随筆「東京モノローグ2013」(1−2月期)
index 次へ 随筆「東京モノローグ2012」(11−12月期)



 

秋葉原の一角で見つけた深い青 第370話 続・街の光彩

Monday Morning Muffin @ Mc & March 第371話 LかMか〜特にバーガーチェーン

2012年、初めて乗った鉄道各線「車両コレクション」 第368話 2012年10大ニュース

神田明神での初詣、25年ぶり! 第369話 初詣1988〜2013

第371話 LかMか(2013.2.15)

 "L"と"M"という2つのアルファベットがある。もともとABC順では隣り合う2つだが、世の中には、このLとMが並んだり、相対したり、比肩したりという例がチラホラ。この2つが出てくると、あれとこれと…即ち、LargeかMediumか、LowかMiddleか、はたまたlipかmouthか、いや、Lions(西武) vs Marines(ロッテ)に、LAWSONとMini Stop、さらにはLIFEとmaruetsuというのも。そしてバーガーチェーン。L=LOTTERIA  / M=Mcdonaldsである。

 ハッシュポテトの招待券を配ることもあった

 こちらのセット、60秒以内でちゃんと出てきた

 塩抜きポテトは上々(塩がなければケチャップで)

 2/4の月曜無料サービスはハッシュポテト

 Mの方はあれこれやっている割には売上も利益も減っている訳で、それでも1月は「Enjoy! 60 seconds」だったり、2月も引き続き「月曜朝は無料でお試し…」だったり、相変わらずの手を変え品を変え状態。こういうのにはある程度乗っかってみたりするが、冷やかし程度の筆者である。苦しさの裏返しともとれるキャンペーンに乗ろうとは思わないし、60秒サービスについて言えば、逆サービスと映ってしまう。対象時間帯であってもなくても、Mの愛好家やお子さん連れはどうしても大量注文になる。60秒以内で捌くのはもともと無理がある上に、そうした客にバーガー類無料券でさらにサービスすることで、他の標準購入客(60秒以内想定)は割を食う。つまり、時間を買うつもりでファストフードを利用する客にとっては面白味がないのである。それを見越してか、60秒以内で提供できた場合にはコーヒー無料券を付けると云う。だが、これも捉えようによっては不遜な話。「どうだ出したぞ」と言わんばかりに見え、驕りを感じてしまうのである。

*以下、引用

「お会計終了後から商品お渡しまでの時間を砂時計で計測し、もし商品のご提供に60秒を超えてしまったら、ビッグマックなどバーガー類の無料券をプレゼント!サービスと品質でみんなをもっと笑顔にしたいから。マクドナルドはこれからもがんばり続けます。」

 LとMのどっちを利用するかと訊かれれば、疑問はあってもやはりMということになる。次の予定としては、2/18朝(6〜9時)の「ハッシュポテト」無料の日ということになるだろう。3/4のマフィンなら、「MondayのMorningにMでMuffinをいただく。しかもM(無料)!」ということになる。Mづくめだ。

L'UENO店でリブサンドセットを注文するとこんな感じ(この時はクーポンが使えた) さて、Lの方はどうかと言うと、そもそも通勤ルート上にあるのが限られていることからどうしても頻度が下がる。途中下車すれば立ち寄れる店舗としては、上野の3153にあるL'UENO店があるが、ここは"Speciality Cafe"という扱いにつき、とにかく融通が利かない。最たるネックは通常店舗で問題なく使えるクーポンがすんなり使えないことだろう。ある日、「エビバーガー+ドリンクR」(クーポン価格390円)を注文する際、クーポンに「+30円」でセットドリンクにできるメニューとして、「スペシャルラテ」各種の記載があったので、計420円でカフェモカにしようとしたら、まずNG。普通のセットドリンクしか注文できないのであれば違うメニューがいいと思い、「てりやきバーガー+ポテトS+ドリンクS」で、セットドリンクをアイスコーヒーにしようとしたら、これまたよくわならない理由でNG。その時に知ったのが「当店はカフェタイプの店舗でして・・・」という件。が、これでは理由にならない。L'UENO店でのこうした制約事由を一応、Lの公式サイト「お問い合わせフォーム」経由で問うてみたが、2週間以上経ってもご返事なし。クーポン上は、Speciality Cafeは除くといった記載はない。近々あえて同じような注文をして、然るべき理由を聞き出すつもりでいる。

上場企業Mの売上・利益など 売上、利益が減るのには理由がある。こうした逆サービス的な要素がまず一つあるとして、他には次のような点である。L、Mに共通するというのがまた悩ましい限り。他のバーガーチェーンではそれほどあてはまらないのである。

・カウンターに置いてあるメニューがとにかくわかりづらく、注文がしにくい。加えて、店の外に大々的に出ているものがすんなり注文できないことが多々ある。予習が必要ということである。
・何がどうセットになり、それはいくらなのかもその場で読み込まないといけない。店員にしっかり説明してもらおうとすると、案外アヤフヤだったりして、さらに時間を要する。
・手で持つ、またはつまむ品が多い割には手を洗う設備が洗面所以外になく、非衛生的。(他のチェーンでは、ウェットティッシュ的なものが付いてくるのでNo Problem)
・ポテトの塩が強力。Lに至っては塩辛くて食べられないレベル。(LもMも「塩抜き!」で注文するようにしている。その方が実は美味しかったりする。)

 あとは、席が確保しにくいとか、分煙が不徹底な店舗があったりとか、どうにもいただけないのがLとM。こうした点をテコ入れしていけば、少しは上向くのではないかと素人考えながら思う。

 つい先日、また新しいクーポンを手に入れたので、御茶ノ水駅前のLに行ってみることにした。もちろん通常店舗である。店頭には「ポテトMセット」が無料で「Lセット」に…「LでMセットをLセット」などという今回のテーマにピッタリな企画を見つけるも、注文したのは「朝ズバーガー+ポテトS」のセット(470円→370円)。MもLもない訳だが、ポテトはSで十分。もちろん塩は振りかけないversionで頼むので、「ポテトSのS(SALT)抜き」ということになる。

 夜にいただく「朝ズバーガー」

 あぁ、キャベツが…

 トレイマットクーポンで落着?!

 で、メインの「朝ズバーガー」だが... ご覧の通り、キャベツは散らばってるし、食べ進むとキャベツは芯部分を切ったのが多いし、メンチカツは部分的に冷たいし、全く以ってズバっと来ない品だった。(また「お問い合わせフォーム」の世話になることも考えたが、さすがに懲りたので当面は見合わせようと思う今日この頃)

 不承不承ながら食べ終わり、紙類を除くとトレーマット紙に目が行く。何とそのマット紙にクーポンが印刷されているではないか! 妙案だとは思うも、その前にすべきことがいろいろあるのは言うまでもない。

 ちなみに、LAWSONとMini StopではLAWSONで、LIFEとmaruetsuでは圧倒的にLIFEな筆者。LAWSONは、「ミッフィーエコバッグ」を何とか引き換えることができたため、今後、少なからず頻度が増すものと思われる。mのバッグを持ってLへ、である。(大きさはMサイズ?)

 

  • こちらもどうぞ...⇒ 関連する話題

第139話 待ち時間考 / 第145話 ハンバーガー / 第255話 べからず集「逆サービス」

 

第370話 続・街の光彩(2013.2.1)

 第196話「街の光彩」の続編。今回も30枚取り揃えてみたので、テーマ別にご紹介しようと思う。

*かれこれ7年が経っている。その間の分で集めてくるとちょっとした数になってしまうので、「続 東京百景(第300話ほか)で取り上げた夜景や光景を一つの連作とし、その後…概ね2010年以降で撮った中からのセレクトとした。


  • ビル・店舗

 第320話、2010年まとめの「おまけ」欄でも載せたが、汐留の電通本社ビルのメッセージ電飾である。光彩というよりは、「光サイン」か。(2010.6.25)

 中央区京橋にある「京橋創生館」など。はじめは"創生"がテーマのディスプレイか何かかと思っていたら、その名称の建物だったという件。人目を魅く色であることには違いない。(2012.11.26)

 銀座はやはり光と色・彩の街だとつくづく思う。(第314話、山手線各駅の旅の途中で銀ブラし、撮影)(2010.9.18)

 別の日の銀座、晴海通りから和光と三越を撮る。時計のと"越"のが目に留まったので撮った一枚だが、我ながらいい構図、光図だと思っている。(2010.11.8)

 第323話で、同様の写真(別version)を載せた。日比谷通りの光彩と日比谷濠に映る光彩、「競彩」と呼ぶのがよさそうだ。(2011.2.10)

 赤羽駅西口にある商業施設、アピレの(正面ではない)入口にて。明るさはあっても派手な感じがなく、和む。APIREの赤がまた好い。(2011.12.11)

 某ユニーククローズ店内にて。これも電飾の一種。なかなかカラフルで躍動感がある。(2012.9.15)

 西郷会館が生まれ変わって「UENO3153」に。夜になるとこの通り、なかなかの美観。上野のランドマーク的存在になりつつある?!(2013.1.28)

  • アート

 12/21〜28、東京駅丸の内駅舎を背景に「東京ミチテラス」が展開。"STARLIGHT WALK"と名付けられた空間では、モザイク模様(テッセレーション)の走馬灯型オブジェが立ち並び、正しく星明りのような煌めきを放っていた。日本橋三越での「報道写真展」などを見た帰り、20時頃に撮影。(2012.12.23)

 御徒町駅南口、松坂屋の前にできた広場を車窓から見ていてずっと気になっていたのがこのイルミネーション。この日やっと広場に立ち寄り、車窓の方を眺めてみた時の図である。(2013.1.4)

 その広場、「おかちまちパンダ広場」という名称になった。イルミネーションはその完成記念で、タイトルは「冬に輝く天の川」。これだとわかりにくいが、半円の筒が二つ並んだような構造物に電飾が仕掛けられている。

 本郷三丁目の某財団法人での作業を終え、帰り道にJAPAN FOOTBALL MUSEUMを通りがかるとこの通り。12月だったため、電飾モードに入っていた訳だが、この青の見事なこと。LED版「JAPAN BLUE」である。(2008.12.3)

 東京ドームシティの一角にある複合施設、ミーツポートの青。(翌日に正式OPENする某スイーツビュッフェ店のプレOPEN(ご招待)で、同地を訪ねた。あいにくそのお店は1年半持たずに閉店...)(2009.11.27)

 新宿西口、モザイク通りにて。(2010.12.2)
 ちなみに2008年は、別の場所からこんな具合で撮影。

 駿河台の明治大学、アカデミーコモン前で見かけた青白(または蒼白)の木々。実物はもっとインパクトがある。(2013.1.4)

 開業初日のスカイツリーを何とかして見に行こうと考え、錦糸町へ。あいにくの悪天候だったが、ズームで狙ったところこんな具合に収まった。ツリーの先は雲に隠れ、実に幻想的。その高さも実感できる。さすがは「粋」である。(2012.5.22)

 六本木ヒルズ「森タワー」の青。(森アーツセンターギャラリーでの「大英博物館 古代エジプト展」に行った際に撮影)(2012.9.14)

 同じく森タワーの下から、東京タワーを望む。タワーの青色、スカイツリーの「粋」に通じるか?(2012.9.14)

 雨の中、渋谷ヒカリエへ。吹き抜け部分「アーバンコア」には、リング状のLEDディスプレイがあり、天気予報モードになるとこうした色調に。翌日深夜1時はくもり、2時は雨の予報だが、その文言よりもデザインセンスに目が行く。(2012.10.17)

 神保町のカフェバー?「KLEIN BLUE」(→参考地図。この色合いのブルー、筆者イチ押しである。(2013.1.29)

  • 青以外

 第327話に記したANA機体メンテナンスセンター見学の帰り、羽田空港国際線旅客ターミナルの展望デッキにて。何とも言えない緑、いや翠か。(2011.3.8)

 17時過ぎ、四ツ谷駅付近にて撮影。夕雲の色彩が強烈ではあるが、そのアクセントとなっているのが四谷見附橋の灯である。こうして改めて見ると、絵画のよう。(2011.10.19)

 「Organic House DELI & CAFE」の鮮やかな緑。つい最近オープンしたものと思っていたが、調べてみると2012年5月だった。心惹かれる店ではある。(職場からやや遠いので、ランチで利用するにも覚悟を要する。)(2013.1.29)

 御茶ノ水駅前、和食居酒屋「咲くら」。サクラ色が綺麗。(2013.1.29)

  • 秋葉原

 第227話、神田明神での豆まきに参加した帰りはアキバを散策。暗くなった時分にUDXの北側から撮ったのがこれ。精悍な感じの青が利いている。(2007.2.3)

 電飾と言えばやはり秋葉原。色とりどりという点では共通でも、銀座とは大きく趣が異なる。落ち着いた感じに見えるのは、街灯と街路樹が同じトーンで続いているためだろう。(2010.12.19)

 中央通りに面しているEDION。かつては石丸電気だったので、このBLUEは新味がある。総武線の車窓から見えるEDION本店も外観は同じ。

 Yodobashi-Akibaの広告各種。久々にこの角度で撮ってみたら、赤と青がきちんと配置されていてアートな感じ。ただし、通りすがりの場合、色は印象に残っても、ブランド名とかはあまり入ってこないかも知れない。

 JR秋葉原駅、中央改札口を出て右に進み、道向かいにあるのがこの「Music Bar Player」。ネオン、窓枠、玉簾、いずれも赤で思わず見入ってします。第354話「ファミマ」では、No.19889「秋葉原駅中央口前」店を紹介したが、その隣にある。)

 同じく中央改札口を出て、アキバ・トリムの店舗入口を過ぎると、この「remm」が現れる。深海のような青に魅入って撮った訳だが、何の建物かはわかっていなかった。実はホテルである。(→参考


 街の明かりには、凛としたものもあれば、暖かみを感じるものもあり、さまざま。寒い中にも少しずつ春を感じる2月だからこそ、そうした感覚も研ぎ澄まされ、光と彩をより深く捉えることができるのではないかと考える。

 帰りがけ、ちょっと足を止めて、光彩を追う。打ってつけの季節である。

第369話 初詣1988〜2013(2013.1.15)

 一人東京に戻ってきて、最初に迎えた新年は1988年のこと。かれこれ25年前になる。当時は初詣にかける意気込みも違っていて、1日早朝から神田明神に出向き、湯島天神まで歩き、さらに上野公園を抜け、寛永寺に行き、さらには浅草寺に行ったかと思えば、増上寺にも足を運ぶという徹底ぶり。そこまでお参りする必要もなかろう、と今は思うが、観光を兼ねているとすればそれはそれ。上野から浅草は二階建てバス、浅草(吾妻橋)から日の出桟橋までは水上バス、という移動の仕方からして、ちょっとしたツアーであり、初詣がおまけのようになっていたことがわかる。

 6時過ぎに到着

 同じく神田明神

 浅草雷門前で下車

 吾妻橋からは水上バス

 1989年初詣は、小田急線の終夜運転で参宮橋に出て、明治神宮へ。夜が明ける前に東京タワーに移動し、「開業30周年記念品」なるものを受け取った。で、そのまま大展望室へ。初詣+初登りである。

 明治神宮西参道(4:30AM)

 この混雑の中をよく行ったものだと思う

 東京タワーには朝6時頃到着

 展望室から地上に戻るとすっかり朝!

 1990年、平成になってから最初の元旦初詣は、成田山。境内で初日の出を拝み、大護摩会を見物し、京成成田駅へ。ここから8時発の「モーニングライナー」に乗って、京成上野に向かっている。今よりもずっとゴージャスなことをやっていた訳だが、若気の某か、平成景気のおかげかは定かではない。さらに二階建てバスで2年前同様、浅草寺などへ行き、今度はその足で川崎大師である。1都2県、豪華初詣ツアーといったところだろうか。

 "初詣臨"でJR成田駅へ

 平成初日の出!

 初代スカイライナー「AE形」。この時に乗っておいてよかった、とつくづく思う。

 こちらは川崎大師の仲見世。賑わいぶりは屈指。

 実に華やいだ感じの仲見世。奥は浅草寺。

 1991年はなぜかディズニーランドのカウントダウンに行ったらしく、花火の写真が残っていたりするが、実はゲートの前止まり。特有の気分に浸りたかっただけの話で、早々に終夜運転で帰宅している。お参りに行ったのは2日のこと、参詣先は増上寺である。

 その後、1992年は、大宮氷川神社と川越の氷川神社、喜多院(左写真)などで初詣、1993年は当時の地元、等々力は玉川神社に早朝に詣でた後、多摩川の河川敷で初日の出、1994年は1日に柴又帝釈天、3日に池上本門寺で、1995年は1日に柏神社、3日に今戸神社と浅草寺。そして、1996年は品川神社を皮切りに「東海七福神」を巡りながらの参拝である。

 観光要素を兼ねた感じの初詣は、どうもこの年くらいまでだったようで、1997年以降、つまり今の居住地になってからの初詣は地元中心。いわゆる有名社寺に行くのはぐっと減る。ちなみに1998年は、第9話の通り、「お年玉フリーきっぷ」の旅に興じ、2日は同じフリーきっぷを活用し、ほぼ思いつきで茨城県は笠間稲荷神社に行っている。

 2001年は、まず「21世紀 初日の出」第80話だった。「21世紀初詣」の方は少し遅れて、4日の新井薬師といった塩梅。2002年は地元の他に、3日に鶴岡八幡宮へ。この時の江ノ電の混雑ぶりはそりゃあもう、だった。(それに懲りたこともあり、有名どころは再び控えめになる。) 一大イベント的な初詣は、2008年に飛ぶ。5日の「東西新井参り」第249話である。

行列出発地点付近にて そして、2010年。「王子・狐の行列」をぜひこの目で、ということで大晦日(2009年12月末日)に王子に向かい、ひと足先に行列のゴールである王子稲荷神社へ(行列到着は1時頃)。1日0時ちょうどに初詣ができた。何を隠そう、年が改まって早々にお参りしたのはこれが初めて。(違った意味で初詣)(^^; その後、北とぴあ辺りで行列を延々と眺め、王子0:58発の赤羽行きで一旦帰宅した。この「初詣〜狐の行列」という流れはなかなかよくできていて、気分が引き締まった後、行列の歩みを見てホッとできる、というのがポイント。オススメである。

 0時頃の稲荷社。凛としたものを感じた。

 歩みは厳か、姿はどこか滑稽、鳴り物は楽しげ... 行列は長々と続く。(0時半から15分ほど見物)

 2011年は、「箱根駅伝」の往路、つまり2日にお参りに。第87回となる駅伝を藤沢橋で直に見物しつつ、近くの遊行寺へ。ここまで振り返った限り、全国的な中継イベントとセットでの初詣は初めてである。

 先頭の早大ランナー通過後

 この日は駅伝日和、参拝日和だった

湯島天神名物、受験生へのインタビューシーン 何となくメジャー感が出てきたこの数年。2012年は4日に湯島天神(左写真)だった。そして今年、2013年は、神田明神初詣から25年ということもあり、同明神に深夜詣でに行く。年が変わる前に早々と就寝し、年明け3時に起床。埼京線の終夜運転最終(3時台)に乗り、池袋からは山手線外回りに乗り、秋葉原に到着。4時台の神田明神は思いがけず空いていて、スムーズに参拝することができた。(後日、三が日日中の混み具合や、4日の仕事始め参りの待ち時間などを聞き、仰天したのは言うまでもない。)

 大崎行きに乗り、池袋に到着

 ホームで転倒した人がいて、入線途中で停車。3:57発のところ、4時過ぎの発車となった。

 専属カメラマンが女性グループを撮るの図

 25年ぶりの神田明神初詣

 1988年は提灯が連なり、「神明田神」も提灯式だったが、2013年は垂れ幕。鳥居脇の幟は、更新されているとは思うが、書体も含め継承されている。

(1988年の同所)

 この時に遭遇した若い女性グループがどうやらAKB系研究生か何かだったようで、フラッシュが燦々となる中でのお参りだったことを付け加えておこう。マスクや仮面を着けたり外したりしながらお参りする姿は、健気でもあり、気の毒でもあり、といった感じ。もっとも、境内ではあくまで素顔で臨むべき、とは思う。まぁ、25年も経てば、いろいろと変わるものである。これが時代の流れというものか・・・いや、時流に乗った方々とご一緒できたという点、佳しとすべきだろう。

 4日は職場に比較的近い三崎稲荷神社、5日は地元の氏神様、6日は狐の行列の出発地点、装束稲荷神社に、と詣でる機会に恵まれた年始だった。きちんと初詣ができるとやはり清々しいもの。おかげで今回の第369話も順調に?!書き進んだ次第。

 狐のお面が目を魅く装束稲荷

 「王子狐の行列」の提灯の上部には「王子 装束 ゑの木 大晦日 狐火 再現」と書かれている。(→参考

 筆者のはあまり参考にならないかも知れないが、初詣に限って略史をまとめてみること自体は悪くないと思う。皆さんも一つ、いかがでしょう?

  • こちらもどうぞ...⇒ お参り、お祭りなど

第161話 デパート屋上お参り紀行 / 第227話 節分は楽し / 第233話 附け祭〜「大江山凱陣」&「大鯰と要石」

 

第368話 2012年10大ニュース(2013.1.1)

 新年あけましておめでとうございます。

 おかげ様で2012年は充実した一年でした。日頃のご厚誼・ご厚情に感謝しつつ、毎年恒例のふりかえり10大ニュースをお届けします。ひとつご高覧のほどを。


  • 次.電気自動車

 第346話の通り。以来、電気自動車はおろか、レンタカーを使うこともなく、いつもの如くタクシーに乗ることもないので、"カーレス"な2012年だった。


  • 10.再生自転車、PCメガネ、デジカメ

 2010年の「15大ニュース」では、「15.デジカメ交換」、「14.コンタクトからメガネに」を挙げた。その時のデジカメ、メガネともに2年余りでお役御免。(-_-) デジカメは、「PENTAX Optio E90」から、「Nikon COOLPIX L26」へ、メガネは格安メガネから、巷で話題の「PCメガネ」に。使い勝手・使い心地はそれぞれまぁまぁといったところである。

 あと買い替え関係で大きかったのは、自転車。1999/12/26に買った自転車がすっかりガタついてしまったので、払い下げ自転車を新品同様にして販売する「再生自転車」というのを見つけて、ネットで購入。第351353362話は、その自転車を駆使してのレポートである。


  • 9.○○年ぶり

 自転車を買ったのが約12年ぶりならば、入社時の同期各位と会ったのもそれと同じかそれ以上ぶり。Facebookが一つのきっかけで、同期何人かと連絡がとれ、9/22に懐かしの店にて焼鳥&釜飯会が実現。楽しいひとときを過ごした。が、Facebookでやりとりしていると何年ぶりかに会っても久しぶりな感じがしない。懐かしいような、そうでないような、不思議な一席だった。

 5/20は、アースデイ日本でお世話になった方々を中心にお会いする機会があった。こちらも10数年ぶりである。


  • 8.放射線測定

第358話にまとめた通り。何事も自分の目で確かめないとなぁ、と思う。


  • 7.天体ショー

 3/26、「細い月と金星、木星が並ぶ」というのがあった。18時半頃、九段坂上で撮ったのがこれ。月の上が金星、下が木星である。

 金星・月・木星

 ズームでここんな風に丸く撮れる月というのはそうそうない。さすがはスーパームーン(超月?!)。

左上からZ字の順に「分身の術 → 斜め移動 → やっと収まった! → 終わった」の図

 5/5は、「スーパームーン」、そして、5/21は金環日食。早々に「金環日食を見る(月刊星ナビ5月号増刊、日食観察プレート(A5判)付き)なる一冊を手に入れ、当日は朝から河川敷辺りに向かい、長々と観察した。周囲が薄暗くなり、どことなく涼しげになり、その瞬間を迎える。プレート越しに肉眼でも見たが、デジカメにプレートを当ててズームすればよく見えることがわかり、それでウォッチしながら何枚か撮ってみた。プレートを合わせる都合上、両手でしっかりカメラが押さえられず、動きのある環が多くなってしまったが、これはこれで上出来だと思う。

 6/6は、再びプレートの出番ということで、「金星の太陽面通過」の観測を試みる。が、雲には勝てず、昼休み時間帯もNG。太陽が白々と顔を出したのは、14時前後のことだった。(左写真は、千代田区役所前のスペースで少し明るくなった時(13:20頃)に撮った一枚)


  • 6.家庭科授業

 第347話にて、エアコンを題材にした家庭科授業について紹介した。2012年は、1/24・27に、各3クラスでこのエアコン編を実施。1/26は、フードマイレージを教材に、3クラス(3・5・6時限)で登壇させてもらっているので、1週で9クラスのお相手をしたことになる。このような短期集中型の授業の受け持ち方はかつてなかった訳で、今後はおそらくこういうことはない?と思っている。


  • 5.体内循環(リンパマッサージ&リフレクソロジー)

 10月までのあれやこれやは、第363話の通り。その後、地元でリフレクソロジー系に1回、12/28は仕事納めの帰り、「ケア納め」として、「グローバル治療院」にて「オイルリンパトリートメント」を60分やってもらった。間隔が空いていたせいか、寒い日が続いていたせいか、ガチガチなことこの上なく、それが少なからずほぐれたことで、非常にわかりやすい好転反応が出る。夜、熱が上がり、寒気がし、その分、余計な水分を出す頻度も上がり、翌朝は気だるい中にも心なしかサッパリ・・・そんな塩梅である。2カ月ペースにするか、もっとマメに通うか、ま、様子を見ながらということにしよう。


  • 4.各種コンテンツと出版社

 出版化を想定した企画というのがあり、2011年から練り、2012年春にメドが経ち、1社は採用見込みとなりながらも白紙に、その後、もう1社から晴れて企画通過の報を受ける。その一報、12月半ばの話だが、一応2012年中なのでニュース対象、かつ、めぼしい話題なので上位に挙げさせてもらった。

 急ぎ、仕様に沿った形で仕込むことになり、いい意味であわただしい年末年始を過ごしている。

*本企画を優先するため、乗り降り記録ブログ「駅ログ」の方は更新ひと休み中で、他の各種コンテンツ(電子書籍や小説関係)はしばらくOFFモード。「東京モノローグ」はもちろんこれまで通り、月2回ペースで継続します。


  • 3.東京近郊 テツ旅など

 例年以上に東京近郊の「テツ旅」充実の一年となった(→参考。3/3は、「パワフル×スマイルちばフリーパス」を使って房総方面(#2653#2662)、4/15は、「ホリデーパス」改め「休日おでかけパス」にて多摩西部〜山梨東部など(#2664#2678)、そして何と言っても、ミステリートレイン「ニコニコ超会議号」(第352話)である。乗り降りという点では面白みはないが、「乗り鉄」的にはこれは正に"超"の世界。実にありがたい機会をいただいた。

 上記の分で乗った優等列車としては、快速「花摘み南房総号」(新松戸〜木更津)、特急「わかしお20号」(大原〜大網)、快速「しもうさ号」(大宮〜吉川美南)、ホリデー快速ビューやまなし(大月〜新宿)、そしてジョイフルトレイン「宴」(品川〜海浜幕張|上中里・津田沼・誉田で折り返し)といった具合。春はこの他に、3/31に特急「ほくそう春まつり号(京成高砂〜千葉ニュータウン中央)、4/11に銀座線の新型車両1000系(上野〜末広町)にも乗車。あとは、鉄道イベントに出向いたり、珍しい臨時列車などを追ったりと都内でアクセス可能なのはできるだけこなすようにした。主なものをまとめると下表の通り。

 

月日

イベント名・列車名など

 

2/26

東急検測車「デヤ7200・デヤ7290」さよなら運転イベント(→第348話(後段おまけ)

 

3/17

駅名改称「業平橋」→「とうきょうスカイツリー」(→第350話

 

3/25

「The Last Greeting〜想いは、引き継がれる。〜」−5000形・10000形・20000形車両展示他(小田急海老名電車基地)(→第348話(後段おまけ)

「東北復興号」上野駅出発(Youtube)

4/25

団体臨時列車「東北復興号」

「Y153記念列車で行く横浜」新宿駅発車(Youtube)

6/2

団体臨時列車「Y153記念列車で行く横浜」ほか

6/10

「路面電車の日」記念イベント(荒川電車営業所)

6/23

東北新幹線(大宮〜盛岡)開業30周年記念イベント(大宮駅)、鉄道博物館「ナイトミュージアム 」(→PDF

特急「やまばと」号尾久駅通過(Youtube)

7/7

特急「やまばと」号

@調布 @荒川車庫前

8/18

国領、布田、調布 地下化前日(→FB動画

都電荒川線「都電麦酒号」

高砂橋にて

9/1

団体臨時列車「新金貨物線大宮号」(→参考

10/1

東京駅丸の内駅舎保存復原完成OPEN初日

10/7

「第19回鉄道フェスティバル」(明治公園)

「ブルトレ親子体験号」新橋駅通過(Youtube)

10/13

団体臨時列車「ブルトレ親子体験号」ほか

@新橋

10/14

鉄道開業140周年記念日−旧新橋停車場・鉄道歴史展示室「百年前の修学旅行」、「鉄道開業記念号」(新橋発・桜木町行き)(→FB動画

高架化前日の下り線を上り快特から撮る(大森町〜平和島)(Youtube)

10/20

京急蒲田駅 高架化前日

11/10

「ふれあい鉄道フェスティバル」(尾久車両センター)

ジョイフルトレイン「宴」@新木場(京葉線→りんかい線"直通"入線)(Youtube)

11/23

ジョイフルトレイン「宴」団体臨時列車

 「東京モノローグ」の方もテツ分多めだったとすれば、これらに因るところ大である。


2.北は青森、西は尾道

 テツ旅は、東京近郊にとどまらず、第358話第361話で部分的に記した通り、7/20〜22の「東北ローカル線パス」関係(#2682#2721)があり、11/2は備讃方面(#2724#2727)、11/3〜4は「岡山・尾道おでかけパス」を使っての行ったり来たり(#2728#2742)があった。2012年、その県に足を踏み入れた(ホームで降り立った分を含む)という基準で挙げていくと、青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・栃木・埼玉・千葉・(東京)・神奈川・山梨・岡山・広島・香川の14県。駅で言うなら、北は青森、西は尾道になる。

 テツを語る割には行き届いていなかったこととして、「乗ったことのない私鉄や三セクが結構多い」というのがあった。2012年に初めて乗ったのは、次の会社線である。(乗った順)

 小湊鐵道、いすみ鉄道、山形鉄道、由利高原鉄道、秋田内陸縦貫鉄道、青い森鉄道、IGRいわて銀河鉄道、阿武隈急行、井原鉄道

 まだ「乗り鉄」していない会社線はそれなりにある。乗降駅を増やすのをメインとしつつ、今後はできるだけ「乗り」の方も励もうと思う。(2013年は東海方面を重点的に、と計画中)


1.朝日インタラクティブ

 2012年の何よりの変化は、常勤できる職場に何年ぶりかで通い始めた、ということに尽きる。平日フルタイムで、10〜18時。職場は、朝日インタラクティブと言う会社である。あまり詳しいことは申し上げられないが、こちらのwebサイトを見ていただくと、わかる方にはわかる?という仕掛け。(^^)

 1月下旬からなので、かれこれ11か月。2004年度は猿楽町側の神保町ライフだったが、今はズバリ神保町なので、行き・帰り・昼など、とにかく神保町三昧。第354話第364話は、その一端である。


 本年も引き続き、よろしくお願いします。

 

 

 

Copyright© 冨田行一<Kouichi Tomita> All Rights Reserved.

ページ先頭に戻る

ご声援用バナー *週に一度のクリック、よろしくお願いします。(^^) バナークリック、毎度ありがとうございます!(市民サイト用)