第278話 花冷えの十日間(2009.4.1)
春分の日に向けて暖かくなっていったと思ったら、春分過ぎから一転してすっかり花冷えに。桜もおそらく「あれれ?」となっているだろうけど、筆者もそれに同調するように「!」とか「?」とかが付く出来事がチラホラ。という訳で今回は小ネタ集のような感じになるが、そうした一連のよしなしごとを綴ってみようと思う。
寒→暖→寒の変動のせいか、年度末業務押せ押せだったせいか、はたまた単に年のせいか、鼻の周りに痛みを覚えたのが3月半ば過ぎのこと。その前の週は風邪でぐずついていたので、その余波もあったのだろう。やっとこさ耳鼻科に行って、副鼻腔炎であることがハッキリしたのは3月21日のことだった。それはそれで「あれれ?」な出来事なのだが、闘病記(という程でもないだろうけど)を書くつもりはないので、痛みが和らいだ辺りから、つまり一応平常に戻って以降の話に限らせていただく。あしからず。(これで花冷えと鼻炎がかぶっていたら笑えるような笑えないような、になるところだった。)(^^;
八重洲地下街にはファストフードのMが2店ある。コーヒーの無料券があったので、東京駅により近い小振りな方の店で、とりあえず一杯いただくことにした。コーヒーだけでも別に良かったのだが、ちょっとしたスナックも一緒に、と途中から思い立ち、再度カウンターへ行くも、ここは小振り店舗の宿命。100円アップルパイ、当店では扱っていなかったのである。
こういう客のために2店舗構えている訳ではないのだろうけど、地下街奥のもう一つのMにハシゴすることになった筆者である。
第257話でアップダウンの一例として紹介したパスタ&カフェの店。足が遠のいたのは確かだが、時々また顔を出すようになった。(一時は割高感があったが、最近はそうでもなくなったので。) 同じ行くならスタンプ2倍の月曜に限る。という訳でせっせと向かったのだが、何やらフロア全面改装中? いやいやこの店だけはしっかり営業していて、いつも通り過ごすことができたのだった。
筆者的には大した!も?もないのだが、店の外を見遣っていると、食料品売場の目当て客がやってきては引き返していくのが相次ぐものだから、!と?に遭遇しているのと同じ。フロアの入口にはしっかり同店を除いて改装中の旨、掲示されてるんだから、奥まったこの店までわざわざ足を運ぶには及ばない筈なのだが、この目で確かめないと気が済まない方が多いようで...
年度末業務がひと息ついたこともあり、昼休みをたっぷり過ごすことにして、妻恋坂に足を延ばしてみた。ファミレスで食事した後、三組坂へ向かったら、途中で「肉のハナマサ」を発見。職場からそう遠くない場所にディスカウント店を見つけて、いい意味での「あれれ」を体感するも、さらなる「あれれ!」が会計時に待っていた。あいにく小銭が足りず、5千円札を出したところ、店員さんが1万円札と勘違いして箆棒な釣札と釣銭が返って来るではないか。「いや出したのは5千円ですから」と正直な筆者は釣札から5千円札を戻し、堂々退店。不採算店舗を切るなどしてしのいできたハナマサである。5千円は店にとっても大きい。店がなくなる、つまりディスカウントショッピングの楽しみがなくなってしまうのは困るので、会計はお互い損のないよう、客としてもしっかり目を光らせておきたいと思う。
三組坂を歩きながら、打ち間違えたレシートを眺めつつ思う。1万円札を出す客が多い、ということか!(店員にとっては実は当たり前?)
WBC優勝で盛り上がった翌日である。在宅作業の合間に勇んでIYに行くも、現金還元は衣料品・日用品のみということでトーンダウン。野球世界一という割には、IY以外はあまり記念セールの話は聞かず、その頼みのIYがこの程度?というのが筆者の消費者心理である。
Echika池袋がOPENするというので、朝から様子を見に行くことにした。時には丸ノ内線で職場に向かうので、改札内に入って一応探訪してみるもどうも様子がおかしい。果たしてEchikaは改札の外。Echika表参道のイメージが頭にあったので、てっきり駅ナカかと思ったら...
仕方がないので乗継30分ルールを使って、再び改札を出てウロウロしてみる。飲食店でモーニングサービスのある店はすでに開いているのでは?とそれらしきエリアに行ってみるも、どこも閉まったまま。初日は10時一斉オープンだったようだ。
OPEN初日の開店前、というのはちょっと不思議な雰囲気(期待と不安が交錯する的な?)があった。そんな佇まいを撮りに行ったと思えばいい、ということにしよう。
サンドイッチショップ サブウェイによる年に一度の大盤振る舞いの日である。平素290円〜520円の各種サンドイッチがこの日は全品290円均一。このサブウェイの日はこれまで何度となく利用させてもらっていて、それほど行列ができない点でも気に入っていたのだが、今回は違った。帰宅時間を直撃しない時間帯を狙って池袋西口店に行ったのだが、列が店の外に伸びていて、10人は待っている。外で盛んにPRする店員の呼び声にも驚かされたが、この人数にはビックリ。だが、何よりのビックリは店員の数!だった。待たされるのを覚悟で並んでいたが、割とあっさり順番が回ってきて拍子抜け。パンのサンプル表示が手前になかったせいもあるが、これで調子が狂い、パンの種類をド忘れするは、「えびアボカド」のところ「えびアボバボ」みたいにかんでしまうはで一人苦笑状態に陥るのだった。
初めて食べたえびアボカド。そのドロっとした部分は当然のことながらパンからはみ出してくるので、アボバボという称し方は決してハズレではないと思ったりもする。(人気ランキング2位というだけあって、美味ではあった。)
朝早めに宅を出て、所用を済ませつつ午前中はチョロチョロ。昼食をどこかでとるでもなく、さっさと帰途に着くことにした。12時35分、新宿始発の埼京線に乗ったので、池袋は12時40分過ぎの発車。だが、発車直後にストップし、閉扉したまま同駅に10分ほど停車。何かを挟んだまま発車? いやホームで非常停止ボタンでも押された?とか当初は思っていたが、どうも他の線で何かがあったようだ。結局詳しいことはよくわからなかったが、その後は何事もなかったようにスイスイ。だが...
地元駅に着いたら改札口が大混雑。改札の故障か何かかと思いきや、どうやら急遽運転見合わせになったらしく、改札を通ってしまった乗客に振替乗車券を渡したり、というので混み合っていることがわかった。つまり筆者が乗ってきた下り列車の後続はどこかで引っかかってしまっていて、上りの方もストップ状態。あと一本遅かったらどうなっていたことか、である。
ちなみにこの時のアクシデントは、12時42分に発生した高田馬場駅(山手線内回り電車)での人身事故が原因だった。(運転再開は13時35分頃。山手線の内回り・外回り、埼京線上下線など計41本が最大52分遅れ、5万4千人の乗客に影響が出たとか。) (v_v)
この日も新宿へ。道中、池袋駅ホームで佇んでいたら、2番線にただ「特急」というのが赤で表示されているのを見つけ興味津々。程なく入線してくるのがわかったので、ホーム先端で待ち構えることにした。
低解像度ながらデジカメで動画撮影したものをYouTubeに載せると、それなりに楽しめることがわかったので、この時も思いつきで撮影を始める。先頭が見えたところで電源を入れたまではよかったが、「メモリカード異常」という、ごくたまに現われる警告が発せられて「ありゃりゃ」。すかさず入れ直して撮影開始するも、その結果はいきなり先頭車両!という出し抜け記録になってしまった。間に合ったとはいえ、こういうのは果たして到着シーンと言えるかどうか。
このお騒がせ臨時特急は「新宿あがつま草津」号。今季は3月15・22・29日の3日のみの運行だったようなので、レアと言えばレア?
あがつま号のドタバタはまだましな方で、28日の夜にムーンライトえちごの通過シーンを撮りに出かけて失敗、という一件が実はあった。土日祝は23時台の本数が減るため、できるだけ早めに行って構えていないといけない。これに乗れば丁度いい、とタカを括っていたら、赤羽駅に着いた途端にムーンライトえちごが入ってきて、あとの祭り。時刻表には出ていないので現場で探るしかない訳だが、同駅通過時刻は23時27分であることをこの時知る。(その後、気を取り直して、赤羽駅4番線を通過する急行能登号を撮っていたら、今度は思いがけない通行人が入ってしまい、ボツ。やはりこういうのは計画的に取り組まないとダメらしい。)
という訳で、深夜でも本数がある平日の夜に出直すことにした。赤羽駅6番線ホームの端で、バッチリ狙って撮ったのがこの動画である。上手く撮れた方だとは思うが、不意の警笛にしてやられた次第。(警笛好きな方には一興と思われる。)(^^)
筆者の三大遭遇ネタと言えば、
1.雨が上がった後、軒先などからの残り雨に当たる(→水もしたたる〜ならぬ、水にしたたられるイイ某?)
2.飲食店の前でメニューを見ていると、どこからか客人が現われて先に入られてしまうことがしばしば(→混雑時ではないのに、である。隙があるように見えるからか、これも人の習性なのか、とにかく人が来なさそうなタイミングを見極めるのがひと苦労)
そして、
3.電車に乗っていると必ずと言っていい程、近くでケータイで通話する人物に出くわす(→閉鎖空間での電磁波は人体への影響が増幅する可能性があるので、とっさに離れる)
である。で、この日は今のところケータイスピーカーに会わないなぁ、と油断していたら、川口からの帰りの京浜東北線でバッタリ。とは言っても驚くなかれ、車両と車両の間、つまり連結部分(一応、扉は閉まっているので車内からは隔離)で通話している人物がいたのである。年度末日なので、何があってもこの日限り、で済ませそうな気はするが、それにしても、と思う。(そこまでして話さないといけない通話内容って一体何なのだろう?)
書くつもりでウォッチしたから出てきただけ、かも知れないが、この10日間、実に様々な感嘆符&疑問符な出来事があったものだと思う。もっとも、こういうことの連続で日々は成り立っているとも言える訳で、書き留めればいくらでも増えて行く気はする。これを機に"!"と"?"により注意を払っていこうと考える、そんな年度の初日である。
*今回のお話、いずれも実話です。(エイプリルフールではありません。念のため。)
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