随筆「東京モノローグ2016」(7−8月期)
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 第455話 T45/TWY

 第454話 山の日は「山」駅へ

 第453話 想定外あれこれ

 第452話 困惑記載

第455話 T45/TWY(2016.8.15)

Dynabook Satellite J62 自分で買ったPCは、N社のノートPC、デスクトップPC、ノートPCの順で、三代続けて同一メーカー。それを転換し、東芝製にしたのが2009年5月のこと。買ったのは、Dynabook Satellite J62(XP ver.)だった。現品限りの新古品である。

 メモリも増やし、4〜5年はいい感じだったが、時代の変化もあり、特にブラウザのサクサク感が低下。さらに、本体そのものが異常に熱を持つようになり、熱くなればその分パフォーマンスもダウンという状態に。冬場はともかく、夏場になるとその加熱具合は尋常ではなく、室温+PC熱でさながら我慢大会だった。(冷凍庫に保冷材をストックし、それを予め熱の発生源にあて、無理やり冷却してしのぐなどしていた。) 自室に空調があればまた違うのかも知れないが、本体の熱を抑えるには及ばないだろう。そんなこんなで、今夏は買い替えを検討。だが、下調べもままならず、店に出向く機会もなかなか得られなかった。次なるノートPC(=今使っている)を買うことができたのは、8月4日のことである。

 この日は、たまたま会社を早く出ることができ、ふと思い立って秋葉原駅前のソフマップへ。しばらく見て回ると、お値頃な品が見つかった。買えば自宅用としては二度目の東芝製。機種名は、「Dynabook T45/TWY」である。

 

 税込だと57,024円。そこから5%引いて、54,172円で購入。

 梱包品から何から、ほぼ新品同様(スタートアップガイドが不備というだけの話)

 発売から1年経っていないので、比較的新しいモデルだが、価格(税抜)は、52,800円。それでも十分「買い!」だが、この日はたまたま5%オフということで、よりお安く買うことができた。時の運というか、ご縁というか、とにかくありがたかった。

 中古扱いだが、新品同様。動作確認も上々で、目につく支障はない。OSは、この時期なので勿論Windows10。アップグレードも何もない。Windows XPから一気に10である。Officeは未使用の「Microsoft Office Home & Business Premium」が付属。あいにくACCESSはないものの、とりあえずは必要十分。メモリは、最大16GBまで増設可能とのこと。デフォルトで4GBなので、あと4GB足して8GBとかにすれば万全と思われる。バッテリーもしっかり機能しているので、コンセントにつながなくとも動く。持ち出しができるPCというのは実に久し振りである。(Satellite J62は、バッテリーが全く充電されなくなってしまい、コンセント接続でも不安定だった。)

 8月最初の週末は、新PCの設定などに時間を充てる。データ関係はもともと外付のHDDにあるので、いわゆるPC間での引っ越しは最小限。家庭内LANで何とか旧PCと新PCをつなぎ、デジカメで撮った画像の一部、メールの履歴や設定、ブラウザのブックマークデータをコピー。旧PCは、加熱が進むとダウンしてしまうので、その手の中断が数回あったが、無事移すことができた。今は新PCでほぼ通常通りである。

 職場のPCはWin7のままなので、Win10を操作するのは初めて。使い始めれば、特に違和感はなく、基本的な操作はXPなどと変わらないので、総じて快適だ。スタートアップ系も止めるものは止め、支障なく動いている。必要なアプリケーションが動いて、必要な入力や処理ができて、きちんと保存ができ、また開ければいい。旧PCと比べて良くなったことはいろいろあるが、大きい点は、@SDカードが直接差し込める、A画像や動画が鮮明、B熱の心配がない、の3つ。スペック上の制約でこれまでは不可能だったことを新PCなら実現できそうだ、というのもまた大きい。早々に試そうと思っているのは、過去の自作曲をPCに取り込んで、専用のソフトでリメイクすること。まずは、テープに入ったものをデジタルに変換する必要があるので、その関係の機材(SD対応CDラジカセなど)を用意しないといけないが、とにかく可能性が広がった。(左写真は、気になる各種ソフトのカタログ)

 目下の課題は、ウェブページをいかに更新するか。Officeのシリーズから、Frontpageがなくなり、今や最新版も何もないので、Frontpageベースで作っている当「東京モノローグ」(他、複数ページ)については、新PCでは編集ができないのだ。幸い旧PCの方は、動きは良くないものの決してお蔵入りな訳ではないので、その手の作業で使うことにしようと思う。(ACCESS系の作業も当面は旧PC)

 かくして、今回の第455話は、下書きや画像の編集は新PC、ウェブページの編集とアップロードは旧PCという合作version。次回の第456話は、まる19年の節目となる一話ゆえ、何とかしたいところなのだが...

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第454話 山の日は「山」駅へ(2016.8.1)

 “祝日空白月”だった8月に、新たな祝日「山の日」が加わる。8月11日のその日を前に、記念だ祝賀だというのは聞こえてこない訳ではないが、それほど盛り上がっている観はない。鉄道各社も、「山の日は○○山へ」とかのPRは特に出してないようだし、「山の日」の記念ラッピングトレインとか、記念乗車券とかもリリースを目にした記憶がない。強いて言えば、JR東日本高崎支社の臨時快速列車「山の日 谷川岳号」というのが上野〜土合を往復するくらい。「山の日」を冠したイベントや列車がこれといってないのである。

 山に関しては疎い上、登山などもってのほかの筆者は、鉄道ネタがあれば多少乗じるつもりでいたが、それがないとなれば、一休日として普通に過ごすのみ。ただ、山に行ったり、登ったりはなくとも、「山」が付く駅に行くというのはアリではないかと思い、自作データベースを基に調べてみた。

 全国に「山」が付く駅は、471。(一つの駅で「山」が2つ入る場合・・・阪急京都線「西山天王山」も1駅でカウント) 「田」(690)、「川」(529)、「大」(502)、「前」(476)に次いで5番目に多いのが「山」駅である。

 東京・神奈川・千葉・埼玉の一都四県では、次の通り。(リンクを付した駅は、「駅ログ」掲載あり)

都県

駅名

路線等

東京

青山一丁目

都営大江戸線

 

青山一丁目

東京メトロ銀座線・半蔵門線

 

飛鳥山

都電荒川線

 

大岡山

東急目黒線・大井町線

 

大山

東武東上本線

 

小田急永山

小田急多摩線

 

尾山台

東急大井町線

 

御嶽山

東急池上線

 

久我山

京王井の頭線

 

京王永山

京王相模原線

 

代官山

東急東横線

 

高尾山口

京王高尾線

 

溜池山王

東京メトロ銀座線・南北線

 

千歳烏山

京王京王線

 

西小山

東急目黒線

 

萩山

西武拝島線・多摩湖線

 

白山

都営三田線

 

馬喰横山

都営新宿線

 

八幡山

京王京王線

 

浜田山

京王井の頭線

 

東村山

西武新宿線・国分寺線

 

平山城址公園

京王京王線

 

武蔵小山

東急目黒線

 

山下

東急世田谷線

 

山田

京王高尾線

神奈川

大倉山

東急東横線

 

片瀬山

湘南モノレール

 

栢山

小田急小田原線

 

北山田

横浜市営4号線

 

大雄山

伊豆箱根鉄道大雄山線

 

津田山

JR南武線

 

中山

JR横浜線

 

中山

横浜市営4号線

 

東山北

JR御殿場線

 

東山田

横浜市営4号線

 

宮山

JR相模線

 

目白山下

湘南モノレール

 

山北

JR御殿場線

 

山手

JR根岸線

千葉

秋山

北総鉄道

 

安房勝山

JR内房線

 

上総亀山

JR久留里線

 

上総山田

小湊鉄道

 

くぬぎ山

新京成電鉄

 

京成中山

京成本線

 

芝山千代田

芝山鉄道

 

下総中山

JR総武本線

 

館山

JR内房線

 

流山

流鉄

 

流山おおたかの森

東武野田線

 

流山おおたかの森

つくばエクスプレス

 

流山セントラルパーク

つくばエクスプレス

 

飯山満

東葉高速鉄道

 

原木中山

東京メトロ東西線

 

東中山

京成本線

 

平山

JR久留里線

 

南流山

JR武蔵野線

 

南流山

つくばエクスプレス

 

元山

新京成電鉄

埼玉

稲荷山公園

西武池袋線

 

浦山口

秩父鉄道

 

狭山ヶ丘

西武池袋線

 

狭山市

西武新宿線

 

下山口

西武狭山線

 

新狭山

西武新宿線

 

東松山

東武東上本線

 

丸山

埼玉新都市交通

 

武蔵嵐山

東武東上本線

 このうち、23区内の「山」駅について、駅名標の写真を中心に紹介する。(いずれも筆者撮影)

 都区内在住の方で遠出をしたくない向きには、「山の日」の過ごし方として、これらの駅を訪ねてみるのもいいと思う。

駅名

路線等

乗降年月日

所在地

その他

青山一丁目

都営大江戸線

2001/1/24

東京都港区

アド街(神宮外苑)

東京メトロ銀座線・半蔵門線

1988/2/14

東京都港区

 

 駅を利用したのは、第246話の青山通りレポート以来。半蔵門線などで通ることもすっかり減ってしまった。


飛鳥山

都電荒川線

-

東京都北区

アド街

 

 都電の駅(停留場)は、乗り降りの記録をちゃんと付けていなかったこともあり、初めて利用した日がハッキリせず。飛鳥山ネタは、第302話など。


大岡山

東急目黒線・大井町線

1988/11/23

東京都大田区

アド街

 

 かつて大井町線利用者だった時は、地上駅だったが、今はこの通り。大井町線と目黒線の乗り換えが同一ホームでできるのは昔と同じだが、誤乗を防ぐため、駅名標などに路線カラーが付されている。写真の駅名標は、大井町線側。駅の所在地は、品川区北千束だが、町名としての大岡山は隣の目黒区にある。


大山

東武東上本線

1988/8/20

東京都板橋区

アド街

 

 その気になれば自転車で行けなくもないのが、東上線の大山駅。写真は、2012年1月に訪ねた際に撮った大山駅前の様子。「ハッピーロード大山」は、8/11に何かやってもおかしくなさそうだが、特になさそう。


尾山台

東急大井町線

1989/12/28

東京都世田谷区

アド街

 

 隣の等々力に、かつて3年間在住。尾山台も何かとなじみはあるが、ここ何年もご無沙汰中。大山同様、駅前商店街の愛称には、「ハッピーロード」が付く。


御嶽山

東急池上線

1991/9/16

東京都大田区

 

 

 東海道新幹線、横須賀線の線路と交差する駅。ホームから、新幹線や成田エクスプレスを眺めることができる。構内踏切や跨線橋はないので、蒲田方面の列車で来て、五反田方面に戻る場合(またはその逆)は、一旦改札を出る必要がある。


久我山

京王井の頭線

1988/10/29

東京都杉並区

 

 

 井の頭線に乗る機会がまずないので、かなり「久」しぶりだった久我山。


代官山

東急東横線

1987/12/21

東京都渋谷区

アド街

 

 2012年7月、渋谷から歩いて蔦屋書店に向かい、その帰りに利用したのが今のところ最後。地上駅の姿の見納め、撮り納めになった。地下化後の代官山駅はまだ見ていない。


溜池山王

東京メトロ銀座線・南北線

1997/9/30

東京都港区

アド街

 

 開業初日に訪ねた駅の一つ。レポートは、第2話に遡る。


千歳烏山

京王京王線

1988/6/10

東京都世田谷区

アド街

 

 今や準特急が停まる駅。写真は、このレポート用に訪ねた際に撮った一枚。


西小山

東急目黒線

1991/9/16

東京都品川区

 

 

 駅の所在地は品川区小山なので、駅名と町名は一応合致しているが、目黒区との境界が駅のすぐ西側にある。ちょっとずれていれば「原町」になっていたかも知れない。


白山

都営三田線

1988/2/24

東京都文京区

アド街(白山・千石)

 

 ここ数ヶ月、都バスや、文京区のコミュニティバスで白山駅付近を通ったり、下車したり。何となくご縁がある白山だが、駅の方はあまり。駅名標を撮りに行くほどのこともないので、今回は駅スタンプを紹介する。


馬喰横山

都営新宿線

1988/7/23

東京都中央区

アド街(東日本橋)

 

 都営地下鉄の乗り換え(新宿線<=>浅草線)で、時々利用する。外に出て、駅周辺を歩いたのは2012年5月が直近。問屋街であることを改めて実感した。写真は、駅近くにある新道通り。


八幡山

京王京王線

1988/11/20

東京都杉並区

 

 

 存在としては地味な感じだが、快速停車駅。ローマ字表記は「Hachiman-yama」で、-(ハイフン)が入る。


浜田山

京王井の頭線

1989/8/7

東京都杉並区

アド街

 

 こちらの表記は、「Hamadayama」。「Hamada-yama」ではない。ローマ字を見て気が付いたが、「赤坂」や「山田川」などと同様に、全て「あ行」の文字で構成される駅だった。


武蔵小山

東急目黒線

1991/9/16

東京都品川区

アド街

 

 目黒線の急行停車駅。2015年度の乗降人員は、1日平均52,142人で、目黒線単独の駅では堂々トップ。


山下

東急世田谷線

1987/11/28

東京都世田谷区

アド街(豪徳寺)

 

 

 今回どうにも写真の用意ができなかったのが、山下駅。小田急線の経堂や梅ヶ丘には行っても、豪徳寺はここのところ機会がなく、その乗換駅の山下もとんとご縁なし。東急世田谷線も随分と乗っていない気がする。

*1987年(東京に戻って来て)以降、最初に訪ねた(乗降した)日

 一覧を見ていて改めてわかったのが、東京、埼玉のJR駅には「山」が付く駅がないということ。山手線はあっても、山手駅は都内にはないので、とにかくゼロ。

 京王は都内に8駅、東急は都内7駅、神奈川県1駅で計8駅ある。「山」駅めぐりをするなら、「京王線・井の頭線一日乗車券」や「東急ワンデーオープンチケット」などを使って臨むといいだろう。

 京王線では、高尾山イメージの特別ラッピング列車(→PDF)が運行中。山の日はこれでキマリ!

 東急の路線図。この範囲に8つの「山」駅がある。

 

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第453話 想定外あれこれ(2016.7.15+19)

 世間では、選挙絡みの想定内/外で賑やかだが、筆者もここのところ、特に想定"外"の方であれやこれや状態。この際なのでまとめてみることにした。至ってお気楽な話で恐縮だが、夏は軽めがよかろうということで。

  • 7/5(火)

 会社帰りは、水道橋駅を使うことが多々。定時に帰れれば問題はないが、遅い時間になると思わぬ客の波に翻弄されることになるので、注意を要する。この日は期せずして遅くなり、見事にドーム帰り(巨人 vs 阪神)の客の混雑に遭遇。会社を出るのが遅くなった時は、試合の有無や経過をチェックしてからにしようと思うのだった。

 水道橋駅から乗るのは断念し、御茶ノ水を経て、秋葉原をめざすことにした。途中、昌平橋にさしかかったところで、2台の人力車が現われ、ビックリ。想定外というか予想外である。

 こうした案内板があるのは水道橋ならでは。何もない日は空欄だが、試合やコンサートがある日は手書きで案内が出る。

  • 7/6(水)

 今年もしっかり「ランチパスポート」のお世話になっていて、神保町をメインとするパスポートは、Vol.4、5、6と出るごとに買って、とにかく使っている。この日は、Vol.5の期限前日。7/7の最終日は然るべき店に行くとして、前日はそこまで気合を入れなくてもいいレベルの店にしたのが、図らずもこれが最終利用に。7/7は、昼休み押せ押せで、パスポート店どころではなくなってしまったのである。期限の当日、前日などに関わらず、悔いのないように店選びをしたいものだと思うのだった。

 ちなみに、神保町系ランチパスポートの最新刊(Vol.6)は、これまでの「神保町・水道橋・御茶ノ水」から、「神保町・水道橋・御茶ノ水・飯田橋」に。これは正直、想定外だった。エリアが広がり、店も増え、と結構な話ではあるのだが、その飯田橋エリアはお昼に行くには遠いし、使える店もなさそうな感じ。どうせなら、九段界隈を取り込んでほしかったと思う。

 

  • 7/7(木)

 朝、赤羽駅に出るにあたり、高台側を経由。東洋大学が新設する情報連携学部の建物(工事中)が目に留まり、いつものように撮ったところ、何やら不可解な点状のものが写り込んでいるのに気付く。レンズ表面に付着した何かかと思い、入念に拭いたところで解消せず、モニターやズームをとにかく調べる。一つわかったのは、ズームしない状態だと大きな丸い点、ズームすると糸くずのような形状になるということ。手の届かない場所(=内部レンズの表面)に付着した何か、だったのである。

 → トリミング後の写真

 こうなると、どうにもお手上げ。土曜まで待って、秋葉原にあるパナソニックの「修理工房」に持ち込むことにした。それまでの間、デジカメは騙し騙し。点が写らないように撮るか、撮った後でその部分を外すようにトリミングするか。とにかく想定外の出来事だった。

 なぜ、そのようなことになったのかは、当の工房で明らかに。その件を含む7/9以降の話は、また追ってご紹介しようと思う。(7/19以降に掲載予定)

*第453話、しっかり完結した形で掲載したかったのだが、今週は連日帰宅が遅いなどの理由で、時間が確保できず、7/15時点ではここまで。
 7/16〜18(三連休)は、避暑の旅に出るので、続きは週明けということで... _| ̄|○(このこと自体が立派な想定外?!)

↓(続き・・・7/19掲載)

  • 7/9(土)

 デジカメを何とかせねばという思いに駆られつつも、この日はお昼に、消費生活アドバイザーの更新研修があったので、まずはそちらへ。お題は「東京都における消費生活行政」。内容としてはいいものの、配付された資料と、スクリーンに出てくる資料とが随所で異なるものだから、要所要所で撮らせてもらうことに。その一例がこの写真である。見ての通り、2か所に影が入ってしまうのだった。

 → 「タ」と「間」の間と、398件の右隣に影

 講座の帰り、秋葉原にあるパナソニックの窓口に持ち込んだところ、無事解決。「LUMIX DMC-TZ55」は、ズームを得意とする一方、その三段の筒が伸び縮みする構造上、筒の隙間に細かい糸のようなものが入ると、収納時にそれらを巻き込んでしまうという欠点がある。筒が収まる時にその小片を除去すればいい訳だが、万全を期すのは難しい。窓口のご担当者曰く、「こればかりはどうにも...」とのことだった。分解してクリーニング程度と考えていたが、思いがけずレンズユニットの交換という展開に。費用がかからなくて済んだものの、想定外だった。(以後、レンズをしまう際には入念にチェックするようにしている。)

  • 7/11(月)

 6/10に続き、再び台東区のレンタサイクルを借用。その青色が爽やかな感じだったのと、番号が「422」(4/22=アースデイ)とご縁を感じたので、迷わずその一台を借りたのだったが...

 チェーン、後輪ブレーキ、ライトに難があり、必ずしも快適とは言えなかった。それでも何故かスピードは出るし、坂道も何のその。我ながら驚いたのは、春日から本郷に抜ける真砂坂(標高差約12m)を楽に上れたこと。さらにはその延長で、御徒町から浅草花やしきをめざしたところ、10分かからずに到達できたこと。あとで調べたら、その距離約2.6km(片道)だった。自転車が良かったのか、実はまだまだ健脚ということなのか、その辺は定かでないが、いい意味で想定外だった。

 快適ではなかったが、快走できた422番

 夜の花やしき界隈。なぜここまで自転車で飛ばしてきたのかは、近々公開予定(第455話など)

  • 7/14(木)

 旅行以外での平日の有給休暇をいただく。午後は、東葉高速でひと駅の旅(→駅ログ)などをしていて、この時は完全に夏空!だったのだが、あれよあれよで雲行きが怪しくなり、大雨に。国道16号をクルマで移動中に本降りになり、国道を外れたところでいよいよ激しさを増す。ワイパーが利かない状態が長々と続いたが、徐行運転を貫き、事なきを得た。車中で経験した雨としては、過去最強だと思う。

 幸い、徒歩で移動する間は降られなかったので、服などが濡れて冷え冷えするようなことはなかったが、赤羽駅に着いたところでまた大降り。地元の駅ではこんな具合である。筆者は傘は持っていたので、足止めは食わなかったが、できれば動きたくない降り様だった。気象に想定外はつきものだが、この日に関しては想定を超えていた観がある。備えるべきは備えようと思う。


 という訳で、2回に分ける形でお届けすることになった第453話。こういう事態は、基本的には想定"外"である。

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第452話 困惑記載(2016.7.3)

 街中で見かけるさまざまな表記や表現について、ツッコミを入れる回が巡ってきた。明らかな間違い、紛らわしい言い回し、矛盾した書き方など、いくつかのタイプに分けられるが、共通するのは、見た人が困惑するであろうこと。という訳で、今回のお題はズバリ「困惑記載」。ここ2年半ほどのストックから、23区内で見つけたものをご紹介する。


 神保町にあるローソン某店での間違い掲示。改装オープンということで、その初日に訪れたところ、この通り。
 「おにぎり30円引き お弁当50円引き」の「弁」の字が、なぜか「ム」+「井」。目を引くという点ではいいのかも知れないが...(手書きではない貼り紙がきちんと「お弁当各種」と出ているだけに惜しまれる。)


 牛乳が「乳」。牛ではなく馬になってしまったという一件。


 「ご予約受承ります」・・・うけうけたまわります、というのはまた丁寧な。


 デザート食べ方題・・・正しくは食べ放題


 準備出来次・・・準備出来次第の「第」が落ちてしまった。正に「落第」である。


 中華料理店で何かと見かける惜しい間違いの例。「鶏肉とキャベッツの味噌炒め」は、「ッ」を入れることで注目度が増すという意味ではアリか。「チャーシュー麺と餃子三個付」などは、より正確さを期すなら、「チャーシュー麺と餃子三個」または「チャーシュー麺 餃子三個付」だろう。「お替り自由」と「日替わり」とで、送り仮名の表記が違うのもちと気になる。店頭にしっかりメニューが出されているのは高評価。


 上野御徒町の定期券売り場では、PASMOが「PASUMO」、Suicaが「SUiCa」というあるまじき間違いが...(一年前に撮ったものなので、さすがに直っていると思うが)


 見本がひととおり出ているので、より正しく書くとするなら、「東京モノレールは、Suica、PASMOなど、下記のICカードいずれもOK!」になるだろうか。


 新丸の内ビルで見かけたハンバーガーカフェ。「SUNSET SET」というのは少々紛らわしい観はあるが、ネーミングとしては秀逸かも知れない。ちなみにこのお店、ホームページを見ると、英語の表記が誤字だらけ(例:メニューが「mene」「manu」だったり、アクセスが「Accsess」だったり)。「SUNSET SET」も何かの間違い?


 東京都建設局では、「東京みちしるべ2020」というガイドラインを設けて、道路案内標識をよりわかりやすくする取り組みを進めている。この標識はその整備方針の一つ、ローマ字表記のみから、その場所を具体的に英語で示すものを加えたパターン。上からその併記versionを貼ってあるが、以前は「Tokyo Daigaku Fuzoku Byouin」とか「Kyu-Iwasaki-tei Teien」とかだったのだろう。末尾がそれぞれ「Hosp.」「Gardens」になり、確かに良くなった。惜しいのは、一番上の地下鉄路線名の表記。今は「営団」ではなく、「東京メトロ」である。一緒に直せばよかったのに...


 御茶ノ水にある「ニコライ堂」の前にあるローマ字表記(ストレート版)。パッと見、「Nikorai Dome」かと思っていたが、よくよく見ると「Doumae」。堂(dou)、ドーム(dome)が似たもの同士なのだが、この表記はちょっとどうかと。「東京みちしるべ2020」に従うなら、「Nicholai-do Dome」になると思われる。(ガイドラインでは、「前」に相当する表記は、省略できることになっている。)


 日比谷線秋葉原駅と都営新宿線岩本町駅の間に架かる和泉橋で見かけた工事看板。ご丁寧に4か国語でそれぞれ掲示されているのはいいとして、気になるのはその訳。
 "I am doing the repair work of the Izumi Bridge"となってしまったのは、おそらく日本語を自動翻訳か何かしたためだろう。(中国語、韓国語も大いに怪しい?) "I"っていったい誰?
 その上は、"We apologize for..."と我々モード。単純に、"Sorry for..."でいいように思う。いや、そもそもそのフレーズ、要るのか?


 別に読めない訳ではないのでいいのだが、こうした紛らわしいのを出すところがいかにもマックというか... 肝心の「i'm lovin' it」のフレーズまで裏表記にしてしまっているのはやり過ぎだろう。


 「予告 まもなく親子丼390円」ならわかる。予告なのに「今だけ!!」と出してしまうのは明らかなフライングである。


 あまりよくわかっていない方がイベント名称を考えた例。「ランニング会」ではいけないのだろうか。


 品質あってのクオリティフォーラム。残念ながらテーマ名称の品質がいま一つ。「あなたが主役」vs「みんなでつくる」という相反する表記もさることながら、気になるのは「品質経営がる顧客価値造」。「品質経営が創る顧客価値」でいいと思うのだが。


 「数量限定」と「終日提供」の併記。早々になくなってしまうと、終日提供は難しいと思うのだが。
 あと気になるのは、最下行の「平均○○○kcal」。品は日々変わる訳だから、ここの表記は変動するはず。手書き式になっていれば信憑性が出てくるが、看板に印字した状態ではちょっとどうかなと。


 いかにも老舗らしい表記。より確実に行くなら、「メガネは専門店で」だろう。


 韻を踏む医院名「尾中内科外科」(おなか・ないか・げか)。その隣は喫茶店「OKA」。御徒町(おかちまち)と上野の間にあるのがまたご愛嬌。


 間違いではないのだが、「快速ラビット」を英訳すると、「Rapid Rabbit」になるのかぁ、と妙な感慨を覚え、記念に撮影。仮に、「快速ラピッド」というのがあれば、「Rapid Rapid」ということに。

...てな訳で、次回のまとめもひとつお楽しみに。

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