第55話 1999年10大ニュース('99.12.15)

 いよいよ90年代、いや1900年代、さらに言えば1000年代の終わりが近づいてきました。1000年代をふりかえられればスゴイのですが、そういう訳にはいかないので、毎年恒例?!になった今年一年、筆者の1999年10大ニュースでしめくくってみたいと思います。(一年には一年の重みがありますよね。) 手前の話で恐縮ですが、どうかひとつご参考まで。

10.西方面の国内旅行

 後述1.での出張絡みによりますが、昨年が東日本中心だったのに対し、今年は西へ行くことが本当多かったです。首都圏を除くと、最も東は静岡。順に西へ愛知・岐阜・滋賀・大阪・兵庫・岡山・鳥取・島根・福岡・熊本の1府10県の地に足を下ろしました。鉄道好きの筆者ですが、飛行機を利用する旅が多かったのも今年の特徴で、羽田以外では、米子・鳥取・熊本・福岡の各空港を利用しました。弾みがついたので、今後は全国の空港めぐりがテーマになるかも知れません。

9.「ケイコとマナブ」日常のなかのボランティア 取材応対

 これまで小欄やミニコミ誌で記事になったことはありましたが、全国系の月刊誌でまるまる1ページというのは、後にも先にも?!これが唯一でしょう。「インターネットを活用したボランティア活動編」と題して、「みんながみんなとつながるボランティア ViVa!」について、メンバー連名で載せていただきました。文字数は多くはなかったものの、時間をかけて取材に応じた甲斐あって、正確性では満足のいくものとなりました。ViVa!は事務所を持たないため、筆者の職場が格好の取材兼撮影場所となり、載った写真がいささかヤラセ的になってしまったのは、余興みたいなものです。(同誌9月号の54ページに掲載)

8.「東京モノローグ」おかげさまで2周年+50話達成

 別にエッセイスト志望だったとか、随筆が何たるものかわかっている訳ではないのですが、何となく始めたこの「東京モノローグ」も2年が経過し、話数も50を超え、存在感が増してきたかな、と思う今日この頃です。今後は画像ファイルをより多く取り入れ、視覚的に読めるものをめざしたいと思います。

7.アースデイ2000ホームページ & アースデイニュースの担当を降板

 92年の秋から約7年間かかわってきたアースデイ日本での諸活動は、GPNでの仕事が本格化してきた(満足の行く手伝いができなくなってきた)等の理由により、現在休止中です。4月22日(アースデイ)の深夜に、JCAでの旧ホームページからアースデイ2000の新規ホームページへ移行したのが、今年のアースデイ関係で最たる作業になりました。

6.地元の小学校での「総合的な学習の時間」しめくくりの授業を担当

 荒川の沿革、クリーンアップ活動のあれこれに始まり、ゴミと生き物の関係、人と地球が共存するために考えたいこと、などを5年生の皆さん(と言っても学年総勢で20数名)の前で話してきました。第47話・第48話で書いた荒川の怖さをOHPにして説明したり、クリーンアップ全国事務局から拝借した大判写真パネル(釣り糸に絡まって命を落としたペリカンや漁網にひっかかってやはり絶命してしまったウミガメなど)を使い、視覚的にインパクトを持たせる工夫をしました。この日は「総合的な学習の時間」の研究発表大会だったため、全国の教育委員の先生方も大勢(生徒さんより多い!)詰めかけ、廊下にあふれる程だったのにはビックリ! 30分という限られた時間でしたが、やれるだけやったので、その思いが少しは通じたか、概ね好評でした。

5.自転車通勤

 第43話第46話で書いた通り、この期に及んでもまだ続けています。始めた当初は明治通りから表参道を通るオーソドックスなルートでしたが、研鑚を重ね、人もクルマも少ない経路を開拓するに至り、特に帰途は最短で13分(国連大学→新宿駅南口)で走れるようになりました。最近はさすがに寒さが応え、最低15分かかってしまいますが、頗る快適です。ちなみに往路では、タカシマヤ前の信号が青になってから横断し、新宿御苑の縁を廻り、北参道の交差点に出ると、ちょうど青信号。そこからさらに一定の速度で明治公園前まで来れば、その後の霞岳団地~キラー通り~ハナエモリビル~クレヨンハウスのルートを、ほぼ青信号のまま通過できることが判明し、いかにひっかからないように走り抜けるかが日課になっています。

4.荒川クリーンエイド・フォーラム(NPO法人)の運営委員に

 NPO法人格の仕組みは何となく心得ていたものの、まさかNPO申請に必要な名簿上の委員になるとは思いもよりませんでした。ともあれ荒川クリーンエイドを主活動とする「荒川クリーンエイド・フォーラム」に今年から肩入れすることになり、夏休みの前と最中に実施した親子セミナー(水質調査、釣舟乗り+投網体験、クリーンアップ実習等・・・これ即ち宿題対応ですね)をはじめ、いろいろ手伝っています。運営委員にもかかわらず、肝心のクリーンエイド(一斉開催日)は、出張と重なってしまったため、主催(会場受け持ち)も参加もできず、恥ずかしい限り。せいぜい舞台裏で力になれるよう努めたいと思います。

3.理事会の任期終了

 第38話でも書いた通り、自宅マンションの理事会役員なんてのを務めてましたが、7月で任期が終わり、それ以後、本来の悠々自適生活?!になりつつあります。今思えば、長いようで短かったというのが正直なところです。年寄り役になるつもりはないのですが、ついつい手出し口出ししてしまうのは哀しいサガというものでしょうか。

2.ヨーロッパ旅行

 本篇では特に書きません(東京モノローグは、東京中心、または国内なので...)でしたが、8月末から9月初旬まで、遅い夏休みをとって妻とヨーロッパ(ベネルクス三国+ドイツ)の旅に出てました。前半は世界遺産、後半はイベント+花。全体テーマは鉄道といった感じです。

 行程順に短評を書くなら、以下のような感じです。(ベルギー:白、ドイツ:独、オランダ:蘭)

 ルクセンブルクはオススメですが、リエージュ(白)はちとNG、ケルン(独)は観光都市然としすぎて大聖堂以外は面白味に欠け、むしろボンやアーヘン(いすれも独)の方が楽しい。ブリュッセル(白)は雑然としているが、アントワープ(白)はオシャレな感じ。ロッテルダム(蘭)は復興都市なのでエネルギッシュだけれど、ちょっと危ない雰囲気。アムステルダム(蘭)は人種の坩堝のようなところで、こぎれいなイメージと異なり、雑多(いい意味でにぎやか)でした。

 今回は一度も雨に降られず、晴天続き。ほどよく乾燥している気候なので、本当に過ごしやすかったです。最高気温はせいぜい25℃なので、正に避暑旅行となりました。(CNNとかの世界の気象番組で東京の気温が連日30℃となっているのを見て、ビックリしたものです。)

1.グリーン購入ネットワーク(GPN)での仕事いろいろ

 とにかく今年はこの1.にまつわる時間が圧倒的だったので、10.~2.までの出来事は大差なく、どんぐりの背比べのような感じです。

 これまでの経験やつながりが仕事の端々で関係してくるので、本当に仕事内外の境界線がないような状況で日々過ごしています。(これはイイ意味で刺激的です。)

 ホームページ系の作業はこれまでいろいろ携わってきましたが、何よりGPNのホームページのメンテナンスが仕事としてできるのはうれしいもので、受け持った当初と比較してそれなりに満足のいく構成・内容になってきたように思います。加えて、環境データベースとデータブック関係では、実に多くの企業の方とのやりとりができ、充実した仕事ができました。今なお、制作プロセスで課題を抱えていますが、これだけ多くの環境情報(商品情報)が入手できるツールは他にないものと自負したいところです。

 GPN主催イベント「フォーラム99」では展示会を主に担当しましたが、イベント業者を介在しない割にはそれなりの形でまとめることができたものと思っています。こどもの国でのフェスティバル企画・運営の経験が多少は活かされた気がします。)

 他には、地域フォーラムに伴う出張+短時間の講演の数々、そして、原稿を書いたり、各誌の取材に応じたり、などなど。これらを通し、視野がグッと開けたように感じています。ありがたいことです。

・・・

 皆さんにとっての1999年、(さらに思いを馳せるなら)1990年代はいかがでしたか? 2000年問題への備え第51話は怠りなく、そして過ぎ行く一年十年百年...をしっかり刻み留める意味で、忘れるを是とする忘年会ではなく「刻年会」とか「記年会」等といった催しをされるとよいでしょう。どうぞよい年末年始を、そしてよい2000年代の幕開けをお迎えください。

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