第511話 2018年15大ニュース(前編) |
第510話 コーヒーチェーン店におけるポイント五選〜「べからず集」的まとめpart26 |
第509話 四国一周 |
第508話 60周年、多摩動物公園 |
第511話 2018年15大ニュース(前編)(2018.12.17)
2018年も残すところ半月。締めくくるには少々早いが、毎年恒例のふりかえりをこの辺でお届けしようと思う。
15.電化製品いろいろ
買い替えではなく、これまでに買ったことがないタイプの電化製品を購入した。第495話に記した空気清浄機に始まり、4/29にはLEDのシーリングライト(調光+調色)を買い(参考→第499話#304のコメント欄)、10月にはシュレッダー、マルチオーディオプレーヤーといった具合。
14.東武三昧
東京近郊の大手私鉄の中で、東武によく乗った一年だった。
その他の関東大手私鉄でのトピックは、以下の通り。普段ご縁がなさそうな鉄道でも、年に一度はお世話になる辺りがやはり大手といったところか。(東京メトロは通勤で利用することもあるので割愛)
13.夏の甲子園
第504話。話題の選手を準決勝で直に見ることができたのは何よりの思い出。暑かった夏を象徴する一日でもあった。
12.観光列車🚃×5
全国津々浦々、観光列車、観光用車両が花盛り。筆者はもともと、乗車そのものを目的化(移動手段としては二の次)した旅を志向するタチなので、その志向に沿った列車が増えるというのは願ってもない話だ。乗れる時は乗るが、行程上合わないこともまた多い。2018年は、その列車の時間にあわせて行程を組むよう意識。乗車券のほかに、座席指定券の類を買えば乗れるタイプが四本、乗る予定の列車がたまたま観光向け車両だったのが一本。そんな結果になった。
9/15は、第506話に綴った通り、「やまどりループ」(水上〜越後湯沢)、「ゆざわShu*Kura」(越後湯沢〜小出)の二本の臨時列車に乗車。車両の愛称はそれぞれ「リゾートやまどり」、「越乃Shu*Kura」になる。(車両名と列車名が混同しそうだが、臨時列車の名称には、車両の愛称が一部に使われることが結構ある。本数が多いのは、車両名=列車名。)
11.温泉♨×5
数としてはそれほどではないが、少々行きにくい温泉地に足を運んだという点でトピックにした。
10.一之宮×5
2017年は、第489話の3.の通り、宇佐神宮、高良大社を参拝した。それぞれ豊前国、筑後国の一之宮にあたる。2018年の旅では、一之宮を念頭にできるだけ廻ることを決め、3/23に嚴島神社(安芸国)、6/8に出石神社(但馬国)、6/9・10に籠神社(丹後国)、6/11に氣多大社(能登国)、11/5に土佐神社(土佐国)を訪ねた。
9.社会保険関係
細かい話は後編で記す予定だが、2018年度から働き方が変わり(仕事は同じ)、社会保険関係のあれこれも変更した。
8.半世紀
昭和を20年、平成を30年…つまり半世紀である。時の経つ早さ、重ねた年の重さを感じる今日この頃。→第507話(蛇足の項の通り) ・・・
どうぞよい12月、よい年末を。
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第510話 コーヒーチェーン店におけるポイント五選(2018.12.2)
朝、時間的余裕がある時は、いわゆるコーヒーチェーンに足を運んで、セットメニューなどをいただく。あの店に行く時は例のセットでとか、クーポンがあるから今日はあちらへといった感じで、何となくパターンを確立しつつあるが、過去に少しでも気になる点があると、時に迷いが生じる。このチャーンの〇〇店なら外さない、というのは案外ないのである。
5.アイスコーヒーなどの氷
コンビニコーヒーも概ね好みが固まってきたが、チェーン店のコーヒーについてもまた然り。筆者は専らアイス派なので、「ここのアイスコーヒーはイイ」というのが明確になってきて、その処し方もだいぶ進化したと思っている。
4.レシートの取り扱い
多客のチェーン店では、レシートを渡すのを省略するケースがままある。レシートを受け取らない客(または「要らない」と明言する客)が多いことが主因と思われるが、電子マネーなど、現金を介さない会計が増え、釣銭を手渡すシーンが減っていることも一因として考え得る。理由はともあれ、渡す気がない店員さんに当たった際は、とにかく声をかけ、受け取るようにしている。店によっては、レシートの後段に「2杯目は〇〇円」とか「おかわり半額」といった記載があって、そのレシートがないと、サービスを受けられない設定にしていることもあって、軽んずべからずなのである。日々の買い物等でも同じ。レシートは積極的に受け取る可しと思う。
3.後片付け等
多くのコーヒーチェーン店では、退店時に客がカップや食器を所定の場所に持って行くシステムが取られている。紙屑やストローなどもトレーごとそのままという店も多く、客側は楽かも知れないが、店内の美観を保つという点ではあまり好ましく思えない。喫煙可の店では、灰皿もそこに集まってくる。気分がいいものでないのは言わずもがなである。
2.分煙徹底または全面禁煙化
分煙の仕方には、かなりバラつきがあり、その仕掛けが緩い店(煙が流れ込む、何となく店内に充満など)の場合はまず利用しない。扉で完全に仕切られていても、開閉の度に漂って来ることがあるので、利用する場合は可能な限り喫煙席から遠い席を選ぶようにしている。
同一フロアで分煙が徹底されている店
になるだろうか。
1.ストップ使い捨て助長
ウミガメが鼻にストローを詰まらせてどうこうとの話題がきっかけということだが、プラスチック製のストローを廃止する動きが、コーヒーチェーン、ファミリーレストランなどの一部で出てきているとか。(→参考記事)
・・・ という訳で、今後もこんな感じで工夫なり留意なりしつつ、より良質な店を選んで利用するようにしようと思う。
おまけ)
地元スポットで漂着物の調査をしていた際の記録のうち、ストローなどが上位だった回は、次の通り。久し振りに様子を見に行ってみようと思う。
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第509話 四国一周(2018.11.19)
“初乗車にして全線完乗”をテーマに掲げると、旅の設定が明確になるもので、9月の只見線に続き、今度は四国の路線でと思い立つ。
1.「13府県ふっこう周遊割」+四国一周
となれば、あわてることはない。11月でもいい訳だ。と、次にさらなる渡し舟が現われる。「13府県ふっこう周遊割」である。
・・・
2.JR四国の在来線特急
今回のフリーきっぷでありがたかったのは、とにかく特急が乗り放題ということ。18きっぷ(またはそれに準ずる企画乗車券)主体の旅が多い筆者は、在来線特急とはあまりご縁がない。その反動もあって(?)、しっかり活用させてもらった。もっとも、特急を使わないと然るべき移動ができないので、JR四国のフリーきっぷではこれが当たり前なのかも知れない。
3.初乗車&完乗
■内子線…こちらをどうぞ
■予土線(宇和島11:36発→窪川13:47着)
1989年に四国を旅した時は、松山からバスで高知に向かった。その後、松山に来ることはあっても、松山以西・以南については縁遠く、愛媛県西部・高知県西部の鉄道も未知のまま。予土線に乗るのは、長年の夢だった。
■牟岐線(海部15:47発→日和佐16:22着、日和佐18:08発→阿南18:54着、阿南9:17発→徳島9:59着)
海沿いを走るイメージが強いが、徳島近郊路線の顔も。徳島〜阿南は、通勤通学や生活路線としての性格の方が強そうだ。全長(海部〜徳島)は79.3km。予土線(北宇和島〜若井)よりも3km長い。
■鳴門線(池谷10:23発→鳴門10:41着、鳴門12:03発→池谷12:20着)
鳴門駅とその周辺は、レンタカーで訪ねている(→第412話)ので、初探訪ではなかったが、鳴門線の乗車、鳴門駅での降り乗りについては今回が初。
JRのほかに、初乗車・全線完乗となったのは、土佐くろしお鉄道ごめん・なはり線(後免〜奈半利)、阿佐海岸鉄道(甲浦〜海部)の二つ。これらの車窓や概略などについては、いずれ「駅ログ」に載せようと思う。
4.宇和島運転区
ここ数年、車両基地イベントに足を運ぶ機会が増えている。その一環で今回は宇和島運転区へ。四国における車両基地イベントは、当地が初。会場はコンパクトながら内容は多彩で、ホスピタリティも高め。はるばるやって来た甲斐はあった。(→直筆リポート記事)
5.バスで岬めぐり
国内の名だたる「岬」というものをこれまで巡ったことがなく、最もメジャーな例は知床岬(2006年7月)といったところ。この時は船で岬に入った。バスで岬を訪れたのは、もしかすると人生初。行程の都合で一度乗り換える必要があり、来ることができたというのが実情だが、とにかく岬に来た。室戸岬である。
先に乗ったバスは、岬を廻った先のジオパークセンターどまり。鉄道駅に通じるバスは本数が限られる。次に乗ったのは、阿佐海岸鉄道の甲浦駅などを経由するバスで、平日7本あるうちの一本。定刻通り14:31に室戸岬を出て、やはり定刻の15:21に、甲浦駅に着いた。途中、ジオパークセンターでの小停止はあったが、乗り降りはなく、ほかの停留所も見事なまでに通過の連続。信号で止まることもほぼなく、ノンストップだった。カーブもアップダウンもお構いなしで、バスはひた走る。そこまで急がなくても...と思ったが、結果的にはそれで時刻表通りなのだから何も言うことはない。ノンストップ(&速度維持)前提で時刻表が設定されているのだとすれば、凄い話だ。
以下は、観光、探訪関係。めぼしいスポットを順に紹介する。
内子(11/3)
2007年7月7日の「アド街ック天国」は、「今、散策したい!ニッポン懐かしい風景が残る街BEST77」だった。内子はこのランキングで、何と6位。
宇和島城(11/4)
宇和島運転区のイベント前に、宇和島城へ。高台にあるため、天守までの道程は登山のような感覚。登頂すれば、展望が開けるが、天守の上階に行けばさらなる眺望が楽しめる。
はりまや橋など
高知と言えば、はりまや橋。1989年8月に初めて高知に来た時以来、二度目である。いろいろな角度で撮っていたら、明治期デザインの路面電車「維新号」が通過(11/5、9:50過ぎ)。はりまや橋でガッカリではなく、ビックリの瞬間である。
土佐神社(11/5)
高知から、土佐くろしお鉄道の車両に乗って、そのまま終点(奈半利)へというのもアリだったが、一之宮めぐりを重視して、二駅目の土佐一宮(とさいっく)で下車。駅名通り、「土佐一ノ宮」である土佐神社の最寄りなのだが、境内までの距離を十分に下調べしていなかったので、あわただしいお参りに。あとで調べたら、片道約1.5kmだった。土佐一宮着は10:24で、発は11:27。1時間あれば余裕と思っていたのだが...
薬王寺(11/5)
特急「やくおうじ」という臨時列車があって、その列車名から気になっていたのが薬王寺。日和佐駅を降りて500mほど北に進めばアクセスでき、境内の階段(厄年の年齢に対応した段数33+42+61+...)を上ると、日和佐川、日和佐港、日和佐の町並みが一望できる。時間にゆとりはあったが、日が暮れる前ということだとギリギリ。次に来ることがあれば、ウミガメの博物館や産卵地などにも行ってみようと思う。
栗林公園(11/6)
最終日は、大まかな予定しか立てていなかったので、とりあえず栗林で降り、栗林公園に行ってみて、よさそうだったら入園、ダメそうなら高松か岡山で過ごすといった感じだった。公園に来てみると、これがなかなか壮大。時間もなくはなかったので、とにかくひととおり巡ることにした。見どころ多数で、天気がよかった分、どこを撮っても映える。さすがは「特別名勝」と思った。次は"ことでん"とセットで、春か夏に訪ねようと思う。
おまけ)
11/3夜は、宇和島名物の鯛めしをいただき、11/4夜は、高知の地場野菜をメインにしたビュッフェレストランでゆったり過ごした。11/5朝は、鰹のタタキを堪能。ホテルの朝食はいずれもビュッフェスタイルで、たっぷりいただいたため、お昼は軽めで済んだ。
ふっこう周遊割について
基本的な条件としては、同一府県内(同一施設)での連泊か、2府県以上の連泊でOK。条件は緩やかだが、旅行者自らが申請する場合、用意しなければいけない書式がいくつかあって、その中には宿泊施設で書いてもらったり、発行してもらったりというものもあり、手続き的には難度は高め。今回はそれらをまとめたり、コピーをとったりなど、手間と時間がかかった訳だが、旅の余興のようなものと捉えればどうということはない。
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第508話 60周年、多摩動物公園(2018.11.1)
前回は50周年ネタだったが、今回はそれに10年加えた60周年を迎えた一大スポットについて。
多摩動物公園は広い。普通に廻っていれば、すぐに数kmになる。歩け歩けにはピッタリな訳だが、丘陵地の地形を活かした動物園ゆえ、その高低差がまた激しく、ウォーキング以上のインパクトがある。地図サイト上で試しに測ってみたら最大で50mのアップダウンがあった。歩いた距離は約4.7km。動物公園というよりは、運動公園? 自身がよく動くものと化す、という点で動物公園なのだと思う。
ツキノワグマ天気が良かったためか、わりと活動的だった。遠目からは穏やかに見えるが、近くで見るとまた違うのだろう。
ワシ類オオワシ、オジロワシ、ダルマワシなどの大型の鳥がある程度飛べるように設計されたフライングケージ。ニホンイヌワシと見られるワシがたまたま飛んでいるところを撮ることができた。いい感じで飛んでいたが、もっと自由自在に羽を伸ばしたいだろうと思う。
コウノトリ園内に2か所あるうちの一つ。大きな巣がまず目に入り、そこに一羽いるのはあとで気付いた。今年6月に、本場の豊岡市(兵庫県)でコウノトリウォッチングをしてきたので、今回はおさらいのような感じ。
コアラコアラと言えば、まぁこれが常だろう。
タスマニアデビル同じオセアニア圏の動物でも、こちらは実に活発。とどまることを知らず、常に飛んだり走ったりしているので、まずうまく撮れない。
レッサーパンダ草地をチョロチョロしているイメージだが、この日は木の上でお休み中だった。器用なものだと思う。
ターキン過去にも対面している筈だが、どうにもなじみのない動物というのも時にはあって、その最たる例がこの「ターキン」。中国(China)の中央部辺りの山岳地帯に生息しているそうで、斜面に適応した移動が可能。この大きさで?としばらく眺めていたら、「ホイ」(♀)が近づいて来た。カメラ目線なのがまた何とも...
クロツラヘラサギ2005年「愛・地球博」に出展した際、ニュースプログラムなどで取り上げ、何となくなじみがあるのがこのクロツラヘラサギ。東アジア共通の野生生物の一つであり、干潟保全の象徴でもある。飼育されているタイプ(野生以外)は、多摩動物公園が本場。上野動物園(→参考)でも見たが、ここまで近くでは観察できなかった。その特徴的な嘴を盛んに動かし、水面を叩く姿は圧巻。摂餌のためと思われるが、収獲があったのかどうかはとうとうわからなかった。
チンパンジーチンパンジーは、狙ったエサを手に入れるべく道具を使う。使えそうな枝を選び、狙い目となる小穴から枝を通し、それを巧みに操って果物などを落とし、出口で待つ。実はこの穴の下にはもう一段階あって、同じ動作を二回やる必要があるので根気が要る。加えて、下段の穴は二つ。二つあれば、入手しやすくなると思っては不可ない。一つは自分の足元に転がって来る口とつながっているが、もう一つは子ザル専用コーナー(大きなサルは入れないエリア)に通じているというんだから、たまらない。枝捌きと穴の見極めがポイント…よくできた仕掛けだと思う。
キリンキリンが見えてきたところで、間もなく食事タイムとの案内が入る。開始は14時。最初にモミジ(緑)が振る舞われると、あれよあれよでなくなり、枯れ枝状態に。一種のもみじ狩りである。長い舌で枝や葉を器用に巻き付けて口に入れ、左右に動かしながら咀嚼する。高速で繰り返されるその様子、そして旺盛な食欲に、見物人は舌を巻くことになる。
アオサギキリン園の隣にペリカン池がある。ペリカンが主役だが、なぜかサギの姿も見られる。園内マップには載っていないから、他所から遊びに来るのだろう。池を覆うように伸びる木の枝をふと見遣ると、サギが止まっていて、微動だにしない。その堂々とした姿にはただ感服。日射の加減で色がわかりにくいが、アオサギである。
アフリカゾウ動物園と言えば、やはりゾウ。さまざまな角度で眺めていたところ、一頭が動き出したので、動画で撮ってみた。鼻で柵のロープにタッチする場面があったので、その瞬間を切り出したのがこちら。筆を持たせたら、何か描いてくれそうな雰囲気を感じる。
・・・ 園内に入ったのは10時過ぎだった。滞在時間は5時間15分ほど。さすがに歩き疲れたが、得るものは大きかった。次に来るのはまたアニバーサリー年か... 健脚なうちは足を運ぼうと思う。
おまけ)
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