随筆「東京モノローグ2003」(1−2月期)
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第131話 街で見かけた芸能人 / 第130話 添加物いろいろ... / 第129話 SLに乗って、温泉へ〜(付録)日本の温泉 / 第128話 2002年15大ニュース

第131話 街で見かけた芸能人(2003.2.15)

 単身、東京に戻ってきたのが、1987年の4月のことだから、もう16年近く前のことになる。この16年間、居所は変わりながらも、東京都内に暮らし続けているので、「ゴチャゴチャしてるけど、便利でにぎやか」といった東京生活が当たり前になったし、東京ならではと言えるかは定かでないが、とにかく街中で芸能人や有名人を見かけるのも当たり前になったような気がする。思い返すと、それなりの回数になっていたので、今回は閑話休題&ミーハー系(?!)ネタということで、思い出せる限りその記録をご紹介する。

 あくまでたまたま見かけた芸能人などで、顔と名前が一致した場合に限る。扮装していてわからなかったり、実は有名なのにこっちが認識できていなかったり、ということも多々あったとは思うが、これだけ遭遇できればまぁまぁか。

注)

  • テレビ番組の視聴者招待、本人公演のコンサートや舞台、本人出演のイベント(トークショー、ミニライブ等)は除く。

  • スポーツ選手、学識者、タレント政治家も除く。

  • 敬称略、順不同。


【ロケ(ドラマ、CM等)】

○喜多嶋舞

 竹下通りがタレントショップで賑わっていた頃、人込みの中をカメラマンらに囲まれて歩いていたのを記憶している。東京に戻ってきて、最初に見かけた芸能人。

○賀来千香子

 等々力から武蔵小杉まで自転車で通っていた頃、TBS「ずっとあなたが好きだった」のロケで遭遇。丸子橋のたもとだった。帰途だったので、すでに辺りは暗く、そこにわざわざ雨を降らせての渾身の1シーン。

○松雪泰子

 珍しいこともあるもので、現住所の近くにある高級マンションの一角で某ドラマの収録をやっていた。遠くだったのでハッキリとはわからなかったが。

○藤原紀香

 「J-PHONE」のCM撮り。顔面マスクを剥ぐと、藤原だった、というシーンを憶えているだろうか。頬のあたりをパタパタやっていて、変なCMだなぁと思って見ていたが、それが藤原紀香だとわかったのは、テレビでオンエアされてからだった。(X_X)

○菅野美穂

 上記同様、筆者の現職場があるコスモス青山のガーデンフロア(右写真)で、ドラマの収録か何かでバッタリ。間近で見たが、お人形さんのような感じだった。

○水野真紀&川平慈英

 NHKの短編ドラマ「お見合い放浪記」の収録でそろってお見かけした。収録されたシーンをテレビで見ようと待ち構えていたのだが、結局見逃してしまった。

○内村光良

 コスモス青山の屋外エスカレーターから駆け上がってくるシーンに遭遇。ビックリした。

○西村雅彦

 これまた職場近所のこどもの城の前の歩道で、車から乗り降りするシーンで見かけた。待ち時間の間、片手でタバコを、もう片方の手はポケットに、といかにも当人らしいニヒルなポーズをとっていたのが印象的だった。


【コンサートや舞台の観客として】

○ピチカート・ファイヴ

 「雨に濡れても」などの名曲の数々で知られる、大御所バート・バカラックのコンサートにて。開演前にお二人にすれ違った。お洒落なピチカート・ファイヴだけに、東京国際フォーラムを歩く姿が実に様になっていた。

○たけし軍団の2人(詳細不明)

 下北沢のとある劇場公演後に、その劇場近くで見かけた。自転車で帰るところだったので、数秒しか目が届かず、よくわからなかったが...。


【移動途中】

○田中健&古手川祐子

 成城学園の学園祭で、何となく距離をとりながら歩くご夫妻を目撃。

○畠田理恵

 現在は棋士の羽生竜王夫人。まだアイドル歌手だった頃、成城学園前駅の改札で見かけた。

○羽場裕一

 「ずっとあなたが好きだった」の後続ドラマ「誰にも言えない」でブレーク中だった頃、玉川高島屋でご家族でいるところを接見。

○大貫妙子

 銀座線に乗り込んだら、目の前に本人と思しき方が座っておられた。正面を見据えたまま、硬めの表情。思索(又は詩作)に耽っていたのだろうか。

○徳光和夫

 仕事で外出した帰りに、山手線車内で見かけた。あまりに自然にドアの脇に立っていたので、本人と気づくまでに時間がかかったが、確かに徳光さんだった。

○ピーター・フランクル

 道玄坂下の109前で、自転車で颯爽と通り過ぎるところを目撃。

○野村祐香

 出張帰りの新幹線車内で見かけた。実ににこやかだった。

○永井流奈

 東武百貨店池袋本店内のカフェの前で遭遇。グラビア系のお仲間何人かと一緒だったが、やはり目立っていた。

○中村雅俊&五十嵐淳子

 コスモス青山のエスカレーターですれ違った。ウィメンズプラザホールでのイベント帰りだったようだ。

○(ホンジャマカ)石塚英彦

 表参道のマクドナルド前で見かけた。いつもの笑顔で気前良く記念写真に応じていた。さすが!

○林家ペー&パー子

 筆者地元にお住まいのようで、ご夫婦同伴で度々お見かけする。駅の券売機前で遭遇した時は、1万円札を入れて130円区間の切符を買われていた。小銭は持たないのか、単に出すのが面倒だったのかは不明。あのおなじみのピンクの衣装でいつもお出かけされるようである。


【その他】

○アグネス・チャン

 1996年、代々木公園での「アースデイ・フェスティバル」に不意に登場。こっちは実行委員側だったので、対応にあわてた。

○パックンマックン

 2002年の「エコライフフェア」会場をうろうろしていたら、同じ代々木公園B地区の街路途中で、ゲリラ的にパフォーマンスをやっていた。「エコライフフェア」そっちのけで、しばらく楽しませてもらった。(^^)

○西田ひかる&瀬戸カトリーヌ

 第128話「2.荒川クリーンエイド関係」に記したが、下平井の会場にマナセプロダクション所属タレントの皆さんが駆けつけてくださった。小雨の中、おつかれ様でした。

○田中康夫(知事)

 今は芸能人とは言えないが、有名人には違いない。現職場、コスモス青山の1Fで公用車に乗り込むところでバッタリお見かけした。なかなかの貫禄だった。


 この他、JR東日本(推定)のCM撮影現場に、御茶ノ水駅ホームと幕張新都心の2カ所で相次いで出くわしたこともあった。(有名人かどうかは不明) だが、CM撮影で鮮明に憶えているのはその程度。筆者が通う青山界隈は、オシャレな場所柄ゆえ、大小さまざまな撮影によく使われるが、CMなのかドラマなのかもわからず、きちんと目撃できないこともしばしば。撮影現場ってのは、案外そんなものかも知れない。まぁこっちはたまたま遭遇すれば「ラッキー」てなもんで、面白半分で眺めている程度。事前に撮影場所を調べたり、追っかけたり、なんていう気はてんでない。東京ではそれだけ当たり前、ありふれた話なんだと思う。(でも世の中にはこんなサイトもあるからおそろしい。いざという時は役に立ちそう?)

第130話 添加物いろいろ...(2003.2.1)

 一連の不祥事で、食品添加物が取り沙汰されてから、月日が経った。今ではチェックの目こそ厳しくなれど、一時期に比べれば沈静してきた観がある。とかく白く漂白された食品(白砂糖や精白米に加え、サンドイッチパンについても)を何となく敬遠している筆者ゆえ、サンドイッチそのものもあまり食さないようにしているが、たまに値引きされていると買い込むことがある。それまではさほど気にしていなかった(というより、体内に免疫を付ける上で、あえて摂取する必要があると思っていた)が、特に、香料に無認可添加物を不正使用していたことが表面化した事件、2002年6月頃に前後して、サンドイッチの原材料名に目が行くようになった。(他にも食品添加物のネタはいろいろあるが、今回はひとまずサンドイッチから...)

 環境等への配慮が売りのスターバックスコーヒーで、昨年の今頃、サンドイッチを組み合わせたランチパックが出ていた。単品で買うことはまずないだろうし、スタバのサンドイッチという珍しさもあって、パッケージについているシールを剥がしてとっておいた。「ターキー&クランベリー」「ハム&チーズ」の2種類について、表に示す。

 「あんしん二重丸」でおなじみのコンビニ、ampmではどの程度、安心食材を使っているだろうか? これも表にまとめてみる。

 ついでに、自転車通勤ルート上に最近オープンしたミニストップで、オープン特価(50円引き)で買ったサンドイッチについても見てみよう。 ...この寒いのに相変わらず自転車(^^;(というか、ミニストップができるのを知って、再開した次第)

 

スターバックスコーヒー

ampm

ミニストップ

表示方法

種類

物質名

備考

ハム&チーズ

ターキー&クランベリー

ツナタマキュウリ

スペシャルミックス(ツナ、タマゴ、ハム、トマト、キュウリ、チーズなど)

ツナハムタマゴ

野菜ミックス(ポークハム、トマト、タマゴ、キュウリなど)

pH調整剤、調味料、酸味料

酢酸Na

 

 

 

 

 

強化剤、イーストフード、膨張剤

硫酸Ca

 

 

 

 

 

 

ゲル化剤

ペクチン

 

 

 

 

 

 

調味料、強化剤

グリシン

 

 

 

増粘多糖類

 

 

リン酸塩

Na

 

 

 

 

物質名と用途を併記

酸化防止剤

V.C(ビタミンC)

酸化を防ぎ、保存性を高める


(酸化防止剤とは表記せず)


(酸化防止剤とは表記せず)

 

着色料

アナトー

ベニノキの種子被覆物

 

 

 

 

カロチノイド

 

 

 

 

 

 

コチニール

エンジムシから抽出したカルミン酸

 

 

 

 

発色剤

亜硝酸Na

ハム・ソーセージの色調や風味を改善

 

 

用途名を一括で表示

pH調整剤

 

pHを調節し、品質を高める

 

 

イーストフード

 

イーストの発酵を良くする

 

 

 

酸味料

 

酸味をつける

 

 

 

 

調味料

アミノ酸

うまみなどを加える

乳化剤

 

水と油を均一に混ぜ合わせる

 

 

 

 

 原材料が全く同じでないため、一様に比較はできないが、ハムを使っていてもスタバは使用種類が少ないこと、同じようなミックスサンドをampmとミニストップで比べると、7種類 対 11種類で、やはりampmの方が添加物に対する配慮が進んでいること、などがわかる。(本表をまとめるにあたっては、「食品添加物インデックス」(社)日本輸入食品安全推進協会 編著(2002年11月初版)などを参照した。)

 用途名を一括で表示すればよく、詳細の物質名を併記しなくていいのは、イーストフード、香料、酸味料、調味料、乳化剤、pH調整剤、膨張剤など。一括で済む場合は、使用物質のごまかしも利くだろうから、穿った見方をすれば、これらを多用することで、見かけの添加物を減らすことは可能になる(?)。サンドイッチパンを白くするのに使っていると思われる漂白剤についての表記がないのが不思議だが、これは原材料名に「パン」と書くだけで済んでいるようだ。

 他のコンビニやパン屋のものや、スーパーで並んでいるようなものも調べてみると、また違う種類や表示方法が出てくるだろう。お店の添加物に対する考え方を知る上で、サンドイッチは手頃でいいかも知れない。(ともかくサンドイッチを買う時は、値段に釣られず、まずは添加物の具合を見るようにしたいものだ。)

 さて、年賀状のやりとりをするようになって、おそらく20年は経つだろう。これまで4等の切手シートに甘んじていた筆者だが、今回初めて、3等の「ふるさと小包賞」が当たった! 100種類ある小包商品から選べることになっているが、もらったカタログを見てもどうもピンと来ない。何せ値段がわからないし、通常のふるさと小包のカタログと見比べても、全く同じ商品が載っていないので、相場はわかっても実質的な価格がつかめない。(これも戦略なんだろうか。) インターネットで探してもドンピシャで出てこないので、カタログから良さそうなのをまず選んで、じっくり調べることにした。

 ワインや地酒もいいが、相場的にもハム・ソーセージの詰合せなんかが良さそうだ。那須信州唐津の3つがあって、なかなかのボリューム。ここから絞り込むにあたっては、ズバリ添加物の使われ具合だろう。ということで、製造業者名などからインターネットで調べてみることにした。だが、さすがに原材料等の詳細表示までは出ていない。そうなると、いかにホームページできちんと情報提供しているかが選びどころになってくる。(上記3つのうち、どこがいいですかねぇ?)

 どれも「チルドゆうパック」なので、常温にも耐える程にふんだんに添加物を使っていないことはわかる。そうすると、保存条件と日数がポイントになるが、那須:冷蔵45日、信州:10℃以下で25日、唐津:冷蔵14日、となっていることから、信州か唐津なら、添加物が少なめ、と読めそうである。(実際、那須に比べて、この2つはホームページそのものも確かなようだ)

 ハムの添加物のコテコテ具合は、ハムそのものの表示を見れば一目瞭然。ハムを使ったサンドイッチの添加物が増えるのも、当然の理である。こうしたカタログ販売の場合、現品が届くまで添加物の使用状況がわからない、というのは、食品の品質やトレーザビリティに対して敏感な消費者が増えているご時世において、ちょっといただけない話である。今後、より積極的な情報公開を願いたいところだ。

 さて、前回第129話では、長きにわたる風邪とその窮状について書いたが、おかげ様でその後1週間程でようやく収束し、通常の体調に戻って2週間が経った。薬も添加物と考えるようになった筆者にとって、薬に頼らず風邪を治すのは一つの試練。今シーズンは何とか添加物をとらずに治せて良かったのだが、インフルエンザに罹ってしまったらそうはいかないだろう。とにかく予防予防、である。

第129話 SLに乗って、温泉へ(2003.1.15)

 11月下旬に水俣に出張後、東京に戻ってからひいた風邪は、12月中旬の名古屋・関西の出張でいったんは収束し、19日の定期健康診断の時にはほぼ完治していた。その後、仕事納めの夜に再び咽喉が痛み出したのをきっかけに、年末年始はずっとノド痛に悩まされ、1月10日の朝にはそれも治ったかに見えていた。つまり、これまで2度の起伏があった訳である。

 正月を迎えるにあたって、このノド痛は耐え難いと思いつつ、薬に頼らずに治すには温泉も手だろう、と緩和策を湯煙と温泉浴に求めたのが大晦日。青春18きっぷが年末年始も使えることを聞きつけていたので、年始早々に18きっぷを使って行く甲斐があるところ、ということで候補をひとまず新潟方面に絞る。そして「旅の窓口」の温泉宿検索で、いろいろ探していたら、実にいいプランが見つかった。

 目的地は「六日町温泉」。1泊3食の「湯治プラン」が休前日だと言うのに破格のお一人様、8000円(税別・入湯税別)、というのに出くわした。だが年始休暇に行くには余裕がない。(こっちは6日まで休みだったが...) では1月12・13日の連休に、ということで、旅(湯治)のプランは練られていくのであった。この六日町温泉のスゴイところは、湯気を吸入するとノドにいい、というところ。気管支炎にも効くし、同じく風邪気味だった妻の症状にも効きそう、というのも好都合だった。インターネットで予約手続きを進める間、さすがに1月中旬になればだいぶ良くなっているだろうから、風邪にトドメを刺す上でもちょうどいい頃合、と踏んでいたのだが...

 さて、18きっぷを使う以上、新幹線や在来線特急には乗れない。だが、高崎線にはこの時期、強い味方が走っている。SLである。上野から高崎まではEL(電気機関車)だが、高崎から水上まではSL(蒸気機関車)運転である。運転日によって名称が変わるが、12日に乗ったのは「EL&SLみなかみ物語号」。どうせ普通列車・快速列車にしか乗れないなら、こうした特殊な列車に乗るのが"通"というものだろう。関東近県でSLに乗ろうとすると、秩父鉄道か真岡鉄道あたり。JRだとこの線区に限られてしまう。これまで北海道、山口、熊本ではSLに乗ったが、近県では乗ったことがなかったので、これを好機に「SLに乗って、温泉へ」プランは出来上がり。指定席もちゃんと確保でき、大宮から喜々として乗り込む筆者(妻同伴)であった。

 この旅の前日、11日には再びノド痛に見舞われ、ヒイヒイやっていた。つまり今シーズン3度目の風邪の波の起こりである。そのヒイヒイを引きずったままだったが、旅はそうした憂いをひとまず和らげてくれる。群馬方面の風情そのままに、客車内はなぜか牧場のような匂いが漂い、演出はバッチリ。だが、指定の席は進行方向と逆向き。ちと興趣をそがれた。

 時刻表検定などを通して、臨時列車の車両編成や座席番号の配列などに長けてないと、ご希望通りの座席指定には至らないことをこれで習得。展望ロビー車を除き、全ての車両が固定のクロスシートなので、進行方向と逆になる座席指定もあったのだ。せっかくの指定席だったが、さすがにここまでは読めなかった。

 その代わり、後ろに流れる景色を追うことができるので、熊谷〜高崎の間で何度か跨ぐ河川敷などでSL撮影に情熱を傾けるカメラマンの隊列を目撃することができた。いやはやスゴイ人出だったので驚いた。さらに河川敷以外では、何と線路敷に立ち入ってカメラを構える人がいるではないか。それはいくら何でもやり過ぎ(だいたい立入禁止のはずだし)なような...

 SLの牽引に変わってからは何となくスピードダウン。でもそのスローさ加減がいいようだ。沼田あたりまでは晴天だったので、SLの白煙と青空、そして上州方面の山並みが映える。そこにSLのテンポが重なるので実に心地よい。一応「快速」列車なので、停車駅も少なめなのだが、それでもなお遅い。わざとゆっくり走っているのだろうか? いや、小雪ちらつく終点の水上には、予定より16分遅れでの到着。遅いと感じるのももっともである。

 SLの煙を吸う訳にはいかないので、締め切った車窓からぼやけた白煙を眺めるだけ。今回、煙を吸うのは温泉に着いてから、である。8:27に大宮を出て、水上に着いたのは12:18。4時間近くも乗ってた訳だ。EL&SLの旅情が時間を忘れさせてくれたのかも知れないが、先に温泉が待っているからこそ、だろう。さらに水上から六日町は普通列車で約1時間。18きっぷを使うとえらく時間がかかるものである。(時間はかかるが、その分、雪景色は堪能できた。また、随分とごぶさたしていたスキー場の光景にもお目にかかれ、懐かしかった。越後湯沢あたりの上越新幹線高架の梁に下がる長い氷柱や、土樽以北の1メートル前後の積雪を眺めつつ、この冬の寒さを改めて実感したのであった。)

 六日町には14:45に到着。お迎えを頼んでおいたので、すんなり15時にチェックイン。翌日は13時に出ればいいので、滞在時間は22時間。今回はゆっくり&「湯っ足り」である。さて、お待ちかねの温泉は、弱食塩泉で100%天然の代物。「24時間お好きな時間にご入浴できます。」とある。ありがたい限り。モウモウと沸き立つ湯気で、広い浴場は視界不良。これならどこから吸気してもノドの痛みに効きそうだ。湯気をかき分け、湯船にたどり着く。温度がじわじわと体内を巡る。これは聞きしに勝る温浴効果である。食塩泉は肌を覆うと、熱の発散を防ぐんだそうで、風呂を上がってからの熱の持続時間は確かに長かった。食後しばらく経って、もう一度。さらに深夜に起き出して、露天風呂で5等星くらいまでの夜空を見ながら浸かったりしているうちに、ノドの痛みは緩和され、翌朝にはすっかり良くなった。

 温泉は心身のリフレッシュになる。温水圧による胃腸への程よい刺激などもある。だが、過度の浴用は気を付けたい。温泉浴は体力を消耗するのである。ノド痛は収まったが、12月上旬同様、何と鼻水と咳が出始めた。これは温泉逆効用だろうか? 遠出も甲斐なし...哉。治りかけても完治しない筆者の風邪はとうとう1.5カ月を経過してしまった。トホホ。

 ちなみに帰途も18きっぷを使ったが、1泊3食のプランなので、移動は昼食後。時間と本数が限られていることもあり、あまり遠足はできなかったが、上越線で小出まで北上してから、逆戻りすることにした。石打からはスキー客用の臨時快速が出るので、それに乗ってあとはひたすら南下。やはり時間がかかったが、18きっぷをこれだけ使いこなせれば言うことなし、である。


付録)温泉の話題ついでに、筆者の温泉旅行歴などを一筆。

 おなじみ「アド街ック天国」の2003年初第1回放送は「日本の温泉」だった。

 上位30温泉中、筆者が訪れたのは13カ所。半分には満たなかったが、まぁまぁだろうか。(今回の六日町はランク外) 上位10位中、まだ入ったことがないのは、草津、湯布院、城崎、登別、白骨、和倉の6カ所。30位中、群馬県勢が4カ所あるが、なぜかどこもご縁がなかったので、今年はどれか一つ行ってみたいものだと思っている。

第128話 2002年15大ニュース(2003.1.1)

☆新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 さて、毎年恒例の10大ニュース。2002年はさすがにいろいろなことがあったので、枠を拡大して「15大ニュース」(今回は1位⇒15位の順)をお届けします。(細かく分ければ20大ニュースにできそうな...) [長文ご容赦]


1.退職、そして、転職...

 第116話のご挨拶文に記した通りです。季刊誌(「つなぐ環境パートナーシップ(略称:つな環)」)の方はその後、何とか無事創刊の運びとなり、現在、創刊第2号(冬号)の準備を進めているところです。インターネットやデータベースの整備なども、歩みは遅くとも何とか進行中。7カ月が経ったところで、いろいろと課題も見えてきましたが、この職場そのものがパートナーシップで成り立っているので、いろいろなビジョンや思惟が交錯して、円滑にいかないことが多いのはむしろ当たり前。これも勉強と思いつつ、粛々と持続可能なペースで過ごしています。

 ありがたいのは、特に90年代アースデイで知り合った方々に時々お目にかかれること(ご無沙汰していた時間をすぐに取り戻せます)、そして季刊誌の取材を兼ねて、各地に足を運ぶ機会をいただけること、ですね。

 10月下旬には、「九州環境ボランティア会議」で小倉へ。その後も西方面の出張が続き、水俣、名古屋、大阪、西宮、京都の環境関連施設などの視察に同行させてもらいました。
西陽を受ける埋立地と水俣湾
 学生時代に鉄道で一周した九州ですが、水俣は通り過ぎただけ。初めて水俣の地に足を踏み入れることができた訳ですが、過去の苦難を乗り越え、新たな地域環境創造に向け、行政や市民がともに歩んでいこうとしている空気を実感しました。(1990年に水俣湾の埋立事業が完了したことが一つの区切りになっているようです。) マイナスをプラスに転じるまでに相当の時間を要した訳ですが、この「失敗を正視し、前向きに捉える」ことの大切さを水俣は身を以って発信しているように思います。対立型運動のイメージが強かった水俣でしたが、現場を歩き、現場の人の話を聞くことで、そのイメージが過去のものであることがわかりました。[写真:水俣病資料館から眺めた埋立地と水俣湾の光景]


2.荒川クリーンエイド関係

 退職と転職の合間を縫って、事務局作業をお手伝いさせてもらいました。(おかげで、労働感覚が鈍らずに済みました。ありがたい限り。) 役員として推していただいたこともあり、4月からはこれまで以上に作業量を増やし、いろいろと手を出し口を出し... 特に「荒川 遊び案内人講座」(初級)では、CONEリーダー資格に関する情報をいろいろ持っていたこともあり、ここは出番と心得て、受講者への事務連絡、各種書式や修了証(認定証)の準備等、主に事務運営面で注力させていただきました。至らない面は多々ありましたが、受講者の方々のお力添えもあって、講座は無事修了。
ヨシ原でのクリーンアップ
 ホームページの編集・更新も例年通り、こまめにやらせてもらい、相応の成果を得ましたが、2002年は久々に現場でのクリーンアップ作業ができたのが大きかったです。10月20日、JR総武線鉄橋付近の荒川河川敷での会場運営サポート、そして、11月2日は北区教育委員会主催の「地域土曜講座」の一環で、新岩淵水門(青水門)の地先、都民ゴルフ場の干潟付近で、クリーンアップ体験学習のお手伝いをしました。(お子さん13名を含む、総勢25名) 思いがけず漂着ゴミが多かったことから、予定していたゴミの個数カウントやちゃんとした分別・搬出ができなかったのが反省点です。[写真の通り]

 この他の荒川関係の話題は、第118話に記載の通り。とにかく2002年は荒川三昧だったような気がします。(東京を故郷とする筆者にとって、郷土としての原風景や地勢を維持するためにも、荒川に関係する諸活動は今後も重視したいと思っています。)


3.本、雑誌での登場機会が増えた

 現在の職場が4月に発行した「やってみよう!環境ボランティアU」に顔正面アップで掲載していただいた(当時はまさか「環境パートナーシップオフィス」勤務になるとは思っていなかったので、好き勝手なトークになってます)のに始まって、(財)河川情報センター発行の「PORTAL」や、(財)リバーフロント整備センター発行の「FRONT」でも写真入りでちょっとだけ登場させてもらいました。春頃に集中して、夏場は何事もなかったので、もう出番はないだろうとタカをくくっていたら、9月になったら何と天下のAERAからお声がかかります。

 最近の記者さんはgoogleなどを使ってネタ探しされるようで、この社会面記事については、AERAの記者さんが拙筆ホームページの硬派?!部分にたどり着かれて、僭越ながら実現したものです。(元になった記述は、第60話の後段にあります。)

 ちなみに、この記事が出てからの反響は、携帯疑問派の方からばかりでした。(皆さん同じように感じられてたんだなぁ、と意を強くした次第。) 都会は電磁波だらけですから、少しでもリスクを避けるなら、自発的に電磁波発生源は使わない方がいいのかな、と思ってます。(携帯電話を常用されている方には弁解しにくいところですが。)


4.東京モノローグ5周年 & 5000アクセス

 1997年9月15日に第1話を掲載してから、まる5年。その間、小刻みながらも読者の皆様のご声援ご拝読をいただき、おかげ様で5000件を超すアクセスに至りました。(ありがとうございます。) googleなどで細かい設定で用語検索をかけると、わかる人にはわかる情報源となっているようで、前記の通り、AERAの取材をいただけたのは、その証しと言えるでしょうか。


5.執筆いろいろ...

 おそらく著者名として名前が出るのはこれが生まれて初めてでしょう。学生時代に感銘を受けた名著?!「地球を救う133の方法」の続版(2002年版)として発刊が決まった「地球と生きる133の方法」。同書に1ページ分ですが、執筆の場をいただいたのです。(感無量...) 折り良く(?)無職の猶予期間中にいただいた話だったので、これも何かのご縁と思い、喜んでお引き受けしました。

 つい気負ってしまい、案の定、長文かつ難解な文章になってしまったので、実際に掲載されているのはごく短文ですが、元々の文案は第112話に記載の通りです。

 原稿書きは、本職の季刊誌では控えているので、執筆の場をいただけるのはありがたいお話。今は、「東アジア環境情報発伝所」の日中韓・環境ニュースと「NPO型インターネット新聞(JANJAN)」の2つに時々記事を載せさせてもらっています。


6.4月、5月は早かった

 3月末を以って、会社勤めをいったん辞めたので、次の定職が始まるまではとりあえず自由の身。するべきことをリストアップし、着々とこなしていたつもりですが、あれよあれよで4月が過ぎ、5月になり...。未消化の作業をそのままに、5月末には第116話に書いた通りの展開を迎えます。90年代にためこんでいた新聞記事のスクラップを整理できたこと、未読のEメール(環境系メーリングリストのストック)を減らせたこと、会社在職中の資料をある程度棚卸できたことは大きかったですが、環境関係・旅行関係等の蓄積資料や各種明細・郵便物などのチェック・処分はできず、他にも手が回らなかったアイテムがちらほら。挨拶状(ハガキ&Eメール)を書いたり、保険や年金などの手続きなどもじっくり時間をかけたため、2カ月は思いがけず短いものとなりました。

 NEC在職中に資料提供したこともあり、「環の国くらし会議」知ろう・学ぼう・考えよう分科会の第1回会合も傍聴させていただいたり、この時期に重なっていた経済産業省「産業構造審議会NPO部会」、環境省「環境保全活動活性化専門委員会」等に、パブリックコメントなどを一筆投じつつ、次の仕事のテーマと心して、これらの動向を追っていたことがまた、時が経つのを早めたようです。


7."メディカル"な年だった

 2001年は生まれて初めて人間ドックを経験しましたが、その余勢か、2002年もいろいろな検査を体験することになりました。

 お腹が変な痛み方をするので、3月に大腸ファイバー検査というのを初めて体験したかと思えば、12月には社会保険新宿健診センターでの定期健診で、胃のレントゲン検査というのをこれまた初めて受けました。(これまでは会社付属の健康管理センターで、時間がかかる割には大雑把な定期健診を受けていたので、この健診のきめ細かさには感心させられました。) 3月の検査で腸内の炎症が発覚した後は食事などに気を付けながら、何とか回復していたのですが、この定期健診で再び腸内に疑義が出て、今月1月にまた検査することになりました。どうなることやら。

 ちなみに、8月には実に7年ぶりとなる献血に行き、10月にはこれまた生まれて初めて、「リフレクソロジー」を体験し、何だかメディカルな1年となりました。(咬み合わせ不調やら風邪(複数パターン)やらも重なり、総じて体調万全とはいかなかった年でしたねぇ。) 健康管理には余念はないのですが、精神面が身体に与える影響は予期できません。マメにチェックするなり、癒しを求めるなり、常々心がける必要がありそうです。


8.1200駅達成 & 京成線・東武線でさらに上乗せ

京成千葉駅のスタンプコーナー 第115話で1200駅を達成した後、2002年は一日乗車券を駆使する機会に恵まれ、8月26日に京成線(「夏休み成田空港探検スタンプラリー:京成線一日乗車券」利用[写真参照])、11月14日に東武東上線&伊勢崎線(「埼玉県民の日フリー乗車券」利用)に乗り、行けそうで行けなかった未乗降駅をクリアすることができました。

 これまでの積み重ねも加え、

京成本線 【全43駅】

上野〜市川真間までの全駅乗降(残り 7駅)

東武東上線(本線) 【全38駅】

池袋〜鶴ヶ島までの全駅乗降(残り 9駅)

東武伊勢崎線 【全54駅】

浅草〜せんげん台までの全駅乗降(残り22駅)

 といった感じで、郊外に向け、また一歩前進、となりました。駅周辺に目ぼしいものがなくなってくるのが泣き所ですが、時刻表をにらみながら移動する楽しさは代え難いものがあります。


9.環境カウンセラー研修会をサポート

 これも荒川クリーンエイド関係ネタなのですが、ちょっとした話題なので分離しました。皆さんご存じの「環境カウンセラー」ですが、ローテーションで研修会を受け、資格を更新することになっている(消費生活アドバイザーも同様)そうで、その研修会の事例紹介の時間を「荒川クリーンエイド・フォーラム」がいただくことになり、さぁ大変。活動紹介と提言をまとめた発表用資料を取り急ぎ作ることになりました。

 PowerPointでのスライドショーを想定した紹介用資料はかねてから懸案だったため、ここぞとばかりに筆者が準備。実際の発表は、荒川クリーンエイド・フォーラム代表理事にお任せするため、内容や構成を発表者と検討しながらの資料作りです。

 研修会当日は、環境関係の諸先輩方を前に黒子(PCの操作係)に徹しました。PowerPoint資料は手元にも配られているため、作った本人としては、それですでにご満悦なのですが、実際に大画面で見るとこれまた感慨深いものがあります。少しでもカウンセラーの皆さんのお役に立てたならうれしい限りです。

 知人の環境カウンセラーの方が当日結構いらしてらして、後日、「あのPowerPointの資料は上出来だった」とお褒めをいただいた時には、誇らしくもあり、恥ずかしくもあり...でした。おそれいります。


10.インフラ再構築

 自分自身の境遇の変化もさることながら、自宅のインフラ面の変化も大きかった2002年でした。マイラインを含む通信・通話関係の料金体系を見直したのに加え、インターネットの回線も「ADSLは飛ばして一気に"光"に」という念願を達成。プロバイダも合理的な体系に変えました。その経過をまとめてみたのが下表です。ご参考まで。

 

2002年1月時点

段階的に変更後...

10月時点

電話

NTT基本料金

ISDN 2830円

通常の回線契約に戻したら、月額1750+390円

NTTインターネット用通話料

ISDNの定額サービス(番号固定型「i・アイプラン」)3000円)

解除

市内通話

東京電話

 

(変わらず)東京電話

都外通話

NTT

フュージョン

プロバイダ

BIGLOBE

月額会費(割引) 1600円

インターネットメールに切り替えて、0円

JCA−NET

メールアドレス+ホームページ使用料 月額1050円  

 

(変わらず)

キンデン

(未導入)

光インターネット 月額固定 4380円

 これにより、インターネットの速度は、1秒間に64kb(0.064MB)だったのが、約23000倍の15MBになりつつも、料金は毎月1000円ほど安くなっている、というのだからスゴイ!

 ついでに言えば、第122話の通り、PCを入れ替えたことに加え、カメラもアナログからデジタルに切り替えたのも2002年の大きな話題です。(処理するのが楽になり、掲載できるのも格段に速くなりました。)


11.ゴールド免許証

 第122話(9月30日の項)に書いた通りです。ゴールド免許証を持ったはいいが、それが「守り」の元になり、クルマを運転するのを避けているようなところはあります。


12.「えこどこナビ

 GPNへの恩返しのつもりで、「えこどこナビ」調査員(ボランティア)を志願し、2月に地元赤羽を中心にお店廻りをしました。もともと環境配慮型のお店が少ない印象の当地にあって、本当に少ないのかどうかを調べてみたい、お店の方の生の声を聞いてみたい、といったことも動機でした。

 個別にアタックする前に、まずは全体的な感触や状況を押さえておこうと、以下の通り、インタビューを試みました。(抄録を載せます。)

北区 産業情報センター(北とぴあ10F)にて、センター所長 石田芳郎さんからのお話
(2002/2/23 16:40〜17:00)

北区 地域情報化推進協議会(北とぴあ4F)にて、協議会事務局長 富田好明さんからのお話
(2002/2/23 17:00〜17:30)

  • 環境に配慮した商店街というのは北区では聞かない。

  • 田端の霜降銀座は環境対応で確かに有名だが、イメージが先行している感じがする。

  • 商店街がホームページを持つまでがひと苦労。環境に関する情報発信まではまだまだではないか。環境情報から入って来るお客も限られると思われる。

  • 区内で約100ある商店街のうち、商店街としてのホームページを持っているのは5つどまり。ホームページ作りに熱心な店主が商店街全体のホームページを手がけるケースが多い。

  • ITに関する説明会を設けてもなかなか参加してもらえず、ホームページ以前のレベルと感じる。

  • 商店街の活性化策としてIT活用を考える段階にはなかなか至らない。

  • 商店街が活発になるには、専門性があって存在価値(アイデンティティー)が高い店が多いこと、二代目が継いでいる店が多いこと、がポイントのようだ。

  • 赤羽と豊島でホームページを持つ計画があるようだ。この詳細と商店街のIT化に関しては、地域情報化推進協議会の富田さん(右記)に聞くといいだろう。

  • お店がホームページを持つことは歓迎だが、作りっぱなしで終わらないようにしてほしいと思う。

  • 店主が熱心で、ホームページを持続させる意気があればうまく行く。必ずしも凝ったものである必要はなく、テキストだけでもいいし、ホームページが負担ならメルマガだけだっていい。恒久的に情報発信できることが大事。

  • 店主だけでなく、そのお店の熱心な客(ファン)がホームページを作ってくれたり、口コミ情報がホームページになっていくのもうまく行く秘訣。お客とお店の良好な関係作りがポイントだろう。

  • お客の声やお客が欲する情報を発信していけば長続きする。お客がお店にホームページについて尋ねることがお店にとっては動機づけになるようだ。

  • 環境配慮も含め、お店にヤル気があれば、いい情報発信ができる。逆にきちんと情報発信しているところは環境にもいいことをやっているのではないか。

  • 環境配慮どころではないお店が多いだろう。だが、情報発信を含め、きちんとやっているお店は確実に存在する。

  • 環境に特化した情報だと、特定の人しか見ず、広がりが期待できないのではないか。一部の人だけの情報交換サイトでは、情報格差を広げることにならないか。

  • 「えこどこNavi」にたどり着けるユーザがどれだけいるかがカギだろう。ただし、検索サイトが氾濫しているのが実際だから、goo経由で取り込めたとしても厳しいのではないか。(結局Yahoo!に落ち着いてしまうユーザも多いと聞く。)

 その後、十条銀座商店街、志茂スズラン通り、赤羽駅周辺などで、環境配慮に理解がありそうなお店に入って、チラシ等を渡してきましたが、反応はボチボチといったところ。もともと環境への取り組みが進んでいると思しきお店は残念ながら見つかりませんでした。


13.山下達郎YEAR

これが「レアタツ号」 映画をこなしたのとは対照的に、2002年はコンサートに関してはご縁がなく、唯一、山下達郎の「RCA/Air Years Special」なる特別企画型コンサートに潜り込めたのは幸運でした。コンサートネタについては第32話のように、レポートを書くべきところ、今回は曲ごとの計時ができなかったこともあり、やむなく見送り。(コンサートに向けた心境などは第107話に書いた通りです。)

 コンサート後は、きちんとRCA/Airの復刻CD7タイトルも買い揃え、ホクホク状態。おまけに10月30日には、裏ベスト盤とも云える「レアリティーズ」も発売されて言うことなし。マイブーム的に山下達郎YEARになりました。(ファン冥利に尽きます。)

 11月にお台場に行った際、「レアタツ号」(「レアリティーズ」発売記念のショーボート)なる水上バスにバッタリ遭遇できたのも、日頃の思い入れの賜物と思ってます。[写真参照]


14.映画三昧

 第120話で少々紹介しましたが、2002年は(おそらく)学生時代以来となる、月1本のペースで映画館に足を運ぶことができました。正規の料金(当日券1800円)を払った映画は一つもなく、無料招待券が多かったことも手伝って、12本観ながらも総額は6000円。ありがたいことです。一番印象深かったのは「まぼろし」でしょうか。


15.久々のTOEIC

 会社で受検できるうちに、ということで、(1996年7月以来)実に5年半ぶりにTOEICを受けました。しばらく受検できなかったのは、受検できる会場の近くに職場がなかったせいもありますが、何よりスコアが低落するのを恐れていたから、ですね。太めの鉛筆を用意してすばやくマークする、とか、先に選択肢に目を通してから質問文を聴く、などのテクニックに頼ったところ、前回より100点近くアップしたので、ひと安心でした。(スコアはご想像にお任せします。)

 

...今年も引き続き、「東京モノローグ」ご一読・ご笑覧の程、よろしくお願いします。


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