第479話 直営保養所の終わり |
第478話 熱中症 |
第477話 自転車通勤〜ルート開拓篇 |
第476話 自己流プレミアムフライデー |
第479話 直営保養所の終わり(2017.8.15)
大手企業に勤めていてよかったことの一つに、保養所の存在があった。申し込んで当たれば、リーズナブルに1泊2食(または2泊4食)が楽しめ、温泉つきであればなお幸い。「保養」が主たる目的だと思うが、周辺や近場の観光などの拠点としてももちろん使え、立地によっては至極便利。そして何より、その"ホーム"な感じがありがたかった。
NEC那須リゾート
那須の他には、熱海と軽井沢がある。筆者が入社した当時は、全国に12(那須はまだ)の直営保養所があって、興味深くその分布をチェックしたものである。熱海と軽井沢以外で、1回でも利用したのは、上宮田保養所(三浦市)、山中湖紅富士荘(山中湖村)、下田荘(下田市)、飛騨山荘(下呂市)、賢島保健センター(志摩市)、湖畔荘(大津市)の6か所。逆に、白布高湯山荘、河口湖荘、蓼科山荘、阿蘇山荘の4か所はご縁がなかった。まぁ、よく利用した方だと自分では思う。
熱海保養所、軽井沢山荘
那須を加えた13か所になった1996年がおそらく保養所全盛期で、その後、ポツポツと減ったかと思ったら、那須、熱海、軽井沢の3か所を除き、一気になくなってしまうという一大局面が到来(2008年末で終了だったかと)。当時も結構ショックだったが、今回はさらに衝撃だった。時代の流れと捉えるにはあまりにも...である。
おまけ
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第478話 熱中症(2017.8.1)
エアコンのない部屋で長時間過ごしていて、熱中症に相当する状態になったことがあった。水分をとり、エアコンを強めにかけた部屋に移り、横になり、首筋などに保冷剤の類を当て、といった処置で何とか回復したが、以来、この手の状況にならないよう、気を付けていた心算だった。が...
この日の「東京」の気温は、気象庁のデータによると最低29.4℃、最高32.7℃だった。外気もそうだが、最たる要因は室内の暑さだろう。筆者的に即効性があるのは保冷剤なので、26日は自宅からいくつか持って来て、冷凍庫に保管させてもらった。幸い、翌日の26日は、朝の大雨もあって、最低24.6℃、最高28.2℃と過ごしやすく、その次の27日も曇りベースにつき、24.2℃の26.7℃と涼しくて助かった。28日はまた暑くなったので、朝のうちから予防策を講じ、保冷剤も使った。この日は何事もなく、むしいろいつも以上に仕事をこなせたと思っている。
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第477話 自転車通勤〜ルート開拓篇(2017.7.15)
第471話では「桜篇」をお届けした。その後も自転車通勤は距離を半分にしたり、時にはお休みしたりと変則的ではあるが、一応続けてはいる。ルートについては、第471話に記した約12kmでほぼ変わりはないが、時間の方はさらに短縮し、最近では最速50分で行けることがわかった次第。要領がよくなったということだと思う。
→[飛]→[駒]→[白]→[春]→当初は、赤羽駅から京浜東北線に沿うように進み、王子駅の北側から坂道を上がり、飛鳥山に出て、本郷通り〜白山〜白山通りというのが専らだった。この進み方だと、王子駅→飛鳥山→西ヶ原駅で上り坂、旧古河庭園→駒込駅で下り&上り、本駒込駅→白山駅で下り坂といった具合で、アップダウンが2回出てくるのが難点。西ヶ原駅、旧古河庭園を避け、染井銀座などの商店街を経由するルート(→[飛]→[染]→[駒]→[白]→[春]→)にすると、勾配が多少減るので幾分よかったが、アップダウンの数としては変わらず。別のルートを模索することになった。
→[溝]→[新]→[道]→[湯]→アップダウンを避けるとなると、宇都宮・高崎線の東側、つまりできるだけ平地を進むのがいいということになる。京浜東北線に沿って南下するも、王子駅までは行かず、さっさと明治通りにアクセスし、尾久駅を経て、日暮里・舎人ライナーが見えたら、その五差路(田端新町一丁目交差点)をライナー沿いに西日暮里駅へ。あとは、道灌山通り、不忍通りと走れば昌平橋、淡路町と行き着く。坂らしい坂は道灌山くらいなもので、楽と言えば楽。だが、このルートの難点は、そもそもが遠回り(全長推定15km)なこと、交差点がとにかく多く、信号待ちの時間がかさむこと、幹線道路が意外と走りにくいこと。難点が複数あると、常用するのは厳しくなる。試しに、西日暮里駅辺りから脇道に入り、王子駅までほぼ宇都宮・高崎線沿い(明治通りの抜け道?)を走ってみたが、あまり快適な感じはなかった。土地柄、一抹の寂寥感があり、夜ともなればそれは一層。怖かったというのが正直なところかも知れない。朝も一度試したが、いま一つ爽やかな気分になれなかった。平坦であっても、走っていて気が乗らないのはちょっと、と思う。
→[滝]→[巣]→[白]→[弥]→[茶]→宇都宮・高崎線などの三複線と埼京線との間の坂を上がり、北区の中央図書館付近まで行き、そこから明治通りへ。紅葉橋を通るその道は多少の勾配はあるが、至って走りやすく、ショートカットとしての意義も大きい。明治通りには、滝野川二丁目交差点で行き当たる。ここからは、都電荒川線の西ヶ原四丁目電停を経て、白山通り(中山道)をめざす。白山通りをそのまま南進すれば、概ねメインのルートになるが、千石駅南側で分かれる「旧白山通り」を進む手もある。千石から先、都営三田線沿いに志村方面まで通じているのももちろん国道17号(中山道)なのだが、この旧白山通りも国道17号。本郷弥生の交差点付近からは本郷通りになるが、これも国道17号で、御茶ノ水界隈まで行くとなると、西巣鴨〜巣鴨〜千石〜弥生〜とずっと17号ということになる。朝、御茶ノ水に寄りたい時は、このルートを使う。旧白山通りの方はまだいいが、本郷通りについては、自転車での走行はアウェイ。あまりお勧めしない。
→[滝]→[大]→[小]→[春]→滝野川二丁目交差点を抜け、西ヶ原四丁目電停を過ぎ、そのまま都電荒川線に沿うように、大塚駅をめざすルートもある。都電の新庚申塚〜大塚駅前と並行する道は、栄和通りとか江戸通りという名称。大塚駅から先は千川通りを走ればよく、道なりに後楽園駅や東京ドームに出る。千川通りのいい点は、白山通りよりも勾配が少ないこと。金曜の会社帰りは、気持ちに余裕もあるので、このルートでのんびり帰ることがままある。(→道中の記録「#044 播磨坂下」)
この他、上記ルートの途中から相互に組み合わせるパターンなどもあって、ルートの数はそれなり。あれこれ試して落ち着いたのが、第471話のルート、即ち「→[滝]→[巣]→[白]→[小]→[春]→」という訳だ。ポイントは、幹線道路をメインにしつつも、並行する一般道路があればそれを走った方が速いということ。巣鴨〜千石、白山〜春日などでは、それら脇道を組み入れ、より快適に走るようにしている。一般道路の良さはズバリ、クルマの通行量が少ないことである。
(余談)自転車通勤を始めて気付いたことなど
・歩いていると感じないが、自転車だと少々の上り・下りを体感できることがわかった
・・・自転車通勤ネタ、次回は「初探訪エリア篇」を予定しています。
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第476話 自己流プレミアムフライデー(2017.7.1)
鉄道各社のリリースは、週末にかけて多く出される傾向がある。リリースを基に記事化するといった仕事をしている都合上、金曜に早く帰るというのは難しいのが実情。職場では、当月最終の金曜日に、プレミアムフライデーに沿ったアプローチとして、夕方に飲食を伴う催しを開き、勤務を切り上げる取り組みをしているが、大手を振って出られる余裕はおそらくない。その日は、可能であれば在宅勤務にしたいくらいである。
急ぐ用はなかったので、多少は長居できたが、途中から学生さんの数が増えてきたので、11時前に退席。白山まで歩き、三田線で一駅、春日〜門前仲町は大江戸線で移動する。
この手の催しは、複数のイベントが同時開催されるもの。「AI・人工知能」と同じ東6ホールではほかに、「キャラクター&ブランドライセンス展」と「コンテンツマーケティングEXPO」というのも展開され、それらは人出が少なかったので見て回ることができたが、東7・8ホールの変形レイアウトで開かれていた「先端コンテンツテクノロジー展」や、特設の「VR・ARワールド」などは行かなかった、というより会場分布をわかっておらず、行き損なった。東6の方で疲弊してしまい、頭が回らなかったのだと思う。ちょっと違うかも知れないが、これまたAIの助けが必要な気がした。会場のチェックイン状況を情報端末が把握していて、立ち寄っていないエリアがあると、「こちらがまだですが、よろしいですか?」などとアナウンスしてくれるとか... その辺も含めて、来年に期待しようと思う。
この後は、上野御徒町で降りて、アメ横のドラッグストアで買い物をし(15時頃)、再び西巣鴨へ。自転車で家路につく。
プレミアムフライデーでありがたいのは、この時間帯に街中にいても、「今日は早帰りなので」といった顔ができること。地元のスーパー、ドラッグストアでも堂々としていられるし、来る東京都議会議員選挙の期日前投票も明るい時分に行ける。といった具合で、諸々所用がこなせてよかった。
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