第495話 ありがたい話 |
第494話 プリフィックスな2泊3日 |
第493話 西武40000系で玉川上水へ |
第492話 金銭収受に関する装置、直近五選 |
第495話 ありがたい話(2018.4.15)
というのは、日々暮らしていれば多かれ少なかれあるもの。掘り起こせばキリがないので、今年2月以降で特筆すべき?分(身内関係を除く)をピックアップしてご紹介することにした。
青春18きっぷ、買い取りシステム
先の第494話に記した三江線の一人旅(3/22)は、18きっぷが使える期間だったからこそ実現できた話。タイミング的にも上々で、残った分を比較的高く買い取ってもらえる間に行けたのが大きい。最近贔屓にしているチケットショップでは、残り回数と期間ごとの買い取り額が一覧表になっていて、これを撮影して参照することが可能。しかも、その系列店で買った18きっぷであれば、レシート提示で100円アップという。至れり尽くせりである。
祝・京急120周年
18きっぷは、言うなればフリー切符。乗り降り自由という点が魅力な訳だが、その会社線の全区間を対象にどこまで行ってもOKという切符もまた魅力的だと思う。株主向けの優待乗車証がその好例だが、それと同等の乗車証が無料で手に入るとしたら、これほどありがたい話はないだろう。
白玉=図書カード
京急ほどではないかも知れないが、大盤振る舞いイベントというのは時々あるもので、神保町古書店街を中心に毎年開かれる「神保町さくらみちフェスティバル」で、今年はちょっとした目玉があった。「神保町グルメかるた」(→参考)なる一品が完成したのを記念して、そのPRチラシ(正確には、その隅に付いている三角形の券)を持って行くと、福引き会に参加できるというもので、とにかくハズレがないとの話。3/31、この日はとにかく神保町に行くことにしていて、そのチラシはたまたま神保町交差点で手にした。13時半スタートというので、それに合わせて会場に向かい、並ぶこと20分。ガラガラやるタイプではなく、箱の中から小玉をつかむというスタイルで、とにかく参加させてもらった。出たのは白玉。「なーんだ」と云ってはいけない。500円分の「図書カードNEXT」との引き換えだった。(同行の細君も同じく白玉。)
茶玉=薬膳玉子
神保町の数あるラーメン店の中で、いわゆる「無化調」を看板に掲げている一つが「麺ダイニング ととこ」。久々にランチパスポートに帰って来たので、2/7の昼に訪ねた。しょう油ラーメンが780円のところ540円というのもありがたいのだが、以前もらった薬膳玉子(白玉ではなく、茶玉といった趣)の無料券も使えるというので、ありがたみアップ。ラーメンの満足度はもちろん高い。これに滋味があって美味な玉子が加われば、言うことなしである。「ラーメン大好き小泉さん」で取り上げられるのもごもっともだと思う。
受動喫煙から守る条例
無化調をはじめ、食材にあらゆるこだわりを持つ店だけに、ととこは無論、全面禁煙(あいにく夜は分煙)。少なくとも昼は全面禁煙といった店が増えることを常々期していた訳だが、その追い風となるであろう条例、「東京都子どもを受動喫煙から守る条例」がいよいよ4月に施行された。
空気清浄機導入
自室の窓を開けておくと、隣室の換気口から流れて来るタバコの煙が少なからず入って来る。条例が歯止めになってくれればいいのだが、改善されることはおそらくないだろう。冬場は常時閉め切っているのでいいのだが、これからが問題。タバコ用の機能はないものの、空気清浄機を試してみようとは思っている。
自転車走行レーン
花粉がどんなに舞っていようと、通勤時のメイン手段は自転車。花粉症の人物が自転車で移動する際、負担が少しでも減ることが重要で、走りやすい道が整備されているというのはポイントとして大きい。
今回はこの辺で。ご一読いただき、毎度ありがとうございます。
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第494話 プリフィックスな2泊3日(2018.4.3)
ここ数年、鉄道路線の廃止が続いている。(例→木古内〜江差、留萌〜増毛)
祝日に出て、金曜に帰って来るというのもよかった。週末はゆったり過ごしつつ、旅の振り返りもできた。過去にないパターンだったことは確かだ。
1.キャンペーンゆえの難点?…催行するかしないかはのちほど
申し込んだのは早かったが、それはあくまで予約レベル。予約=成立ではないところが、要注意だった。*ホームページにもその点は明記。
2.催行は決まったが…行きと帰りの新幹線の時間はまだわからず
次のネックは、3/21の東京発・広島着、3/23の広島発・東京着の具体的な列車や時間が、チケットが届くまでわからないということ。(東京8:00〜9:00発、東京19:00〜20:40着という目安のみ)
3.3/21、3/23の動き方を限られた日数で考える
新幹線のチケットが届き、晴れて自分なりの行程を組み立てることが可能に。モデルプランに従えば、3/21は広電とお好み村、3/23が宮島ということになるが、バウチャー券の方はいずれも日程の制約はなく、3日間のうちお好みでどうぞ(旅行期間中有効)という設定だった。自由度が増したかに思えたが、帰りの乗車券[宮島口→東京(都区内)]が3/23から有効となっているため、宮島はやはり3日目ということに。思案の末、大まかな動き方はモデルプランに合わせることにした。
4.モデルプラン通りには行かない…モデルはモデル(リアルではない)
【1日目】
広島駅に着いても、早々にホテルに行ける訳ではない。折りよく、山陰本線の観光列車「○○のはなし」の車両展示(→参考)が広島駅(8番線)であるというので、それを見に行ったり、駅で情報収集したり。広電の「電車一日乗車券」を案内所で引き換えたりとやっているとすぐに時間が経つ。
ホテルは、ありがたいことに13時チェックイン。荷物を預けるというよりは、まずは部屋に入ってしっかり支度をしての方がいい訳で、そういう流れになっているとすればよくできた設定だと思う。ホテルに着いたのは13時を少し回ったところ。バウチャー券を渡し、すんなりチェックインと思いきや、部屋の確認とかで時間がかかる。この待ち時間が惜しかった。
お好み村の利用は夜に回した。暗くなっていれば観光も何もないので、ゆっくりできる。ホテルに戻ったのは22時頃だった。
【ホテルの朝食】
朝食付きプランの場合、ありがたい場合とそうでない場合が出てくる。ありがたいのは、その日一日をゆっくり過ごせるパターンにおいては、朝もゆったりできること。バイキング形式であれば、終了時間ギリギリまで居たっていい。旅先だからこそできる過ごし方の好例だと思う。
【3日目】
宮島に行くことは決まっていたが、何時に出るというのはあまり考えていなかった。戻って来る時間は逆算で、宮島桟橋を遅くとも14:40に出れば、広島16:03発「のぞみ136号」に間に合うと見込む。宮島での滞在時間は自ずと限られてくる。
早め早めに動き、復路のフェリーは一つ前の14:25にした。それでもホテルで荷物を引き取って、遅い昼食用の弁当を買ってなどで、結構押せ押せ。14:40発だったらほぼ余裕はなかったと思われる。モデルプランでは、宮島を何時に出る可しというのは示されていない。自己責任型プリフィックスなのである。
という訳で、今回のプリフィックスをうまくこなすためのシミュレーションモデルを考えてみた。これなら、難点をクリアできると思うのだが、どうだろう。
【1日目】
【2日目】
【3日前】
・・・思うところは多々あれど、充実した3日間だった。同じような旅行商品でいいのがあったら、今後も利用しようと思う。
(おまけ)三江線ダイジェスト
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第493話 西武40000系で玉川上水へ(2018.3.15)
西武鉄道の新型車両40000系(→参考)がデビューして、そろそろ一年。有料の座席指定列車としての運用が主体だが、乗車券だけで乗れる設定もあり、希少性やありがたみという点で、それほど関心を惹く車両ではなかった。だが、大手私鉄各社でここ何年か力を入れている取り組みの一つに、座席指定列車を念頭においた新型車両の導入というのがあり、40000系はその好例。関心は薄くとも然るべききっかけがあれば、乗ってみたいと思うもので、今回まんまと“乗せられた”恰好になった。
その臨時列車とイベントは、3月4日(日)の話。以下、乗車レポートを中心にご紹介する。
集合場所と時間については、リリースにも出ていて、「西武新宿駅 正面改札外 券売機前(らぽっぽ西武新宿店の横)」に7:50〜8:20とのこと。その先、何時に西武新宿を出て、何時に車両基地に着くというのは、事前購入したチケットにも書いてなかったので、当日のお楽しみという感じだった。乗車時間が前もってわからないとなると、飲食物の用意も手探り状態。セブンイレブンのアイスコーヒーとパンのセット(でお得な200円)に、西武新宿駅構内の出店で売っていたパン(どれでも100円)を足す程度で臨んだ。
発車時刻は8:33とのこと。だが、乗車は8:30までとなかなか厳しめ。団体旅行のようなものである。乗り遅れ等は幸いなかったようで、きっちり定刻に出発。玉川上水の到着時刻については、乗ってからの案内だった。その時刻、何と10時! どうやると1時間半もかかるのかが不思議だったが、それは乗ってからわかることになる。
鷺ノ宮からはようやくスピード感が出てきて、"ライナー"っぽくなった。が、9時に上石神井で信号待ち、東伏見で8分間の停車(9:03〜)と、基本は進んで停まっての繰り返し。時間がかかって当然である。一転して田無は高速で通過。次に運転停車したのは小平だった(9:18から3分の停車)。実際の拝島ライナーだとどうかと言うと、西武新宿から小平まで最短22分ということなので、軽く倍の時間がかかっている。およそ試乗になっていない訳だが、遅行タイプの観光列車だと思えば、どうということはない。車内の案内放送は、その時間を有効に使う形で、なかなか充実していて、聞き入ってしまった。内容は、40000系車両のガイダンス、3/10のダイヤ改正の概要など。小平からは、新宿線と離れ、拝島線に入る。萩山駅に停車している間は、拝島線の沿革についての案内が入り、今年5/15に拝島線全線開通50周年を迎えることを知る。拝島ライナーは、周年記念列車として導入されたと言っていいかも知れない。
そんなこんなで玉川上水を発車したのは9:39。車両基地に入るとなるとストレートでは行かないので、徐行と停車を繰り返すことになる。かくして、車庫に入ったのは9:45。扉が開いたのは9:48だった。10時到着というのは余裕を持たせた話で、実際の乗車時間は75分。長いような短いような感覚だった。
西武の車両基地関係を訪ねたのは、武蔵丘車両検修場に続き、これでやっと二か所目。玉川上水は規模は小さいので、すぐに見て回れる。一般入場(10:30〜)の前だったこともあり、車両撮影、車内見学いずれもスムーズでありがたかった。記念乗車券(2種類)の発売もあったが、こちらは先行入場での優先扱いはなく、一旦会場の外に出て並ぶ必要があったため、見送り。開場後もその列は長々としていて、短くなる気配はなし。その人気ぶりに驚かされることになる。
玉川上水、即ち多摩エリアにあたる。花粉の飛散量が多めなのは必定だ。しかも気温高めの上天気になってしまったものだから、その量は計り知れない。車庫の中にいる時間が長かったのであまり気にしていなかったが、長居は無用と思い至り、引き上げる。会場にいたのは1時間余りだった。
何となく風邪の気味があったが、この日は幸いその症状は出なかった。が、翌日以降、風邪メイン、花粉症サブといった具合の鼻水、鼻づまりが現われ、そこに喉の痛みや、時に激しい咳が加わり、悶々とする展開に。多摩方面に行ったことも一因として考えれるが、大きいのは「ぐでたまトレイン」効果だろう。人は気が緩むと風邪をひく(または悪化する)と云う。「だりぃ〜」なんてやられたら、効果覿面だ。
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第492話 金銭収受に関する装置、直近五選(2018.3.3)
図書館の自動貸し出し機、医療機関の自動精算機、スーパーマーケットのセルフレジ・・・これらを最初に利用することになった時は、時代の流れを感じるとともに、世の中便利になったものだとつくづく思った。筆者周りにおいてこれらは、今ではすっかり身近な存在となり、新鮮味という点では弱まりつつある。ただ、初めて訪ねた施設や店舗で、見慣れたものと異なるタイプを目にすると、何となくテンションが上がる、そんな今日この頃である。
1.外貨→電子マネー
海外の紙幣を持て余している場合、ホテルなどにある自動両替機を使えば、必要に応じて日本円に換えることができる。困るのは、すんなり換金できる仕組みがない硬貨。改めて現地で使うか、その通貨を使うアテがある人物とやりとりするか・・・それが難しいものだから、ついたまってしまう訳だ。親から預かった(対応を一任されたともいう)分も含め、筆者の手元にも結構たまっていて、何とかしたいと“かねがね”思っていたところ、今年に入って京浜急行電鉄が「外貨・日本円を電子マネー等に交換する新サービスを開始 鉄道会社として初めて専用機を設置!」とのリリースが出て、「これだ!」となった次第。だが、設置されているのは羽田空港国際線ターミナル駅の構内施設「ウィングエアポート羽田」。そこまで行くからには、相当量の硬貨を換金しないと割に合わない。情報を得ながらも、暫くは二の足を踏んでいた訳だが、同じ装置が新宿(歌舞伎町)にもあることがわかり、やっとこさで足を運ぶ。2月25日のことだ。
大まかな流れは、
国別での合計額はわかっても、「何の硬貨が何枚」というのは、画面上もレシートもわからないのが惜しいところ。あと、全て外貨を投入した筈が、なぜか日本円が一つカウントされたのが摩訶不思議というか。便利な上に面白い、そんな機械だと思う。
2.定食屋におけるセルフレジ新宿に行く前は、東京駅近くの大戸屋(→こちら)にいた。平日は大勢の客が来るのだろう。自動精算機(セルフレジ)が設置されていて、大いに驚かされる。食券の券売機は前売り。これはおなじみの機械。精算機はその逆である。定食屋にこうした機械があるのはかなりレアだと思うが、他の店舗ではどうなのだろう?
3.食券の券売機(番号入力式)こちらはいわゆる食券の券売機。ただし、単純な押しボタン式ではなく、番号入力式(2桁)というのがレア。いただいた「みどりラーメン」の方もなかなか珍しい一品だと思う。
4.食券の券売機(注文内容確認式)3月3日、目白の「オリジンダイニング」を利用した際にお世話になった券売機。オリジン弁当の定食屋版と言える店で、都内に8店舗ある。利用したのはこの日が初めてで、券売機の方も勿論お初。メニューを選択する際、ご飯の量を細かく選べる仕掛けは他店の券売機にもあるが、ここの特徴は選んだメニューが別枠で表示されること。そこを確認した上で「発券」を押すと、食券が出てくる。初めての場合は戸惑うかも知れない。
5.駐車場精算機(ポイント付与式)まとまった荷物を運び出す必要があり、先だってレンタカーを借りた。トランクルームに取り急ぎ保管すべく、最寄りの駐車場へ。精算機は「dポイント」がたまる、使えるというタイプで、「おっ」と思う。手順に従い、手持ちのdポイントカード(バーコード部分)を専用の窓にかざしてみた。何やらエラーメッセージが出て、うまく行っていない模様。とりあえず抵抗するのをやめて精算すると、レシートではきちんとポイントが反映されたことになっていた。不思議な機械だと思う。(なぜドコモのdポイントかと言うと、NTTの関連会社が運営する駐車場だから。わかる人にはすぐわかる?)
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