第519話 続々 街の光彩(平成30・31年度ver.)(2019.4.15)
東京モノローグ、今回の第519話が平成時代最終稿となった。節目にはなるので、平成元年(1989年)からのあれこれといった話も考えられなくはない訳だが、現時点ではとてもとても... なので、実質的な平成最後の年度(30年度)の振り返りの一つとして、「街の光彩」シリーズ(平成30・31年度ver.)にしようと思い至った。
新河岸川に架かる新河岸大橋からの眺め。小豆沢河岸広場というのがあって、そこのグリーンの照明が川面に映る光景が見られる。(2018.4.18撮影)
飯田橋のアイガーデンテラスでのイルミネーション(2019.2.7撮影)。青、緑、白…いい組み合わせだと思う。イルミネーションの開催期間は、2018.11.5〜2019.2.22と長めだった。
こちらは、板橋駅西口にあるプラウドシティ池袋本町のイルミネーション。ツリーは大きいが派手さはなく、穏やかな気持ちで観賞できる。
第515話の末尾に記した「丸の内イルミネーション2018」での写真(別のテイクから2枚)。
クリスマスシーズンはさぞ混み合ったことと思うが、2月の日曜だったので人はまばら。じっくり見物、撮影することができた。(開催期間は2月17日まで)
イルミネーションを見終えて、東京駅に向かう途中…日本生命丸の内ビルにて。
ビルの正面から見るとこんな具合。色鮮やかなライトアップだと思う。
三崎町にできたカンダホールディングスの新社屋。ビル全体が光源のようになっていて煌々としていた。これだけ眩しいと省エネ面ではどうかと思うが、「省エネビル」(→参考)としての基準は達成しているそうな。
眩しさという点ではこちらもなかなか。川崎駅北口のアトレ川崎。*3階入口付近にて撮影
ここからの3枚は、自転車通勤ルート上で撮った中からのセレクト。
白山通りの坂道の途中にある「UNINEST STUDENT RESIDENCES」。大学生シェアハウス、学生専用レジデンス... とにかく新しいタイプの住居施設であることは確か。公式サイトの基調色同様、黄色を効果的に使っている。
白山通りをさらに進むと巣鴨駅に出る。ご年配の街としてメジャーな巣鴨だが、駅舎も駅ビルも至ってスタイリッシュ。建物全体は、こちらに載せた通り。
「京王れーるランドアネックス」。夜でも見映えがするようなデザインになっているのは新館ならではだろう。この日の様子は、第508話の通り。
ネオンサインのように見えるが、社名看板にあたるもの。調べてみたら、コカ・コーライーストジャパン(板橋セールスセンター)の建物だった。実物はもっと赤々としていた気がする。
川口に新しくできた東横INN。青のサイン、クールだと思う。(当ホテルの件は、第513話後段を参照)
こちらは、津(三重県)の東横INN。主役はもちろん蒸気機関車(D51-499)だが、ホテルも堂々たるもの。蒸機が黒々としている分、青のサインが際立つ。(撮影地:津偕楽公園)
こちらの青は、岐阜駅前のペデストリアンデッキ(愛称「杜の架け橋」)のライトアップ。さまざまな青色があるが、この青は特に綺麗だと思った。
名古屋駅新幹線ホームから東側を撮影。名古屋鉄道、MEITETSUの青が目立つ。Mの半分が緑になっているのもポイント。
新三郷駅を出て、ららぽーと方面を見ると、ブランド名などがこの通り。白が優勢だが、赤も目に付く。下の「KOBAN」は文字通り交番だが、ここだとブランドの一つのように見える。
時代が変われば、街の光や彩りも... 引き続き“観撮”しようと思う。
|
第518話 年度末、元号末(2019.3.31)
3月31日で2018年度が終了。平成で言えば30年度である。一年まるまるという点での平成の年度もこれで幕を閉じた。4月からはひと月限定で平成31年度というのが通用することになるが、事実上、新元号の初年度。過去におそらく例がない「元号末」の時期として、4月は過ごすことになる。
|
第517話 小田急線複々線化ふりかえり(2019.3.16)
「構想から半世紀。工事着手から30年の歳月を経て2018年3月、ついに完成した複々線。」・・・その歴史の長さこそが一大特徴とも言える小田急線の複々線。筆者が小田急沿線住民だった間に叶うことはなかった訳だが、その歴史や進捗を多少なりとも見てきた身としては、相応の感慨はある。沿線にずっと暮らしていたとすれば、なおのことだったと思う。
最後の工事区間となった東北沢〜世田谷代田(約1.6km)の緩行線が完成し、暫定が終了したのが2018年3月3日のこと。代々木上原〜梅ヶ丘の複々線が既設の複々線区間とつながり、最終的に代々木上原〜登戸が複々線区間となった。約11.7kmにわたる複々線が全面開業。東北沢〜和泉多摩川の複々線化事業が都市整備計画の決定を受けたのは1985年3月のことなので、事業期間としては30年以上に及ぶ。気の長い話だとつくづく思う。
複々線の全面開業は実現した。が、その効果を活かすためのダイヤにはまだなっていなかった。複々線の運用を考えたダイヤ改正日は、その2週間後の3月17日。つまり2週間はお試し期間のようなものだったと言える。ダイヤ改正では、列車種別の再編、列車本数の大幅増がなされ、その結果として、所要時間の短縮、混雑率の緩和などが図られた。沿線住民だった頃に実現していれば、と改めて思う。
とりあえず、複々線化全面開業について一筆書こうと思い、その複々線区間を見に行った。2018年3月11日のことである。順序は、代々木上原→下北沢→梅ヶ丘→下北沢→代々木上原といった順。代々木上原→下北沢は快速急行、下北沢→代々木上原は多摩急行に乗った。速さを検証する乗り方ではなく、東北沢を通過する際に、急行線として独立した線路を走ることを確認するのが狙い。全面開業前までは各駅停車も急行線を通っていたため、各停用に仮のホームが設けられていた。その仮設がない状態での急行線である。複々線化のリアルといったものを感じることができた。多摩急行の乗り納めもこの時。折角なのでそのまま明治神宮前まで乗り、撮るべきものは撮ってホームを後にした。
複々線区間をフルで乗車したのは、かなり後になってからで、このリポートのために湘南方面に向かう時が初めてだった。12月1日である。
2019年3月16日のダイヤ改正では、その辺りが解決するかどうかは不明だが、開成が急行停車駅に格上げされたので、相模大野から各停を乗り継いでという必要はなくなった。
|
第516話 ジオシティーズ、はてなダイアリー...(2019.3.2)
自前でウェブサイトを開いている分には、サーバのレベルで何かが起きない限り、終了だ閉鎖だといった話はない。だが、アカウントを設定すれば簡単に開設できるタイプのサイトやブログについては、その限りではない。時代の流れと言うべきか、その手のサービスが減っていく傾向にあるようだ。筆者が使っていた中でも、二つのサービスがそうした流れの対象となり、2月はその対応で時間をとることに。今後の参考という意味でも、この場で振り返っておこうと思う。
昨年の10月1日、
移行そのものは至って簡潔だった。パッと見た感じも移す前と同じで、よくできた仕掛け&プロセスだと思った次第。ただし、サイト内の各ページのリンクは従来のままなので、それらを移行後のものに変える必要がある。FTP経由で、対応するHTMLファイルをダウンロードし、リンクなどを直し、再びFTPでアップロード。概ね元通りになった。(従来のアドレスを入れると、移行先に遷移するリダイレクトの方もメニューからの操作で一発対応。当たり前のサービスなのかも知れないが、ありがたい話だと思う。)
ジオシティーズに置いてあったのは、基本的に目次ページのみで、コンテンツの方は、Yahoo!ブログ(ただし、こちらも12/15を以って終了とのこと→ご案内)に載せてあるため、それほど手間はかからなかった。が、三つある短編の一つは、その手の投稿専門の外部サイトで公開していたので、些か面倒なことに。サービスが継続していれば、特に問題なかったが、知らない間に閉鎖されていたものだから大あわてである。どこかに掲載し直す必要が急遽生じ、あれこれ思案する。移行先(XREA)の1GBの中に置き直すことも考えたが、小説ならではの見せ方ができるサイトを使う方が早道と思い至り、長年お世話になっているアルファポリスに掲載することにした。
ここの小説投稿機能を使うのは実は初めて。ダメもとで使ってみたが、専門サイトだけあって操作性がよく、すんなり掲載できた。(折角なので、連載モードにして、何回かに分けて載せることにした。その際、予約投稿機能が大いに役立った。)
ジオシティーズの件が済んだところで、次は「はてなダイアリー」である。
はてなブログは、「続々 東京百景」で使っていたので、一応心得はある。問題は、インポートしてきた記事と同じ体裁で書けるかどうか... で、先だってようやく新しい記事を書く段になったので、過去の記事を編集画面で開き、記法などを見比べながら、おそるおそる入れてみる。ダイアリーとブログで異なるのは、カテゴリーの指定の仕方や、画像の入れ方だが、何とかうまく行った。プレビューで確認し、無事公開。この記事がブログ版の第一号である。
ブログに移行できたのはいいとして、悩ましいのはそのアドレス。
何をどこに掲載していて、それらが将来的にどうなるのか、どうするのがいいのか…元号が変わるなど節目を迎える時期でもあるので、ボチボチ考えていこうと思う。
|
Copyright© 冨田行一<Kouichi Tomita> All Rights Reserved.
【ページ先頭に戻る】