第507話 50周年 |
第506話 只見線 |
第505話 時間がかかる話など |
第504話 甲子園、8月20日〜100回記念大会(準決勝第一試合)レポート |
第507話 50周年(2018.10.15)
思うところあって、50年前にできたもの、開業したものなどをまとめてみることにした(注:身近なネタ中心)。50年=半世紀。重さを感じる歳月だと思う。
コメダ珈琲店
創業年月は1968年1月。近所にないので、あまりご縁はないが、ついでがあれば行きたい店ではある。つい最近、田端のアスカタワーにある店の前に来たところ、「50周年記念コーヒーチケット」というのが出たことを貼り紙で知る。ただ、どの程度おトクなのかはよくわからなかった。
カレーショップC&C
かつてほど行かなくなったが、出かけた際に遭遇すれば利用する。新宿に来れば新宿本店はお決まりコース。1968年2月オープンだそうな。当店での50周年記念サービスは「らっきょう」。以前は当たり前のようにらっきょうが好きなだけいただけたが、それがなくなって久しい。期間限定でのサービス復活というのが正直なところだ。
岩波ホール
出勤等で神保町に通っていた割にはうっかりだったのが岩波ホール。開館したのは、1968年2月9日で、その記念日(→参考)を起点に、記念上映が行われていたことをあとで知る。この「女の一生」は、その記念シリーズ前の一作。ホールは、岩波神保町ビルの10階にあるが、地階には飲食店がいくつかあるため、上映作品の看板の下にその店のキャッチコピーが並ぶことも。「女の一生」と「旨い酒と魚と肴」。うまい?組み合わせだと思う。
営団地下鉄6000系(東京メトロ千代田線6000系)
初代6000系は、1968年4月デビュー。車両形式としては半世紀現役だった6000系だが、最後に残った2つの編成がいよいよ引退を迎えることになった。引退=形式の消滅。小学校中学年の頃を中心に兎角お世話になった車両ゆえ、その姿が見られなくなると思うと、一抹の寂しさも。最終運転日は、11月11日(→参考)。
神戸高速鉄道(西代〜三宮、高速神戸〜元町など)
神戸高速鉄道は、神戸市内外の東西軸形成を主な目的として創立。1968年4月7日に開通した。現在の直通運転は、阪神⇔山陽電気鉄道にとどまるが、高速神戸駅では、阪急との乗り換えが可能。広域で捉えると京都・大阪・奈良⇔神戸・姫路のネットワークを支えている。写真はその記念グッズの例。(日比谷公園での恒例イベント「鉄道フェスティバル」にて)
桜木町「ぴおシティ」
1968年5月11日にオープンしたそうな。桜木町駅の西側では、ランドマーク的存在。改めて見ると、多少レトロな観がある。(桜木町駅周辺の取材時の様子は、こちら)
西武拝島線全線開通
1968年5月15日に、玉川上水〜拝島が開通し、拝島線が全面的に開業。第493話に記した玉川上水車両基地の公開イベントでは、拝島線50周年にまつわる展示もあった。50年ひと昔... *50周年記念イベントは、このリリース(PDF)の通り
京浜急行と都営浅草線の直通化
神戸高速鉄道開通の2か月余り後、6月21日に京成・都営・京急の相互直通運転が始まる(→参考)。京急の品川〜泉岳寺、都営地下鉄線(当時名称)の泉岳寺〜大門がそれぞれ延びてつながったことで実現。今では当たり前のように各社局の車両が行き交っているが、当時は快挙だったはず。都営地下鉄側からは、三浦海岸まで直通していたというから驚きだ。
ニベアクリーム 日本発売50周年
9月8日に、限定デザイン版が発売されたので、この日が記念日に当たるということだろうか。その日付はさておき、実に微笑ましいデザインのニベアクリームが登場した。チェーン系のドラッグストア店頭などでまだ見かけるものの、数はそう多くない印象。価格もバラつきがあるようなので、もう少し見極めてから買おうと思う。
都営浅草線全線開通
都営地下鉄線(当時)は、泉岳寺〜西馬込の開通を以って完成となる。その(延伸)開業日が、1968年11月15日。記念イベントとしては、今のところスタンプラリー企画があるが、日が近づけば記念きっぷ、記念グッズも出てくることだろう。
都営三田線(巣鴨〜高島平)開通
1968年12月27日、都営6号線(当時)の巣鴨〜高島平(当時は志村)が開業。2番目の都営地下鉄誕生である。これを受け、都営地下鉄線は都営1号線に改称したのだとか。1号線(浅草線)、6号線(三田線)ともに、アニバーサリーである。
(蛇足)筆者もかれこれ半世紀 (゚o゚)
(おまけ1) こちらもアニバーサリー
(おまけ2) 開業50年となる駅のうち「駅ログ」の記録があるもの
丸森駅 新取手駅 西武立川駅 蒲郡競艇場前駅 西元町駅 城戸南蔵院前駅
(おまけ3) さらに上を行くあれこれ
50年に100年を足すと、こういうのが出てくる。今年は歴史的にも意義深い節目に当たる年であることがわかる。
|
第506話 只見線(2018.10.1)
初めて乗った路線で、その日のうちに起点から終点まで一気にというのは、決して稀少な話ではないが、ちょくちょくあるものでもない。そして、ここ10年の間で、初乗車にしてその日のうちに全線を完乗したJRの路線を挙げると、
の10線あるが、その距離が100kmを超える長大路線はこの中にはない。過去に一部区間でも乗っていたり、初乗車でも全線ではなく途中までだったりするので、意外と例がないのである。
とまだまだある。このうち、100kmを超えるのは、北海道新幹線、宗谷本線、日高本線(廃止見込区間を含む)、只見線、九州新幹線、肥薩線の六つ(9/15時点)。これらを目当てに旅に出れば、初乗車にして長距離クリアという例が増えることになるが、まぁそこは気長にと思う。
いつもなら、こうした“鉄旅”の記録は専ら「駅ログ」に載せるところ、(1)道中での駅の降り乗りが少ない、(2)一部区間は代行バスという特例乗車を含む、(3)乗車距離・時間とも長い、といったことから「駅ログ」ではカバーできない面があり、当モノローグでと思い至った次第。
只見線路線図(概略)…七日町の次が会津若松
小出〜只見
小出発の只見線列車は、曜日によらず1日4本。列車の不通区間があるため、全区間を直通する列車はなく、4本のうち3本が只見行き(7:58、13:11、17:10)で、1本はその一つ前の大白川行き(19:57)。本数がもともと少ないため、難度が高い路線な訳だが、照準を合わせれば何とかなる。今回乗ったのは、13:11発。前泊しているので余裕である。
トンネルを抜けたのは、大白川を発って20分後。進行方向右には、只見川のダム湖「田子倉湖」が広がる。かつてはこの湖岸に田子倉駅があったが、2013年3月に廃止。只見線全通時(1971年8月)に開業したので、駅の歴史としては42年に満たなかったことになる。その駅跡地らしき場所を通過すると、次は田子倉トンネル(約3.7km)に入る。それを出てしばらくするといよいよ只見。14:28着が定刻のところ、少し早めに着いたが、前の停車駅からの所要時間が長いことには変わらない。大白川から実に30分。営業キロでは20.8kmという長さだ。ちなみに、六十里越+田子倉で、トンネル区間は10km余り。大白川〜只見の開通を以って只見線全通となった訳だが、その最後に残った区間の半分はトンネルだったことになる。当時の労苦が偲ばれる。
只見〜会津川口(代行バス)
只見からは、代行バスに乗り換え。この時の片道きっぷだと只見ではまだ100kmに満たないので、列車が普通に走っていれば改札の外に出られないところ、このバスのおかげで外へ。ただし、バスの発車時刻が14:32ということで、駅周りを見たり撮ったりという余裕はなかった。列車にはそれほど乗っていないと思われたが、バスへの乗り換えを見ていると、あれよあれよで満席に。細君に先に席を確保してもらっていたのでよかったが、油断していたら補助イスになっていた可能性もある。18きっぷシーズンは、果たしてどういう状況だったのか...これと同型のバスだったら、乗車できない利用者も出たものと思われる。
会津川口〜会津若松
会津川口からは再び列車。15:27発で、終点の会津若松には17:19に着く。不通になる前の列車と、ほぼ同タイム。代行バスを挟んでも、全線で約4時間というのはキープしている訳だ。ただ、トータルで4時間というのはやはり長い。今回は、途中でバスという変則があったため、気分転換ができたが、ひたすら列車だと体に堪える面が出てくるだろう。初乗車&長距離に臨む場合、今後は体力を考慮しつつにしようと思う。(会津川口〜会津若松のダイジェストは、以下の写真で)
なお、不通区間の復旧工事が竣工し、再び只見線全線で運転再開となった暁には、列車運行はJR東日本で変わらないものの、只見〜会津川口の線路や設備などは、福島県が所有する形になる見込み(→参考)。運賃が上乗せされる可能性もあるし、18きっぷなどの企画乗車券の扱いがどうなるかもわからない。現行の運賃で只見線を楽しむのであれば、代行バスが走っている間の方がいい?という見方もあるだろう。ともあれ、只見線の完全乗車(全区間を列車で)という点では、未達。運賃などの話はさておき、再開後にはまた乗りに行こうと思う。
|
第505話 時間がかかる話など(2018.9.15)
それほど時間はかからないだろうと思っていたら、意外と時間を要し、「そんなことなら...」となる事態がままある。今回はそんな例をいくつか。
2時間健診
区の特定健康診査の案内が来たので、かかりつけの医療センターで受けることにした。
タイムセールのタイムロス
夜分にスーパーに行くと、値引きがかかる時間帯というのがあって、何回となく通っていると、客としても心得のようなものができてくる。で、決まった時間に出かける訳だが、日によって捌き方が異なり、その値引きの処理にえらく時間がかかることがある。特定の品を買いたい場合にその処理が渦中にあったりすると、近寄りがたいものがあり、終わるまで待つケースも。値段が下がるのはいいが、その待ち時間をコスト換算すると果たして...
サンド目の正直ならず
フルーツサンドが名物のパーラー的な店が赤羽某所にある。テレビ番組でも出てくる店なので、名は通っているのだが、昔から入りにくいのが難点。9月1日は、赤羽西口エリアでのイベントついでに、その店に足を延ばすも、お昼時だったこともあり、満席に近かった。何とか席は確保できたので、お目当てのフルーツサンドについて尋ねると、1時間待ちとの答え。フロアに店員さんは二人いるものの、サンドイッチなどの作り手がお一人ということで、順番にこなしているとそうなるんだとか。
確定前の審査期間
遅れ馳せながら、「個人型確定拠出年金」を始めようと思い至り、8月23日にネット上で申し込む。28日に書類一式が届き、30日には提出書類を郵送。その後、Eメールで連絡が来て、商品選択&積立開始と思いきや...
時間がかかる事例がいろいろある一方、思いがけず短時間、短期間だったという件もある。
(その1)
(その2)
・・・ 使うべき時間は使い、短縮できる時間は短く、というのが本道か。何はともあれ、時間は大事にしたいものである。
|
第504話 甲子園、8月20日(2018.9.2)
相変わらず“暑ッキング”な夏が続いているが、何はともあれ平成最後の夏である。この際、夏をしっかり実感できる催しに繰り出すのも悪くないと思い、8月19日(日)、20日(月)、一人旅に出た。目玉は、高校野球である。
通知は出ていなかったが、外野席はほぼ満員の様相。上段に向かい、席を見つけたのは9時55分だった。グランドの整備がちょうど終わった頃合いで、選手が姿を見せたのはその後。上々のタイミングだったと思う。
いろいろな意味でアツイのが甲子園。この時の気温、軽く30℃は越えていただろう。(参考:20日の最高気温…大阪34.5℃、神戸34.1℃) じっとしていてもジリジリする暑さで、日射を受けると余計に厳しい。夏を体感するのに恰好の場であるのは間違いないが、やはり限度はある。看板の影で、日が当たらない一帯があったので、そこに席を移し何とか凌いだ。
レフト側にいれば、日大三を応援する向きが強そうだが、金足農を激しく応援するファンが少なからずいて、驚かされた。「金農旋風」なる一大フィーバーがあったことは試合後に知った。その旋風の只中にいた、そう思えば納得である。筆者としても大いに魅了されるものがあったのは確か。外野席からでもそのチームに接することができたというのは、今にして思えば貴重な体験だ。
甲子園駅から再び電車に乗ったのは12:55。阪神、阪急の駅を中心に、よく降り、よく歩き、よく乗った午後だった。2時間半ほど球場で過ごし、暑さへの耐性が高まったか、乗り降り旅で外にいる間、バテる感じはなかった。パワーをもらったことも大きいと思う。
おまけ)記念大会の記念画像いろいろ
|
Copyright© 冨田行一<Kouichi Tomita> All Rights Reserved.
【ページ先頭に戻る】