第303話 3月31日で終了・2010(2010.4.15)
5年前の第182話は、「3月31日で終了、あれこれ」、4年前の第206話は、「なくなるもの、開かれるもの」だった。
今回は、2005年ほどではないが、都内で3箇所、なくなったり、変わったりするものがあったので、「3月31日で終了・2010」で行くことにした。思い入れがあるような、そうでないようなだが、ここは一つ時の記録、ということでご高覧の程を。
池袋を経由する定期券を持っていた際は、何かと寄り道し、ポイント2倍期間中は、食事したり、買い物したりで、それなりに利用させてもらった。(筆者的には、200ポイントで500円の商品引換券、というパターンが最多) その通称「メトポリ」が4月からルミネに。別になくなってしまう訳ではないのでいいのだが、ありきたりの店名になってしまうのがどうにもいただけない。メトロポリタンプラザだったから行く気になったのであって、巷のルミネではちょっと...なのである。せいぜいポイントが失効しないように、期限内にためるなり、引き換えるなりしようと思う。
この長い名称はもう見られない |
この落ち着いた感じがよかったのだが... |
ポイントが2倍になることも残念ながらもうない |
案内図や案内標示も徐々に変わっていくことだろう |
第264話で、EPOのコンサートの件を書いた。おそらく東京厚生年金会館は、後にも先にもその時のみ。新宿という好立地ながら、なかなかご縁がなかったのは、それだけ地味だった、ということか。
3月30日、実に22年ぶりに中に入った。「49年間ありがとうございました」という電光文字にただ時の重みを感じるばかり。今後どうなるかはまだ決まっていないようだが、大阪フェスティバルホールのような安易な閉鎖はしないでほしいと思う。(参考→「駅ログ」〜渡辺橋)
ヨドバシカメラが落札したことは、ここに載っている通り。落札した側としても何らかのリリースがあってよさそうなものだが、ニュース一覧を見る限り、特にこの件についての記載なし。
都バスの停留所と東京厚生年金会館 |
停留所名は4月から早々と変更。「新宿一丁目北」だそうな。 |
ホールへ続く階段と電光掲示 |
カザルスホールを含む一連の建物は筆者の知るところでは、「お茶の水スクエア」であって、写真(左下)に写っている箱型の格調ある一物件は、かつて一階がJCBのカードセンターで、90年代の前半は情報収集等で時にお世話になったというご縁がある。だが、ホールの方はさっぱりで、存在は知っていても、入場する機会はなく、遂にこの度の閉館となってしまった。
カザルスホールの入口は、この左手を進んだ先 |
地域福祉タクシー「風ぐるま」の停留所名は4月に入ってからも「カザルスホール」のまま |
久々に訪れてみて知ったのは、スクエア全体が日本大学の所有になっていて、名称も「日本大学お茶の水キャンパス」になっていたこと。大学のものとなってしまっては、公共性が薄れるのは致し方ないことで、いずれはこの格式建造物も取り壊されてしまうのでは?と思う。文化を尊重しそうでしないのが昨今の大学事情、と言っては言い過ぎだろうか。
長い歴史がありそうなカザルスホールだが、調べてみたら案外短命だった。22年半だそうだ。
カザルスホールは、あくまでキャンパス内の一建築物につき、この一覧(→出典)には載らなかったが、厚生年金会館以外、東京以外では他に、花月園競輪場と私のしごと館が3月31日を以ってなくなった。
施設関連の更新情報 |
行政関連(2010.3.21〜4.1) |
市町村の合併については、右表の通り。江迎町と鹿町は、松浦鉄道の駅名で知る人ぞ知る、だったが、元の自治体名が地図上からなくなってしまうとなれば、今後はまた違う認識のされ方になるだろう。(おそらく単なる珍駅名として名が通ることに...) いずれ更新されるだろうが、今は路線図で、元の町域を確認できる。何故このような駅名になったのか、推理してみてはどうだろう。
地元のレンタルCD/DVD屋(Super
Softbox)は、3月末で閉店する予定だったが、5月中まで延期になった。最後に少しでも客寄せをしようということか、単に店じまいの手筈が整わなかっただけか、つい思案してしまう。決して悪い店ではなかったが、利用回数がぐっと減っていたのは確か。延びたところで、利用することはおそらくもうないだろう。閉店やむなし、というのはわからないではない。最たる理由は、時代の流れ〜である。
第296話の9.で触れたが、これまで少なからずお世話になっていたJANJAN(日本インターネット新聞)。2010年にリニューアルしたばかりだったが、あっけなく3月31日付で休刊となってしまった。(理由はここに書かれているが、他にもいろいろあったものと思われる。) 2010年の投稿は、この一本限り。鉄道存続云々の記事が載せ収めになってしまったのは、何とも皮肉である。
いつもよりも短文ではあるが、この辺で。(これを早じまいというかどうかはいざ知らず)(^^; |