第296話 2009年10大ニュース(2010.1.1)
新年あけましておめでとうございます。「東京モノローグ2009」をご覧いただいていれば概ね察しはつくかと思いますが、2009年は何とも漂々泊々とした一年でございまして、10大ニュース? まとまる? といった有様でした。取捨選択する程でもない分、楽と言えば楽でしたが、こういう一年もあるんだなぁ、と妙な感慨に耽っているところです。何はともあれ近況報告代わりということでご笑覧ください。
第280話、第292話の通り、スタンプラリーネタで相応の時間を使った。労した甲斐あって、中央線の方は、これ(電車Tシャツ)が当たり、アンテナショップの方は細君が引き当てて、「個体識別番号」付きの大層な牛肉を食する機会を得た。番号を辿っていくと生い立ちがわかるのはいいとして、その短い生涯を知ることにもなるため、心境は複雑。合掌の念にて、ありがたく玩味させていただいた。(あまりにリアルな点は賛否ありそうだが、食べることの意味を考えさせてくれる上でも、こうした制度は有意義だと思う。)
この他に山手線命名100周年記念で実施された「Suicaでタッチラリー」なる、言うなれば「電子版スタンプラリー」も一応クリア。ゴール時に発券されるクーポン券の恩恵には与かったが、Suicaオリジナルグッズなどが当たる副賞の方はサッパリ。異なる賞であれば一人複数応募可能、とあったのだが、応募し過ぎた?
第290話以外にもエアコン調達絡みなどで御用達。レンタカーは都合4回利用し、うち3回はニコニコレンタカー...つまり格安の選択肢ができると、利用頻度が上がるというのを自ら実践したようなものである。
2009年はとかく格安ネタがもてはやされたが、ジーンズや弁当の方がメジャーだった観があり(多分に漏れず筆者もお世話になったが)、格安レンタカーも忘れてはいけないと思う。
ちなみにニコニコでは、ETCが標準セット。ETCレーン通過!というのを期せずして体験することになった。
少なからずご縁のあったJANJAN(日本インターネット新聞)だが、自分の名前で「市民記者登録」したのは実は2009年になってからのことで、市民記者として投稿したのも従って初めて、ということになった。
おかげ様で投稿記事2本(「エネ家電エコポイント制、見切りスタート」「ある環境系財団法人の理不尽な雇用契約」)はいずれも注目記事扱いしていただき、エコポイントの方は、月間の選(→参考)の一つに入れていただけた。(ちなみに第282話のエコポイント小論はこの別バージョンというか、詳述版になる。)
記者登録する以前は、ENVIROASIAからの転載が基本で、( )書きで筆者の名前を併記してもらう感じだったのだが、秋口からは記事提携もなくなったため、自筆で載せていくべき機運はいよいよ高まった。が、これが思うに任せず、今は気になる記事に時々コメント投稿する程度に落ち着いている。(投稿すると、一定の編集等が入る訳だが、これがどうにも精度が良くないことがわかり、積極的に出そうと思わなくなってしまった、というのが一つにある。)
そんなJANJAN、2010年からリニューアル!だそうである。しばらくは様子を見ようと思う。
★以下、8.〜6. 4.〜3.は、第294話もご参照ください。
3月14日のダイヤ改正で、寝台特急「富士」「はやぶさ」の運転が廃止!の報を受け、3月7日に撮りに行ったのが最初のきっかけ。
動かないものを撮っても動画にならないので、電車・列車の類にしたのは道理(動理?)だと思う。(ただし、いわゆる「撮り鉄」な人間ではないので、載せ方は至って浅薄だが)(^^; 以来、不人気なのは取り下げたりしながら、現在14本を公開中。今後も月一本ペースでアップしていくつもりである。
第294話に綴った通りだが、その後も念入りにチェックを続けたところ、実際は乗降していたのに漏れていたり、駅名(よみ)が違っていたり...完全版への道が容易くないことを知る。(記録を遡るのも程々にしないと、とは思う。)
「駅録」のもとになっているデータベースの精度は徐々に上がっているとは思う。精度向上の過程を示す正誤表(駅名等)については、「駅録」の総合案内所サイトに載せてあるので、対外的にも実用レベルを保っているものと思いたい。とにかく次回2010年版を出す時には、こうした訂正が出ないよう、万全を期したい考えだ。
自分で使う分の「駅録」は、記録したものからログに変換していく意味合いで「駅ログ」と名づけている。そしてその「駅ログ」を名称通り、ブログ化して公開することもできた。が、乗降済み駅の数え直しが響いて、ちょっとばかり体裁が良くなかったりする。(^^; あいにく連続する記事になっていないのだが、今のところ2400〜2409番目まで掲載中である。(2009年の乗降記録は、追い追い登場する予定。お楽しみに。)
乗り降りの方は大して増えなかった2009年だが、季節列車・記念列車(第288話・第289話など)に乗ったり、イベント(荒川車庫、志村車両検修場など)に出かけたり、近郊で楽しむ分はそれなり。遠出しないテツがあってもいいだろう、と思う。
都電荒川電車営業所には、6/14(都電車両6000形撮影会イベント)と9/27(「荒川線の日」2009記念イベント)の2回出かけた。 |
11/8、東京都交通局志村車両検修場にて(都営フェスタ
’09 in 三田線) |
とにかく形にすることを優先し、電子書籍というものを始めてみた。
今のところ、以下の6つを出品中である。
随筆「東京モノローグ」撰集(1997〜2000)
NPO小説 漂着モノログT〜千と櫻のゴミ調べ〜
NPO小説 漂着モノログU〜processes〜
NPO小説 漂着モノログV〜A・S・S・E・M・B・L・Y〜
乗り降り記録帖「駅録2009」東編(BETA版)
乗り降り記録帖「駅録2009」西編(BETA版)
今年は、漂着モノログのW(四部作のラスト)、「駅録」の2010年版、あとは実験的に東京モノローグの「鉄道撰集」を出す予定でいる。ひとつご高配の程を。
第282話にあるように、エコポイントについてあれこれ調べておきながら、とうとう2009年は対象者になることはなかった。エアコン(室外機)が故障してしまったので、買い換える必要はあったのだが、業務用のエアコン(システムエアコン)を譲り受けることになり、電気料金、移設等諸工事の費用、そしてエコポイントを勘案した上でなお、新品を買うより得策だった...対象から外れたのはそれだけのことである。
家電関係の動きはエアコン程度だが、デジタル&オーディオ系は一大ブームとなった。
ノートPC:第282話の後日のこと、2002年夏から使っていたN社PCが不意にブルーバック状態になり、w(--)w(お手上げ)。ギリギリのところでデータを救出し、今はT社製(ソフマップで新古品を購入)。
ヘッドホン:メモリオーディオのボリュームスイッチが音量MAXのところで壊れてしまったため、音量調節付きの延長パーツ(安物だと数百円)を足したりしていたが、二度断線してしまい、断念。音量調節ダイヤル付きのヘッドホンを買うことにした。強度に難があるが、何とか使っている。
デジカメ:ずっとEPSON製で頑張ってきたが、300万画素というのがすっかり陳腐になってしまったのと、より高画質な動画(YouTube向け)を撮ろうと考えたことから、1000万超のデジカメを購入。某量販店で開店前に並んで買うパターン、つまり破格品を買ったのだが、第295話の期間中に不具合(撮影には支障なし)が見つかり、修理行き。年内に戻ってくることはなさそうだったが、幸いさっさと直って返ってきた。初期不良見合い(バグ出し用?)の破格品だったと考えられなくもない。
インクジェットプリンタ:デジカメ購入時点と前後して明らかな故障がわかっていたのだが、騙し騙し使っていて、今となっては印字されれば奇跡、のような状態である(同じ週に破格プリンタも出ていたのだが、デジカメを優先したツケ)。歳末特価を狙うつもりだったが、結局買い換え損ない、年賀状も出せずじまいとなった。(言い訳がましくなるが、郵政民営化とともに年賀状も競争原理に置かれて然るべき、つまり、現在の賀状でなければならない理由もなかろう、というのもある。)
ともあれ、年賀の欠礼、何卒ご容赦いただきたく。(2009年の賀状もぐっと絞り込んではいたので、それほど波紋はなかろうかと。)
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4.アメブロ & 続 東京百景
掲載するのは週に1〜2ペースだが、どの写真を載せるか、それはどこでどう撮ったか、など掲載前の準備を含めると百景に明け暮れた観はある。掲載後も、RSSがしっかり発信されているかをチェックしたり、その風景の撮影地をGoogleマップに反映させたりで手間はそれなり。
アメブロの仕様絡みでも、例えばブログパーツを入れ替えたり、リンク集の設定を見直したり、日常的には管理ページ中のRSS集で情報を仕入れることが増えたりで、とにかくよく利用させてもらった。コミュニケーションツールとしてはあまり使わなかったが、ブログの何たるかがわかったような(そうでないような)気はする。
RSSは、人様のを取り込むばかりのものではなく、自分でブログをやっている以上、そのフィードを自身で活用したっていい!ということもわかった。Googleの機能をアレンジして、RSSフィードを通常のホームページに持ってくる術を覚えたので、拙作ブログの新着情報の取り込みも始めてみた。(↓こんな感じ)
今後も応用していこうと思う。
【御礼とお知らせ】アルファポリス「第2回 エッセイ・ブログ大賞」の投票、終了しました。各賞の行方はこれから(1月中旬発表)ですが、「続 東京百景」はおかげ様で、112件中19位となりました。応援いただいた皆様、ありがとうございました。 |
これも第294話の通り。自分としてはちょっとしたコンテストに入賞した気分でいる。
勤務形態については納得いかない面がまだあるが、勤務日数的に2009年とにかく最多だったのは、文京区本郷にある環境系財団法人。年の前半は、そこで専門のGISソフトの使い方をまがりなりにも習得し、自分なりの応用例として、市町村別の塗り分けや公共施設等の分布(マッピング)ができるようになった。(これを漂流漂着ゴミ事例に置き換えると、どの市町村でどんなゴミが多く収集された、とか、プラスチックゴミが多かったのはどの地点か、とか、円なり棒なりのグラフとともに視覚的な地図が描ける、ということになる。まだ試していないが、関係筋からの助成が得られるなどしたらやってみようと考えている。)
年後半は、LANDSAT、つまり衛星画像の取り込みと、フリーだけど高度なソフト(→参考)があって、それを使っての分析に勤しんだ。つつがなく分析できると、土地土地の利用状況が色別で把握でき、Google
Earthと見比べることで、より確度が高くなるという。まだ試行錯誤中だが、要領を得た暁にはこれを応用しない手はないと思っている。
今のエリアが一段落したら、個人的に中国や韓国で試してみるつもりである。
上記の通り、コンテンツ関係が目立つ一年となったことが何よりのニューストピックであり、即ちインドアな年だった、ということに尽きると思う。アウトドアでなかったことは、一年で移動した範囲が極めて限定的だったことからも言えそうだ。北は那須、西は熱海、都県で言うなら、栃木・埼玉・千葉・東京・神奈川・静岡の一都五県である。当然のことながら飛行機もなければ、新幹線もなし。時代のキーワードの一つに「巣籠り」があるが、その傾向を自らも体現したようなものである。
年回り上、おとなしくしていた方が無難というのもあった。それでも、虫歯ではない歯痛、顎関節症、結石もどき(?)といったちょっとした御難には遭ったので、ただおとなしくしていればそれでいい、ということでもないらしい。何はともあれ、年を越せたことは感謝しないといけないだろう。
振り返ってみると、アウトにおけるイン、つまり美術、博物、映画についても至って少数だった。その代わり、百景の2009年分を念頭に入れていたこともあり、写真はよく撮った。これは、アウトだけどイン、つまり都内中心だが、外に出てはいるということの証しである。基本的な意識はインだが、時にはアウトが必要ということで体が動いてくれたのかも知れない、と今は思う。
行動範囲は限定的だった訳だが、浮世の流れ(と書いてトレンド)は自分なりに追っていた。以下、月日順に写真でご紹介する。
某住宅展示場でセグウェイを体験試乗させてもらった。(ある程度自在に乗れるようになったところで、時間切れ) |
Echika池袋には、開店当日と翌日訪れた(第278話参照)。Esolaの方はまだ。 |
新宿西口さくらや閉店後にできたユニクロ新宿西口店の初日の様子。この日(4/24)は、マルイの本館もオープンし、新宿東西をマスコミが奔走する一日となった。 |
3/14に首都圏で新たに開業した2駅「西大宮」「西府」もちょっとした話題になった。(乗り降り記は、第280話の通り) |
5/6、池袋三越の閉店間際の様子。外では閉店を惜しむように雨が降っていて、正に涙雨状態だったのが印象的だった。 |
開国博には行こうと思わなかったが、開港記念日(6/2)の行事は見に行くことを決めていた。写真は、ブルーインパルスの展示飛行の様子。(象の鼻パーク上空) |
池袋三越の注目度に比べれば全く・・・だったが、ダイエーの東京初店舗だった赤羽店の一館「ファッション館」も7/5に閉館となった。 |
開いたり閉じたりが結構多い赤羽駅周辺。これは「開く」方の象徴的な一枚。長らく休業中だった赤羽東口マックだが、8/1に新装オープンした。この辺りから、付近の商業ビルの建て直しが続いている。 |
ふっと時間ができたので、台場の潮風公園に足を運んだ。「GREEN
TOKYO ガンダムプロジェクト」での実物大ガンダム、正午のちょっとしたパフォーマンスの1シーンである。とにかく暑かった(最高気温32度)ので、このように空を睨みたくなるのはごもっとも。 |
数本しか観に行かなかった映画だが、2009年はこの一本に尽きると思う。 |
2枚組CDの中から何曲かメモリオーディオに入れて懐かしんでいたら、急な訃報が入ってビックリ。今でも時々聴いている。(東武百貨店で開催された「マイケル・ジャクソン展」にて) |
第281話では、池袋店での様子を記したが、11/27にもプレオープン(無料招待)があって、再度スイーツ等を堪能することができた。(東京ドームシティミーツポート店にて) |
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インとアウトの比率がどうなるか、その辺も見所になろうかと思います。末筆ながら、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
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