随筆「東京モノローグ2007」(3−4月期)
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第231話 JR発足20周年(後編) / 第230話 続・自動販売機/JR発足20周年(前編)〜SuicaとPASMOほか / 第229話 Let's リサーチ 自動販売機 / 第228話 2月28日レビュー

第231話 JR発足20周年(後編)(2007.4.15)

 3月31日(発売最終日)に購入した18きっぷを使い、翌日4月1日に小旅行(一応、JR発足20周年を祝す記念旅行のつもり)に出た筆者。早起きして、高崎線方面をめざしたのは、北鴻巣、籠原、岡部、神保原の4駅を乗降すれば、上野から高崎までの全駅踏破になり、目標としてはクリアしやすかった、というのが理由である。5:54に赤羽を出る普通列車に乗り、北上。だが、列車時刻表を読み違えて、神保原には行けず、やむなく岡部で引き返すことに。岡部着7:02、駅周辺や観光案内地図などを眺め、7:17発で早々と南下開始。(神保原は、いずれ「八高線の旅」といった機会を作って、ちょっと足を伸ばして乗り降りするとしよう。) この路線時刻表を見ていただくとわかるように、上り列車はそれなりにある。あわただしかったが、籠原と北鴻巣でも乗降し、赤羽には8:38に到着。この日晴れて上野〜本庄までがつながった。(「東京モノローグ」につき、他県の街や駅については、あまり詳述しておりません。あしからず。)

方面別列車案内(赤羽駅構内) 20周年記念列車というのはなかったが、赤羽駅で乗り換える際、湘南新宿ラインの特別編成(延長運転)の案内に遭遇。発車時刻のLED表示板には確かに「特別快速 8:43 熱海」とある。ちょっとした記念と言えなくもない。タイミング的には乗れたのだが、いったん帰宅し、出直す。

 この日の次の予定地は房総方面。高崎線は本庄まで、宇都宮線は古河まで(野木、間々田、自治医大、雀宮を乗降すれば宇都宮まで)、常磐線は勝田まで、中央線は藤野まで、東海道線は沼津まで、それぞれつながったが、これらに比べ、千葉方面(外房線)のバランスが良くなかったため、何とか千葉〜君津の全駅を乗降したかった次第。浜野は降りたか否かがハッキリしなかったので、改めて改札を通る。その後、長浦、巌根で乗り降りし、めでたく東京〜君津までがつながった。房総の旅としては上出来なことに、日中の気温は25℃前後で、春というよりは夏の房総状態。巌根からは和田浦まで通しで乗って、千倉に戻り、再び鴨川方面へ、という行ったり来たり乗車。本数が少ない中で駅数を増やすには、この行って戻ってが効率良く、[〜(千倉14:11)〜和田浦14:20着・14:38発〜千倉14:50着・15:20発〜(和田浦15:34)〜安房鴨川15:49着〜]という行程になった。(仮に14:11に千倉で降りて、次の列車15:20発を待つと1時間以上空いてしまい、和田浦では下車できなくなってしまう。→[参考) 和田浦と千倉ではキャンペーンハガキ(台紙)にスタンプを押し、プレゼントの応募準備もバッチリ。目的地ありき、ではない筆者の一人旅、おまけとしてはこんな程度。従って、安房鴨川で東京行きに乗り換え、そのまま帰京... とはならないのが筆者流。本納、上総一ノ宮でも乗降(行って戻って方式)し、少しずつ未乗降駅を減らすのであった。

関東の駅百選の一つ、和田浦駅 という訳で、この日は高崎線3駅、内房線5駅、内房線2駅の計10駅が新たに乗降駅リストに加わった。なかなかペースが上がりにくくなっているが、首都圏での駅数としては1341までこぎつけた。4月1日に末尾41、というのはちょっとした余興&数合わせである。

 これだけ乗って、たったの1,600円。発足20周年に感謝感謝である。(青春18きっぷ、残りの4回分をどうしたか、については割愛します。)(^^;


時刻表(1987年4月号) 20周年、つまり20年前である。日本国有鉄道から衣替えし、JRが発足したのは1987年4月1日のこと。そのJR発足時に発売された時刻表(筆者保存版)は、こんな感じで実にシンプル。中を繰ると、まず路線図が目に入るが、特に地方における路線がまだまだ健在だったことに驚いた。北海道東部で見ると、標津線、名寄本線、天北線は20年前はまだあったのである。(ちなみに、士幌線は3/22まで、羽幌線は3/29まで。ページ上部に小さく書いてある通り。)

 その後、地方では着々と廃線が進んだが、反対に都市圏では新しい路線が増えていった、というのが20年間の大きな流れ一つのだろう。学生時代にもっと意識的に廃止前の路線を探訪しておくんだったなぁ、と思う。

 ともあれ、この20年というのは、筆者が東京に戻って来てからの20年と同じ。JRにはずっとお世話に、そしてともに歩んで来た、という感慨を覚える。(居住地の都合で、学生時代は小田急がメイン、結婚するまでは東急がメイン、と90年代半ばまでは私鉄生活が主だったが、ちょっと遠くに出かける時には必須。)

 今の住まい(赤羽在住)になってからの11年は、最寄駅がJRということもあって、正に生活の足。移動の遠近を問わず、東京モノローグでもJRが出てくる話題はちょくちょくだった。ここに挙げた話は、JRの歴史に通じる部分も多々あるだろう。

  • こちらもどうぞ...⇒ JRに関する話題

第9話 雪が降る / 第18話 サンライズ エクスプレス / 第27話 鉄道の日三昧 / 第41話 優等列車停車の既得権 / 第62話 さいたま新都心 / 第115話 1200駅! / 第126話 埼京線、南へ / 第129話 SLに乗って、温泉へ / 第153話 北区踏切事情 / 第160話 新宿駅から各地へ / 第167話 自動改札破り / 第171話 グリーン車がやって来た / 第206話 なくなるもの、開かれるもの / 第208話 変化あっての新宿駅

 20年をふりかえる特設サイトとかがあっても良さそうだが、JR東日本ホームページを見る限り、20周年を祝すバナーなどを含め見かけない。代わりにならないかも知れないが、「会社要覧」は見つけた。歴史の一端を知る上では、「新駅の設置」が参考になりそうである。

 都内に限れば、
1988/3/13:古淵 1988/12/1:新木場、葛西臨海公園 1990/3/10:八丁堀、越中島、潮見 1997/4/1:八王子みなみ野
 といったところ。(新駅については、華々しい躍進はあまり感じられないか。) 都内ではここ10年間、JRの新駅は設けられていない訳だが、JR以外の新路線(東京メトロの延伸、りんかい線・つくばエクスプレスの開業など)・新駅設置は盛ん。新規性という点で、他社線の動向が目立つのは仕方あるまい。JRとしては新設云々よりも、既存のインフラをより有効に活かす局面に入っていると言えるかも知れない。湘南新宿ラインの新設や、東武特急の乗り入れなどは好例だろう。(安全安心優先、さらなる環境配慮、顧客サービス向上、駅設備の改良などにも目を向けるべきだところだが。)

*それにしても、京葉線ができたのがJRになってからとはまたビックリ。撮りだめ写真を発掘したら、確かにあった。(東京〜新木場が開通した当日にいそいそと出かけていた。)

京葉線 東京駅構内の大看板(「もっと。」というフレーズがいかにもバブリー) 残念ながら、「東京ベイライン」という呼び名はあまり定着しなかった。

全線開通当日の新木場駅にて。(3月9日までの京葉線は、新木場〜蘇我だった。)

4月15日、新宿駅跨線橋架替工事に伴う中央線運休(12:30まで)を知らせる画面 表向きには、駅係員の名札の下に「20」タグを見かける程度の「JR発足20周年」。節目を象徴する、という点では、このディスプレイ(Panasonicなので、プラズマディスプレイか)の方が上を行っているかも。(4月になる前に設置を進めていた、ということはある意味、記念事業だろう。)

 「時を重ねただけのことはある」 そんな見方や感じ方を乗客・利用客に提供してもらうことが何より、と思う。

第230話 続・自動販売機/JR発足20周年(前編)(2007.4.1→2)

 自動販売機のリサーチがひと区切りついたと思いきや、行く先々で「これは!」という自販機が続出。(逆に自販機に目を付けられてしまったか?) 都合、10ばかり追加することになったので、今回は前回の続きを綴りつつ、次の話題の橋渡しも、という欲張りな構成。自動販売機リサーチの続編とJR発足20周年ネタをお届けします。


これは珍しい?

  • ユンケル専用

その名も「ユンケル ステーション」 麹町と半蔵門の間、新宿通り沿いで発見。通りすがりで利用するような代物ではないと思うが、常連客でもいるのだろうか。

 

 

 

 

  • ホットメニュー

 神宮外苑の自販機コーナーにあるとの情報はキャッチしていたが、実在しているのを目の当たりにすると感慨深いものがある。信濃町駅から神宮球場に向かう途中にあるので、これまでも目にしていたはずだが、見過ごしていた。認識あってこその自販機、ということか。

  • カップヌードル

 200円というのは高いか安いか。近くにコンビニがないので、インスタント麺を今すぐ食べたい、という人にとっては重宝なのだろう。ホットメニューと同じ並びにある。

 

  • こんなアイスも

 コンビニでモナカというと150円前後のものが多いから、これは良心的な方かも知れない。それにしても神宮にはホットなものからクールなものまでバリエーション豊かなこと。スポーツ観戦のお供に、ということか。(持ち込みNGの場合、持て余しそう。)

いにしえ(かつてはよく見かけた?)系

  • ビン入り飲料

 北千住の宿場町通りで見つけた。旧街道だけあって、こうした「いにしえ」系も健在。

  • レトロな感じ

 新宿西口のコカコーラ自販機グループは厚かましい感じが強いが、このようにこじんまりと、しかも懐かしさを醸すイラスト入りだと、愛着も沸く?(西早稲田界隈にて)

売ってるものは一般的だが、機種が特殊

  • 見守り自販機その後

 前回紹介したのと前後して、見守りは止めてしまった。隣接するビルのリフォームが終わったのに合わせて、自販機も入れ替えたようで...

  • 缶専門

CANS SHOP 秋葉原のラジオ会館の一角にある。ホビーショップKOTOBUKIYAの専用自販機のようだが、売っているのはコーヒー缶(と思しきもの)オンリー。なぜか160円もするが、缶コーヒーではない、何か特殊なものなのだろうか。

自動と言えば自動

 早稲田商店会はエコロジカルな取り組みが進んでいるので名高い。西友のリサイクルステーションは大げさだが、この程度の大きさなら手軽で協力しやすいし、目的やお楽しみも明確。

  • PASMOが使えるロッカー

 これは西武国分寺駅構内で見つけたものだが、他の駅にもお目見えしていることだろう。PASMOが電子マネーに代わられることを予感させる一例。

 以上で自販機紹介はおしまい。PASMOが出たところで、お次の話題に転じるとしよう。


  • SuicaとPASMO

 3月18日(日)、首都圏の交通円滑化の切り札とも言える「PASMO」がいよいよスタートした。これ1枚あれば、切符を買う手間も、他社線連絡改札で引っかかることも、手持ち現金が足りなくて途中で移動できなくなることも無縁になる。(現金無用にするには、「オートチャージ」機能を登録しておく必要があるが。) あまり「乗り気」でなかった筆者も調べるうちにいろいろわかってきて、第221話の経過の通り、用済みになったSuicaカードを復活させようか、とも思ったが、オートチャージ機能が付かないと意味が薄れてしまうので、「ビューカード」のラインアップなどから検討することにした。

 JR東日本はSuicaがそのままPASMOになるってんで、JR発足20周年の前祝いのような盛り上がり。(肝心の20周年当日の4月1日はあまり記念行事や記念グッズなどが出なかったような...) 今思うと、3月中はどの駅を通っても大騒ぎだった気がする。Suicaであちこち行ける、というJRのPRは盛んな反面、PASMOでJRに乗れる、という私鉄各社のPRは聞かない。気のせいだろうか。

 改札スイスイで円滑化というのはもっともだが、交通事業者として果たすべきは、乗換や接続を改善することこそが本分だろう。SuicaとPASMO(両者あわせて「首都圏ICカード」と言うそうな)の相互利用スタートは、実はそのあたりを突っ込まれないようにするための便法というか、小手先な印象を受けなくもない。

 連絡改札は、連絡切符を使う時に、そのありがたみが享受できる。パスネット+Suica、私鉄切符+Suica、JR切符+パスネットなど、組み合わせが豊富になり、入れたりタッチしたりする手順が複雑化してからは、その「連絡性」が損なわれ、かえって不便になった観もある。国分寺駅(西武<=>JR)でも新宿駅(小田急・京王<=>JR)でも、近くを通ると常にピンポンピンポン鳴り続けていて喧しい。そもそも自動改札機そのものに、タッチする手順などが表示されていないから間違いを起こす訳である。係員がつきっきりとなると、有人改札とあまり変わらないので、自動改札化がフイになる。いずれにしても、通り方がわからない客人が後を絶たない(確信犯的強行突破も見受ける)故、今回の首都圏ICカード相互利用は、それを抑制するのも主旨と考えられる。

 どう変化するかお楽しみだが、逆に益々増えそうな予感もなくはない。というのも、SuicaかPASMOの1枚だけの利用なら問題ないが、両者の併用(同時タッチ)はNG、という制約がつきまとうからである。こうしたカードを入れるパスケースは単一だろうから、複数枚を入れている人がケースごとタッチすると、無自覚なまま同時タッチ→改札エラー&立ち往生、となってしまうだろう。(PASMOの複数枚タッチも有り得る。その注意は、ここに少々出ている程度で駅頭ではあまりお目にかからない。)

高田馬場駅の西武線<=>JRの連絡(のりかえ)改札での表示例(上部だが、これくらい書いてあれば、間違える客も少なかろう。)

改札口全体はこんな感じ。壁面にもいろいろと注意書きが。

 こうした事態を招くことを承知で、鉄道各社が我も我もとPASMO機能付きのカード発行を競うのはいかがなものかと思う。客の囲い込みのつもりかも知れないが、複数のPASMOを持たせて利便性を奪うようでは鉄道事業者の名が泣く、というもの。その人にとってオンリーワンのクレジットカードにPASMO機能が付加的に付いてくる、というのが最もシンプルで使いやすいはず。客側の視点に立ったカード発行というのを今からでも考えてほしいものである。(いっそ鉄道会社がオリジナルのクレジットカードを発行するのは控え、パスネットのように中立で一枚持てば済むような設定の方が望ましい?)

とある日、昼過ぎの京王線新宿駅改札前。カード発行の臨時カウンターの設営でバタバタ中。

同じ頃、小田急線の新宿駅の地下構内では、常設(?)カウンターがテキパキと稼動中。

 ともあれ、他社線連絡改札が円滑に流れ、静かになるにはまだ時間がかかるものと思われる。

 さて、「ビュー・スイカ」に絞って検討していた筆者は、ビックカメラのポイントカードの進化型を選んだ。「ビックカメラSuicaカード」である。

 改札通過はスムーズだが、発行に至るまではあまりスムーズでなく、通常のおよそ倍かかってようやく手にできた。(3月11日にインターネットで申込。約10日で届くとあったが、実際に着いたのは29日。) ともあれ、ビックカメラのポイントをSuica(=PASMO)に移行できるのが何よりありがたい。今後は、このカードでオンリーワン化できそうである。

 首都圏ICカードで気を付けないといけないのは、通しで乗ると、運賃が高くなるケース、その逆のケース、両方あること。高くなるケースとしては連絡改札がある駅を経由する場合(例:東急東横線 武蔵小杉、小田急線 登戸駅など)と、東京メトロ東西線(西船橋〜中野)・千代田線(西日暮里〜北千住)を通しで乗る場合が要注意。これはパンフレットなどには載っているが、ホームページでは見つからない(見つけにくい)のが難点。(安くなるケースは分が悪いためか、あまり掲載されていない。この件については、またそのうち。)

 うまく利用したいものだが、こうした乗継時以外にも、とられ過ぎ(過剰引き落とし)リスクはつきまとう。どうもまだ信用ならないので、自動でスイスイという使い方はしばらく様子見しようと思う。


  • 車両改正

 3月18日は、Suica&PASMO記念日だが、JR東日本ではダイヤ改正も行われた。時刻表上の大掛かりな改正はないようだが、東日本管轄の新幹線と特急列車の全てが全面禁煙になるというのはある意味、大改正(いや大正解)だと思う。だが改正で目立つのは、ダイヤよりも車両という印象が強い。事例を2つご紹介する。

  • 常磐線にグリーン車登場

 3月17日(土)、北千住に向かうにあたり、常磐線に乗る。第171話の時と同様、お試し期間が設定された常磐線グリーン車だが、ダイヤ改正前日のこの日が試乗最終日。上野駅に着くと、折りよくグリーン車併結の列車に乗れるタイミングだったので、その番線に向かう。11:52発、高萩行きの常磐線快速、グリーン車は果たして大人気。発車まではまだ時間があったが、すでに列は長く、筆者は何とか座れた感じ。程なく満員御礼となり、定刻に発車。日暮里駅でもグリーン車目当ての客は多かったが、満席なのを早々に見切ったか、乗り込んでくる乗客は数人程度だった。偕楽園に臨時停車する快速列車。行楽シーズンなので、皆さん遠くまで行くんだろうな、などと思っていたら、筆者を含め、結構な人が北千住で降りていって拍子抜け。短時間でもより快適な車両に乗りたい、という心理は実によくわかる。

  • 中央線の新型車両が増える

 かつて京浜東北線や山手線の車両が入れ替わる際、「できれば新しい車両に乗りたい、しかし旧型はもう乗り納めかも知れないし」という、ある意味「揺れる」心境を経験した。新旧バランスが微妙な時期は、新型が来るまで見送ったこともあった。中央線はまだまだ旧型車両が多いようなので、時には見送ってでも新型!ということもあるが、比率が逆転し出すと、古い方を選ぶようになるかどうか...

 国分寺に出勤する際は、できるだけ新型に乗りたいものだと思いつつも、相性が悪いのか、筆者が乗ろうとすると続けて旧型ばかり。新宿から国分寺に向かう途中、反対側の上りを見ていると、新型が連続して通り過ぎ、帰りはその逆で、旧型に揺られていると、下り方面は新型が続くといった具合で歯痒い日が続いた。(お目見えしてから、せいぜい3、4回乗った程度)

飯田橋駅にて。急カーブを曲がる時の音も静かだったような...

新宿駅に停車中のE233系。連結部分は通り抜け不可。

 ところがダイヤ改正後から変化してきて、3月20日は、半蔵門の市民運動全国センターに昼と夜と2回出かける用件があり、御茶ノ水〜四ツ谷〜新宿〜四ツ谷〜新宿と中央線快速に乗る機会があったが、この4回分、全て新型に。

 その週、国分寺までの往復では新型に乗る機会の方が増えてきて、ようやく相性が合ってきた感じ(いや単に増えてきた、ということか?) 乗れたとしても、これまでは車内をゆったり検証する余裕がなかったが、先だってようやく見渡すことができた。

吊り革、ディスプレイ、棚はこんな感じ 車内においては、吊り革の工夫(+優先席の明確化)、停車駅等の案内画面の精緻さ、網状でなく板状の網棚(単に棚と言うべきか)、そして何より座席のゆったり感(3cmワイドになったとか)、といった点、評価できる。隠れ機能(?)として、空気清浄機が天井空調に付いたのも新型ならではか。

 その他、ホームと扉の段差減、行先表示器の高度化(カラーになった上、次の停車駅も表示)もポイントだろう。新型車両に乗車する機会があれば、必見!である。(⇒詳細

  • 4月1日で20周年(注.エイプリルフールではありません)

 20周年を記念する最たるものは、やはり「青春18きっぷ」(5回分で8,000円!)だろう。届きたてのビックカメラSuicaカードを使い、前回紹介したオールマイティ券売機で購入。我ながら、JR側からすれば見本のような客だと感心する。

 その18きっぷ発券に際しては、自動化されたためか、領収書を含め、6枚も出てきてビックリ。クレジットカードご利用票を先頭に、ご案内が3枚続き、18きっぷ本体は、5枚目に登場。最後におまけのように領収書が出てきた。ともあれこの一式で記念品のようなものなので、大事にとっておこうと思う。

*何とも長文になってしまったので、18きっぷの詳細と旅行記、20周年に関する話題などについては次回に譲ります。

第229話 Let's リサーチ 自動販売機(2007.3.15)

 自動販売機についてはいろいろと物議があるだろう。どちらかと言うとネガティブに考える筆者としては、消費電力やらスペースの圧迫やら地震等での転倒危険性など、物議を煽る観点の方がまず想起されるし、書きやすいかも知れない。だが、今回はそうした論調は抑え、(皮肉も込めて)「こんな自動販売機を見つけたっ!」式で、単なる紹介にとどめようと思う。(読者の皆さんで要否などを考えてもらえればいいのかな、ということで。)

 2007年に入ってから、少しずつ撮りだめしてきたが、自販機というものは結構撮影しにくい、ということが重々わかった。(そのため、予告してから日数が経ってしまった。)w(--)w 被写体がヨコ長ではなく、タテ長なので、カメラもタテに構えないといけない訳だが、これがうまく収まってくれない。加えて、人通りが多いところだと、通行が途切れる合間を狙わないといけないため、余計に撮影しにくくなる。斜めになったり、はみ出したり... 何とか40パターンを集めた次第。山手線の繁華街各駅(池袋、新宿、渋谷、秋葉原、上野の5つ)は押さえたので、都内を出歩く方々にとっては、馴染みのある自販機もあるだろうと思う。あとは筆者地元と勤務先最寄駅周辺などから集めたラインアップ。どうぞご笑覧ください。

  • おことわり

・各種飲料など、ありきたりのものはパス。タバコ関係は論外。
・観光地(浅草、東京タワー、お台場など)に行くといろいろありそうだが、今回は見送り。
・ケータイ充電器、デジカメプリント機、ガチャガチャの類も自動販売機の一種と考えられるが、対象外。
・各種施設入場時にお世話になる券売機、駅の券売機、ゲームセンターなど遊興施設に設置してある販売機(?)など、その場で購入してその場で使うものを販売するケースも除く。
・店舗内に設置してある自動販売機については、店内撮影禁止ということが多いので、控えた。


これは珍しい?

  • パン&傘

     今回のネタを思いついたキッカケがこれ(無人KIOSKとでも言おうか)。最初は目を疑った。販売機を眺める人は見かけても、買っている人を見たことはまだない。不意の雨降りの際は覚えておくと良さそう?(秋葉原駅、総武線下りホームにて)

  • おでん缶

     アキバの某電気店にて。全てがおでん缶というのがスゴイ。(上述のパンの缶詰もインパクト大だが。)

     上野で発見したこちらの自販機では、「串つき」というのがアピールポイント。

  •  丸ノ内線 新宿駅改札付近にある。購入している女性客を一度見かけた。お札を扱う高額商品の自販機というのは荒らされるリスクも高いと思うが、人通りが多く、地下構内にあるため、自販機荒らしの心配は少ない、ということか。

     

  • 沖縄限定

     沖縄県産品を扱う某店にて。さんぴん茶にシークアーサー。ゴーヤドリンクもある。(さすがにオリオンビールはなかったが。) 他県のアンテナショップにもこうした自販機はあるんだろうか。

  • おみくじ

 神田明神の節分祭第227話にて、豆まきが一段落したところでふと発見。2台あったが、1台は故障中。(確かに壊れやすそうではある。) 大吉が出てもあまりありがたみはないかも。

 

  • カイロ/マスク/おつまみ

 秋葉原駅で驚いていてはいけない。お隣の浅草橋駅(下りホーム)には、こんな「自販機界のよろずや」のような一台がある。カイロで暖まって、甘栗を頬張り、マスクを付けて...なんて通勤客がいたらご喝采。(新聞と氷菓の自販機に間にあるのがまた一興。)

 

  • 生まれた日の新聞一面&千社(願掛)貼札

 アキバのヨドバシカメラ店頭で見かけていたが、今はなく、新宿西口のヨドバシでふと見つけた。筆者がウロウロしていたら、お客さんが... 誰かが見ていると「何だ何だ」とやってくる典型だが、その人、貼札を何に使うつもりだったのやら。

 

  • つりえさ

 珍しい自販機を紹介するwebサイトはすでに多々あるようで、試しに探していたらこの情報を得た。古めの記録だったが、今もしっかりあって、釣り客の支持の厚さを感じさせる。(新中川に架かる一之江橋の手前にて) それにしても「赤虫」が買えるというのはスゴイ。(お値段はそれなりで500円前後)

これも自販機で

  • 朝刊・夕刊

     JR四ッ谷駅(改札の外)にあった。他の駅でも見かけるが、大抵、ホームの売店脇などにある。かさばるものだけに朝刊と夕刊を入れ替えるのもひと苦労だろう。

  • 切手

     集中局に行くとまだまだ置いてある。切手、釣銭がボタッと出てくるのが特徴だが、かつてはレシートも出てきたはず。コスト削減のためか、レシート発行機能はいつからか停止しているようだ。(この一台はそれ以前の問題で、あいにく発売中止中。)

  • バスカード

     なぜかスーパー店頭でよく見かける。3月18日からスタートするPASMOが普及すると、これもお払い箱か?

  • 格安チケット

     

     この2台はいずれも新宿にある。おそらく屋外の自販機で扱う商品としては最も高額な部類だろう。新幹線回数券などは有効期限とにらめっこしながら補充しないといけなさそうだが、回転がいいのだろうか。

  • 名刺

 

 たまに操作している人を見かける。ケータイと接続してデータをダウンロードするとすぐ出てくるとか、そんな進化形もアリか。(いっそ、街角プリンタとかがあると便利?) 左は新宿駅西口地下、右は上野駅構内地下通路に置いてある。「特急!ビジネス名刺」なので、BUSINESS CARDと付されているのは合点がいくが、下方にはNAME CARDとある。これでは名札になってしまう?

  • 栄養ドリンク&アイスクリーム

 単体で設置してあるとあまり珍しくもないが、組み合わせとしては珍しいので掲載。(ローヤルスターアイスといったコラボ商品誕生も近い?)

  • ミネラルウォーター/野菜ジュース

 東京食品池袋ビルの自販機列の一つ。VittelとV8のVender Machine、トリプルVとでも言おうか。

  • 野菜

 野菜ジュースよりもさらに直接的。江戸川区内にはこの手の小松菜販売機が3つあるんだそうで、これはその一つ。朝早めに行ってまず撮影し、一之江橋のつりえさを撮り終わって10分後にまた戻ってきたら、すでに聖護院大根などが売れていた。お一つ100円。採れたてfreshでこのお値段はやはり安い、ということか。

いにしえ(かつてはよく見かけた?)系

  • 乾電池

     こうした自販機がまだ駅前に残っている、というのはどう評したらいいのやら...(新小岩駅北口すぐ)

  • アルコール

 都心であまり見かけなくなっているだけで、郊外ではまだまだ根強い? (渋谷駅南口、246の脇道にて)

売ってるものは一般的だが、機種が特殊

  • 街を見守る

     こうしたお目付け自販機(数字の9の形をしたモニターが首を振るタイプ)が登場したのは知っていたが、まさか本当にあるとは。にらみが利いていて、買いにくい? (国分寺駅南口某所)

  • チルド便

     その名の通り、冷え冷えしてスッキリした印象(フルーツミックス感)はあるが、電力消費も相当か。(赤羽駅南口構内にて)

     

  • Suicaでタッチ

     時々タッチして買っている人にお目にかかる。Suicaの文字が目立つので、「スイカドリンク」と勘違い(缶違い?)する人も出てきそう。

  • ケータイクレジット

     実際にケータイを使って買っている人は見たことがないような... こっちは「ID」が前面に出ているので、身分証明がないと買えない?ものと勘違いされそう。

  • ポイントがたまる/グリーン電力

     何やらいろいろ書いてあるが、要するに買うとポイントがたまる仕掛けらしい。ポイントもさることながら、筆者の目に留まったのは、左下の「グリーン電力」のシール。自販機も風力発電の時代ということなんだろうけど、免罪符のようにも映る。(おでん缶販売機の電気店にて)

  • ディスプレイ付き〜カップ飲料&カップ回収

 ディスプレイはあいにく準備中。かなり細かく好みを調整できるようなので、その調整方法とかが画面に出てくるのかどうなのか。

 同じメーカーの自販機。こちらは紙カップ回収機が付随している。(カップを返すと、預かり金が還元されるのがポイント。⇒詳細

 

  • どれでも100円

 岩本町を降りて秋葉原に向かう途中にある。上のグルグルを回すのに電力がかかりそうなので、100円では赤字になりそう。(いやすでに赤か。)

 

 

  • ラッピング広告?

 似たような例はいくつか見かけたが、これは特に圧巻。(池袋某所)

 

  • 限りある地球資源を大切に?

 ラッピングとまではいかないが、十分宣伝効果はある。そもそもこれだけ自販機を並べれば、地球資源云々という以前に温暖化加速に貢献しそうだが。(新宿駅西口、スバルビルの一角にて)

自動"サービス"販売機

  • 靴磨き

     他の駅でも見かけたが、これは東京メトロ飯田橋駅の連絡通路にあった一台。何もないよりはいいのだが、置物とご一緒なのが不思議。2分間の暇つぶしにしてはちょっと...

  • DVDレンタル

     確かメトロの四ッ谷駅だったと思う。地下鉄の駅には斬新な販売機が多い気がする。(動画配信が発達すると、こうしたDVDレンタルも下火になりそうだが。)

  • 公的証明書

 江戸川区のタワーホール船堀にて。他の自治体・公共施設にも似たような機械があると思うが、筆者がこの手の「自動交付機」を見たのはここが初めて。

自動と言えば自動

  • リサイクルステーション

     西友本店に新たに設置された大型機(?) 紙パックと食品トレイはそのまま投函すればいいのだが、ペットボトルは何やら仕掛けが...

  • ポストステーションサービスPOST CUBE

     何でもゆうパックの届け先をここに指定することができて、引き取りに行くまで無料で保管してもらえるサービスのようだ。(京王線新宿駅の改札付近にて)

  • セルフレジ?

 JRの構内売店は、レジ式で会計するところも増えているが、さらに進んでセルフレジ式のものも登場。然るべき金額をチャージしたSuicaを持っていないと使えないのがネック。

  • (おまけ)券売機の例

     みどりの窓口が廃止方向ということで、代わりにオールマイティーな券売機が増設されてきた。青春18きっぷがこの券売機で買えてしまうというのは隔世の感あり。JR発足20年ともなると、変わるものである。

     ちなみに、高速バスはこんな感じ。なかなかスマートである。(画面には、硬貨装填中云々と出ていて、頼りない感じもあるが。)


このように撤収されることもあるが... 駅は見つかりやすいが、一般道路上ではなかなか見つけにくい。大通りは無難な自販機ばかりで、風変わりモノを見つけるには、路地裏をくまなく探さないと出てこない感じ。考え得る限り、それなりに廻ったつもりだが、他の駅や街にもまだまだありそう。もっとも、ここに挙げたのを見るだけでも自動販売機がいかに多様かがおわかりいただけるだろうから、これで十分と言えば十分だろう。とにかく、その種類・数の豊富さはやはり日本ならでは、と大いに実感した調査であった。

 券売機は別として、いわゆる自動販売機のお世話になることは日常的にはないので、今回も撮影するばかりで、実際に利用した自販機はゼロ。(野菜の自販機は良さそうな感じだが、手に取れないのが悩ましい。)

 100円ショップ売れ筋商品、記録媒体関係(CD−R、DVD−R、SD、USBメモリなど)、靴下(女性ならストッキング)、レジ袋(またはマイバッグ)、宝くじ、あたりも自動販売機で出てくると、それなりに利用されるだろうと思ったりするが、それとて筆者は使うかどうか。(^^; 今度は自販機でなければならないもの、という観点で、また調べてみるとしますかね。

  • こちらもどうぞ...⇒ 自動販売機関係が出てくる話題

第170話 証明写真を撮るなら / 第174話 ANAとHANEDA空港 / 第175話 新札と両替機 / 第196話 街の光彩 / 第202話 ICテレホンカードと度数減算カード

 

第228話 2月28日レビュー(2007.2.28←3.1

 長々とやっているとこういうことがあるんだぁ、と思う。2月28日と来れば、228。東京モノローグ始まって以来、初めてとなる「掲載月日=話数」が実現した、というのが今回のトピックス。もっとも、本稿は1日と15日に掲載(あくまで目安?)ということにしているので、本来なら3月1日に301話とかならピッタリなのだが、その301話はこの調子で行くと、2010年の3月15日になりそう(つまり一致しない)なので、やはりここで228(のこじつけを)をやっておいた方がいいだろう、と相成った。前回は4日遅れだったこともあるので、今回はその逆。前倒し掲載でお届けする。

 222(第222話)のように語呂合わせするにも、228ではちとインパクト不足。2月28日は何の日?シリーズでやろうにも、ビスケットの日くらいなものなので、これも扱いにくい。228!と意気込んだものの何をネタにしたものやら、と思案していたが、前回2月3日の節分レビューで過去の記録を引っ張り出したのにヒントを得た。本稿で度々登場するその「記録帳」をもとに、ここ20年間の筆者の2月28日を振り返ってみることを思い付いた次第。安直この上ないが、モノローグ(≠独り言)だと思って、さらりとご一読いただければ、と。


  • 1987/2/28(土)

     受験のために学割で購入した「国鉄乗車券」を受け取ったとある。(20年前の今頃はまだJRではなく国鉄!)


  • 1988/2/28(日)

     珍しいことに何も記述がない。風邪で寝込んでいたか? 翌日の2/29(月)は、友人宅に出かけたり、宅急便を出したりしたことが記されていた。


  • 1989/2/28(火)

     朝から池袋に出かけ、アルパ(サンシャインシティ)の一角にあった「ハンプティダンプティ」なる店で朝食バイキングを堪能。(今はこの店はなく、SONYのアンテナショップになっている。) 学生時分は、朝をたっぷり食べて、日中はひたすら動き回る、というパターンが多く、この日もこの後、池袋西口に戻って、バスで新井薬師へ。お参りした後、中野駅まで歩いて出て、中央線で吉祥寺へ。といった動き方になっている。

    ©日地出版かつてはこんなお店があった。

    今はこんな感じ。

    • (当時の世相等) 富士通がFM TOWNSを発表した日でもある。


  • 1990/2/28(水)

     大学で公務員試験対策基礎講座を受講。筆者の就職活動時期は、いわゆる売り手市場だったが、まずは公務員試験を受けて、その見通し次第で、会社訪問解禁日(8/20)を過ぎてから民間企業も、というプランだったので、こうした講座を受けていたのである。何とも隔世の感あり。

    • (当時の世相等) この日、第二次海部内閣が発足。

    平成2年2月2日、午後2時2分2秒! なお、第222話では紹介し損ねたが、この年(平成2年)の2月2日は、渋谷駅西口の大型ビジョン(109−2)では、こんな「瞬間ディスプレイ」を表示していた。2.2.2の記念切符が井の頭線 渋谷駅のものだったのは、これを見にわざわざ渋谷に出たからである。

     


  • 1991/2/28(木)

     世田谷区在住だった筆者は、この日、大泉学園(南大泉エリア)まで自転車で北上。第215話でも少々書いたが、宅配ピザのチラシをポスティングする作業を自家用自転車を駆使してこなしていた訳である。ひと仕事終えて、暗くなりかけた道中、武蔵関公園に寄り道しつつ、吉祥寺通りを南下。帰途を急いだのを憶えている。

    • (当時の世相等) イラクが国連決議を受諾し、湾岸戦争が終結した日。


  • 1992/2/28(金)

     武蔵小杉の事業場に勤務していた。この日は会社で歯科診療を受けている。


  • 1993/2/28(日)

    オードリー・ヘプバーン 追悼スチール展 土日となれば、一人であちこちブラブラすることが多かった。第26回全日本バレーボール選抜男子決勝(新日鉄×富士フイルム、NEC×東レ)とやらを観に代々木競技場体育館に行ったかと思えば、夕方には玉川高島屋へ出向き、ヘプバーンの「追悼スチール展」を訪れ、さらに夜にかけて、開園1周年で入園無料だったナムコワンダーエッグを冷やかしている。(^^;


  • 1994/2/28(月)

     この年は、我孫子の事業場勤務。できるだけ定時に帰るようにしていたので、19時には半蔵門に着いていたのだろう。市民運動全国センターに立ち寄り、アースデイこどもの国の面々とその後、クルマで移動し、会食した旨、記されてある。


  • 1995/2/28(火)

     我孫子で仕事。新居の電話番号が決まったことが欄外に書いてある。


  • 1996/2/28(水)

     この日も我孫子からの帰りは半蔵門へ。横浜・こどもの国でのアースデイ・フェスティバルの打合せのため、夜は市民運動全国センター(アースデイ日本・東京連絡所)にいた。

     ちなみに、翌日の2/29は、会社から特別にアサヒビールの2缶セット(ドライと黒生)を頂戴したことが書かれている。(そんな時代もあったのである。)


  • 1997/2/28(金)

     この年は再び武蔵小杉の事業場にいた。社内外でいろいろとEメールを交わしていて、仕事に占めるEメールの割合が高くなってきたことがわかる。インターネットを使って電磁波の有害性を調べていたのもこの日。(夜は電磁波の勉強会)


  • 1998/2/28(土)

     土日の過ごし方の変化を示す記述がいろいろ。「荒川クリーンエイド報告集」をマンション内で回覧してみたり、アースデイこどもの国関係で、環境教育出展の案内文書や開催PR文を各環境団体にEメールで出したり... 地元の環境団体の方とお会いしたり、そのアースデイイベントについて書いた論文(社内懸賞)の応募準備までしている。何という日曜日!


  • 1999/2/28(日)

     アースデイ日本(90年代アースデイ)のホームページ(今はなし)の更新作業の他に、東京モノローグ(第36話)を同日中に書いて掲載。当時のモノローグは早業だった。

    • (当時の世相等) 高知赤十字病院で「臓器移植法」に基づく脳死者からの臓器移植が初めて実施されたのもこの日。


  • 2000/2/28(月)

     午前中は、N社の本社へ。青山学院大学の食堂で昼食をとり、当時勤務先のグリーン購入ネットワーク(GPN)に戻っていろいろ。

     翌日2/29(火)もGPNで盛り沢山の様相。コピー機関係のガイドラインを策定(改定)するためのタスクグループ(TG)メンバーの参加呼びかけに特に時間を割いていたようだ。夜は隣のGEIC(地球環境パートナーシッププラザ)で、名刺交換会イベントの打合せをし、帰宅後に何と東京モノローグ(ちょっと話題になった第60話)を書いてアップしている。今にして思えばすいぶんと凝縮された日々を過ごしていたものである。


  • 2001/2/28(水)

     GPN出勤日。グリーン購入情報プラザの開設準備など多々。ホテルのTGメンバーの募集案内をGPN会員宛にEメールで一斉発信したのもこの日だった。昼休みには、最寄の青山通郵便局で、インド大地震のユニセフ募金を云々とある。帰宅後は、東京モノローグ(第84話)を出している。この頃は、時間が限られていたが、掲載日はしっかりキープしていた。おそるべし。


  • 2002/2/28(木)

     本社出勤。夜は本社講堂で、N社に転籍した清水宏保選手の特別表彰式(ソルトレークシティー冬季五輪で銀メダル)を観覧。遠目だったがメダルを直に見られたのは幸運だった。夜食は赤羽一番街にある丸健水産でおでんなど。(28日はサービスデーで2割引)(^^)

    • (当時の世相等) 欧州連合(EU)がユーロへ切替完了。12ヶ国で旧通貨の流通が終了した日でもある。


  • 2003/2/28(金)

     この頃は同じ青山でも環境パートナーシップオフィス(EPO)勤務。環境らしんばんの団体情報をACCESSでメンテしたり、といったところ。

    • (当時の世相等) ハイウェイカードの高額カード(3万円、5万円)がこの日限りで販売中止に。


  • 2004/2/28(土)

     職場は変わり、北区NPO・ボランティアぷらざに出勤。土曜日なので、じっくりPC周りのメンテ(配線整理、LAN環境改良、ウィルスチェック etc.)や関係団体の情報整理など。

     翌2/29(日)は、出勤していても良さそうだったが、非番。池袋で買い物など悠長な一日。(東京モノローグの下書きとか、どうしたんだろう?)


  • 2005/2/28(月)

     神保町の事務所で掛け持ち勤務。月曜は非番扱いだったが、この日は忘れもしないバタバタデー。地球環境基金の支払申請書類やら報告書の注文受付やら... 神田税務署に行ったり、東京中央郵便局まで足を運んで、その地球環境基金の書類を送ったり。午後遅くになって、荒川クリーンエイドの事務局にも。(もともと、ここでの用事が先だったのだが、何だかんだでこんな時間になってしまい、頭上がらず。) 荒川クリーンエイドの報告集原稿の校正チェックを急ぐ。今年も同じようなタイミングで報告集を校正中だが、この時ほどのドタバタ感がないのが救い。

    • (当時の世相等) ブルートレイン「あさかぜ」(1956年〜)、「さくら」(1957年〜)がこの日限りで廃止に。


  • 2006/2/28(火)

     東京モノローグ(第204話)をじっくり書いて載せつつ、自宅作業として、JVCAと荒川クリーンエイドのホームページ更新作業など。自作のクロスワードパズルをホームページに載せたのもこの時。


 という訳で、2007年の2月28日は、荒川クリーンエイドの報告集の仕上げチェックと、この記念すべき第228話が主なできごと、といったところ。他の月と比べて日数が短いだけに、2月の末日というのは、あわただしさもひとしお、なんだろうか。緩急の差はあるが、20年分ふりかえってみると、そんな気がしてならない。(皆さんは、2月28日、いかがお過ごしですか?)


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