随筆「東京モノローグ2017」(11−12月期)

 

随筆「東京モノローグ2017」(11−12月期)
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 第487話 初探訪十七景〜自転車通勤2017

 第486話 沼袋

 第485話 485系

 第484話 「ル・・・」コレクション

 

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    第487話 初探訪十七景(2017.12.17)

     

     2011年に十一景、2014年に十四景と来たので、今回は"順当に"2017年の振り返りとして、(初探訪)十七景をご紹介しようと思う。(この調子で行くと、次回は三年後で二十景?)

     これまで同様、23区内で初めて自分の足で踏査した地(丁目レベル)というのが趣旨。加えて、今年のテーマの一つである「自転車通勤」の一端を紹介すべく、通勤途中(行き or 帰り)に訪ねたエリアの中からの十七選とした。

     自転車通勤のルート選定に関しては、第477話に記した通り。それらルートを模索する上で、あっちに行ったりこっちに来たりというのが多々あった訳だが、気が付けば初探訪というケースもまた多かった。一部を通ったことはあったかも知れないが、(フィールドワーク面において)まだまだだったことを知ると同時に、自転車の機動力というものを改めて実感しているところである。

     


    1/26 旧白山通り

     

     第477話のうち、「→[滝]→[巣]→[白]→[弥]→[茶]→」のルートでふれた旧白山通り。千石と本郷を結ぶちょっとした幹線道路だが、その距離は2kmに満たない。短い割には、全区間を通ったことがなく、自転車で来て初めて走破できた。

     アップダウン、緩やかなカーブ、そしてどこか懐かしい佇まい。中山道(旧道)の一部だったと言われれば、見方も変わるだろう。 


    撮影地は本駒込二丁目。旧白山通りに接する辺りも初めてだったが、二丁目北側の東洋文庫界隈も初探訪だった。

     


    2/3 高田二丁目

     

     通勤というか、直出で新宿に寄ってから出勤ということで、その道中で訪れたのが豊島区高田。その二丁目で「のぞき坂」なる急坂に遭遇した。まずお目にかかれない坂だと思う。→レポート

     


    3/3 白山四丁目

     

     自転車通勤時のメインルート「→[滝]→[巣]→[白]→[小]→[春]→」途中にあるエリア。白山通りを南下している際、気になる脇道(坂道)があったので、フラリと入ったところ、程よい感じの邸宅が並ぶ街路に出た。白山四丁目のほんの一角だが、その広域な四丁目は、総じてこんな感じで安らぐ。時には経由しようと思う。 


    撮影地は、彰栄学園の近く

     


    3/3 小石川二丁目

     

     自分でも驚くほどご縁がなかったのが小石川界隈。春日通りと千川通りに囲まれるような感じで、小石川一丁目から五丁目まであるが、どの丁目もきちんと足を踏み入れていなかった。目的意識を持って訪ねたのは、第438話に記したダイエー小石川店の時がほぼ初めて。大通りに面していない小石川エリアに入ったのは、ようやくこの日になってのことだった。緩やかに蛇行する道路に沿って、店舗兼住宅が建て込む。タイムスリップしたかのような光景が二丁目にはあった。


    撮影地は、源覚寺の裏手にあたる

     源覚寺の境内には、3/29に立ち寄った。「こんにゃくえんま」で知られるお寺で、眼病を患う人がこんにゃくを供えつつ参拝すると効いたという。

     


    3/10 千石四丁目(千石本町通りなど)

     

     3月上旬、巣鴨から千石の間を白山通り(都営三田線の上)ではなく、西に少し入った道で行くことにした。主に千石四丁目にあたる。

     白山通りに沿うように複数の道路があるが、どれも一本道ではないので、途中で右折なり左折なりする必要が出てくる。道路の組み合わせが幾通りかあるという訳だ。

     この独特な建物は、組み合わせをひねった時に出くわしたもの。「珈琲サイフォン」という看板が出ていた。高さを競うように並んでいる管が何のためのものかは、わかる人にはわかるだろう。周囲には焙煎然とした薫りが感じられた。

     2017年11月は「三の酉」まであった。これは11/6「一の酉」に撮った千石本町通りの様子。酉の市は、この近くにある巣鴨大鳥神社を中心に開かれた。

     


    3/10 清洲橋通りと神田和泉町

     

     江東区清澄と、中央区日本橋中洲とを結ぶ「清洲橋」。隅田川に架かるその橋は、橋の北や東に延びる道路にその名を冠し、上野〜馬喰町〜清澄白河〜砂町といったルートを辿る。名の通った「清洲橋通り」だが、筆者が接したのは、せいぜい台東区エリア(稲荷町〜新御徒町〜鳥越)と、馬喰町界隈くらい。その間にあたる総武線や靖国通りと交差する一帯(千代田区の東端)については、これまでなぜか縁がなかった。

     清洲橋通りに接する千代田区域の一つ、神田和泉町に立ち入ったのも、この日がおそらく初めて。区境を走る台東区のコミュニティバス「めぐりん」が、清洲橋通りに差しかかったところを撮った。


     このバスは、路線図によると「南めぐりん」。この先、浅草橋駅の北口、鳥越神社、蔵前駅などを巡る。


    千代田区神田和泉町

     


    4/3 染井霊園

     

     第471話の「桜篇」の[c]に記した通り。染井霊園は、徒歩だとアクセスしにくいが、自転車なら多少迷ってもどこかしらに出る。

     霊園に来たのが初めてとなると、その大部分が属する豊島区駒込五丁目もほぼ初探訪。西隣の巣鴨五丁目とあわせて、桜のシーズンはあちこち走り、すっかりおなじみとなった。


    巣鴨五丁目


    駒込五丁目

     巣鴨五丁目は、細い道が縦横に走る。その中で幹線クラスと言えるのが、朝日小学校を経由し、巣鴨四丁目交差点に出る「朝日通り」。最近まで自転車のメインルートの一つだった。

     


    4/19 林町〜白山御殿町

     

     小石川植物園に行ったことはあっても、その外縁にあたるエリアは未知かつ未踏。特に、今の町名で白山四丁目にあたる一帯はこの日初めて奥に入った。総じて、高台の邸宅街という印象を受けた。北隣の千石二丁目はかつて「林町」、その隣が白山四丁目の大半を占める「原町」、そして「白山御殿町」と続く。かつての町名は、町内会などに残っていて、随所で目にした。写真の高級感ある集合住宅もその一例。「パークハウス白山御殿町」という。


    文京区千石二丁目

     


    4/19 千川通り

     

     白山四丁目界隈を訪ねたのと同じ日の帰り。小石川植物園外縁のもう一方、白山三丁目を経由すべく、千川通りを通ることにした。白山三丁目界隈は、植物園に来た際に歩いているので"初"ではないが、千川通りをひたすら進むというのはかつてなかったので、いくつか初エリアを通過することになる。→レポート

     そのうちの一つが南大塚一丁目。夕闇迫る中、一丁目側から二丁目側を撮りつつ、この日は大塚駅に向かった。千川通りは、通勤経路として使えることがわかったので、第477話での「→[滝]→[大]→[小]→[春]→」のルートで採用。その後は、写真の地点から南大塚一丁目の内側に入るルートも見つけた。その通りの名称は、「大塚三業通り」という。


    豊島区南大塚一丁目

     


    4/25 牛坂

     

     春日一丁目は、文京シビックセンター、ラクーア、後楽園駅などがあり、古くから知るエリアだが、富坂を上がり、中央大学を越えた辺りは訪ねたことがなかった。春日一丁目の西側が未知だったことになる。この日、中大の食堂に寄った際、満を持してその一帯(旧町名は仲町、大和町など)へ。牛天神(北野神社)と牛坂が当地にあることを知る。→レポート

    春日一丁目

     ちなみに、第343話に書いた安藤坂は、このすぐ近く。ピンポイント的な初探訪といった方がいいかも知れない。

     


    5/9 尾久銀座

     

     第362話では、「尾久の奥」とシャレを兼ね、都電荒川線の北側に広がる西尾久六丁目・三丁目、東尾久八丁目をメインに紹介した。話中、「次に尾久を紹介する回では、あっぷるロード小台の真ん中あたりから、西尾久と東尾久の境界、さらには、熊野前から東尾久四丁目に抜ける道筋…」などと書いていて、その一部をようやく実現したのがこの日ということになる。

     日暮里・舎人ライナーの赤土小学校前駅の北側から西に向かって進んでいたら、期せずしてその「熊野前から東尾久四丁目に抜ける道筋」の中途に出た。その(いい意味で)古めかしい商店街は、「おぐぎんざ商店街」という。尾久はやはり奥深いものを感じる。→レポート

    東尾久四丁目

     


    5/11 谷中五丁目

     

     谷中もそこそこ出没している心算だったが、谷中銀座と三崎坂を結ぶ道(六阿弥陀道の南半分)は訪ねたことがなかった。

     2日前(5/9)に初めて通った時は夜だったので、明るいうちに来たのはこの日が初。写真は、その道の途中にある岡倉天心記念公園。緑が目映かった。

     


    7/21 北大塚三丁目

     

     自転車通勤で板橋駅を経由した際、駅の東口から豊島区と北区の区境を辿るように走り、明治通りに出たところで、そのまま交差点を進んだところ、北大塚三丁目の北端に出た。丁目と同じ名称の交差点(五差路?)に来たのだが、方向感覚が狂い、目指すべき大塚駅方面から遠ざかることに。坂道を上がったところで、間違いに気付き、別の細い坂を下る。そして行き着いたのが、写真の空蝉橋通り界隈だった。道を間違えなければ三丁目の東側をかすめた程度。計らずも北大塚三丁目(特にアップダウン)に踏み入れることとなった。


    右に進むと、山手線などを越える空蝉橋

     


    9/25 滝野川七丁目(滝野川市場通りなど)

     

     北区在住ながら、滝野川エリアについては未踏の範囲が広く、第471話に示した紅葉橋から滝野川二丁目交差点までの道路をはじめ、その道路の両側にあたる二丁目、三丁目、さらには五丁目、七丁目と、自分でも驚くほどの疎遠ぶりだった。

     北区内共通商品券というのがあって、その取扱店一覧を見ていると、当然ながら滝野川地区の商店街で見ず知らずの名前がいろいろとあることに気付く。少し頭に入っていた分、その名前を実際に目にした時は、「ここだったか!」となる訳だが、意外だったのは滝野川七丁目にある「滝野川市場通り商店街」だろう。かつて野菜市場があったことに由来するようだが、「」住宅地に囲まれた場所にそこだけ商店街があるような状態だったので、意表を衝かれた。写真は、商店街の北側付近から少し板橋駅に行った谷端小学校の角で撮ったもの。道路を奥に進むと、旧中山道と並行しつつ板橋駅東口に出る。

     


    10/12 滝野川三丁目・五丁目と瀧野川八幡

     

     自転車通勤のルートをあれこれ試している中で、よく使うようになったのは滝野川三丁目のほぼ中央を縦断する道。その中央線を軸に、三丁目はあちこち走るようになった。五丁目は、三丁目の西隣。丁目の境界には、八幡通りという高低差のある道路が走る。当地は、区の商品券の取扱店一覧で目にしていた「八幡通り商店会」と一致する。10/10、帰路に板橋駅界隈に来た際、中山道の脇道で、レトロ感漂う商店街「宮元商店会」に入って行ったのが、八幡通りを知ったきっかけ。宮元も八幡も初めてだったが、それら二つの商店街の名前の由来になっている瀧野川八幡神社については知らぬ存ぜぬだったのだからお恥ずかしい限りである。

     八幡神社をお参りしつつ、八幡通りなどを改めて見物したのは、10/11。朝に訪ねたのは、10/12だった。旧滝野川村の鎮守ということで、立派なお社だった。お導きあっての滝野川五丁目、そんな気がする。


    滝野川五丁目


    滝野川三丁目

     


    11/27 日暮里中央通りの東

     

     久々に浅草方面に寄りつつの自転車通勤となった日。明治通りをそのまま行くよりも、途中、三河島駅や吉原を経由する方が近道と考え、実行した。京成線の新三河島駅を過ぎたところで尾竹橋通りに入り、三河島駅の先をしばらく行くと、日暮里駅から東に延びる「日暮里中央通り」と交差する。この交差点の近くまでは来たことがあったが、ここからさらに東に行ったことはなかった。

     その日暮里中央通りを代表する社屋と言えば、やはりEDWIN(→参考。建物のカラーリングが独特で、遠くからでもすぐにわかった。


    EDWIN本社


     下谷三丁目停留所付近を走る「都08」(日暮里駅前行き)

     日暮里中央通りをさらに東に進むと、道は南東方向になり、荒川区から台東区に入る。台東区の町名は、根岸四丁目・五丁目。鶯谷駅に近い一〜三丁目は知るところだが、こちらの丁目は初探訪だった。ただし、都バスの基幹路線「都08」(日暮里〜錦糸町)が通ることから、車上では通過済み。ともあれ、この後は都バスに沿うように、下谷三、竜泉、西浅草三(いずれも停留所名)といった順に走行。無事、浅草駅まで行くことができた。


     

     写真を撮り損ねたため、今回紹介できなかったエリアとしては、大塚駅と庚申塚を結ぶ折戸通り(特に豊島区北大塚一丁目・二丁目の境界付近)、台東区の東浅草界隈が挙げられる。この他、自転車通勤時以外での初探訪エリアもいくつかある。何はともあれ、我ながらよく動いたと思う。

    ・・・

     こうしたネタ、一つ一つにボリュームがあるので、一年間のまとめで出すのはもったいない気もする。2018年は、初めて訪ねた地で「これは!」というのがあったら、早めにご紹介しようと思う。

     

     


     

    こちらもどうぞ ⇒ 自転車での移動あれこれ

    第43話 水無月 / 第103話 頭上注意 / 第138話 止めてもいいけど... / 第211話 環状第8号線全通 / 第215話 自転車で23区を走る / 第362話 尾久の奥の細道 / 第401話 4・3・4・3 / 第451話 後楽園〜本郷弥生〜不忍池

     

     

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    第486話 沼袋(2017.12.1)

     

     東京モノローグ、タイトルの先頭50音別で最後に残った「ぬ」。残っていたもう一つ「る」を第484話で果たせたので、その流れで2017年のうちに出しておくのがよかろうと思い至る。で、ここひと月ほど、「ぬ」始まりのネタを画策。ボジョレーヌーヴォーのシーズンなので「ヌーヴォー」がいいかとも思ったが、ワイン通でも何でもないので断念し、得意!?の地名、駅名の線にした。

     23区内に限れば、地名では練馬区の「貫井」(ぬくい)、駅名では東急多摩川線の「沼部」(ぬまべ)が出てくるが、今一つピンと来ない。ここはやはり、地名、駅名の両方を兼ねた「沼袋」(ぬまぶくろ)だろうと相成り、訪ねることにした。(ちなみに、貫井には貫井駅はなく、西武池袋線の富士見台駅があるのみ。沼部駅の所在地は大田区田園調布本町で、沼部という町名はない。多摩川を挟んだ対岸、川崎市中原区には下沼部がある。)

     初めて沼袋を訪ねたのは、1990.7.20のこと。その日は、自転車で新宿、高田馬場、目白と移動した後、目白通り、新青梅街道を経由し、哲学堂公園へ。そこから、妙正寺川などを経て、沼袋親交会に出た。郵便局辺りに自転車を止め、沼袋から都立家政まで西武新宿線に乗り、都立家政から野方までは徒歩で移動。野方→沼袋の1駅分を再び西武でといった具合で、当時も駅の乗り降りには熱心だった。

     自転車での遠征は、こうした駅探訪が目当てで、それが済めば、あとは帰るばかり。平和の森公園をかすめ、環七通りに出て、当時の居住地、東急世田谷線某駅までひとっ走りだった。ざっと測って約27kmは走っている。若さゆえ、というのがわかる。

     


    11月14日レポート

     

     中野区沼袋一丁目にある、西武新宿線の沼袋駅。27年前は、下りホームから乗り、上りホームに着いたという形なので、下りホームに降り立ち、上りホームから乗車というのは初めてだった。本川越行きの各停で、西武新宿12:03発→沼袋12:15着。地下化に向けた工事中につき、ホームは仮設のような状態で、全体的にサッパリした印象を受けた。白地の仮囲いが延々と続いているのもいい。シンプルで広がりを感じさせる。駅のデザインとしては、こういうのも悪くないと思う。

     


    各停「本川越」行き(沼袋12:15着・発)


    「2面3線」だが、十分広さを感じる


     池袋起点の西武池袋線があるのなら、沼袋を通る西武沼袋線があってもいい?…駅名標を見てふと思う


    中線を西武新宿行き急行が通過

     

     ホームは対面式で、南北に一つずつ。その間に優等列車通過用の線路が中央に一本。線路が一つ多い分、構内は広い。通過線はもとは上下各一本あり、二面四線というのが沼袋駅の仕様だったが、工事用地を確保するため、線路一本分シフトしてこの状況。以前はもっと広かった訳だ。残念ながら、そのかつての姿はもう見ることはできない。

     跨線橋を渡り、駅全体を眺めつつ、北口へ。外に出れば、何とも旧き佳き佇まい。かつて訪れた時もこんな感じだったか… とりあえず、メインストリートと思しき「沼袋親交会」の入口に出る。そのまま親交会に進めば良さそうなものだが、今度は踏切を渡り、南口へ。つい跨線橋を使ってしまったが、下りホームを進み、西の端に出れば、南口にアクセスできたことがこの時わかる。その南口駅舎、見ると比較的新しい。調べたら、2000年にできたそうな。対面式ホームの地上駅の場合、一方にしか出入口がないと、何かと不便なのは自明。駅の外に歩道橋や地下道があれば話は別だが、それらがなく踏切が「開かずの」タイプだと、いつまで経っても電車に乗れないといった事態が起こる。随分と整備が遅かったものだと思う。(沼袋駅の開業は90年前、1927.4.16のこと。70年以上、北口のみだったことになる。)

     


    かつては北口だけだった沼袋駅


     連続立体交差事業=地下化工事。工事の概要は、ここに記載の通り。偶然にも訪ねた当日に、工事の進捗ページが更新された(→参照)。「沼袋駅部」では、土留工事と軌道仮受工事を施工中だそうな。


     北口の踏切付近では解体工事も。取り壊し対象はみずほ銀行の支店だった。


     27年前に来た時も「沼袋親交会」だった。「とかいなか ぬまぶくろ」というのが目を惹くが、キャッチコピーとしては果たして?

     こちらは27年前にはなかった南口。北口と比べると洗練された感じを受けるが、都会的とまでは行かない。「とかいなか」の一環ということにしておこう。

     この写真のポイントはもう一つ。東京電力の送電線の名称・・・「西武沼袋線」とある。上出来だと思う。

     

     南口にも親交会は続くが、商店街というほどの集積はなく、程なく妙正寺川に架かる新道橋が現れ、その先はなだらかな坂になっていた。この付近は、1990年に自転車で通っている筈だが、今となっては記憶の彼方。坂に隣接する平和の森公園を少しだけ散策し、引き返した。公園や昔からの川があるためか、南口は閑静で、落ち着いた雰囲気。北口とは別世界だと思った。

     

     南口に移転した沼袋交番と、妙正寺川に架かる新道橋。沼袋の地名の由来は、妙正寺川流域の水はけの良くない湿地にある。雨が降れば水があふれ、遊水池ができ、それらが袋のように...ということらしい。

     平和の森公園。散策時の様子は、「続々 東京百景」(#072)に綴った。

    駅周辺地図。「沼袋」の起源となった湿地の分布を窺い知ることはできないが、妙正寺川の蛇行は見てとれる。北側では、寺院の集中が目に付く。氷川神社の存在も大きい。境内から鳥居と列車が撮影できるスポットでもある。

     

     再び踏切を越え、かつて通った(ことになっている)沼袋親交会へ。こちらは、いかにも商店街という店構え、街並みが続き、妙な安心感を覚える。道幅は決して広くなく、クルマは一方通行。そこを京王バスが走り抜ける。バスは、練馬駅と中野駅を結ぶ「中92」系統。一方通行の都合上、ここを通るのは中野駅方面のバスのみで、練馬駅方面については、ずっと東、新井薬師前駅近くを通る。珍しい系統があるものだと思う。(参考PDF→バス路線図

     

     中野駅に向け、踏切を通過する京王バス。この先、平和の森公園の脇を進んで行く。

     地上駅としての沼袋駅はいずれ見納め。跡地の用途が気になる。列車は12:34発の西武新宿行き。

     この日の折り返し地点。「とかいなか」の風情を感じなくもない。

     親交会の数ある店舗で、思わず見入ってしまったのがここ。イートインタイプのオリジン弁当、その名も「Origin」!

     

     親交会はまだまだ続いていたが、200mほど来たところで、駅へ戻った。折り返した地点は、実相院の付近。右へ進めば、禅定院、明治寺など複数の寺院に出る場所だった。「寺町」といった要素もありそうだったが、この日は天気がパッとしなかったこともあり、これまで。12:44発の西武新宿行きで帰途についた。沼袋での滞在時間、30分ほどだった。次に来るのは地下化する前か、その後か…どっちみち、それなりのきっかけや機会が必要な気がする。

     

     支店は解体されてしまったが、みずほ銀行のATMコーナーは場所を変えて存続。隣には、三菱東京UFJのATM、そのまた隣が「中野沼袋郵便局」。ATMをハシゴするには便利。

     沼袋駅北口の昔ながらの街路。奥には、禅定院、百観音などが控える。門前町の趣といったところか。

     


    (付記)

     

     「アド街ック天国」での西武新宿線の取り上げ方はあまり芳しくなく、高田馬場から西は、中井(2回)、新井薬師前(2回)、野方(1回)といった具合で、その次は上井草まで出てこない。沼袋は、新井薬師前と野方の間にあって、すっぽかされたような印象がある。そろそろ出てきてもよさそうな感じはするが、どうだろう。(番組で出てくることがあれば、今度は練馬からバスで訪ねてみようと思う。)

     

     


     

    こちらもどうぞ ⇒ 西武新宿線(沿線、駅)が出てくる話題

    第34話 野方 小旅行記 / 第249話 東西新井参り / 第339話 キーワードは"衝撃" / 第401話 4・3・4・3〜黄金週間2014 / 第481話 夕景、夜景

     

     

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    第485話 485系(2017.11.15)

     

     話数にちなんだネタ、最近では461=白い…と読み替え、「白いものログ」というのをやってみた。数字そのものズバリというのもなくはないが、実はあまりなく、今回ようやくというか、満を持して、鉄道の車両形式に合わせた形での話をご紹介する運びとなった。485=485系である。

     これを思いついた際、ふと考えたのは、果たして当該形式の写真ストックがどのくらいあるだろうか、ということ。国鉄時代(しかも初期の車両は筆者と同い年)の古い形式のため、製造時の姿のまま現役というのは、デジカメで撮った範囲ではごく少なく、実は最後まで残っていたリニューアル形式「485系3000番台」も、今年3月のダイヤ改正で引退。原形をとどめたタイプを撮った写真は、そう多くないことが予想され、ネタとして成立するか不安があった。

     が、かつて一世を風靡した特急電車だけあって、原形と異なる姿にはなっても、今なお現役という車両が残っている。485系ならではの底力と言えるだろう。それらは「ジョイフルトレイン」というタイプで括られるが、それぞれに特色があり、個性的。団体客向けの専用列車や、季節ごとの臨時列車などで活躍していて、目にする機会も多かった。これらを含めることで、485系のラインナップをある程度確保・・・今回はそんな具合である。(なお、485系の仲間とも言える481、483、489の各形式と、485系を改造し、別名の形式になった車両については割愛することにした。)

     原形タイプ、ジョイフルトレインタイプに分け、(原則として)それぞれ撮影日が古い順に紹介する。

     


    1.原形タイプ

     

    特急「日光」または「きぬがわ」

     2006.3.18、JR・東武直通(新宿〜栗橋〜日光・鬼怒川温泉)で登場したのがこの485系(左)。当時の東武100系「スペーシア」と同じ配色なのがポイント。(2006.4.16/新宿駅)

    *日光・鬼怒川 直通特急 → 第206話(後段)

     


    快速「あいづライナー」

     

     「日光」「きぬがわ」で運用された485系は、小山車両センターから仙台車両センターへ移籍し、2012.2.25以降は「あいづライナー」で活躍。だが、2015.3.14のダイヤ改正で「あいづライナー」は廃止に。その翌日に団体臨時列車で運行したのを最後に引退した。(2015.1.10/郡山駅)

     


    特急「いなほ」

     新潟車両センター所属の485系3000番台。2014.7.11に「いなほ」での運用を終え、以後、新潟〜秋田で485系を見ることはなくなった。(→参考)(2012.7.20/羽後本荘駅)

     「いなほ」後は、快速列車として走り続けた485系3000番台。新潟〜糸魚川を1往復していたが、今年3月のダイヤ改正で快速運転がなくなり、この485系も姿を消した。(2015.10.31/新潟駅)

     


    485系K100編成

     尾久で見かけ、思わず「!」。勝田車両センター所属の485系で、通称「K100編成」というらしい。常磐線の臨時列車で使われていたが、当の常磐線では見た憶えがない。2013年1月に廃車となった。(2012.9.11/尾久駅)
     K100の由来は、K40(4両)とK60(6両)の二つの編成を連結運用していることによる。先頭部のイルカがポイント。(2012.9.17/尾久駅)

     


    特急「白鳥」

     青森車両センター所属の485系3000番台。新青森〜函館を結び、青函トンネル内では、時速140kmと「485系最速」で駆け抜けていた。2016年3月の北海道新幹線開業と引き換えに引退。(2014.4.6/五稜郭駅→駅ログ

     五能線、男鹿線の旅の途中、秋田車両センターで思いがけず遭遇。(2017.6.11)

     


    国鉄特急色

     2011年春に郡山総合車両センターで「国鉄特急色」に塗装変更され、2016.6.18・19のラストラン(→参考まで、往時の雄姿を示しつつ活躍した。(2015.5.11/尾久駅)

    *動画 → 特急「やまばと」号 尾久駅通過シーン(2012.7.7)

     


    急行「能登」

     今となっては実に懐かしい「ボンネット」タイプの特急形電車。(485系ではなく489系だが、せっかくなので。) 金沢総合車両所の所属で、上野〜金沢の夜行急行列車として走った。2010年5月に廃車。(2010.2.13/上野駅)

     


    特急「にちりん」

     自分の手でしっかり撮影した485系、初めての写真と言えるのがこの一枚。(1990.11.20/別府駅)

     

     



    2.ジョイフルトレイン

     

     特に「お座敷」タイプの列車は、易々とは乗れない。乗ったことがあるのは「宴」と「ニューなのはな」のみ。お座敷以外では、「きらきらうえつ」だけという...見ている割には乗っていないのが、485系のジョイフルトレインなのだった。

     

    (はな)

     「華」が登場したのは1997年。実際に目にしたのは随分と後だった。(2006.11.11/尾久車両センター)

    (2013.3.20/新宿駅)

    (2014.5.20/新宿駅)

     


    リゾートエクスプレスゆう

     1991年デビュー。上野駅で偶然見かけた時は衝撃的だった。(2010.2.13)

    583系と横並びで展示された「ゆう」(2016.11.12/尾久車両センター)

     


    リゾートやまどり

     2011年にお目見え。時々出くわすが、乗ったことはない。(2011.8.20/「リゾート草津」@新宿駅)

    (2013.2.10/「伊豆いで湯やまどり」@熱海駅)

    (2017.2.11/来宮駅)

     


    (うたげ)

     不思議とご宴、もといご縁があったのが「宴」(1994年〜)。乗車記録は、第352話の通り。


    (2012.4.28/海浜幕張駅)→動画


    (2012.11.23/新木場駅)→動画


    (2013.6.23/赤羽駅)


    (2016.6.15/尾久駅)

     


    ニューなのはな

     1997年にデビューした「ニューなのはな」。引退が噂されていたので、快速「リゾートあわトレイン」として走っている時期に乗りに行った。(駅ログ→太海保田

    そして、2016.9.25、津田沼→長野の片道臨時列車(→参考の運転を最後に引退。秋葉原→御茶ノ水の途中、万世橋でその列車を見送った。

     


    ジパング

     2012年登場の「ジパング」(盛岡車両センター所属)。普段は、岩手エリアを中心に走っているので、尾久車両センターのイベント(2014.11.15)では目玉の一つだった。

     


    いろどり(彩)

     運用されたのは、2007.1.21〜2017.9.30と短めだった。ジョイフルトレインだが、原形車とも言える。(2015.2.21/特急「勝浦ビッグひな祭り号」@錦糸町駅)→動画

     


    きらきらうえつ

     新潟方面に行ったらぜひ、と思っていたのがこの「きらきらうえつ」(2001年〜)。新潟から村上まで、50分ほど楽しませてもらった。(駅ログ→村上

     


     こうして振り返ってみると、それなりのような気もするし、まだまだのようにも思える。とにかく、485系ジョイフルトレインが現役のうちに、乗れるだけ乗っておこうと思う。今冬の臨時列車が一つの狙い目だろう。(→一例

     


     

    こちらもどうぞ ⇒ 関連する話題・動画

    第9話 雪が降る / 第417話 2015年3月ダイヤ改正概説(前編)

    快速「ムーンライトえちご」赤羽駅通過シーン(2009.3.30)

     

     

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    第484話 「ル・・・」コレクション(2017.11.1)

     

     東京モノローグ、連載20年を迎え、話数もおかげ様で480を越えた。これだけあれば、タイトルの先頭を50音別に見た時、「あ」から「わ」まで全て揃っていても良さそうなものだが、まだ出ていないのが二つある。「ぬ」と「」だ。

     ネタがない時の秘策としてとっておくのもいいと思っていたが、この調子だといつまで経っても出番がない可能性もある。ならば、出せる時に出そうと考え、一つクリアすることにした。(20年の節目も越えたことだし)

     些か安直だが、今回は「ル」(または「る」の読み)で始まるものをまとめて紹介する。遡ると際限ないので、ここ10年ほどで撮った写真の中からピックアップしてみた。(記憶を頼りに、該当する被写体を探すという、かつてないアプローチ?) ご笑覧のほどを。

     


    1.一般名詞編

     

    ルーター

     

     何かのおまけでくっついてきた品。拙宅で無線LANを使うことは当時は考えられなかったので、オークションに出した。相応の価格で落札してもらえ、ありがたかった。

     


    ルームキー

     

     フロントで渡される鍵の類は、こう呼ばれることが多い。泊まった部屋の様子を撮ることはあっても、ルームキーを撮っておくことはあまりないので、出てきたのはこの程度。(参考 → 第412話第479話) 


    リゾートホテル モアナコースト(205号室)

    NEC那須リゾート(201号室)

     


    ルッコラ

     

     なかなか特定しづらいが、ルッコラと思しき葉物が多めに盛られているメニューを集めてみた。それはルッコラなのか、似て非なるものなのか、どうにもわからない。ご教示願いたいものだ。

     

     こちらは参考用。お高めのスーパーだと、これで198円。

     


    2.店舗、施設、商品等

     

    ルアンルアン(リラクゼーションサロン)

     

     リフレクソロジー専門店。都内では、ここ赤羽の他に5つある。足裏メインの「リラクゼーションコース」(1,000円OFF)を予約した際に撮った一枚(なぜ撮っておいたのかは不明)。

     第461話「白いものログ」の中で紹介した歯を白くするお店は、昨夏の閉店後、このルアンルアン内に移ってきた。リフレクソロジーしながら、ホワイトニング? 効率はよさそうだが、はてさて。

     


    ルクエ(スチームケースなど)

     

     これまたなぜ撮っておいたのかが判然としない一枚。おそらく「lekue」のeにアクサン‐テギュ[´]が付いているのに、なぜ「レクエ」と読まないのか、といった疑問があったから?とか。フランス語の読みなら、そうなると思うが、どうやらスペイン語の発音らしい。今回のネタとしてはよかった。 

     


    ルネッサンスシティ(NEC玉川)

     

     これが全面的にオープンしたのは2005年5月のこと(→参考。筆者はこの「インテリジェントビル」が建つ前(にあった工場棟)に勤務していた。今はご招待イベントがあれば中に入れる。これまでに二度訪れ、気分は正に「ルネッサーンス!」だった。

     


    ルノアール(喫茶室)

     

     単価は高めだが、ひと度注文すれば延々と居られるのがルノアールの強み。省エネ学習の教材づくりの打合せなどで、新宿西口(ハルク付近)のルノアールにはよく足を運んだ。(教材関係 → 第416話[10.])

     長居できるのはいいのだが、当店は分煙が不完全だったため、時間が経つと煙の濃度が高くなり、苦しくなってくる。省エネも大事だが、まずは「省煙」。そう思いながらの打合せだった。

     写真(左)のルノアールは、御徒町駅ホームから松坂屋方向を撮った際にたまたま写っていたもの。入ったことはない。

     


    写り込みの御徒町南口駅前店

    通りがかりの池袋東口店

     



    ルミネ

     

     「ル」で始まる商業施設と言えばやはり「ミネ」。駅近なので、それなりに機会はありそうなものの、新宿のルミネ、大船のルミネウィングに時々といった程度。この有楽町店も一度か二度である。

     


    ルンバ(Roomba)&ルーロ(RULO)

     

     言わずと知れた自走式掃除機。どちらも日本語読みでは「ル」で始まる商品だが、アルファベット表記は違っていて、カナがない状態だと、「ルーンバ」と「ルロ」になりそうなところが面白い。

     

     


    LUMIX

     

     パナソニックには、「ルーロ」の他に、デジカメ「ミックス(LUMIX)」がある(「RU」ではなく「LU」なのがポイント)。呼称も表記もカッコイイのだが、筆者常用のLUMIX(DMC-TZ55)は、どうもハズレ品だったようで、時に不具合が生じる。秋葉原にある修理工房にはこれまで三回お世話になった。(→第453話「想定外あれこれ」)

     


    3.美術(海外関係)

     

    ルーヴル

     

     「ルーヴル美術館展」の名称で展覧会が続いたことがあった。東京都美術館で開かれた時は2008.2.26に、国立新美術館での開催では2009.4.26にそれぞれ出かけた。いずれも満員御礼で、本場並み(いや、それ以上?)の人気だった。

     


    東京都美術館での同展入口の様子

     こちらは2001年ヨーロッパの旅での二枚。上はーヴル美術館、下はスイス国鉄のガノ駅。

     


    ルーベンス

     

     と来れば、「フランダースの犬」。かの名場面で出てくるルーベンスの祭壇画の一つがこの「キリストの昇架」。アントワープの聖母大聖堂で実物を見た時は、息を呑んだ。

     


    大塚国際美術館の「キリストの昇架」(陶板画)

     1999年ヨーロッパの旅での二枚。上はクセンブルクのフィンデル空港、下はアントワープ聖母大聖堂の「キリストの昇架」。

     


    ルノワール

     

     ルノアールだと"さっきの喫茶"になってしまうためか、画家の方は「ルノワール」と書くのが主流のようだ。各種展覧会で、現物を目にしているが、大塚国際美術館では、代表作をまとめて鑑賞(+撮影)でき、感無量。写真の三点は、「マルゴの肖像」(左上)、「ぶらんこ」(左下)、「ブージヴァルの踊り」(右)
    *「
    バロック〜近代」のフロア、69番のコーナーにある。(番号は627〜629)

     


    4.鉄道編

     

    留萌

     

     「る」で始まる「市」は、全国で留萌市のみ。駅は、「留萌」(→駅ログと「留辺蘂」(るべしべ)の二つある。JR北海道の路線は、持続可能性が問われる区間が多々あるが、留萌本線(深川〜留萌)は、赤信号相当(輸送密度200人未満)の一つ。この留萌駅も存続が危ぶまれている。
    *参考 → 当社単独では維持困難な線区の経営情報等の説明状況について(PDF/2017.10.12)

     


    瑠璃色

     

     かつて常磐線の特急列車で主に運用されていたE653系。リニューアル工事(+塗色変更)を経て、2013年9月に新潟エリアで走り始めたが、今度はお色直しバージョンが登場することになり、またまた話題になっている。つい先日、10月27日に営業運転を始めたのは何と「瑠璃色」のE653系。全面真っ青で、かなりインパクトがある。実物を見てみたいものである。(→参考


     常磐線時代のE653系K306編成。リニューアルでE653系1000番台U-106編成になり、今回「瑠璃色」に変身。

     かつてのK307編成(右)は、12月に「ハマナス色」になってデビューする。

     


    るるぶ銀座線

     

     日頃お世話になっている「るるぶ」。東京メトロの路線特集版としては初となる「るるぶ銀座線」が、10月30日に発売された。地下鉄開業90周年記念での発刊。ネタ的にも必携、必読かも知れない。

     


     

     探せばまだ出てきそうな気はするが、ひとまずこんな感じ。「類は友を…」ではないが、結構揃うものだと思った。(なお、本稿作成時のBGMは、Luther Vandrossの曲にした。)

     さて、残るは「ぬ」始まりの一話だが、同じようなコレクション系で行くかどうかは今のところ未定である。 


     

     

     

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