第294話 自作コンテンツの経過など(2009.12.1)
当「東京モノローグ」をはじめ、web上でいろいろ書いたり作ったりしたものが増えてくると、何がどこまで進んで、今後どうしていくかを自分なりにまとめておく必要が出てくる。まとめに当たるものは、10大ニュースなどでこれまではご紹介してきたが、今年はそうも言っておられず、ちょうど12月に新たな動きもあるので、PR方々披瀝させていただくことにした。今回は閑話休題扱いということで、ひとつご容赦を。(順不同)
何だかんだで綴り続けて12年以上。拙筆ながらも月2回ペースだけは保ち、今回で294話、おかげ様で来るべき300話が視野に入ってきた。年の区切りで目次を見直すのはいいとして、100の節目となると、より念入りに目次を組み替えるのを決め事にしている上、さらに301(または302話)では、100〜199話についてのふりかえり(その後)を載せるつもりでいるので、もうちょっと先の話とはいえ、準備モードになりつつある。第200話の時はこの関係が年末年始にかかっていたが、今度はそういうことはないので気楽ではある。
300話に向けての準備を着々と進めてこれたのは、これを前倒しで開設したからに他ならない。第276話で一回予告を入れたが、その後も一定間隔で載せ続け、今日12月1日付で#088を掲載。すでに残る12の掲載候補は選定済みなので、あとはゆっくり載せていくばかりである。
前回の「東京百景」は画像処理や地図合わせが今ほどやりやすくなかったこともあり、やたら時間がかかったのが思い出されるが、今回は掲載もマッピングも比較的容易な上、一景一景を長々と少しずつ載せてきたので、ぐっとお気楽。ひととおりそろったら、Googleマップ中にサムネイル画像を貼り付け直す作業が残っているが、これとて少しずつやっていくだけの話である。(20景分はすでに貼り付け済み)
という訳で、300話を掲載した時点で、この「続 東京百景」は更新終了となる。次のシリーズとして「続々〜」をそのまま続ける手もありそうだが、仮に週に一景ずつ載せていっても、2年後には百景になってしまい、モノローグの百の節目と合わなくなるので、そういう心算はない。
それでもブログネタというのは、ないよりはあった方が張り合いは出るので、次のテーマを考えているところではある。(アメブロにするかどうかは未定)
さて、12月は電網浮遊都市アルファポリス主催「第2回 エッセイ・ブログ大賞」の開催期間。日々更新している訳ではないが、一応ブログなので、エントリーすることにした。(12月1日から投票ランキングが始まりました。読者の皆様には、いつものバナークリック(週1回)、または「市民登録」をしていただいた上で、一票(100pt相当)を投じていただく、のいずれかをお願いできれば幸いです。)(→ご案内)
それは11月の13日の金曜日のこと。ご在位20年慶祝、米国大統領訪日、といった流れの余波もあったか、椿事というか快挙というか、こういう日は何かが起こるものだと改めて思う。
同日夕方に、いつものアルファポリスで自作コンテンツのポイント(最新24時間分)をチェックしたら、当「漂着モノログ」の分がこれまで見たことのないような数字になっていてまず仰天。
日付が変わる頃には3000〜4000(先方のサーバに負荷がかかっていたようで、最新の数字に更新されにくかったため、あくまで推定)、翌11月14日の朝には6000を超え、アルファポリスに掲載されている小説作品全体での首位(小説以外のコンテンツを含む総合でも2位)という栄を賜ったのだった。
一度こういうことがあるとしばらくは持続しそうなものだが、11月16日にはいつもの数字(あるいはそれ以下)に落ち着き、寂しいような、肩の荷が下りたような、とにかく妙な気分を味わうことになる。あれは何か電磁的なエラーだったのだろうか。いや、減点等は一切ないので、然るべきクリックがなされての数字だったのだろう。(何はともあれ、大いに励みになりました。ご厚志ご声援をいただいた皆様にはここに改めて御礼申し上げます。ありがとうございました。)
という訳で連載完結からちょうど一年。商業化にはなじまない作品なのは重々承知なので、このままwebコンテンツとして置いておきつつ、また瞬間的にブレイクすることがあったら、それはそれでお楽しみ、ということにしようと思う。(タテ書きの一括PDFについては、電子書籍にして公開中。全体を四部構成にし、今はT、U、Vまで掲載済み。Wは2010年2月に出す予定である。)
小説本文を載せている「小説家になろう」サイトがリニューアルし、
といった小技が載せられるようになった。それ以外は特に変わったことはなく、事後談とかも特になし。(「お買いモノログ 夏!」というのをちょっとだけ構想したが、断念)
ちなみに、「小説家になろう」には読者メッセージ機能というのがあって、今年の1月1日付で、「こういう出会いがあるって素敵ですね。素敵な物語をありがとうございました。」との一言を頂戴した。ご投稿いただいたSBSさん(略称)、どうもありがとうございました。
5.「出没!アド街ック天国」オンエア履歴(街リスト)
各種コンテンツの中で、アクセス数がコンスタントに多いのがこのコーナー。他の日に比べ、番組放映日(土曜日)のアクセスが増えるのはもっともなのだが、以前は東京ローカルなエリア(特に第260話で紹介した「未放映の駅周辺」)の日ほど数字が高めという傾向があった。ここのところこれが平均化してきて、最近では平日も土日もそれほど差がつかなくなっている。番組も振るわなくなってきた、ということだろうか。
ちなみに、第260話以降に新たに放映された23区内出没地は、
【2008年】
07/05 高島平(板橋区)|08/02 京急 六郷(大田区)|10/11 京急 糀谷(大田区)|10/18 浜田山(杉並区)
【2009年】
01/31 新宿区 中井(新宿区)|04/04 お江戸 柳橋(台東区)|04/11 日本橋浜町(中央区)|05/16 椎名町(豊島区)|05/23 大岡山(目黒区・大田区)|06/06 新富町(中央区)|07/11 京急 大森町(大田区)|07/25 一之江(江戸川区)|09/12 京成関屋(足立区)|09/26 飯田橋(千代田区)|11/28 神田岩本町(千代田区)
と結構あった。筆者がまとめた表がどこかで役に立っていたのなら冥利に尽きる話だが、はてさて。(まだまだ未放映の駅周辺は残っている。今後も「アドまちぇっく」しようと思う。)
編集画面・表示画面ともに安定せず、どうにも使いにくいのだが、天下のYouTubeなので、何となく継続中。
埋め込みタグというのはそれなりに使い甲斐があるので、これまで第280話・第288話・第289話で埋め込んでみた。
最新の動画はこれ。
日暮里で復刻ファイアーオレンジ車両を見たのは今回が初めて。記念としての動画というのはいいものだと思う。(走行中の「赤電」(→参考)は残念ながらまだ目にしていない。)
7.新コンテンツ「駅録」
★本項については、その後、数字関係を中心に何度かデータを更新。(なかなか完全版に行き着かないのがこの世界の特徴?)
東京モノローグでも時々「駅ネタ」が登場するが、その延長でできたといっていいコンテンツがこれ。駅の乗り降りが関心事という「駅テツ」な方には、こういうのがきっと必要なはず。「乗り降り記録帖」である。駅を収録したもの、駅を記録するもの、ということで「駅録」と名づけ、電子書籍化して公開中。万全を期したつもりだが、まだボロが出る可能性があるので、ひとまず「BETA版」とさせてもらった。
(→詳しくは、総合案内所サイトをご覧ください。)
第115話では、1200駅どうこうの話とともに、「*東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県の全駅に加え、茨城県は常磐線で高萩まで、栃木県は宇都宮線で黒磯まで、群馬県は高崎線で横川までのエリア、山梨県は中央本線で甲府までのエリア(富士急行含む)、静岡県は東海道本線で沼津までのエリア(御殿場線・伊東線・伊豆急行含む)で括ると、ちょうど2000駅?」とかやっていた訳だが、それはあくまで暫定値のようなもので、目標にするにしては流動的。範囲を設定した方が張り合いが出るのは確かだが、新駅を足したり、廃線分を引いたり、というのも面倒だし、結局は「全国全駅でどこをどう乗り降りしたか」をまとめる方が確実というものである。
1300だ(第197話)、1400だ(第259話)、と事あるごとに一応お知らせしてはきたが、実は「平成元年」シリーズ(第291話ほか)などで過去の記録帳を見返す中で、当時乗り降り済みだったのに再度加算していたり、複数の鉄道会社で一つの駅を共有している場合の数え方が曖昧だったり、どうにもこの節目の数が怪しいことがわかってしまった。「この際、首都圏や関東に限らず、全国で乗り降りした駅をしっかり記録してみよう」、そう思って、得意(?)のデータベース操作を以ってして、とにかく全国のあらゆる「駅」の名称等を集約&加工することにしたのである。
データベース自体はそれほど手間はかからなかったものの、問題はその中味。確度が高そうな情報源を引用し、「クエリ」を駆使して、正しい駅名・読み仮名に揃えたり、特に複数会社で一つの駅という場合、しっかり会社の数だけ分けたり(こういう分け方をしている情報がまず見つからない)...とにかくそれなりの時間を要した。ま、作ってしまえばあとは数え直すだけである。
まがりなりにもこれまで1400駅を数えてきた方は履歴として確たるものがあるのでいいが、それ以外の道府県の乗降記録は旧年の時刻表の地図に赤ペンでチェックを入れる程度のお粗末なもので追うのが大変、さらに手を焼いたのはその地図に載ってこない路面電車などの細かい駅の再チェックだった。それでもこういうことにかけては一応マメな筆者ゆえ、またまた記録帳などから函館・岡山・広島・松山・高知・長崎・熊本・鹿児島の路面電車での乗り降りも何とか拾い出し、可能な限りチェックを入れることができた。首都圏での実数はどうだったのか、それ以外のを足すと果たして全国で何駅になったのか。
入力は大変でも出力は簡単なものである。結果は下表の通り。(JR名松線の伊勢竹原から伊勢奥津までの5駅は(今年の台風18号の豪雨禍により)今は休業中だが、数に含めてある。ロープウェイ、リフト、広島県の宮島航路は除いた。) *2010年8月、2011年5月、2012年3月、2016年3月に見直し
都道県 |
全駅数 |
乗降済み駅数 |
府県 |
全駅数 |
乗降済み駅数 |
県 |
全駅数 |
乗降済み駅数 |
北海道 |
559 |
50 |
長野 |
277 |
27 |
鳥取 |
75 |
1 |
青森 |
167 |
15 |
新潟 |
206 |
19 |
島根 |
118 |
9 |
岩手 |
191 |
17 |
富山 |
179 |
9 |
岡山 |
167 |
13 |
宮城 |
167 |
20 |
石川 |
73 |
2 |
広島 |
255 |
9 |
秋田 |
147 |
5 |
福井 |
127 |
4 |
山口 |
156 |
16 |
山形 |
123 |
8 |
岐阜 |
189 |
13 |
徳島 |
77 |
1 |
福島 |
193 |
13 |
静岡 |
228 |
49 |
香川 |
101 |
5 |
茨城 |
136 |
41 |
愛知 |
501 |
79 |
愛媛 |
143 |
22 |
栃木 |
119 |
29 |
三重 |
238 |
19 |
高知 |
173 |
9 |
群馬 |
139 |
24 |
滋賀 |
126 |
31 |
福岡 |
355 |
43 |
埼玉 |
240 |
170 |
京都 |
250 |
79 |
佐賀 |
80 |
7 |
千葉 |
359 |
183 |
大阪 |
521 |
199 |
長崎 |
136 |
35 |
東京 |
774 |
726 |
兵庫 |
396 |
57 |
熊本 |
158 |
11 |
神奈川 |
383 |
303 |
奈良 |
131 |
18 |
大分 |
87 |
4 |
山梨 |
73 |
19 |
和歌山 |
124 |
11 |
宮崎 |
76 |
3 |
|
鹿児島 |
125 |
4 |
沖縄 |
15 |
0 |
計 |
9633 |
2431 |
筆者流の数え方で言えば、全国に駅と呼ばれるものは9633あることになる。そのうち、乗降済みは2400超。(関東の一都六県に山梨を足した範囲では、1400どころではなく、1495になった。1500は目前なので、当面の目標としては全国で2500!といったところか。)
かくしてこの自作データベースから編集したのが「駅録」という次第である。筆者の必要から生まれた産物、と言っていい。作った以上、使わない手はない。今後はプリントアウトしたものも併用しながら、電子的な記録についてはこのデータベースでしっかり保存していく所存である。
拙作拙品ではありますが、今後とも上記ラインアップ、お楽しみいただければ幸いです。(バナークリックによるご声援も引き続き、よろしくどうぞ。)→こちらのページから
1−1.同じ道府県内で、駅名が同じ(乗換できる距離にない、つまり全く別々の地に同名の駅がある例)
平岸(北海道)、黒沢(秋田)、泉(福島)、下島(長野)、小杉(富山)、明智(岐阜)、柚木(静岡)、植田(愛知)、船津(三重)、高井田(大阪)
*自慢じゃないが、これら10×2=20駅、いずれも乗り降りしたことはない。(^^;
愛知県にはもう一つ、丸の内(名鉄)と丸ノ内(名古屋市営地下鉄)という例もある。(接続駅ではないので要注意)
1−2.同じ府県内で、駅名が同じ(乗換できる距離だが、何とも紛らわしい例)
京都市にある有名な駅、「西院」である。阪急の西院が「さいいん」、京福電鉄の西院は「さい」と読む。
土佐電鉄とJR土讃線が並行する区間もややこしい。(→路線図参照) JRの「朝倉」に対し、土佐電鉄は「朝倉駅前」(ただし土佐電鉄の朝倉もある)、JRの「いの」に対し、土佐電鉄は「伊野駅前」(ただし土佐電鉄の伊野もある)、といった具合。
鹿児島市にある「郡元」は、JRと市電の両方にあるが、JRの郡元駅の最寄の市電電停は「純心学園前」。市電の郡元からJRの郡元へ行こうとするとちょっと歩くことになる。
ちなみに、同じ駅名で良さそうだが違う名前というのもあちこちにあって、そういう例が多いという点で、JR高山本線と名鉄各務原線が並行する区間がイチ押し。蘇原と三柿野、長森と手力、とにかく違う。他は名鉄側が妥協(?)して、新を付けたり、名電を付けたりしているが、何とも統一感がない。 2.どこが始点かわかりにくい(鉄道旅行地図帳の類でも見抜くのが難しい例)
田原町:福井鉄道の始点
えちぜん鉄道との接続駅だが、どっちも路面電車の駅のようでわかりにくい
本通:アストラムラインの始点
広島電鉄との接続駅だが、アストラム側が地下ということもあってわかりにくい
川西:錦川鉄道の始点
JR岩徳線との接続駅だが、トンネルや新幹線が重なり、地図上の判別がしづらい
あとは、神戸市内を走り抜ける私鉄各線の関係だろう。神戸高速と神戸電鉄の関係(新開地〜湊川は神戸高速南北線)もややこしいが、三宮〜元町が阪神と神戸高速で共用している、というのもスゴイ。その鉄道会社の始点がどこなのか、正確に言える人は少ないのではないだろうか。
3.兄弟分が多い駅
東西南北に中と武蔵が付く「浦和」の他にも、ツワモノ駅がある。富山である。富山駅北を北扱いにすれば、こっちも東西南北揃うのだ。
新富山、電鉄富山、富山、富山駅北、富山駅前、西富山、東富山、南富山、南富山駅前
北はないが、種類が豊富ということでは新宿も負けてはいない。
新宿、新宿御苑前、新宿三丁目、新宿西口、西新宿、西新宿五丁目、西武新宿、東新宿、南新宿
あとは、高知県の「ごめん」だろう。
後免と後免町の他に、後免中町、後免西町、後免東町がある。アナウンスでは正にゴメン続きになる訳で、駅名を間違えた折には、通常の「ごめんなさい」も加わるから、余計にややこしくなりそう。(ただし、後免西町から終点の後免町までは1kmの範囲内なので、間違えて降りてしまっても何とかなるのが救い。)
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