第487話 初探訪十七景〜自転車通勤2017 |
第486話 沼袋 |
第485話 485系 |
第484話 「ル・・・」コレクション |
第487話 初探訪十七景(2017.12.17)
2011年に十一景、2014年に十四景と来たので、今回は"順当に"2017年の振り返りとして、(初探訪)十七景をご紹介しようと思う。(この調子で行くと、次回は三年後で二十景?)
1/26 旧白山通り
第477話のうち、「→[滝]→[巣]→[白]→[弥]→[茶]→」のルートでふれた旧白山通り。千石と本郷を結ぶちょっとした幹線道路だが、その距離は2kmに満たない。短い割には、全区間を通ったことがなく、自転車で来て初めて走破できた。
2/3 高田二丁目
通勤というか、直出で新宿に寄ってから出勤ということで、その道中で訪れたのが豊島区高田。その二丁目で「のぞき坂」なる急坂に遭遇した。まずお目にかかれない坂だと思う。→レポート
3/3 白山四丁目
自転車通勤時のメインルート「→[滝]→[巣]→[白]→[小]→[春]→」途中にあるエリア。白山通りを南下している際、気になる脇道(坂道)があったので、フラリと入ったところ、程よい感じの邸宅が並ぶ街路に出た。白山四丁目のほんの一角だが、その広域な四丁目は、総じてこんな感じで安らぐ。時には経由しようと思う。
3/3 小石川二丁目
自分でも驚くほどご縁がなかったのが小石川界隈。春日通りと千川通りに囲まれるような感じで、小石川一丁目から五丁目まであるが、どの丁目もきちんと足を踏み入れていなかった。目的意識を持って訪ねたのは、第438話に記したダイエー小石川店の時がほぼ初めて。大通りに面していない小石川エリアに入ったのは、ようやくこの日になってのことだった。緩やかに蛇行する道路に沿って、店舗兼住宅が建て込む。タイムスリップしたかのような光景が二丁目にはあった。
3/10 千石四丁目(千石本町通りなど)
3月上旬、巣鴨から千石の間を白山通り(都営三田線の上)ではなく、西に少し入った道で行くことにした。主に千石四丁目にあたる。
3/10 清洲橋通りと神田和泉町
江東区清澄と、中央区日本橋中洲とを結ぶ「清洲橋」。隅田川に架かるその橋は、橋の北や東に延びる道路にその名を冠し、上野〜馬喰町〜清澄白河〜砂町といったルートを辿る。名の通った「清洲橋通り」だが、筆者が接したのは、せいぜい台東区エリア(稲荷町〜新御徒町〜鳥越)と、馬喰町界隈くらい。その間にあたる総武線や靖国通りと交差する一帯(千代田区の東端)については、これまでなぜか縁がなかった。
4/3 染井霊園
第471話の「桜篇」の[c]に記した通り。染井霊園は、徒歩だとアクセスしにくいが、自転車なら多少迷ってもどこかしらに出る。 巣鴨五丁目は、細い道が縦横に走る。その中で幹線クラスと言えるのが、朝日小学校を経由し、巣鴨四丁目交差点に出る「朝日通り」。最近まで自転車のメインルートの一つだった。
4/19 林町〜白山御殿町
小石川植物園に行ったことはあっても、その外縁にあたるエリアは未知かつ未踏。特に、今の町名で白山四丁目にあたる一帯はこの日初めて奥に入った。総じて、高台の邸宅街という印象を受けた。北隣の千石二丁目はかつて「林町」、その隣が白山四丁目の大半を占める「原町」、そして「白山御殿町」と続く。かつての町名は、町内会などに残っていて、随所で目にした。写真の高級感ある集合住宅もその一例。「パークハウス白山御殿町」という。
4/19 千川通り
白山四丁目界隈を訪ねたのと同じ日の帰り。小石川植物園外縁のもう一方、白山三丁目を経由すべく、千川通りを通ることにした。白山三丁目界隈は、植物園に来た際に歩いているので"初"ではないが、千川通りをひたすら進むというのはかつてなかったので、いくつか初エリアを通過することになる。→レポート
4/25 牛坂
春日一丁目は、文京シビックセンター、ラクーア、後楽園駅などがあり、古くから知るエリアだが、富坂を上がり、中央大学を越えた辺りは訪ねたことがなかった。春日一丁目の西側が未知だったことになる。この日、中大の食堂に寄った際、満を持してその一帯(旧町名は仲町、大和町など)へ。牛天神(北野神社)と牛坂が当地にあることを知る。→レポート
ちなみに、第343話に書いた安藤坂は、このすぐ近く。ピンポイント的な初探訪といった方がいいかも知れない。
5/9 尾久銀座
第362話では、「尾久の奥」とシャレを兼ね、都電荒川線の北側に広がる西尾久六丁目・三丁目、東尾久八丁目をメインに紹介した。話中、「次に尾久を紹介する回では、あっぷるロード小台の真ん中あたりから、西尾久と東尾久の境界、さらには、熊野前から東尾久四丁目に抜ける道筋…」などと書いていて、その一部をようやく実現したのがこの日ということになる。
5/11 谷中五丁目
谷中もそこそこ出没している心算だったが、谷中銀座と三崎坂を結ぶ道(六阿弥陀道の南半分)は訪ねたことがなかった。
7/21 北大塚三丁目
自転車通勤で板橋駅を経由した際、駅の東口から豊島区と北区の区境を辿るように走り、明治通りに出たところで、そのまま交差点を進んだところ、北大塚三丁目の北端に出た。丁目と同じ名称の交差点(五差路?)に来たのだが、方向感覚が狂い、目指すべき大塚駅方面から遠ざかることに。坂道を上がったところで、間違いに気付き、別の細い坂を下る。そして行き着いたのが、写真の空蝉橋通り界隈だった。道を間違えなければ三丁目の東側をかすめた程度。計らずも北大塚三丁目(特にアップダウン)に踏み入れることとなった。
9/25 滝野川七丁目(滝野川市場通りなど)
北区在住ながら、滝野川エリアについては未踏の範囲が広く、第471話に示した紅葉橋から滝野川二丁目交差点までの道路をはじめ、その道路の両側にあたる二丁目、三丁目、さらには五丁目、七丁目と、自分でも驚くほどの疎遠ぶりだった。
10/12 滝野川三丁目・五丁目と瀧野川八幡
自転車通勤のルートをあれこれ試している中で、よく使うようになったのは滝野川三丁目のほぼ中央を縦断する道。その中央線を軸に、三丁目はあちこち走るようになった。五丁目は、三丁目の西隣。丁目の境界には、八幡通りという高低差のある道路が走る。当地は、区の商品券の取扱店一覧で目にしていた「八幡通り商店会」と一致する。10/10、帰路に板橋駅界隈に来た際、中山道の脇道で、レトロ感漂う商店街「宮元商店会」に入って行ったのが、八幡通りを知ったきっかけ。宮元も八幡も初めてだったが、それら二つの商店街の名前の由来になっている瀧野川八幡神社については知らぬ存ぜぬだったのだからお恥ずかしい限りである。
11/27 日暮里中央通りの東
久々に浅草方面に寄りつつの自転車通勤となった日。明治通りをそのまま行くよりも、途中、三河島駅や吉原を経由する方が近道と考え、実行した。京成線の新三河島駅を過ぎたところで尾竹橋通りに入り、三河島駅の先をしばらく行くと、日暮里駅から東に延びる「日暮里中央通り」と交差する。この交差点の近くまでは来たことがあったが、ここからさらに東に行ったことはなかった。 日暮里中央通りをさらに東に進むと、道は南東方向になり、荒川区から台東区に入る。台東区の町名は、根岸四丁目・五丁目。鶯谷駅に近い一〜三丁目は知るところだが、こちらの丁目は初探訪だった。ただし、都バスの基幹路線「都08」(日暮里〜錦糸町)が通ることから、車上では通過済み。ともあれ、この後は都バスに沿うように、下谷三、竜泉、西浅草三(いずれも停留所名)といった順に走行。無事、浅草駅まで行くことができた。
写真を撮り損ねたため、今回紹介できなかったエリアとしては、大塚駅と庚申塚を結ぶ折戸通り(特に豊島区北大塚一丁目・二丁目の境界付近)、台東区の東浅草界隈が挙げられる。この他、自転車通勤時以外での初探訪エリアもいくつかある。何はともあれ、我ながらよく動いたと思う。 ・・・ こうしたネタ、一つ一つにボリュームがあるので、一年間のまとめで出すのはもったいない気もする。2018年は、初めて訪ねた地で「これは!」というのがあったら、早めにご紹介しようと思う。
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第486話 沼袋(2017.12.1)
東京モノローグ、タイトルの先頭50音別で最後に残った「ぬ」。残っていたもう一つ「る」を第484話で果たせたので、その流れで2017年のうちに出しておくのがよかろうと思い至る。で、ここひと月ほど、「ぬ」始まりのネタを画策。ボジョレーヌーヴォーのシーズンなので「ヌーヴォー」がいいかとも思ったが、ワイン通でも何でもないので断念し、得意!?の地名、駅名の線にした。
11月14日レポート
中野区沼袋一丁目にある、西武新宿線の沼袋駅。27年前は、下りホームから乗り、上りホームに着いたという形なので、下りホームに降り立ち、上りホームから乗車というのは初めてだった。本川越行きの各停で、西武新宿12:03発→沼袋12:15着。地下化に向けた工事中につき、ホームは仮設のような状態で、全体的にサッパリした印象を受けた。白地の仮囲いが延々と続いているのもいい。シンプルで広がりを感じさせる。駅のデザインとしては、こういうのも悪くないと思う。
ホームは対面式で、南北に一つずつ。その間に優等列車通過用の線路が中央に一本。線路が一つ多い分、構内は広い。通過線はもとは上下各一本あり、二面四線というのが沼袋駅の仕様だったが、工事用地を確保するため、線路一本分シフトしてこの状況。以前はもっと広かった訳だ。残念ながら、そのかつての姿はもう見ることはできない。
南口にも親交会は続くが、商店街というほどの集積はなく、程なく妙正寺川に架かる新道橋が現れ、その先はなだらかな坂になっていた。この付近は、1990年に自転車で通っている筈だが、今となっては記憶の彼方。坂に隣接する平和の森公園を少しだけ散策し、引き返した。公園や昔からの川があるためか、南口は閑静で、落ち着いた雰囲気。北口とは別世界だと思った。
再び踏切を越え、かつて通った(ことになっている)沼袋親交会へ。こちらは、いかにも商店街という店構え、街並みが続き、妙な安心感を覚える。道幅は決して広くなく、クルマは一方通行。そこを京王バスが走り抜ける。バスは、練馬駅と中野駅を結ぶ「中92」系統。一方通行の都合上、ここを通るのは中野駅方面のバスのみで、練馬駅方面については、ずっと東、新井薬師前駅近くを通る。珍しい系統があるものだと思う。(参考PDF→バス路線図)
親交会はまだまだ続いていたが、200mほど来たところで、駅へ戻った。折り返した地点は、実相院の付近。右へ進めば、禅定院、明治寺など複数の寺院に出る場所だった。「寺町」といった要素もありそうだったが、この日は天気がパッとしなかったこともあり、これまで。12:44発の西武新宿行きで帰途についた。沼袋での滞在時間、30分ほどだった。次に来るのは地下化する前か、その後か…どっちみち、それなりのきっかけや機会が必要な気がする。
(付記)
「アド街ック天国」での西武新宿線の取り上げ方はあまり芳しくなく、高田馬場から西は、中井(2回)、新井薬師前(2回)、野方(1回)といった具合で、その次は上井草まで出てこない。沼袋は、新井薬師前と野方の間にあって、すっぽかされたような印象がある。そろそろ出てきてもよさそうな感じはするが、どうだろう。(番組で出てくることがあれば、今度は練馬からバスで訪ねてみようと思う。)
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第485話 485系(2017.11.15)
話数にちなんだネタ、最近では461=白い…と読み替え、「白いものログ」というのをやってみた。数字そのものズバリというのもなくはないが、実はあまりなく、今回ようやくというか、満を持して、鉄道の車両形式に合わせた形での話をご紹介する運びとなった。485=485系である。
1.原形タイプ
特急「日光」または「きぬがわ」
快速「あいづライナー」
特急「いなほ」
485系K100編成
特急「白鳥」
国鉄特急色
急行「能登」
特急「にちりん」
2.ジョイフルトレイン
特に「お座敷」タイプの列車は、易々とは乗れない。乗ったことがあるのは「宴」と「ニューなのはな」のみ。お座敷以外では、「きらきらうえつ」だけという...見ている割には乗っていないのが、485系のジョイフルトレインなのだった。
華(はな)
リゾートエクスプレスゆう
リゾートやまどり
宴(うたげ)不思議とご宴、もといご縁があったのが「宴」(1994年〜)。乗車記録は、第352話の通り。
ニューなのはな
ジパング
いろどり(彩)
きらきらうえつ
こうして振り返ってみると、それなりのような気もするし、まだまだのようにも思える。とにかく、485系ジョイフルトレインが現役のうちに、乗れるだけ乗っておこうと思う。今冬の臨時列車が一つの狙い目だろう。(→一例)
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第484話 「ル・・・」コレクション(2017.11.1)
東京モノローグ、連載20年を迎え、話数もおかげ様で480を越えた。これだけあれば、タイトルの先頭を50音別に見た時、「あ」から「わ」まで全て揃っていても良さそうなものだが、まだ出ていないのが二つある。「ぬ」と「る」だ。
1.一般名詞編
ルーター
ルームキー
フロントで渡される鍵の類は、こう呼ばれることが多い。泊まった部屋の様子を撮ることはあっても、ルームキーを撮っておくことはあまりないので、出てきたのはこの程度。(参考 → 第412話/第479話)
ルッコラ
なかなか特定しづらいが、ルッコラと思しき葉物が多めに盛られているメニューを集めてみた。それはルッコラなのか、似て非なるものなのか、どうにもわからない。ご教示願いたいものだ。
2.店舗、施設、商品等
ルアンルアン(リラクゼーションサロン)
ルクエ(スチームケースなど)
ルネッサンスシティ(NEC玉川)
ルノアール(喫茶室)
単価は高めだが、ひと度注文すれば延々と居られるのがルノアールの強み。省エネ学習の教材づくりの打合せなどで、新宿西口(ハルク付近)のルノアールにはよく足を運んだ。(教材関係 → 第416話[10.])
ルミネ
ルンバ(Roomba)&ルーロ(RULO)
言わずと知れた自走式掃除機。どちらも日本語読みでは「ル」で始まる商品だが、アルファベット表記は違っていて、カナがない状態だと、「ルーンバ」と「ルロ」になりそうなところが面白い。
LUMIX
3.美術(海外関係)
ルーヴル
「ルーヴル美術館展」の名称で展覧会が続いたことがあった。東京都美術館で開かれた時は2008.2.26に、国立新美術館での開催では2009.4.26にそれぞれ出かけた。いずれも満員御礼で、本場並み(いや、それ以上?)の人気だった。
ルーベンス
と来れば、「フランダースの犬」。かの名場面で出てくるルーベンスの祭壇画の一つがこの「キリストの昇架」。アントワープの聖母大聖堂で実物を見た時は、息を呑んだ。
ルノワール
4.鉄道編
留萌
「る」で始まる「市」は、全国で留萌市のみ。駅は、「留萌」(→駅ログ)と「留辺蘂」(るべしべ)の二つある。JR北海道の路線は、持続可能性が問われる区間が多々あるが、留萌本線(深川〜留萌)は、赤信号相当(輸送密度200人未満)の一つ。この留萌駅も存続が危ぶまれている。
瑠璃色
かつて常磐線の特急列車で主に運用されていたE653系。リニューアル工事(+塗色変更)を経て、2013年9月に新潟エリアで走り始めたが、今度はお色直しバージョンが登場することになり、またまた話題になっている。つい先日、10月27日に営業運転を始めたのは何と「瑠璃色」のE653系。全面真っ青で、かなりインパクトがある。実物を見てみたいものである。(→参考)
るるぶ銀座線
探せばまだ出てきそうな気はするが、ひとまずこんな感じ。「類は友を…」ではないが、結構揃うものだと思った。(なお、本稿作成時のBGMは、Luther Vandrossの曲にした。)
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