・一般廃棄物5,000万t中、60万tが廃家電品。
・街を巡回する無料引取業者は違法行為には当たらないが、あくまで無料回収(リユース)が前提。有料で引き取ろうとする業者がいたら、それは違法。
・東松山にある浜屋は、その筋では著名。粗悪品を送っても途上国では受け付けられないので、きちんと修理した状態で輸出している点、好評なんだとか。
・家電4品目で1,900万台が廃品になるが、再商品化施設(プラント)に戻ってくるのは1,200万台。700万台が海外へ渡っていると推測されるが、粗悪品は日本に戻ってきているはず。それはいったいどこへ?
・再商品化に競争原理を働かせるため、A:既存業者系、B:メーカー投資による新設系、の2つのグループで再商品化プラント(指定引取場所)が運営されている。19のプラントで見学を受け付けているので、せひ見てほしい。
※オススメは、日立系の東京エコリサイクルとか東芝系のテルムなど。第212話の続編として、今度はこのあたりを画策中。
・家電リサイクル法施行後、5年が経過し、これまで5,200万台を回収。リサイクル料金を支払う必要があるのに、これだけ回収できるというのは世界的に快挙なんだそうで。
・エアコンの非金属系部品の有価物として、プラスチックの比率が増え、再商品化率がアップ。再生プラが進化したことの表れ。
・テレビの再商品化率は、国内メーカーがブラウン管を撤退した時期に下がったが、マレーシアやタイなどのブラウン管工場に対し「工業製品」として輸出できるメドが立ったことで再び再商品化率が上がった。(ブラウン管はまだまだ排出されるが、国内では洗浄後ブラウン管の引き取り先がなくなったため、こういうことに。)
・中古品の海外輸出(不正)は国が対応すべき。輸出したとしても、その国への技術支援やプラント設立支援などが必要だろう。
・この5年間で、不法投棄された廃家電品は17万t。回収された家電品の実に1%どまり。不法投棄への対策に力を入れるのは非効率的ではないか。 |