随筆「東京モノローグ2014」(1−2月期)
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2/8に続き、2/14も大雪。(2/15朝の様子) 第395話 最深積雪27cm×2

上野〜御徒町をつなぐ「上野中央通り地下歩道」入口付近 第394話 地下歩道(上野・御徒町、新宿編)

「海外から購入した商品に関するトラブル・・・」 その解決策とは? 第393話 模倣品ネット通販

2013年、鉄道系の主な出来事画像集 第392話 2013年10大ニュース

第395話 最深積雪27cm×2(2014.2.16)

 雪の日の移動には地下通路がオススメ、といった具合でご紹介した第394話だが、ここまで降るとそもそも街に出られない訳だから、地下も地上もないかも知れない。吹雪いていたら、地下道出入口も見つからないことだって有り得る。見つかったとしても、階段に雪が吹き込んでいたら、滑る・転ぶでかえって危ない。ご利用の際はくれぐれもご注意を、である。

 東京での降雪について、「雪が降る」の題で綴ったのは第9話に遡る。1998.1.15である。この日の東京の積雪量は16cmということだったので、今にして思えば相当量。その後16年、話数にして386話分を経て、その記録を上回る雪が積もった。2014.2.8「最深積雪」27cm! 20cmを超える雪、1969年以来ということから驚きである。

 特に受験生や都知事選関係者には御難だったと思われるが、土曜日だった分、まだよかった。おとなしく自宅で...といっても、自室は寒いので、静々とファミレスに出向き、ドリンクバーつき朝メニューでしのぐ。昼過ぎに一度帰宅するも、次は元々予定していた「E7系」の見物&撮影のため、再び外出。この時間、積雪量は10cm程度だったが、時に強い吹雪状態で、決してコンディションはよくなかった。だからこそ、見るなり撮るなりできれば、得難いものになる筈だったのだが...

 赤羽駅西口と埼京線205系。13:25発の大宮行きは定刻通り発車。

 2/8の13時台。黄色(遅延)は目立つが、赤(運転見合わせ)はなかった。

 北陸新幹線の新型車両「E7系」の試乗会(大宮〜長野)は、2/7〜9の開催。3/15(土)に営業運転を始める前のお披露目イベントである。当たればもちろん嬉々として参加しただろうが、この大雪ではどうだったかわからない。仮に2/8開催分が当選していたら、大変な目に遭っていたと思われる。いろいろな意味で試乗・試運転になってよかったという見方もあるようだが、筆者的には御免だ。大宮駅でのポイント故障などで立ち往生する場面もあったそうで、「当たらなくてよかった」と思う人も多かったのではなかろうか。そんな運転状況は兎も角として、試乗会がハズレでも、別の楽しみがあるのがこうしたイベントのいいところ。試乗区間、または回送区間で見る・撮るという件である。当初の案内では、8日は長野(13:42発)〜大宮(14:51着)、大宮(15:54発)〜長野(17:01頃着)ということだったので、大宮到着後、そのまま折り返すには時間がある。回送列車として東京方面に来て、また大宮に向かう・・・その想定が合っていれば、15時頃に埼京線の浮間舟渡駅で遭遇できるはず。雪の中、とにかく向かうことにした。

 この時点での長野新幹線は、多少の遅れはあったかも知れないが、平常通りという情報だったので、とにかく待った。が、来ない。撮影者が徐々に疎らになってきたことからして、何らかのアクシデントがあったのだろう。筆者も退却することにした。

 E5系+E6系。東北仕様の新幹線はやはり雪に映える。

 埼京線E233系@浮間舟渡駅。この隣をE7系が通る見込みだったのだが。

 雪はその後も着々と降り積もり、共用廊下も凄いことになってきた。動けるうちに雪かきを敢行し、滑らずに歩ける最低限の通路を確保。ところが1時間半もすると見事に元通り。こういう状況を人は「挫雪」と言うとか言わないとか... 17〜18時の時間帯は、特に積雪が勢いを増していたことは後で知った。無理もない。

 2/8の気温変化。0℃を下回ったのは夜間ではなく、朝から夕方だった。

2/8(10時台)〜2/9(9時台)にかけての積雪グラフ そして、深夜にかけ、雪はいよいよ深まり、23時台に27cm(大手町基準)を記録。都知事選は早々に期日前投票を済ませていたし、2/9はもともと特段の予定がなかったからよかったものの、やはり出かけにくいというのは不便なものである。運休する路線も多く、雪に対する脆さがまたしても露呈した恰好になったが、比較的早く回復したように思う。雪質のせいか、気温のせいか、量の割には雪が融けるのが早かったのが一因だろう。

 2/9、11時過ぎ。京浜東北線は残雪状態。

 雪解けは早かった?(田端駅北口の様子)

 前日の13時台はまだよかった。大雪の翌日の方がガタガタ・・・除雪が間に合わないなど、理由はさまざまだった。

 湘南新宿ラインは運休(@赤羽駅)


 記録的な気象現象というのは、短期間に続けて起こることがある。今度は金曜から土曜、2/14〜15の大雪である。昼過ぎまではどうということはなかったが、夕方になって本格化。予想最高気温が3℃というんだから、夕刻は1℃とか0℃だったろう。しかも寒風が吹きつけるから体感温度はもっと下がる。職場を出たのは定時。途中、多少の遅延等はあったが、早めに帰宅できたのは幸運だった。少しでも出遅れていたらどうなっていたことか...と思う。

 2/14の朝はこんな具合。降ってはいたが、大して積もらなかった。

 上野駅、京浜東北線南行ホーム(4番線)から東北縦貫線を撮影。来春は「上野東京ライン」が走る。

 「駅からハイキング」催行中止(@水道橋駅)

2/14(14時台)〜2/15(13時台)にかけての積雪グラフ 夜が深まるにつれ、鉄道各線は大変な状況になっていく。Facebook上では、「武蔵小杉駅で横須賀線を諦め、東急東横線にスイッチ」「ようやく帰宅。東横、相鉄とも動いていて助かった」「電車が全然動かなくなった…京王線、頑張れ!」といった投稿がチラホラ(東横線元住吉駅での事故は、この後)。玄関を恐る恐る開けてみると、2/8並みになっていて、日が変わる頃には18cm! 深く積もった雪を眺めてから就寝。雪は寝ている間にピークに達し、AM2時に27cmになったそうな。2週続けての27cm、これもまた記録的である。

 どんな雪でも入試は行われる。2/15、受験生の皆さんはあちこちで大変だっただろうと思う。(2/14、18時過ぎ)

 2/14の18時台。この時点ですでに赤(運休)が目に付く。

 雪は次第に激しさを増す。運転間隔もバラつき始める。

 この日の東京、「雪、1℃〜3℃」

 地元駅に着いたのは19時半頃。ホームもうっすら雪化粧。


2/16の気温変化。一応、気温高めの時間帯に外出。 2/15は、当モノローグの定期更新日につき、自宅にこもっていればよく、出かけるとすれば駅や街の様子を見に行く程度である。とは言え、晴れて気温も一定の高さになれば、ついブラブラしてしまうもので、細君と日本橋三越、八重洲地下街などへ。往復の時間を含め6時間コースである。そんなこんなで、1日遅れの第395話と相成った。_| ̄|○

 27cm降った翌朝はこの通り。昨夏に買った長靴が今冬は大活躍。

 宇都宮・高崎線の上野方面は時刻が出ず、湘南新宿ラインはまたしても運休。

 2/15の14時台。台風直撃時と同じような状況になっている。青梅線、小海線、両毛線、高崎線については、全線が終日運転見合わせになった。

 2/15、15時頃。京浜東北線で東京に向かう途中、先頭部で撮影(@秋葉原)。左の勾配のある線路は東北縦貫線。架線はまだ付いていない。

 左の「東海道・山陽新幹線」が何とか定刻で動いているのに対し、右の「東北・山形・秋田・上越・長野新幹線」は見事にダイヤ乱れ。長野新幹線と山形新幹線は終日運休だった。(両新幹線とも、2/16午後まで除雪作業が続いた)

 雪の中、優雅に「森本草介展」を鑑賞(@日本橋三越本店)

 三越の近くにある「金子半之助」で、天丼(880円)をいただく。雪もheavyなら、天ぷらも重量級。

 八重洲地下街では、「第22回オリンピック冬季競技会」応援イベントを実施中。2/15現在、金:1、銀:2、銅1。

 腹ごなしに、京橋の東京スクエアガーデン周辺を散策


 JR東日本は、この辺の事情を予知していたのか、うまいキャンペーンを展開中。大雪時、何かうまくいかないこと、しっくり来ないことがあったとしたら、このフレーズで乗り切る可し!ということなのだろう。

 「ぜんぶ雪のせいだ。」(^^;

 いや、とても笑い事では済まされない事態になってきた。くれぐれも大雪には注意す可し、である。

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第394話 地下歩道(上野・御徒町、新宿編)(2014.2.2)

 都心部のある地点からある地点へ徒歩で移動する時、遠い距離ではないが、雨、風、雪などで歩くのが困難、という場合がある。他には、陽射しが強過ぎる、とにかく暑い、逆に寒いといった状況、あとは、障害物が多く歩きにくい、信号待ちはなるべく避けたい、そんな向きもあるだろう。そういう時、ぜひ利用したいのが「地下通路」「地下道」の類である。東京ならば山手線沿線、または山手線内に、地下をひたすら歩いて一定区間の移動ができるエリアがいくつかある。今回はそんなモデルルートを紹介しようと思う。

 特に寒さ厳しい日は、地下通路に来ると、その温度の違いが実感できる筈。今回の件で、筆者が実地を訪ね歩いた1/22は、東京都心部は最高気温10℃に満たない日だったが、地下に入ると、幾分暖かく、途中からはコートが要らないほどだった。この時季は、寒さや雨雪をしのぐ上でもきっと重宝するだろう。

 1/22、調べに行ったのは、上野〜御徒町と東西新宿。長々と地下移動できるのは、大手町〜日比谷〜銀座〜東銀座、新橋〜汐留など他にもあるが、今回はこの2箇所。ひとまず、「其の一」(上野・御徒町、新宿編)ということでご覧いただければ幸いである。


上野〜上野広小路〜仲御徒町

上野中央通り地下歩道(初めて歩いたのは、2013.9.17) 上野駅の東側に、三井ガーデンホテルがある。ここから、京成上野駅に行くのにまず使えるのが東京メトロの上野駅構内を経由しての地下歩道。途中、丸井の地階にあるスターバックスに立ち寄ることも可能だし、Echikaの各店舗で買い物もできる。その気になれば、地下つながりでヨドバシカメラにも入れてしまう。案外有機的にできているのである。そのヨドバシの先には、「上野中央通り地下歩道」というのが延びていて、これが上野広小路(銀座線)〜上野御徒町(大江戸線)〜仲御徒町(日比谷線)の東西地下通路とつながっていることから、その気になればアメ横、上野松坂屋、多慶屋のハシゴも地下経由で可能。アメ横と多慶屋は、さすがに地上に出る必要があるが、松坂屋は地下直結なので、雨の日は傘が無用。早めにチェックインしたホテル宿泊客がデパートを訪れることを考えた時、その近さもさることながら、濡れずに行けるというのは一つのポイントになるだろう。(上野駅周辺に限れば、丸井が最寄、かつ地下直結)

 京成上野駅は、改札口=地下。同駅利用者が丸井や松坂屋に行く時は、地下でそのままアクセスできる。

[a]「三井ガーデンホテル上野」の隣に東京メトロ本社ビルがあり、「出口1」はそのビルの1階にある

上野駅周辺の出口は1〜9、「上野中央通り地下歩道」の出口はC2〜C9。上野広小路〜上野御徒町はA1〜A8で、仲御徒町駅は3と4。つながっていても番号の振り方はマチマチ。

[a]東京メトロ本社の通用口(社員用)は、当然のことながら地下直結。日比谷線、銀座線を利用する社員は、悠々。

[b]真上の地図で「現在地」を示しているのがこの辺り。左・右に進むと日比谷線改札、奥に進むと銀座線改札&JR。京成上野駅は、左でも奥でもアクセス可。

[c]出口「5a」は丸井直結。「丸井口」または「スターバックス口」と言ってもいい。

[d]「Echika fit」は、「出口8」付近にある

[e]京成上野駅方面に続く長い通路。中央分離帯のようなアーチがあり、上野駅→京成上野駅に向かう場合は、右側を歩く。

[e]京成上野駅→上野駅方向は、こっち側を通行。「Echika fit」や銀座線改札は奥にある。

[f]京成上野駅改札側を背に撮影。左がヨドバシカメラに通じる歩道、右が「上野中央通り地下歩道」。

[f]ヨドバシカメラ地階から見た図。進んで左に行くと中央通り(地下歩道)。

[f]ヨドバシ店内エスカレーター出口にも地下歩道の案内が出ている。初めて見た客は「地下歩道?」と訝ることだろう。

[g]中央通り地下歩道、とにかく広い。ここが一般開放されたのは約5年前、2009年3月16日。(→参考

[h]不忍通り方面の出口「C6」に行くには、このエスカレーターで下りて進んで…となる。人通りが少ないので、エスカレーターも寂しげ。

[j]ヨドバシ口からは、大江戸線(上野御徒町)まで420m。中央通り地下歩道を歩き切ると、100mになる。

[f]地上の中央通りから地下の中央通りへ。「C9」はヨドバシカメラの近く。

[i]こっちの出口は「A5」

[j]交差点の下は何とも複雑な構造。右の階段・エスカレーターを上がると「A5」。中央通り地下歩道は階段の左隣。

[j]上野広小路駅〜仲御徒町駅の地下道は、松坂屋と多慶屋の連絡通路でもある。「まつたけ通り」と呼ばれているかどうかは定かではない。

[k]松坂屋本館隣、「A1」はエレベーター専用

上から「C9」〜「C2」・「A5」〜「A1」

[l]上野御徒町と仲御徒町の途中に、JR御徒町駅に通じる「A6」出口と都営定期券うりばがある

[l]御徒町駅に出るには結構な距離が...

[l]「A6」は、JR御徒町駅の北口と南口の間。右に行けば北口、左に行けば南口だが、不慣れだと迷うかも知れない。

[m]日比谷線仲御徒町駅から、上野御徒町駅、上野広小路駅に行くには、まず下へ

[n]仲御徒町駅を出るとすぐに地下駐輪場がある。「台東区レンタサイクル」も利用可。

[n]「出口3」を出ると、多慶屋! (上野駅の出口1からここまで、寄り道しなければ推定15分)

追記)当の松坂屋だが、一部で改装工事中。1/6〜3/11は地下出入口が閉鎖されているため、地下からアクセスできない。あしからず。


新宿東口〜新宿西口

新宿駅を斜め下にした時、東口の地下通路はタテとヨコの軸で表すことができる。黄色の四角い枠は全て出入口(サブナードは別扱い) 新宿は広い。地下道もまた長大である。総延長は不明だが、つながっている分を全部足すと軽く5kmは行くのではないかと思う。何しろ東は都営新宿線の新宿三丁目駅の東端や、新宿五丁目と六丁目の中間付近にある出入口から、西は新宿中央公園の入口や、丸の内線の西新宿駅までが何だかんだでつながっている。端どうしを結ぶと直線でも約1.5km。曲がって折れてをしっかり測れば楽に2kmを超えるだろう。新宿駅を中心にその範囲で楕円形を作ると、主だったスポットは地下で相互にアクセスできることがわかる。

 多少遠回りになるケースもあるが、東西や南北で地下つながりが可能な例としては、

新宿区役所(サブナード15)〜東京都庁(都庁前A3、A4など)

バルト9(C1またはC4)〜都庁展望室(都庁前E1)

西武新宿駅(サブナード1または2)〜新宿島屋(E8)

新宿プリンスホテル(サブナード1)〜ヒルトン東京(西口C8)

花園神社(E1)〜熊野神社(A5)

 などが考えられる。純粋な地下道でつながる例で、長いルートを下図のアルファベットで辿ると、[a](花園神社など)〜[d](新宿三丁目交差点)〜[i](新宿駅東口)〜[v](ハルクなど)〜[p](都庁前駅)〜[s](ヒルトン東京など)〜[t](東京医大病院)といった具合(〜[i]〜[v]〜[k]〜[m]〜[o]というのもアリ)。今回紹介するコースは、主に[a]〜[f]、[k]〜[o]、[p]〜[t]。断片的だが、それぞれどこかしらで地下でつながっている。注意を要するのは、[f]の島屋から、[k]の西新宿一丁目交差点に地下オンリーで行こうとすると、[d]や[i]を経由しないといけないこと。東西を結ぶ地下道は、新宿駅の北側にしかないため、場所によっては大回りになってしまうのだ。そこを承知しておけば、あとは何とかなる筈。新宿は言うなれば、「地下歩行者天国」なのである。

[i]1/22は、おなじみ新宿駅東口のこちらからスタート。番号は「A9」。

[i]東口を出てすぐのところに三井住友銀行があり、その地下にATMコーナーがある。左手に「B12」出口があり、右手には「歌舞伎町方面」(またはモア中央通り)に通じる地下歩道が延びる。

[h]東口メインの地下歩道(メトロプロムナード)は、新宿通りの下(丸ノ内線の上)。サブナードは、新宿通りと靖国通りを結ぶ「柳通り」の下にも展開していて、プロムナードとつながっている。

[g]靖国通りと柳通りのT字部分の地下。新宿区役所に通じる「15B」は右手すぐ。

[g]新宿区役所第一分庁舎にある「15B」。右隣が新宿区役所。

[a]花園神社の隣、明治通りから少し入ったところにある「E1」。右の建物は区役所の第二分庁舎。ここからは見えないが、その裏には吉本興業東京本部がある。

[a]「E1」から新宿三丁目駅まではそれなりに距離がある。丸ノ内線は415m、都営新宿線は535m。

[b]明治通りの直線部分の下なので、地下歩道もひたすら真っ直ぐ。ただし、新宿三丁目に向かってはなだらかな上り。

[b]とにかく長いので、構内案内に載せるにはひとまとめでは行かず、上下で分割

[c]ここまでの人通りは少なめだったが、新宿三丁目交差点下に来ると途端に往来増

[d]地下でもUP・DOWNがあるのが新宿三丁目付近の特徴。筆者はこの日、右側から歩いてきて、副都心線に沿うように下りながら南へ。

[e]新宿四丁目交差点の下には、新宿駅東南口・新南口方面に延びる通路(甲州街道下)がある。これがJRの線路をくぐって、西口に通じていれば人の流れは随分と変わると思う。

[e]新宿四丁目から先、明治通りの下はまだまだ直線が続く。突き当たると島屋。

[f]島屋とは地下で直結。奥の出口は「E8」。

[f]「E8」の地上部。E1〜E8は、約800mに及ぶ。

[j]ここからは新宿駅の西側。地図の上では、地下道でつながっている(ように見受ける)最南端がここ。番号は「A1」。

[j]「A1」を下りるとそこは... 大江戸線の改札だった! (つまり、地下道としては分断)

[k]新宿西口の南端は、西新宿一丁目交差点の下、「出口4」になる。この位置からは、右手に進んでいくと、ひたすら地下続き。京王モールアネックス〜ワンデーストリート〜都庁通りとなる。

[k]京王モールアネックスは、新線新宿駅の上。天井面の色遣いや照明の加減がいいせいか、華やいだ印象を受ける。

[l]右に行っても、奥に入っても「京王プラザホテル」に出られる不思議な分岐点。実際は奥に少し行ってから右折するのが近道。

[l]「ワンデーストリート」の直線部分。京王プラザホテルに通じる「シーズンロード」の入口は、この場所の手前にある。

[m]「ワンデーストリート」のワンダー部分とも言える2パターン歩道。左の「ショートカットスロープ」を使う人が主流で、階段を使う人はまず見かけない。なぜこういう構造になったのか・・・来るといつも頭を悩ませるスポット。

[n]「ワンデーストリート」脇にある「新宿プロムナードギャラリー」。この部分も含め、とにかくストリートは広め。

[o]ストリートはここで左右に分かれる。左は新宿ワシントンホテル、右は都庁。

[o]「ワンデーストリート」は、都庁方面に通じてはいるが、地下道として囲われた空間は途中まで。大ざっぱな地図ではわからない。

[o]都庁通りの下は、開放空間。いわゆる地下歩道ではない。

[p]パスポートセンターを経由し、大江戸線都庁前駅構内に入ると、再び地下歩道に。西側地下の最西端は「A5」で、新宿中央公園や熊野神社にアクセスできる。(この時は「A7」へ)

[p]真っ直ぐ進むと「A7」(=ハイアットリージェンシー東京)、右に曲がると、何と丸ノ内線の「西新宿駅」!

[q]西新宿駅に向かう長い道程の始まり。まずは階段を下る。

[q]下った先は、長い通路。通称「タイムズアベニュー」。

[q]新宿住友ビルの下にも「タイムズアベニュー入口」(E2)がある。

[q]「E2」から下りていく途中、「都営大江戸線都庁前駅」の標示で「大江戸」の部分が貼り直されていることに気付く。以前はおそらく「12号」だったものと思われる。ご苦労な話だ。

[r]地上は「都庁北」の丁字路。その下は何とも贅沢な空間になっていた。西新宿駅方面は、右手になお進む。

この地図を見る限り、「タイムズアベニュー」は、先の贅沢空間までということになりそうだが、どうなのだろう?

[r]右に曲がり、突き当たりを左へ...

[r]左に曲がると、さらに長い通路

[s]通路の先は、まず「ヒルトン東京」連絡通路(C8)。西新宿駅はこの右をさらに進む。

[s]何と「動く歩道」! さすがに休止中だったが、もったいないと言わざるを得ない。(この突き当たりがいよいよ西新宿駅)

[t]「動く歩道」はこの「E5」の手前まで。ここを上がると、東京医科大学病院、新宿区立産業会館(BIZ新宿)などに出られる。

[t]病院と「E5」出口。E2〜E5は360mほどだが、妙に長く感じた。

[u]新宿野村ビル商店街の入口付近。西新宿駅とは地下つながりだが、新宿駅(西口)とは(つながっているようで)つながっていないので要注意。

[v]西口の地下通路へのアクセスは、ハルク口(B16)がわかりやすい。ハルクとは地下でももちろん直結。

 新宿の地下を廻れるだけ廻って、何とかまとめてみた訳だが、当然のことながら、これでは不十分。特に西口は、地下1階を歩いているつもりがいつしか地下2階になっていたり、逆に地下を歩き進んでいたら地上に出ていたり、というのもあって、まずはその構造から解説していかなければならない面がある。地下道の起点と終点を明確にし、それに呼称を付ける(例:東のE8〜E1なら、島屋と花園神社から「高花通り」とか)とともに、ストリート区分に従った出口の番号体系を設定するといった工夫があれば、構造がどうあれ把握しやすくなると思うのだが...


 この続き、「大手町・日比谷・銀座・東銀座」編などは、また半年後にでもと思う。(テーマ(仮)は、夏の暑さは地下で凌げるのか?)

  • こちらもどうぞ...⇒ 地下関係など

第81話 水曜クリーンキップ2001 / 第190話 震度4後の新宿通り&タクシー地名考(新宿西口編) / 第262話 新線の延伸(F線レポート 前編) / 第269話 メトロとエレベーター

 

第393話 模倣品ネット通販(2014.1.15)

 ブランド品というのは、疑ってかかるとキリがない代物だが、元来は、極端な低価格品というのは存在しない、故にブランド品!と考えるのが筋だろう。だが、そこを巧く見せかけ、購入者の疑念を払拭し、買う気にさせてしまうWEBサイトがある。破格な上に、手軽に購入手続きができるために、つい先へ先へと事を進めてしまい、歯止めが利かなくなる。ブランド品を手に入れたい・・・そんな一心、消費者心理がまた拍車をかけてしまう。そこに付け込み、ニセモノを送りつけて(または送ることもせず)、ボロ儲け...そんな悪質な手口は現に存在するのである。

 こういうケースでは、振り込んだら一巻の終わりなのだが、買う側は言われるがままに実行してしまうもの(それも消費者心理のうち)なので、被害が繰り返されることになる。その実態は、国民生活センターの先月のリリース「インターネット通販の前払いによるトラブルが急増!−個人名義の銀行口座への前払いはしない−」の通り。激増しているのである。

 今回の件で、職場近在の消費生活センターに同行させてもらい、話の中で新たに知ったのが「消費者庁越境消費者センター(CCJ)」の存在。ここのサイトには、

・海外ホテル・航空券予約のトラブルに関する相談
・トライアルに見せかけた化粧品やサプリメントの定期購入の解約相談
・パソコン用セキュリティソフトのダウンロード販売に関する相談
・詐欺が疑われるショッピングサイトでのトラブルに関する相談
・模倣品の海外インターネット通販に関する相談

 の5つが主な相談事例として出ている。改めて見てみると、「模倣品の海外インターネット通販」での実例に概ね当てはまることがわかった。掲載の例では、業者との連絡が途絶えてしまったため、返金も何もできなくなってしまった訳だが、筆者が相談を受けたケースは連絡が継続できていた点で、少し異なると言える。当初の概況などを要約すると、

・怪しい面はあったが、日本語で書かれたサイトで、取り扱うブランド品も多種多様
・連絡先はとりあえず掲載(電話番号はなし)
・銀行振込だけでなく、クレジットカードも取り扱い
・振込を選択し、注文。メールが届き、そこに記載された指定の口座(個人名義)に振り込むと、それほど時間はかからずに商品が到着。
・恰もそのブランドのものと思わせる袋、パッケージに、明らかなニセモノ商品が入った状態で到着
・メールで苦情を入れると、怪文を含むメールが届くばかり。具体的な対応はなし。
・サイト自体は、閉鎖されることなく、継続

 といった具合。表向きは決して「模倣品」「コピー」などとはなっていないので、ニセモノを送ってきた時点で、消費者契約法の違反、民法上の債務不履行、刑法上の詐欺罪、そしてブランドを毀損するものとなれば商標権の侵害になり、業者の負う責は大きい。それを押してなお仕掛けてくるということは、やはり儲けの方が大きいからだろう。購入者側は、現物を確認できないため、もともとが不利。その分、法的に保護される側面も大きい訳だが、どうしても限界はある。この手のサイト、業者に対しては、手を出さないに限る。「疑わしきは買わず」である。

 何はともあれ、実際に被害に遭ってしまった以上は、具体的に解決していくほかはない。何を以って解決とするかは、当事者の考え方もあるが、

  1. 1.振込額を回収したい
    2.業者に制裁を科したい
    3.被害拡大を防ぎたい

 のいずれか、または全て、ということになるだろうか。今回は、1.が主眼だったので、より踏み込んだ対応が必要だったが、筆者はあくまで助言レベル。あとは、間接的に業者にプレッシャーをかけた程度である。相談を受けたのは12/9だった。年末年始を挟むことになったが、ちょうど1か月後の1/9には返金のメドが立った。スピード解決と言っていいだろう。(あくまで、当事者の自助努力があっての解決である点、強調しておきたい。)

 今回の経緯を含め、「どう対応すべきか」を以下に紹介する。同様の被害に万一遭ってしまった場合の参考にしていただければと思う。

*「振り込み済み→ニセモノ到着」の後


  • 1.自分の被害を回復

・同様の被害者がいないか、被害者間のネットワークがないか検索

 検索して見つからない場合は、逆に手が打ちやすい。(被害情報が多いほど、すでに閉鎖、逃避されている可能性大)

・口座が有効な間、メールでの連絡がとれる間は何とかなる。下手に刺激して逃避されないよう注意しつつ、動く。優先すべきは、警察、銀行。

・ニセモノの現物一式、それがニセモノであることの裏付け、ここまでの経緯(購入時の画面コピー、業者とのやりとりを示すメール文面など)をもとに、住所地最寄の警察に被害届を出す

・今回の通販サイトの商品個別ページの中には、「ソース」を表示すると、書き間違いや消し忘れで、「偽物」「スーパーコピー」などの文言が残っているものがあった。騙すことが前提である証拠として使える。
・正規のブランド店に、ニセモノ一式を持ち込み、「鑑定」してもらうのも有効。
・警察庁「サイバー犯罪対策」のサイトには、「海外の偽サイト等に係る被害拡大防止対策について」とのPDFファイルが掲載されている。同庁に通報するのが早道かも知れない。

・並行して、当該口座の銀行に、口座状況を確認。被害届が受理されれば、その旨、銀行に連絡。

・銀行に口座凍結を依頼。被害の確証があれば凍結され、残金があれば、そこから返金される。

 口座凍結は、完全にクロ(振り込め詐欺など)でない限りは、難しいとの見方もある。


  • 2.間接的被害者への連絡

・ブランド品の店舗(本店)に現物を持って連絡

 今回は、箱も説明書も全くの偽物だった。

・社名、連絡先を不正使用されている会社等にも連絡(特定できる場合)

 連絡したところ、同じような問合せが多く寄せられているらしく、即座に返信があった。その会社も警察に相談しつつ、対策を練っているとのこと。


  • 3.プレッシャー

・商品の送付元にある連絡先をまずは検索

 今回は、EMSで到着。伝票の送付元は印字されており、大がかりな印象を受ける。送付元住所は、中国の広州市、地下鉄2号線の江夏駅の近く。建物は実在するものだった。

・送り主(会社等)が実在するかどうか、電話連絡がとれるかをチェック。電話で連絡がついたらあれこれ質問。

・北京在住の知人に依頼し、コンタクトしてもらった。会社名や扱っている商品などについて問い合わせると、ことごとく拒否&途中で切られる、といった状況だった。
・可能であれば、現地を調査するのも手。

・サイトに掲載されているメールアドレスを検索

・他のサイトでも使われているのが常道。そこでまた注文してみて、問い質す(例:あのサイトではこういうことがあった。そちらは大丈夫か?など)
・「bagjapangoodluck」で始まるアドレス(一例)を見かけたら要注意


  • 4.被害拡大防止など

・サイトのwhois情報を割り出す

 伝手を頼って調べたところ、ドメインの登録事業者は、米国在住の中国人と思しき人物だった。メールアドレスも公開されているので、専門機関からそのアドレス宛にコンタクトしてもらうことも有効と考える。

・越境消費者センター(CCJ)に通報

 米国、カナダ、台湾、シンガポール、中南米諸国(一部)については、同センターとの国際的な提携窓口があるため、早めに通報。今回の件は、日本語サイトを装った中国系だったため、後回し。ただし、「取引事業者が上記4カ国・地域以外に所在する場合であっても、可能な限り相手国の情報を得るよう努力いたします」としている。

・現地の日本国大使館にも連絡

 中国相手となれば、「在中国日本国大使館」に一報を入れるなり、照会してもらうなり、というのも考えられる。

・あらゆる方面に連絡(情報共有)

 筆者の知人には、日本消費生活アドバイザー・コンサルタント協会(NACS)、消費者関連専門家会議(ACAP)、内閣府消費者委員会事務局など、その筋の関係者が少なからずいる。こうした方々にも、必要に応じて情報提供していくことで、さらなる抑止につながるものと考える。情報提供・共有=予防である。

 消費生活センターにて。CCJのチラシもある。

 「くらしの豆知識’13」では、「くらしとIT」の章で、ネットショッピングについての注意点が掲載


 今回のケースでは、銀行口座の凍結に持って行くことができた時点で、被害者側が優位に立った。業者側は、たまらず苦し紛れのメールを何度か送ってきているという。返金するには口座凍結を解除してもらう必要がどうのこうのと、おかしな日本語文で来るそうだ。注文後に届いた案内メールの差出人とは異なるアドレスになっているそうだが、ここでまた個人情報等を伝えると二次被害に遭う可能性もある。程々に泳がせておいて、さらにまたあれこれ言ってくることがあったら、それをまたストックし、越境消費者センターにまとめて通報するのがいいだろう、と思っている。

 ちなみに、「中国系偽ブランド販売サイト」、「模倣品の販売が確認された海外ウェブサイト/模倣品の販売が強く疑われる海外ウェブサイト」(PDF)には、まだそのサイトは掲載されていない。閉鎖されるのは、そう遠くない話と見込んでいるが、おそらくあの手この手で同じ手口のサイトを展開していくことだろう。何につけ、「うまい話には乗らない」が鉄則。乗らない人が増えれば自ずと衰退していく筈である。

 

第392話 2013年10大ニュース(2014.1.1)

 新年あけましておめでとうございます。

 2013年は一大トピックがあった一方で、他にはさほど大きな話題なく、ある意味メリハリのある一年でした。例年と比べると、無理やり持ってきた観のある10大ニュースですが、毎年恒例ということでひとつごゆるりと。ご笑覧ご高覧ください。


  • 10.新規OPEN、その初日

 オープン初日に出かけるというのは、案外難しかったりするが、2013年は複数のスポットで初日参りができた。

 かつて日立製作所の本社があった場所にできたのが「sola city」で、坂道を挟んで斜め向かいの再開発エリア(丸善など含む)に建ったのが「WATERRAS」。御茶ノ水駅からアクセスできるので、会社帰りにフラリ。これがオープン初日、4/12。

 4/12、sola city

 4/21、TOMIX WORLD

 次の初日訪問は、大宮駅西口にできた「TOMIX WORLD」(4/21開店)。あいにくの雨模様だったが、初日というのは晴れ晴れしいもので、楽しませてもらった。(→レポート

 あとは、第385話で紹介した「mAAch ecute神田万世橋」。初日は9/14、待望の開業だった。(その翌週、9/20オープンの東京駅八重洲口「グランルーフ」は、少し出遅れて9/23が初訪問日)

セブンイレブン神田万世橋店(4/30開店初日) この他は、コンビニの新規開店が何軒か。sola city内のファミマだったり、地元駅近くのセブンイレブンだったり、リニューアルオープンも加えると、10やそこらはあるだろう。初日を含め数日間は何かしら安くなっているし、チラシにクーポンが付いていれば、それを使ってさらにおトクに。特にファミマは、要チェックである。


  • 9.Eメール、SNSなど

 自前ドメイン(chochoira.jp)のメインアドレスが、なぜか迷惑メールのターゲットに。あれこれ手を打ったが、8/18にとりあえず変更し、今は平穏。9月半ばには、jcafe.netのアドレスが自然解約になったため、ブラウザメールとして予備で使っていたBIGLOBEメールに集約。会員登録系の配信メールは、BIGLOBEメールでまとめ読みできるようになった。大げさに言うと、メールアドレスの変更と統廃合を続けてやった、といった感じ。

 BIGLOBEメールには、RSSフィードをメール感覚で取り込めるという利点がある。7月にGoogleリーダーがサービスを終えて以降、しばしごぶさたしていたRSSをここで再開。今ではメール&RSSで、BIGLOBEメールをちょくちょく使うようになった。

 Facebookは、2013年も何かと活用したが、時々お休み期間を設定。何事も程々がいいと思う。


  • 8.新調したり修理したり

 新しく買った品々のうち、金額的に大きかった点で財布、小物ではなく大物という点で通勤用カバン、この2つが2013年は特筆モノ。財布は、細君イチ押しで、丸井の「ラクチンスマート財布」(長財布)を購入。その名の通りで、実に使い勝手がいい。(金運もアップ?)

修理受付は、「ニコンプラザ銀座」(銀座サービスセンター)へ 修理関係では、デジカメが筆頭。決して古い代物ではない。2012年の10大ニュース第368話の10.)で軽く紹介した「Nikon COOLPIX L26」である。実は元々絶好調ということはなく、時々レンズエラーなどを起こしていて、それが高じて...というのが実情。幸い保証期間が切れる前だったので無料で済んだが、一度ならず二度、修理に出している。1回目は電源入らずで、メイン基板を交換、2回目はレンズ部分引っ込まずで、レンズユニット交換、と相成った。おかげで今は、本来あるべき好調さを維持している。

 修理というか、リフレッシュしたのは古参のメガネ。結婚を機にコンタクトレンズにしたが、それをやめてリーズナブルメガネにしたのが2010年4月。2012年9月には「PCメガネ」に変えてみたが、一年余りで何となく合わなくなってきたため、コンタクトにする前に使っていた20年来のメガネを常用として復活。耳に当たる部分など、長らく劣化していたが、某眼鏡店で無料で直してもらい、今はすっかり通常モード。具合もいい。PCメガネは、改めてチェックしてもらおうと思う。


  • 7.渋谷&下北沢

 渋谷は、第373話、下北沢は、第374話に綴った通り。この2つの街は、駅が変わったことによって、街自体にも大なり小なり変化があった。まずは駅の動向を追った訳だが、その後の話は、渋谷での第377話程度で、フォローできていない。下北沢は、11/23に小田急線に乗った際、駅を通り過ぎただけで、街には出ていない。気になるが、なかなか行けないのが渋谷&下北沢なのである。


  • 6.○○年ぶり

 東京での気温38℃超えは9年ぶり(→第383話、伊勢神宮の式年遷宮は20年サイクル(→第387話というのがあった一方で、個人的な○○年ぶりがいくつかあった。いとこや親戚に、12〜20年ぶりに会う機会があったり、大学2年の秋から2年半、バイト等でお世話になった社長ご夫妻と18年ぶり(推定)にお会いしたりと、その年数が長いのが今回の特徴。

 7/21、小豆沢に近い「プチアーナ」で社長夫妻と会食

 12/19のスコア(抜粋)

 12/19は、職場の小行事で、高田馬場のグランドボウルへ。ブランクを感じさせない上々の滑り出し!と思いきや、いいのは出だしだけ、という昔と変わらないスタイルで、結果は2ゲーム平均、辛うじて3桁。よくよく調べたら、ボウリングも18年ぶりのことだった。


  • 5.北区で不発弾2件

 一度ならず二度も...となればインパクトは大。東京都北区の不発弾である。詳しくは、第379話「不発弾」、第390話「不発弾処理にまつわるべからず集」にて。


  • 4.歯科三昧

 第378話では、6/1までの経過を記した。その後、東京歯科大学水道橋病院では、7/8、7/22、8/1、8/26、9/3、9/17とお世話になり、一年で計13回という高頻度。9月には、区の歯周病健診の都合で、区内の某歯科で健診1回、治療3回とこれまた回数多め。2つの病院で年に17回・・・歯科漬けな一年だった。


  • 3.お金回り、カード回り

 景気動向と少なからず関係するのかも知れないが、例年になくお金の動きが活発な年だった。ピークは6月。住宅ローン(2つのうち1つ)の繰上返済を6/4に申し込んだのをきっかけに、その返済(完済)を6/14に実行。高額だったが、ネット振込が使えたので、至って安全。ひと山動いた1日だった。その後、「完済通知」が6/18に届くと、6/22には追って、「テイトウケンマッショウ」なる手続きの関係書類が送られてきた。そう、「抵当権抹消」である。ローンがなくなれば、抵当権もなくなる。その手続きをお忘れなく、という話だ。

 この手続き、その筋の業者等に依頼すると、2万数千円を要する。自分でやればもちろん費用はかからない(収入印紙代を除く)。幸い、職場の近くには「東京法務局」がある。事前にある程度書類を整え、ここで相談に乗ってもらって、手直しし、本番の地元法務局に持って行けばいい。少々もたついたが、準備を終え、8/5の朝、出勤前に東京法務局(北出張所)に向かう。窓口オープン時刻(8:30)に到着し、8:40には受理。職場にはちゃんと10時に着いた。そして8/16、再び法務局に赴き、「抵当権抹消登記完了証」を受ける。めでたしめでたしである。なお、完済通知が届いた6/18は、自著の印税が振り込まれた日でもあった。ちょっとした記念日である。

左:EPOS CARD|右:AOYAMA CARD 金回りがあれば、カード回りもある。ポイントカードはともかく、クレジットカードを新たに作ることはまずないと思っていたところが、財布購入時に丸井の「エポスカード」を作ることになり、洋服の青山では、かつてコツコツ貯めていたスタンプのポイントを移行する必要に迫られ、専用の「AOYAMAカード」の手続きをし、あまり本意ではなかったが「セゾン・アメリカン・エキスプレス・カード」も新規ご加入…と相次ぐことに。これも何かの巡り合わせということだろう。

 クレジットカードと似て非なるのが電子マネーのICカード。これまでSuica一辺倒だったが、新たな一枚が加わった。「楽天Edy」である。なぜか楽天が無料発行してくれて、12/11に届いた。カード決済でチャージでき、使えば楽天スーパーポイントが付くという、なかなかの設定。コンビニでの支払い、今はSuicaとEdyの二頭立てになった。

 ポイントカードについては、第386話に書いた通りで、基本的には三強状態が続いている。


  • 2.鉄道ネタ、テツ旅、2800駅

 今は本業が鉄道関係のため、必然的に鉄道ネタは増える。2013年の主だった話題の中で、実体験、または実際に見た・撮ったものなどを挙げていくと、20〜30はある。下の画像は、その寄せ集め(一例)である。

京王 ダイヤ改正など(2/22)

九段下駅 都営新宿線・メトロ半蔵門線 同一ホーム化など(3/16)

常磐線特急 651系定期運転終了(3/15)

東海道新幹線 「N700A」運転開始(2/8)

浦和駅 高架化、湘南新宿ライン停車開始など(3/16)

JRオレンジカード 発売終了(3/31)

東武野田線 60000系運転開始(6/15)

秋田新幹線 E6系「スーパーこまち」運転開始(3/16)

埼京線 E233系運転開始(6/30)

常磐線特急 E657系「ひたち50周年記念」ロゴ付き運転開始(10/13)

近鉄 観光列車「つどい」運転開始(10/5)

近鉄 新型特急「しまかぜ」運転開始(3/21)

*日付は、その出来事があった月日で、撮影日とは必ずしも一致しない。

 こうして見ると、首都圏ネタが中心で、あまり遠征できていないことがわかる。旅行先を含め、一年の移動範囲は一都八県どまり。西には行ったが、大阪府、京都府はその手前まで。最北は埼玉の栗橋である。栃木、群馬両県に行かなかった年というのは珍しい。それでも、フリー乗車券を使った旅はそれなりにこなしていて、つくばエクスプレス(4/27)、北総鉄道(9/21)、近鉄(10/4〜6)の3つに加え、8/7には18きっぷ旅を敢行。何だかんだで、乗降駅の通算が2,800を超えたというのは一大トピックだと思う。(→「駅ログ」参照)

 東京モノローグ中、純粋に鉄道ネタとして書いたのは、3月の「渋谷&下北沢」を除けば、第382話「上野〜熊谷130周年」、第389話「馬込車両基地」の2つ。他には、

「みどりの山手線」田端駅発車シーン(130118 19:35) 「みどりの山手線」田端駅発車シーン
快速「おさんぽ川越号」@武蔵浦和&南古谷(130126 8:51/9:25) 快速「おさんぽ川越号」@武蔵浦和&南古谷
200系新幹線定期最終列車「とき342号」@西日暮里(130315 19:51) 200系新幹線定期最終列車「とき342号」@西日暮里
京急品川駅 C-Flyer快特〜1000形快特〜2400形普通(130506 12:52) 京急品川駅 C-Flyer快特〜1000形快特〜2400形普通
E655系「和」 JTB団体臨時列車 赤羽通過シーン(130629 17:07) E655系「和」 JTB団体臨時列車 赤羽通過シーン
115系回送・E6系甲種輸送・211系ラッピング・検測車East i-E(130728〜29) 115系回送・E6系甲種輸送・211系ラッピング・検測車East i-E
「ありがとう183系」(M31編成)秋葉原駅通過シーン(131223 11:03) 「ありがとう183系」(M31編成)秋葉原駅通過シーン

 の7つをYouTubeにアップ。反響はまぁまぁといったところである。1/16〜12/28に運転した「みどりの山手線」は、朝な夕なで見たり乗ったり。各種バージョンを楽しませてもらった。


 自著発売までの経緯などは、第376話に記載の通り。発売後しばらくは、ネット書店系で売れ具合をチェックしたり、書店や地元図書館での在庫状況を調べてみたり、とマメマメしくやっていたが、夏頃には不定期に。著者割引で何冊か仕入れて、卒業校(小・中・高)などに寄贈したり、親類に配ったりというのもやった。PRを兼ね、本の中味の一部を「Online Quiz」(または「Quiz on WEB」)といった形で、鉄道コムの1コーナー、「鉄ちゃん度チェック」に投入する企画も実現(8/19公開)。「駅Q」100問中10問をアレンジ+続編に向けてストックしておいた新ネタ10問の計20問を用意した。「難しい!」とコアな鉄道コムユーザーからも悲鳴が上がる状況で、作者としては上々の出来。本の売上につながっているかどうかは不明である。

 地元図書館検索機での結果表示(貸出中だったり、予約受待中だったり)

 某書店検索機での表示例

 おかげ様で、「本の著者」という一つの立場をいただくことはできた。それはそれでいいのだが、それに甘んじていてはいけないことがよくわかった。本が出たからと言って、世界がそうそう広がる訳ではない。一つの足がかりを得たに過ぎず、次につなげるには常に何かしらの働きかけを続ける必要があると重々思う。

 さて、新駅が開業したり、駅名が変わったり、というのが2013年5月以降も続いた。駅名等のデータベースは、都度更新しているが、「駅Q」発売後では、「中町(西町北)」(富山地鉄市内軌道線、5/17)、「田んぼアート」(弘南鉄道、7/27)、「綾川」(高松琴平電鉄、12/15)、「西山天王山(阪急京都線、12/21)、「新相ノ木」(富山地鉄本線、12/26)の5駅が増え、筆者基準での鉄道駅の数、9,588ということになった。「駅Q」発行時のデータは早くも古くなり始めている。

 次の企画は、「駅名雑学」を前面に、クイズはサブに、といった具合で、取り急ぎ電子書籍で出してみようというのが現時点でのプラン。ひとつお楽しみに。


 今年はいよいよ、当「東京モノローグ」、400話に入ります。引き続き、ご高配のほど、よろしくお願い申し上げます。

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