小話#3 台風14号

 8月31日に現地入りして以降、できるだけ毎日通おうと意気込んではいたものの、時には休日も必要、ということで、9月6日は最初のお休みをいただきました。台風14号の影響が気がかりでしたが、6日は何とかなったようで、ひと安心。しかし翌日7日と言ったら...

typhoon-14.jpg 台風通過中は交通機関が乱れるから、ということで早め早めに動いたおかげで、とにかく会場の入口駅までは無難に到着。しかし、この日は何を思ったか、公園西駅で降りて、西ゲートから入場することに。これが少々アダになり、西ゲートまでの道程はツライものがありました。暴風に傘が煽られて、そりゃあもう。 でも、入場待ちのお客さんの方がずっと大変そうでした。(写真A:雨ガッパなどでしのぎつつ待機中)

 お客様には申し訳ないながらも、行列の脇を縫って、8時には会場内に。スタッフ通用路を抜けて、グローイングヴィレッジに向かいます。途中、看板が倒れていて、台風の威力を目の当たりに(写真B)。 これは地球市民村も... はやる気持ちを抑えつつ、雨風に遊ばれつつ、歩を進めました。

 写真Cの通り、地球市民村の看板もこの有様。リスクを減らすため、わざと倒置したのかも知れませんが、衝撃的でした。強風が収まらない限りは開館見送り、ということで、9月7日は平時9時オープンのところ、1時間遅れの10時になりました。

 写真Fのように、扉を締め切った状態で9時台を過ごした訳ですが、台風通過の妙なワクワク感が心地よく、また、じっくりと仕込み・補修・アップデートなどができたのも幸いでした。天からの配剤とはこのことでしょう。(早くからお越しになったお客さんには再々お気の毒でしたが。)

 開館の合図がかかり、やっとこさオープン。すると程なく、見る見る空は晴れ上がり、先刻までの雨がウソのよう。時折、強風が吹き込んできて、配布物がてんやわんやになったりと「順風」ではなかったですが、特に午前中は客足も少なかったため、台風一過をゆったりと過ごすことができました。

 よくよく見るとオーガニックガーデンの稲穂もこの状態(写真D)。 ですが、収穫には支障なかったようで、何よりでしたね。

 当日の天気は、この天気情報を見ると、晴れになってますが、正確には「大雨のち晴れ」ですね。9月6日の風速は秒速8m、そして9月7日は9m。確かに強かったことがわかります。ですが、この台風14号、この記事のように、死傷者を出しましたし、被害額も甚大でした。7日の18時半、落日と夕景(写真E)を眺めながら、台風被害に思いを馳せつつ、観天望気。翌日はズバリ快晴&残暑(34℃)でした。