していただけますか?」が正しい気もするが。

くいしんぼ

くいしんぼ

マイナーなお店だが、シンプルかつしっかりしたアンケートカード。

西安餃子(謝朋殿

西安餃子

お客がレーダーチャートを作る、というのはなかなかの仕掛け。満月型をめざす、というのもわかりやすい。

松本楼

松本楼

松本楼本店にはおそらくないであろうアンケート。評価項目は多いものの、「ふつう」「まぁまぁ」がないのが不思議。

ワタミ ⇒ご意見・お問合せ

ワタミ

飲物の味については設問がないのが何とも...

庄や(大庄

庄や

不満足より悪い評価が「2度と来ない」というのははてさて?

知夢仁(チムニー

知夢仁

ふつうの「ごちそう居酒屋 チムニー」ではないので、ひと工夫ありそうだが、わりと一般的。来店方法に「自転車」があったり、「最も輝いていた従業員は?」なんて問いがあったり、ナイスな一面も。

 

 飲食店に対しては、いろいろとあるが、用紙がないことが多いので、インターネット経由になる。バーミヤンつな八銚子丸などに対し、問合せフォームを使い、提案を入れてきた。(つな八は応答なし) マクドナルドには、インターネット利用で本部宛でもよかったが、店員態度やゴミの分別について、その場で書き置きした。

  • 旅行

JR東海(名古屋駅) ⇒ご意見・ご要望

JR東海

「愛・地球博」の下見で、4月1日早朝、名古屋駅に着いた際に入手。名前を書く欄が狭く、代わりに、性別の後ろがポカと空いているあたりが、アンケート慣れしていない印象を受ける。意見を記入する欄も曖昧。心意気は評価できる。

JR東日本 お客さま相談室こちらはおなじみ、JR東日本のお客さま相談室。ここには一度、立ち寄った程度。

アクティ大阪

アクティ大阪

よく見ると、ホテル(グランヴィア)そのものに対するものではなく、ホテル内の店舗に対するアンケートだった。(^^;

ハイウェイポスト(日本道路公団) ⇒お問い合わせ

ハイウェイポスト

日本道路公団と言えど、聞く耳は持っている。責任者確認印の欄があるところが役所的?

atour

atour

出張の際、ANA系のツアーを利用したら、こんな体裁のアンケート用紙が航空券などと一緒に届いた。無理やり折り曲げないと専用封筒に入らないところが趣深い?

ホテル利用時もアンケートに答えることがしばしば。別府のアーサーホテルからは、コメント大賞の栄を得ることができ、感無量だった。(第79話の4.参照)

  • 公共サービス、その他

千代田区

千代田区 宿泊施設

千代田区の某公共施設で手にした一枚。宿泊施設用のようだが、これは宿泊施設の現場にあってこそ意味があると思うのだが。(予備ということか。)

レストランさくら

レストランさくら

荒川クリーンエイドの催しでよくお世話になる、学びピア21(足立区千住)にある「レストランさくら」。公共施設のレストランにしては、サービスの行き届いたところで、成る程、こうした努力あってのことか、と納得。

社会保険事務所 ⇒長官へのメール

社会保険事務所

社会保険庁は改革の只中。果たしてどこまで聞き入れてもらえるやら。(とにかく面倒な手続きが多いのは確か。)

国立オリンピック記念青少年総合センター

国立オリンピック記念青少年総合センター

名前はまだしも、住所欄の狭いことと言ったら。「TELL ME」という名称は、意表を衝くものがあるが。

郵便局 ⇒ご意見・お問い合わせ

郵便局

郵便局も、腹立たしい思いをすることが時折あるので、何となく手にとってはいるが、行使したことはない。

宝くじチャンスセンター(ドリームステーション

宝くじチャンスセンター

宝くじは公共サービスとはちょっと違うだけに、なかなかキメ細かい設定になっている。チャンスセンターの略称と「顧客満足」の略語が、同じCSというのも何かの縁だろう。

三井住友銀行

三井住友銀行

特定非営利活動法人が新たに口座を開設しようとする時、やたら手続きを煩雑化させようとするのは、どの銀行も同じ。三井住友は輪をかけて、何だかんだ仰るので、これは一筆お送りせねばと入手。やりとりしている間、窓口でこれを手にしたら、何となく行員の態度も変わり、終いには上司も出てきて、より円滑な手続き方法を提示してくれたので、何とか送らずに済んだ、という曰くつき。ハガキではなく、折込封筒というのが財閥系銀行らしいと言うか。

中央三井信託銀行 ⇒お問い合わせ

中央三井信託銀行

店舗の雰囲気を先に尋ねるというのが不意を衝く。取引内容が後回しというのは、信託銀行らしい?

 筆者在住の北区に対しては、区長へのハガキをこれまで4通送付し、然るべき返事(内訳は、○:1、△:1、×:2)を早々にいただいた。東京都交通局には、都バスの運行方法に対する苦情をインターネット経由で入れたところ、留守電に何度も返事が入り、面食らった。(再度、インターネット経由で、電話連絡を控えるよう申し入れして落着?) パブリックコメントは大手を振って送れるが、基本的に公への投書は慎重を期す必要がありそうだ。

 

 最近はコンサートに行くこともなくなってしまったが、コンサートに行けば大概はクドクドと意見なり要望なりを書いてきた。(会場内で書いていると、気が付くと周りにすっかり人がいなくなっていたりすることもしばしば。) 客の声で成り立つ興行系のサービスにとっては、アンケートは不可欠。だが、それ以外の衣食住に直結しないサービス(趣味・娯楽・教養etc.)、または、客の滞在時間が短いものについては、あまり声を聞く仕組みがないようだ。

 公共サービスが聞くようになってきたのは、時代の流れもあるだろうけど、新鮮な感じを受けた。それがどのような形で昇華されていくかは、不透明な面もあるが、せっかくの広聴ツールなのだから、サービスを受ける側としては上手く使いたいものである。

 それにしても、こうして一覧化してみると、いろいろな形状や個性があるものである。文章、項目、レイアウトも実に多様。インターネット上のページを含め、もっと考察を加えれば、店や会社の姿勢や考え方も浮き彫りにできそうだ。一つハッキリしているのは、その場で投函する必要がないハガキタイプのものは、どれも受取人負担(切手不要)になっていたこと。これを切手貼付タイプにしたら、「逆効果テキメン」ということを重々認識している訳である。

 集めてはみたものの、店の名前がないのがあって、掲載を見送ったものもある。(どこかにメモしておけばよかったのだが、甘かった。) その場で書いて投函するものについては、必ずしも店名は要らない、というのはもっともだが、後で出そうとする人もいるだろうから、やはりどこかに表記しておいてほしいものだ。


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