随筆「東京モノローグ2012」(1−2月期)
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ららぽーと新三郷の急速充電器にて第346話 電気自動車における充電と放電

第347話 ハイスペック エアコン

2011.11.5〜8は、中国 広州へ(あれこれ画像集[1])第344話 2011年10大ニュース

頭だけなら微笑ましいのだが、全体像はと言うと...第345話 キャラ設定における「べからず」五選〜「べからず集」part15

第347話 ハイスペック エアコン(2012.2.16)

 世間がエコポイントで盛り上がっている時期に、エアコンを取り替える必要に迫られたはいいものの、御用済みの高規格なエアコンを譲ってもらえるとなればその方がありがたい訳で、その交換工事をやって、かれこれ2年半が経つ。

 夏に比べれば、冬はそれほど使わないのだが、1月下旬は異様に寒々とした日が続いたため、今冬は比較的お世話になっていて、重宝している。一応、エアコンユーザーである。

 暖かく過ごせる素材の肌着を着る、重ね着する、"非電化製品"(カイロ、湯たんぽ等)で暖まる、部屋の上部にたまる暖気をとにかく下ろす・・・エアコンに頼る以前にすべきことはあるが、他の暖房器具との比較では優位なのがエアコン(→参考「節電のお願い」(中段))。ただし、他の家電製品との比較では不利になるのもまたエアコン。上手に使いたいものだと改めて思う。

 消費電力量ウェイト(出典複数)

 パナソニックでの新旧機種比較例(by "しんきゅうさん")

 家電製品に関しては、長年使うほどいいとは言えない面が、特に消費電力で顕著になる。言わずもがな、年々省エネ性能が上がり、同じタイプで新旧比較すると電気を使う量が減るからである。が、使い易さや愛着というのも軽視できないので、新製品が全てという訳では勿論ない。要はその見極め、優先度を自分なりにどう持つかだろう。長く使うと決めた場合は、とにかく賢く使う。一定年数での買い換えを前提にしている場合、省エネ性能がより進んだエアコンを取り入れることが可能になるが、やはり賢く使うことに変わりはない。(さらなる選択肢としては、住宅そのものが冷暖房装置になる、つまりエアコン等を使わずとも、「夏は涼しく、冬は暖かく」が実現する家に住まうことが挙げられるが、それは置いておくとしよう。)

 そもそもエアコンを使わない、という向きも有り得るが、それでは話ができないので、買い替え前提での「選び方」、買い替えの有無に関わらない「使い方」、その両方を授業(家庭科)でどう実践するか・・・それが今回のテーマの一である。

 量販店に立ち寄る機会があるごとにカタログを集めてみたり、オフィスでチラシがたまっていれば、そこから量販店のを引っ張り出してみたり、というのを何度かやって、あれこれ見比べてみた中で得た結論は、

・省エネラベルは目には留まるが、踏み込んだ比較をしたい時には使いにくい
・メーカー間で数値を比較するなら、やはり消費電力量がわかりやすい
・ただし、消費電力はじめ、基本的な性能ではあまり差が出ない
・そのため、「付加価値競争」といったものが進んでいるが、感覚や感性に訴えるのが主のため、これまた比較がしにくい

 といった具合。

 某量販店では、展示ブースさながらのPR合戦の様相

 「設定温度×使用時間」でグラフ化 → タイプ別診断 ・・・ 授業ではこれを活用させてもらった

 予備知識として、「日経エコロジー」の「“ユニーク節電”で勝負!『2012年エアコン』大解剖」がまずあって、それを検証しがてら、「エコプロダクツ2011」(以下、エコプロ)でちゃんと話を聞こう、という心算ではあったが、最初のエアコン授業は、奇しくもエコプロの前、12/12・13だったため、多少付け焼き刃で臨まざるを得なかった。ただ、授業の流れとしては、

(1)エアコンを使っているか、使っているならどの程度(設定温度/使用時間)かを尋ねる
(2)次に使用年数または買い替え状況を聞く
(3)長く使っている場合、最近買い替えた場合を問わず、「選び方」のヒントとして、消費電力量に着目するグループワークを行う
(4)冬にエアコンを買い替える前提で、「暖房期間消費電力量」をカタログから読み取ってもらう(メーカー別に班分け、調べるのは10畳タイプの機種でできるだけ電力量の低いもの)
(5)省エネになるものをまず選ぶ→その上でさらに省エネになる使い方を実践する、といった話を住環境の学習と絡めて解説
(6)改めて、自分がどの使い方タイプになるか・めざすかを問う...

 といった感じで、このように書き出してみると、付け焼き刃でも何とかなりそうな気になるから不思議なものである。

電子黒板では、このスライドを最初に表示 電子黒板は使えたので、素材をある程度仕込んでおけば何とかなる、というのも心強かった。ただ、カタログは最新でも、教える人物が旧式、いや、最新情報をわかっていないというのはやはり厳しいものがある。各社がアピールする機能の詳細を問われると即答できない、というのでは消費生活アドバイザーとしても名折れだ。本質ではないにしろ、気になる生徒さんは気になる訳だから、もっと予習しておくべきだった、と・・・。

 そんな反省も踏まえ、「2012年エアコン」大解剖の記事から拾った分に、エコプロで教わったことを足して、各社の特徴をざっとご紹介する。ひと頃に比べ、そのハイスペックぶりがおわかりいただけるかと思う。一つご参考まで。

  • 1. 三菱 「霧ヶ峰ムーブアイ」ZWシリーズ〜“節電リモコン”で節電アシスト

・無理なく節電できる機能を重視
・人と部屋の状態をしっかり見張る「エコムーブアイ」へ進化 → そのムーブアイが体感温度を見ながら、送風運転と冷房運転を自動で切り替える、これ即ち「ハイブリッドシステム」
・送風運転時にはコンプレッサーを動かさない、さらに冷房再開時にもコンプレッサーに負荷をかけることがない
・体感温度が高い人には風を強く、低い人には弱風 (そこまでする必要があるのか…とも思うが)
・天井付近の熱を循環させるサーキュレーターの働きをする送風運転あり → 節電しながら部屋全体を暖める
・「カーテンやドアを閉める」「除湿と冷房を切り替える」などをリモコンに表示してさらなる省エネ行動を促す (余計なお世話機能?)

・店頭では、「パワフル暖房」というのも出ていた。

・エコプロでは、部屋の奥に風を送る(飛ばす?)ために、吹き出しが狭くなっている話を聞き、センサーに手をかざすと暖房を止め(=消費電力Down↓)、離すと暖房再開(=消費電力Up↑)といったことを試させてもらった。(画像は、Down直後の状態)

  • 2. パナソニック 「Xシリーズ」〜大きな吹き出し口で部屋中暖か

・「トップユニット構造」により、熱交換器の容量や吹き出し口の横幅が拡大 → 部屋の隅に設置した場合でも横方向に気流を届けられる
・約2倍の風速&大幅に伸びた気流到達距離・・・暖房時の快適性アップ
・室外機の排熱を蓄える「エネチャージシステム」により、霜取り運転中の暖房や温風スタート時の吹き出し温度がアップ
・すっかりおなじみの「エコナビ」機能は、人、部屋、日差し、活動量を細かく見張って、より運転する検知エリアを拡大

・店頭では、「ムダセーブ」という表記も目にした。

・あとは何と言っても「おそうじロボット」だろう。エコプロでは、スケルトンでその仕掛けが「見える化」されていて、感服である。

  • 3. 東芝 「大清快VOiCE NDRシリーズ」〜ひと"声"で省エネモード

・2シリンダーを1シリンダーのみの運転に自動で切り替え → 高効率を維持したまま能力のみ下げる → 節電
・室内外機ともに負荷電流を検出して電力を算出し、最新情報を表示する「リアルタイムモニター」搭載 → 見える化
・赤外線通信(ボイスコントローラ)で室内機に指示を送る、つまり、“声で動く”エアコン → 「節電!」の声かけで、自動で0.2kWの能力での運転に、「おすすめ!」で、冷房では28度に、暖房では20度に自動設定し、人がいるところだけに送風

・店頭では、「デュアルコンプレッサー」「ピコイオン空清」というのも見た。

・エコプロでは、ボイスコントローラの実機を見せてもらい、他の家電製品もそれでコントロールできることを知る。衝撃!

  • 4. 日立 「ステンレス・クリーン白くまくん」Sシリーズ〜3段階の節電機能

・「見る・聞く・感じるセンサー」の組み合わせ
・「ecoこれっきり」「電力カット」「風だけ運転」など、3段階の節電機能
・リモコンの置かれている場所に向かって風を送る (この意図がいま一つよくわからない)
・「ステンレス・クリーン システム」、つまりステンレスを素材として多く採用することで、静電気が発生しづらくなり、ホコリを防御

・店頭では、「ジェット・スクロール暖房」「イオンミスト」というのも目にした。
・エコプロでは、いま一つピンと来るものがなく、あまりメモもせず...

  • 5. シャープ 「SXシリーズ」〜暖房能力とスピードで“暖房感”

・コンプレッサーの性能を最大限に引き出す「高電圧アシスト制御」 + 室外機の「高効率ファン」(による熱交換率の向上) → 低温暖房能力を大幅アップ
・「風(=気流)で暖める、冷やす」という独自のコンセプト
・暖房時には温風を効率よく床面へ誘導(「下から暖房」を徹底) → 頭寒足熱

・店頭、エコプロともに「ネイチャーウィング」の紹介が目に付いた。あとは、「電力見える化システム」だろう。

  • 6. 富士通

なぜか日経エコロジーで取り上げられてないので、その優れ具合がどれほどのものかは不明だが、エコプロで説明を聞く限り、一家に複数台ある場合の連携性という点ではなかなかだと思った。ON/OFFの手動での操作は、メインの1台で行えばよく、他の部屋にあるエアコンは、お任せ。人の動きを感知して自動でON/OFFになるんだとか。データ的なものはリモコンに蓄積され、USB経由でPCに取り込めるというのもスゴイ話である。

  • 7. ダイキン

 エコプロでは、家庭用ルームエアコンの展示はなかった。日経エコロジーでも取り扱われていないので、詳しいことは何も言えないが、店頭での訴求ポイントとしては、「うるる加湿」「4方加湿」「光速ストリーマ」といったところ。新宿西口に、ちょっとしたショールーム(正確には「ソリューションプラザ」→参考ができたので、いずれじっくり見聞きし、調べて、と思ってはいる。

(参考記事) ダイキン工業、リモコンに温度センサーを内蔵して温度を調整するエアコンを発売

(その他、参考情報) エコ商品実力ランキング【1】エアコン

期間消費電力量について(電子黒板用に加工) いずれにしろ、授業でここまで立ち入った話はできないので、メーカー間比較としては、先述の通り、「暖房時期間消費電力量」ということになる。期間消費電力量は、日本冷凍空調工業会の省エネ性目安としても紹介されている(→参照ので、ハズレではないのだが、あまり現実的ではないことも確かで、省エネ云々とやっている中で、「一日、6:00〜24:00の18時間」×「暖房用(温度設定20℃)として5.5ヵ月」も使う計算というのはいくら何でも、である。そのカラクリを説明すれば、すぐに数分が流れ、さらには、"kW"と"kWh"である。中学生なら既知の話と思ってはいけない。瞬間値のkWに対し、それを時間で積にしたのがkWh、といったところも丁寧にやらないと、せっかく調べてもらった消費電力量が宙に浮いてしまう。家庭科では、日常生活でいかに実践するかがポイントなので、ここが要点なのである。その大きさがまた実感しにくいところだが、一般家庭の1カ月の電力使用量が、例えば500kWhあるとすれば、それを上回るのが暖房期間消費電力量というのは言える。思ったよりも低いと取るか、その逆と取るかは生徒さん次第。とにかく選び方として、「部屋の広さを考慮 → 広さに合った機種の中でより電力消費が少ないものを」という最低ラインは伝えられたものと考える。

 ちなみに、先の(3)・(4)のところを詳述すると、[班に分かれる]→[カタログを配る]→[何をどう調べるか、その条件は何かを話す]→[カタログからの読み取り方を説明する]→[フォローする]→[各班発表後、期間消費電力量などについて解説]といった流れになる。ここで難物なのは、「畳数→機種名→仕様一覧で数値を拾う」という読み取りの部分であるのは言うまでもない。逆にここがうまく行けば、想定通りのメーカー比較一覧のようなものが出来上がる、というのがわかった。

 このエアコン編、文京区にある3つの中学校で、1年生・3クラス×1校(3回)、2年生・3クラス×2校(6回)、計9回やらせてもらったが、狙い通りの一覧表がまとまったのは9回目にして漸くの感あり。カタログの見方・読み方がしっかり伝わったことの表れというのが、この日手伝ってもらった他の先生との共通認識ではある。(機種名の「28」に○を付けてあるのは、10畳相当=冷房能力2.8kWで、その2.8を各社共通で28に置き換えて、機種名から畳数がわかることを強調したため。意外と知られてない?)

 説明しやすい期間消費電力量でこうである。他の比較項目、例えば省エネ基準とその達成率だったり、まして、COPだAFPだとなったら、もうお手上げである。

 もっとも、これは大人でも難しい話であり、こうした記事「エアコン性能表示」問題から考える「正しい伝え方」に出てくるような事態も起こる訳だから、一覧表がまとまっただけでも上々だとは思う。

 肝心の使い方については、実は時間があまり確保できず、毎回駆け足になってしまった。「カタログをとにかく読み込んだ」という自信、「家族に教えられる立場になったかも」という実感、あとは、良くも悪くもエアコンの複雑さがわかってもらえればそれで、である。

 エアコンは高度でも、教える内容は高度にできないというのが一つある。回を重ねるごとに話が細かくなってしまうのも、やはりエアコンゆえ、だろうか。詰め込み式になってしまった観はあるが、エアコン同様、空気なり、流れなりが肝心だとすると、その辺は何とかなった(?)気はしている。(理想は、エアコン等を使わなくても暖かくなる授業だとは思うが。)

 蛇足ながら、筆者宅のエアコン使用のタイプ別診断は、極めて「おチビさんタイプ」である。比較的近年のエアコンで、設定温度低め、使用時間短め、カーテンはちゃんと閉め、なので、生徒さんからツッコミを受けても一応大丈夫だった訳だが、残念ながらそういう展開にはならず...(^^;

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第112話 家電品の省エネ性 /第157話 家電品の省エネ性 2004 / 第282話 エコポイント小論

エコプロダクツでは、新製品のみならず、製品のその後も見学できるのがポイント・・・いずれ、ハイスペックタイプもこのような形で展示される日が来る? (おまけ画像)

第346話 電気自動車における充電と放電(2012.2.3)

 乗用車タイプに限っての話で言えば、ハイブリッド車にも乗せてもらったし、先の「エコプロダクツ2011」では燃料電池車も体験乗車させてもらった。が、何かにつけ目にはしても、なぜか乗ったことがなかったエコカー(狭義)があった。電気自動車である。(トヨタの「E-comライド」は電気。体験済みだが、自走式な上、公道ではないので別扱い)

 第339話(10/12)の件、航空公園から入曽まで乗せてもらった

 これもトヨタ。名称は「FCHV-adv」。とにかく静かだった。(→参考

 電気自動車と言えば、すっかり日産になっているが、さらなる浸透を図るためか破格のレンタカー優待券が発行されたのを運よく見つけ、それを入手しに日産の販売店を訪れたのが昨年11月のこと。その優待券を使えるのが1月いっぱいということで、バタバタと予約を入れたのが券を手にしてから2カ月ほど経ってからのこと。年末年始はレンタカーでどうこうなど、まずやってられないので、必然的にずれ込んでしまう訳だが、こうした優待券を利用する際、ネット予約はNGで、電話予約のみ可、というのがまたまどろこしく、運転手と助手の都合を合わせた上で、なんてやってると結局、ごく限られた日程になってしまう。自己都合とは云え、破格なのには理由がある、そんな感じだった。

 かくして予約日は、1月21日の土曜日となり、この日は週間予報で雨だ雪だと頗る騒々しくあったが、「クルマで移動する分には平気」「所詮、格安ドライブ」「それほど遠出しないし…」といった開き直り、もしくは諦念によって、気持ちを保つようにした。雪が前日のうちに降っておいてくれたのは幸いというもので、当日(少なくとも往路まで)はその影響も少なく、ただ運転に集中するばかり。目的地はあるにはあるが、「電気自動車とは何ぞや」を実体験する、というのもテーマの一つゆえ、この際、コンディションは二の次。出発前の心境に至っては、「動かせればそれで…」だった。

 赤羽の日産レンタカーに向かう途中、赤羽駅では何やら人がごった返しで、波乱含み。王子の沿線火災で京浜東北線がストップ云々としかこの時はわからなかったが、こちとら電車で出かける訳ではなかったので、飄々としたものである。もし知った人物に出くわして、川口や蕨に急ぐといったことであれば乗せていってもいいくらい...と、そんな余裕すらあったように思う。

 振替乗車券待ちの長蛇の列!

 火災現場の件、まとめ

 優待券との引換で料金は何と3,000円!(この日は朝8時から夜8時までの12時間) が、万一のこともあるので、「日産安心サポートプラン」(525円)を付加して臨んだ。もともとが安い上に、行くべき場所がごく限られている、つまりこれといったノルマがないため、客は安穏と説明を聞いている訳だが、店員さんはその逆で、どうもソワソワした感じだった。不安要素があるような、そうでないような・・・確かに、ギアにしてもサイドブレーキにしても、写真にあるように実にコンパクトで、操作している実感が得にくいというのはある。やはり電池が持つかどうかとか、だろうか。どこまで行くつもりか、を訊ねるのもごもっとも。「近くであっても一度は充電」と云う辺りにソワソワの一因が...と、出発時はそう思っていた。(その答えは戻ってきてから判明する。)

 左写真の下方、点線の部分がサイドブレーキ

 あらゆるメニューに対応するディスプレイ。左側の「状態表示」ボタンを押すと「電費」が出た。

 とりあえず、出だしはエコドライブモードにしてみた。これなら走行距離も長めで行けると見ていたが、車内のあまりの寒さにエアコンをONにした途端、150kmあった残距離が2割減! エコドライブだとどうも加速が弱いことがわかったところでもあったので、この際、何割減になってもいいから通常モードで、かつエアコンもちゃんと入れようと相成った。うろ覚えだが、この切り替えで100kmをあっさり切ってしまったのは確かである。

 車内ではその「電費」(というらしい)を巡り、あぁだこうだと喧しくなる訳だが、クルマそのものは静かなので、そのギャップがまたたまらない。加速しても音が伴わないので、心許ないような物足りないような、というのもある。何はともあれ実体験は始まった。

 ドライブ計画は立ててあるが、天候の不確定要素を織り込むと、あまり綿密な設定はできない。基本、出たとこ勝負である。最低1回は充電する必要をその残量からも承知することになったので、新三郷のららぽーと(急速充電)は必須。もともと新三郷のIKEAには行くことにしていて、モーニングプレートにフリードリンクが付く時間帯である9:30〜10:00に着くことをめざしていたので、一応ナビの方にも「いけあ・・・」と打って案内してもらうことにした。その時間帯さえクリアできればあとは気の向くままである。

 さて、事前に地図でチェックした限りだと、どう見ても十二月田から斜めに進んで行った方が早道なのだが、ナビは勧めてくれない。急ぐには急ぐものの、幹線道路でビュンビュン行くつもりはないから、いきなりナビを無視して、早道、否、「市街地の道路」という感覚がする方を選択した。結果、ナビはそれをフォローするような感じでルートを引き直してくれ、おかげであとは円滑だった。

 この地図で、白の点線がその時のルート(往路)。十二月田〜本蓮一丁目〜県道34号(新郷蓮沼〜横道〜谷古宇橋)〜県道29号(〜八条橋〜駒形新橋)と経由し、IKEA新三郷へ、である。

 ただし、ナビは駐車場への進入ルートまでは案内してくれないから、ちと行き過ぎてUターンして、などの末に何とか入庫する始末。時すでに9:50! ドリンクサービスの時間帯、ギリギリだった。(車体が意外と大きく、駐車に手間取ったというのはある)

 地図で、点線(白と水色)が交差する地点(=八潮八条)はこんな感じ。往きはよいよいだったのだが...

 車体感覚がなかなかつかめず、駐車もひと苦労

 クルマで来たところで、結局のところ大物は買えないし、クルマに積めたとしても要らない物を買う心算はないから、日常的な小物を買うばかり。ただ、買う・買わない以前に、IKEAというのは店というよりも長時間滞在型のショースペースといった観が強いので、長居してしまうのが必定。単純に入庫から出庫までの時間で言うなら実に4時間弱を過ごしていた。(ららぽーとの駐車場(電気自動車専用)に着いたのが13:40頃だったことから判明)

 そのららぽーと、この乗り降り記録#2546 三郷中央に記したように、一年前に訪れていたのが幸いし、充電器のある場所(左写真:この日は上天気だった)に迷わず来れたのはよかった。が、リーフ人気を示すように、先客がいたため、思わぬ手間が加わる。一旦隣に駐車(そこが電気自動車専用P)し、空くのを待ち、充電器の方に移動し、充電し、また移動・・・これが後にちょっとした波乱を招く。(電気自動車の何たるや、がよくわかったという点ではよしとしたいが)

 リーフと云えば青のイメージが強いが、この時は白(先客)と黒(筆者)

 受け口は2つあって、左が急速充電用

 充電器には「残り何分」というのが表示されるようになっている。もともと急速タイプにつき、それほど待たないのもいい。先客の充電はあと15分。一度ららぽーと内を覗いて戻って来るには丁度いい時間で、戻ったらジャストで出庫、という絶妙さ加減だった。リーフならではの心がけというか、充電が終わったら素早く移動、というのを守ってくれる人物だったのもよかったと思う。

 すかさず充電器に横付けし、前面の「給電」パネルを開ける。が、ここからが長い。先のリーフの様子をちゃんと見ておくとか、出発前にきちんと手ほどきを受けておくとか、やっておくべきはいろいろ云々と省みたところで、後の祭り。解除レバーとロックレバーの意義や操作方法をしっかりわかっていないと、本当に面倒なことになる。(ちなみに充電代は無料)

 左写真、点線部分が問題のロックレバー(右の写真は、コネクタをアップで撮ったもの)

 まずは充電手順をしっかり読む可し

 「エコプロダクツ2011」でも見ていたのだが...(これも急速充電)

 とりあえずコネクタ(プラグ)を挿し込んで、STARTボタンを押すも、絶縁試験→充電中断となってしまうこと度々。どうと言うことはない、ロックレバーの仕掛けを承知してなかっただけの話だった。レバーだと押し上げる動作が想起されるため、挿し込んで軽く握った程度だったのだが、セルフのスタンドで給油する時のことを思い出せばよかったのである。ガソリンを注ぐには、レバーいや、グリップを握らないと不可ない。充電も同じ、要は「グリップ」である。「レバー」を強く握ることで、おそらく電極がヌゥと出てきて、受け口にしっかり「ロック」される、ということなんだろう。仮にロックレバーではなく、「プラグイングリップ」といった名称だったら、より直感的に操作できた可能性はある。あいにくの雨ゆえ、説明をしっかり読む余裕がなかった・・・いやいやそれは言い訳というものだ。

 駐車場に入ってすぐに充電を開始できていれば、多少もたついたとしても気分的には楽だったと思われる。移動して、あたふたやって、ようやく充電して、だと後々響く。充電を終えた頃合でとにかく戻るも、雨が何となく強くなっていて、プラグを抜いて・戻してがまた一難。とにかく次にすべきは、ここを一旦離れること、そして最も確実なのは再び隣の電気自動車専用Pに戻ること、だったのだが...

 どこからともなく係員がやって来た。一般車スペースが今は空いているのでどうぞ、とのご指示だ。不承不承だったが、応じる。充電を終えている以上、すぐに動き出せるのが道理…だが、動かない(正確には電源が入らない)! カギのマークが赤く点いていたので、とにかくドアを閉め直すなり、よくわからないがシートベルトをチェックしたりしたのだが、ダメ。この際、係員がどうのなど言ってられない。マニュアルを探り、ようやく理由がわかる。「イモビライザー」(?)である。ドアの施錠・開錠で使うリモコンが発する電波に邪魔が入ると、IDが一致しなくなってどうこう・・・。一度外に出て、リモコンを「リセット」操作して、ようやく何とかなった次第。

 すでに係員の姿なく、ならば別にあわてることもない訳だが、あわてざるを得ない事態がまたしても生ずる。次は電源はONになるも、ギアをドライブモードに入れても反応してくれないのである。要するに「クルマの形をした充電池(または電化製品)」状態に陥ってしまった訳だ。よく見ると、バッテリーランプが点いている。だが、充電した直後でバッテリーが上がるなんてことがあるだろうか。充電失敗? 充電池故障? アクセクしながらまたマニュアルを繰る。バッテリーランプは、プラグイン周りが濡れていると点くことがある云々というのを見つけ、雨の中、余計水浸しになりそうなのを覚悟で、とにかく拭くなり拭うなりを試みる。こういう状況下では濡れない方がおかしい訳で、それを想定していないのなら、屋外での充電は不可、というのと同じになる。明らかな欠陥と思われるが、なぜかその空虚な拭き方(ある意味、空拭き)が通用し、あっさりドライブモードに。ヤレヤレである。

 バッテリーランプが点いている間は、デフォッガも利かなかった。温風が出てなかったということは即ちエアコンも入らない!ということになる。雨や雪の中、同じような状態になり、給電部を拭いても拭いてもNGなんてことになったら、どうするのだろう。車内は冷え、フロントガラスは曇り、そうこうしているうちに本当にバッテリーが上がる(ここではイコール電池切れ)・・・最悪である。

 この一件、時間にして15分は費やしたと思われる。こうなるともう何処に駐車しても良さそうなものだったが、動くということが感動的だったので、ちゃんと一般車スペースに入れ直すことにした。先の係員、見ていてくれてたかどうか...いや、そんな話はもうどうでもよかった。

 ららぽーとを楽しむ、という点では、この時を以ってようやくである。だが、充電開始が14時過ぎで、そんなこんながあって長引いて〜のおかげで、15時をとうに回ってしまっていた。苦闘の後ゆえ、アンニュイな時が流れ、ららぽーとを出たのは17時近く。こうなるといくらクルマでも、もう遠くに行く気にはなれない。雨は益々本降り、道路状況も読めない、帰途に着くしかなかった、と言うべきだろう。

 復路で主に通ったのは、国道298号〜県道105号〜国道122号ということになる

 新三郷と吉川の間に新たにできる「吉川美南」駅の様子も遠くながら観望(→参考動画

 復路の方は、地図の水色の点線の通り。三郷IC付近の逡巡は、進行方向での右折(草加方面)ができず、直進(地図では南下)しようにも、車線のない妙な道だったことで叶わず、左折してからUターン、そんな跡を示している。「草加市」の文字の上あたりのV字は、何とか往路の県道34号に出ようとした意思の表れとその断念(または無念)を示すもの。(1)ナビがこちらの意図に沿わない指示ばかりを出す、(2)三郷IC出口交差点のようなトラップ・トリックがとにかく多い(=どの車線を走るべきかがわからない)、(3)雨脚が強くなり、当然のことながら暗くもなる、(4)幹線道路はノロノロだったり、スイスイだったり、とにかく落ち着かない、(5)気付けば、電池残量も・・・そんな五重苦の中を走った軌跡が水色点線なのである。

 往路はまだよかった。視界も開けていたし、自分のペースで走れたし、正にドライブだった。が、復路は違った。前述のような状況下でナビに求めるは、一般の道路でゆったりのルート設計である。天候の良し悪しは考慮されないため、ただスピードを優先してルートを組むのだろう。最初の設定で「一般道路優先」にしていてもこうである。この外環自動車道の下を通る国道298号は、外環が被さっているため、視界が狭まって、圧迫感がある。加えて妙なところで渋滞し、逆に空くとやたら高速で走るしかなくなる。何とも危なっかしい。悪天候下ではスピードが出ない道を推奨する、そんなスマートさが欲しいものだとつくづく思う。

 てな訳で、出発地(営業所)に戻ってきたのは19時頃。1時間早かったことになるが、こっちはさっさと返したい気分だったので、これでも遅いくらい。充電の前後の苦労話をしたら、雨の日はあまりオススメしないことや、もともとリーフは遠出に向かないことなどを正直に話してくれた。水濡れ+電気→感電 そんなリスクもあるとかないとか。貸し出す側がソワソワしていた答えはここにあった。ならばはじめからそう云ってくれればいいものを、とも思うが、リーフ同様、運転手もすっかり放電状態だったので、とやかく言う気も起こらない。

 走行した距離は52.2km。走行可能距離は36kmにまで減っていた。これでは「カー・オブ・ザ・イヤー」の名が泣く? いや、名車と迷車は紙一重ということかも知れない。少なくとも電気自動車はまだ完成品ではない、ということは心した方がいい。3,525円の電気自動車の旅、正規料金(12時間で9,975円)に比べればはるかに安いが、ドライブ体験料金と考えるならお高い気もする。

 否、料金どうこうではない。無事に帰って来れたのだから、それ以上は望むべくもないのである。


【参考情報】

ゴールドラッシュ間近、電気自動車が“家電”の主役に躍り出る日

 これと対極的なのが、

お笑い「電気自動車」


この日、1/21の越谷基準の最高気温:3.2℃、最低気温:1℃、降水量合計:20mm

*あとは、2010年度の「道路交通センサス」というのが公表され、埼玉県の交通量調査(2010年9〜11月)の結果も県のホームページに出たところなので紹介する(→参照。今回走った道路は果たして...

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第36話 川口道路事情 / 第290話 東京ベイエリア petit エコツアー

 

第345話 キャラ設定における「べからず」五選(2012.1.15)

 いわゆる"ゆるキャラ"が真っ盛りである。基本的には愛らしいのが多く、好感度も高い、と筆者的には思いたい訳だが、特定の支持層がやたらオススメすることで、目にする頻度が増え、逆効果になることしばしば、しかもそういうのに限って必ずしも愛らしいとは言えなかったりということまた然り。

 その良し悪しについては別に基準はない訳だが、逆に何でもいいかというとそうでもなく、

狭義:官公庁・自治体・行政機関等のPRが主務。かぶりもの・着ぐるみを伴う。
広義:企業や商品のマスコットを含む。イラスト・アニメのみ(着ぐるみ等を伴わない)も可。

 というのが「ゆるキャラ」とされているらしい。何につけいろいろな場面で見かけるのがキャラクターであり、マスコットであり、着ぐるみである。ゆるいかそうでないかはいざ知らず、これまで東京モノローグでもキャラ関係がどこかしらに出てくる話題がチラホラあることからも、その出現率が決して小さくないのは確か。遭遇すればつい撮ってしまう、それがキャラというものなのだろう。

 独断ながら、いわゆるキャラを「ゆるキャラ」と定義し、この際なので、あらゆる場面(それもある意味 ゆるキャラ)で「こういうキャラはいかがなものか」と思い至ったものを「べからず集」的に、というのが今回の設定。15話ごとの「べからず集」に相当する扱いだが、気になりだしてから撮ってきたものを再度検証するに、それほど類型がある訳でもなかったので、「五選」に絞ることにした。ランキング式(ワースト)でご紹介する。


5.かぶりものの出来がイマイチ

 イラストやアニメの出来がよければよい程、それがかぶりものになった時に不出来だと、その残念さ加減は計り知れなくなる。ステージ等での出番が求められれば、作らざるを得なくなるのはわかるが、もし不本意な状態のままで送り出してしまったのであれば、再考または撤回する勇気も必要だと思う。

 万博会場のバックヤードで出番を待つ「モリコロ」。このイメージそのままに着ぐるみができればよかったと思うのだが...

 遠目に見る分には大丈夫そうだが、再現性という点では大いに問題?(新宿御苑「みどりの日の集い」にて)

 まだ生き残っているという点では称賛に値する。だが、その出来は...(「エコプロダクツ2011」〜「エコラボレーションプラザ」にて)

(かぶりものの出来の方が良かった例)

奈良まほろば館に佇立するせんとくんは、イラストを立体化したような感じでイマ一つだが... イラストの第一印象は確かに「?」だったが、着ぐるみの方はなかなかどうして、その質感といい、色合いといい、よくできていると思う。今やすっかり定着した観があるせんとくん。着ぐるみの出来の良さも一因だろう。(→参考記事 *衣装ラインアップがまた絶妙なようで)


4.模倣的

 全国津々浦々でゆるキャラが展開されている以上、既存の正統派キャラクターに似通ったのが出てくるのはむしろ必定。だが、ここまで極端なのはそうそうないだろう。キャラがかぶっているという点でまずかぶりもの、と言える。その名は、宇部市の「エコハちゃん」。

 至ってローカルだが、国分寺駅前の某不動産業者のマスコットと某電機メーカーの労働組合のマスコットが見かけ上ほぼ同じ、という例もある。


3.人を小馬鹿にした感じ(または悪態系)

 クルマが好きになれないのは、そのマスコット等がふてぶてしいというか、気に障るというか、とにかく清々しい感じを受けないことが一つあるように思う。名前を出すのも癪に障るので、これこれ、ということで。(街頭でお見かけすることがないのがせめてもの救い)

 さらに頭にくるのは、その表情からして人を小馬鹿にした観がある上に、一定の毒が含まれているケース。日常的に使うFacebookに初めてこれが出てきた時は開いた口が塞がらなかった。(早々に「フィードバック」機能で投書・・・好き嫌いが分かれるようなキャラをログイン画面に持ってくるのはちょっと...といった感じ。いまだに出てくるので困惑中)


2.ナンセンスというか不気味というか

 あえて奇々怪々なのを用意して注意を引く、というのは戦略的にはいいだろう。だが、どう見ても違和感を覚えるものや、違和感を通り越して恐怖さえ感じるものも時にはあって、怪しからん!となる。

・スーモ
 CMか何かで出てくるversionは、えらく人様に迷惑をかける動きをしていたような・・・ おとなしくしていても奇怪な訳だから、動く時くらいはちゃんとしてほしいものだと思う。(ま、R社が手がけるものは、昔から好感が持てる要素がないというのが筆者的見解だが)

 無表情系の一種という捉え方もできる

 上はOK。下はご勘弁。

・みらいおん
 頭だけ見ている分には微笑ましくいいのだが、全身が出てくると大きく印象が変わる。ノベルティをもらっても正直あまり嬉しくなかったりする。

・ホットペッパーのトウガラシキャラ
 主役格以外にもいろいろいて、それぞれに呼称があるなど工夫はあったが、2009年6月で引退したそうな。イラスト上はそれほど怖くないが、それを忠実に再現すると恐怖感が出てきてしまう。着ぐるみのつくりが巧み過ぎてもいけない、という好例。

・無名系
 どっちも黄色いという点でまず目立つ訳だが、一つはモサモサ、一つはツルツル、足して二で割るとちょうどよさそうだが、やはり不気味?

 


1.無表情

(某・鉄道情報サイトでの投稿ページから引用・編集) ゆるキャラ(R)グランプリ2011で話題になる前から、とかくよく見かけたのが熊本の彼(?)。支持者が多いのは百も承知ながら、一つ苦言を呈するなら、その表情の無さがどうにも引っかかる訳で、見ようによっては放心状態、または夢遊状態... 口がヨコ一文字、目がタテ一文字というのはシンプルでいい訳だが、その一文字がノンアクティブゆえ、怖い印象が先行してしまうのだ。

 実物のクマは、カワイイどころではないので、気を抜かせないための配慮でこういう表情にしているのであれば天晴である。同じ無表情クマさんには、そごう・西武のおかいものクマがいるが、これも同じ理由によるのかも知れない。

 ゆるキャラ(R)ついでに気になる話を一つ。全国でこれだけ展開されているとなれば、特に市町村絡みのキャラクターは、その入れ替わりも激しい?というのがある。平成の大合併でなくなってしまった市町村専属キャラがどれだけあったのか、合併時にはお別れイベントとかがあったのか、そういう方が気になったりする。(→一例

 さて、その存在は知る人ぞ知るだろうけど、JRの新型車両中、ディスプレイに注意を払っている人であれば、どこかで目にしている筈なのが、じぇいわ君。日本気象協会の略称、JWAをそのまま読み替えたようなそのネーミングの安直さも手伝って、全く以って見る気がしないキャラである。

 これまではウェザーニュースが提供していたため、出てくるとしたら若手の女性キャスターで好ましかったのだが、2011年4月からJWAに変わり、しっかりじぇいわ君天下になってしまい、その無表情から発する気味悪さにすっかり消沈。何とかならないものだろうかと思う。

 同じ無表情でもキティちゃんのそれは全く異なる。仮にキティちゃんを参考にこういう設定にしているのであれば、大いに再検討の余地があるだろう。


 撮り蓄えていた中から、引っ張り出しているうちに、真っ当なキャラ(=非「べからず」系)が結構集まった。折角なので、この機に紹介する。

  • 高好感度

 Echika池袋でこれを見かけて、そのセンスの良さにすっかり感心。表参道でも共通。エチカちゃんである。

 献血ルームには当たり外れがあるが、このキャラクター、けんけつちゃんは上々。厚労省のホームページ(長〜いURL)にプロフィールが出ている。

 隣県にこういうキャラクターがあって、それが結構活躍していると何とはなしに嬉しくなる。クチバシではスマイルを表現できない分、その眼差しは愛嬌たっぷり。イラストでは目にバリエーションがあって、それがまたいい。(詳しくはこちら

埼玉県は、ゆるキャラ王国でもある。「るるぶ埼玉」の最新刊('12)では、p.2〜9のフッタに、団長のコバトンを含む全60キャラクターがずらっと紹介されている。一同の愛称は「ゆる玉応援団」とな。

(p.3)(p.2)

  • シンプル系

 イラストやアニメが主流だが、立体版もちゃんとある。シンプルの代表格のようなキャラがこの"Suicaペンギン"たち。

 シンプルゆえに商品展開も容易なのだろう。グッズ専門店(→参考も花盛りである。

 癒し系ともてはやされることが多いリラックマだが、当方見立てではやはりシンプル系

 目と鼻が●で表現されている点で、リラックマに通じるものがあるが、癒しレベルでは劣る? それでもまだまだ健在なバザールでござーる

 「エコプロダクツ2008」でのエネゴリくん。当時はどこかワイルドな感じだった。

 「エコプロダクツ2011」では、すっかり毛並みがよくなったエネゴリくん。比較してみないとわからないものである。

  • 人型

 くら寿司ご利用の方ならご存じのこのキャラ。名は「回転むてん丸」。あえて漢字で書くと「回転無添丸」である。(無転丸にしてしまうと矛盾してしまう訳で)

 テッペンペンもご一緒だが、ここでの主役は「ソラカラちゃん」。着ぐるみの方も精巧なようだが、まだお目にかかっていない。

 着ぐるみのお手本のようなカールおじさん。おじさんとは云え、案外若々しかったりする。

 「奇跡のコラボ」の声も上がった佐川急便の新キャラ(?)とリカちゃん。「エコプロダクツ2011」東6ホール入口付近にて。

  • 不思議系

 モデルハウスの奥に鎮座、否、浮遊するは、きこりん!

 実は各国versionがあったミラバケッソ。国内各地でも展開してほしいものだが、阿蘇だとアソッソ、大磯だとオオイソッソと、よくわからなくなるので控えているんだろう(と邪推)。

  • クマは他にも

 MAKE the RULEキャンペーンをご存じの方ならおなじみのシロベエ。同じクマキャラなら、この方がずっといい。

 鼻と口が「火」の字になっているのが特徴、「火ぐまのパッチョ」。この決めポーズ、なかなかのものである。

 今回はとりあえずこんなところで。自己定義での「ゆるキャラ」探し、皆さんも一ついかがですか?

  • こちらもどうぞ...⇒ どこかしらにキャラクターが出てくる話題いろいろ

第15話 「アースデイ・フェスティバル 1998 in こどもの国」レポート
第66話 キャラクターの公共性
第251話 ポケットティッシュコレクションより「コレクション画像ページ
第289話 京成線1988〜2009
第306話 悩ましいネーミング@食料品売場
第317話 サンプリング(アイスクリーム(5/9)・・・この日、撮らせてもらったのがこれ)
第324話 続 ポケットティッシュコレクション
第332話 パンダ小咄(「うえのパンダ」は、JR作品でなかったことがその後判明)
第338話 注意書き@都バス(バスの日イベントでの動く「みんくる」)
第340話 乗り物の秋(10月22日、埼玉高速鉄道のイベント会場での「つなが竜ヌゥ」。前段の「コバトン」も同じ会場で撮影)
第342話 長〜い社名

 

第344話 2011年10大ニュース(2012.1.1)

 新年あけましておめでとうございます。毎年恒例のおさらいモノローグです。

 2011年を激動と評する一面があるとすれば、それに呼応するようなところがあったのは確か。何はともあれ、無事に過ごせたことへの感謝がまずあって、振り返りはそれから、という点でもいつもとちょっと違うような... ま、どうぞご一読の程を。


  • 次.電話+インターネット 一本化

 第202話時点では、とりあえず脱NTTを果たしたところで、電話:KDDI、インターネット:ファイバービットという二社体制はそのままだった。2011年は、家庭内LANをしっかり組む必要が生じるも、中古のスイッチング・ハブではどうにも具合が良くなく、何か手を打とうと考えていた折にauのインターネットサービスがマンションに入ってきてくれた。「これだ!」ということで早速、手続き。auから届いた「VDSLモデム内蔵ホームゲートウェイ」なる装置が思いがけずスグレモノで、LANのソケットが4つ付いているため、その気になればネットワークプリンタやネットワークHDDも組める環境になった。今はハブ要らずで至って快適である。

 いまだに、この違い(au one net/auひかり/au one)がすぐにわからなかったりするものの、とにかく電話もインターネットもauに一本化でき、クレジット扱いで請求も一括で済むようになった。ちなみに、サービス名は「auひかり/ADSL one/メタルプラス電話」、コース名は「auひかり マンション タイプV 個別2」である。


  • 10.リユース、リサイクル

それでもこんな感じでオフィス町内会行きは少なくなく... 3.11を受け、筆者が関わる団体を含む共同事務所(市民運動全国センター)は半蔵門駅の南端から北端に移転することに。引越となれば出てくるのは大量の不要物で、各団体揃って書物や紙類がやたら多いものだから、その処分が延々と続くことになる。理想的な展開としては、【稀覯本の発掘と高値買取 → 良質な本の選り分けと買取(できれば店頭持込) → 買取が難しそうな本はまず有志で引取 → さらに引き取り手募集 → それでも残ったら専門施設や図書館などに寄贈 → 最終的にオフィス町内会(古紙として回収)】といったものだが、多少前後したり早まったりというのが実際。自分なりに手を尽くして、市民運動・市民活動関係は、北区NPO・ボランティアぷらざや東京ボランティア・市民活動センターへ、環境関係で傷みが少ないものはとにかく赤羽エコー広場館の本の部屋「ECO-DEN」へ、とスーツケースに詰め込んで行ったり来たりを繰り返した。「愛・地球博 地球市民村記録集」も残部が結構出てきたので、これは地球環境パートナーシッププラザ(GEOC)へ。その他こまごました物品で廃棄扱いだったものを見定め(=買い手が付きそうなのを集め)てはフリーマーケットに出したり、オークションに出品したりと、とにかくリユース優先でフォローした。

 PCやディスプレイも不要なのがチラホラ出てきたが、使えるようにするにはさすがに骨が折れるので、これは国内の買取業者(着払い可)に引き取ってもらった。(自宅にある分も同様に処分したが、買取価格を伴うものだったので、ちょっと得した気分である。) リユース or リサイクルと言うよりは、「搬出」と「排出」の一年だった気がする。


  • 9.大水

 2010年は第309話のような豪雨があったが、2011年も8/26に局地的豪雨(左画像参照)、さらに9/21には台風15号直撃に伴う大雨、と大きなのが2つあった。その大水の中にいた、という点でまたインパクト大、ということで10大ニュースの一つに挙げた次第。あとは、第341話の通りである。

 9/21は、午後に大塚の小学校で打合せがあったので、所用がてら池袋を経由。12時半の東口はこんな具合で大降りだった訳だが、これは序の口だった。(この時すでに下校モードの児童・生徒さんを多く見かけ、「早い?」と思ったものの、決して早いということはなかった・・・)


  • 8.ぐんまワンデーパスの旅

 群馬県には、上信電鉄、上毛電鉄、わたらせ渓谷鐵道の3つのローカル私鉄があるが、群馬ゆえの距離(アクセスのしにくさ)、またはその運賃、あとはその目的地の多様さ、といった理由でなかなかご縁なく、上信電鉄に至っては一度も乗ったことがない、という状況だった。各社とも一日乗車券は出ているので、その気になれば乗り降りを極められなくはないのだが、どこか一つだけというのはもったいない。群馬に来たら、ハシゴしてでも、というのが筋だろう。

 各社で出ているのは、「赤城南麓1日フリー切符(1,300円)、「一日フリーきっぷ(1,800円)、「一日全線フリー乗車券(2,160円)だが、通年で出ているこれら一日乗車券は、やはり価格がそれなりなので、これを複数組み合わせるとなるとまたもったいない話になってくる。そんな悩める筆者に打ってつけなのが見つかった。「ぐんまワンデーパス」(→PDFである。

 7〜9月の3カ月限定だが、群馬県内の全ての鉄道に加え、栃木県にかかる一部の区間(JR両毛線の小俣〜小山、東武佐野線の田島〜佐野、わたらせ渓谷鐵道の原向〜足尾)もフリーという設定になっていて、言うことなし。それでお値段なんと1,900円!である。

 知ってしまったからには行くしかない、ということで、7/13の佳日に敢行する。その履歴は、小泉町(#2552)〜南高崎(#2569)の通り。駅ログを作ったおかげで、この手の記録は本当に楽になった。(動画は、上毛電鉄 中央前橋で撮ったもの・・・「広瀬川と上毛電鉄700型」)

 群馬県で乗り降りしておきたい主だった駅を挙げるとするなら、(JR吾妻線)中之条、長野原草津口、(JR上越線)土合、湯檜曽、(JR信越本線)安中、磯部、(JR両毛線)前橋大島、(東武各線)木崎、境町、新伊勢崎、茂林寺前、新桐生、藪塚、板倉東洋大前、(上信電鉄)上州福島、高崎商科大学前、東富岡、(上毛電鉄)大胡、粕川、城東、新里、(わたらせ渓谷鐵道)上神梅、花輪 といったところだろうか。(今夏再び!となるかどうか...)


  • 7.ウィークエンドパスの旅 → All About「週末旅行」に掲載 → 今は?

 ぐんまワンデーパスに比べればぐっとお高くなるが、考えようによってはリーズナブルなのがウィークエンドパス。このパスを使った体験モニターの旅に出たのは2010年末の話だが、そのツアーレポートがAll About「週末旅行」に載った、というのは2011年になってからなので、ここで取り上げることにした。

All About「週末旅行」 1/20に公開されるも、ツアー行程で出てくるJR飯山線が大雪だ地震だで、不通になってしまうこと多々につき、レポートした甲斐がなくなってしまったことは勿論だが、東北方面へ行かれた体験モニター各位のレポートも、要するに同じ(行くに行けないエリアばかり…)状態につき、公開後3カ月ほどでAll About「週末旅行」の括りごと閉鎖となってしまった。

 残念ではあるが、一定の配慮あってのことなのだろう。All Aboutに載せたのは、これ(前編後編)の抜粋。冗長かつ、「である」調だが、一つご笑覧いただければと思う。


  • 6.法人設立&事務所移転

 何だかんだで8年以上のご縁というかご厄介というか、東アジア環境情報発伝所に関わってきた訳だが、団体ができて10年が経ったことの節目としていよいよNPO法人(特定非営利活動法人)にするという話になり、そのお膳立てなど(設立に要する書類の準備、設立総会後のフォロー、東京都への一連の申請etc.)をさせてもらった。

東京都庁 生活文化局 都民生活部 管理法人課 NPO法人係 へ 奇しくも3.11の前、3/5に設立総会を開くことができたのはよかったとして、肝心のその後の手続きが震災絡みで遅れ遅れになってしまったのが不覚というか不本意というか。ただ、事務所移転の話と重なる上では、その遅れ具合がちょうどよかった、という見方はある。団体所在地などは新しくなってからの方がいいのは自明(定款上に所在地を細かく載せるとするなら、尚のこと)。事務所も移り(6/12)、法人格も取得でき(10/27)、さぁて!という場面ではあるが、財政状況芳しくなく、出勤ままならない日々が続く。法人格ミニマムをいかに維持するかが課題? いや、それは本末転倒? 一つ確かなのは、「マネジメント」が問われている、ということである(半ば自問自答)。


  • 5.駅名ネタあれこれ

 第313話から引用するなら、2011年は「全国鉄道駅名一覧」の応用編の年になった。自作の駅名データベースをより高度化し、さまざまなアプローチができるようになったため、その試作を兼ねて「全国鉄道駅名雑学〜数えてみた」というのをブログ形式で公開。さらにこれを足がかりに、何らかの形ある媒体にすべく現在仕込んでいる最中である。

 「全国鉄道駅名一覧」の方は、2011年7月時点で2011版として更新。一連の展開の端緒だった乗り降り記録帖「駅録」の方は、さらなる誤りが見つかったため、公開しているが非公開のような状況である。2011年度中の駅の推移(新駅:相見・吉川美南、廃駅:プレイピア白浜、廃線:十和田観光鉄道、長野電鉄屋代線)を見届け次第、一新しようと思う。

都区内の鉄道駅、最終乗り降りは都電荒川線 荒川七丁目 ちなみに乗り降り旅の方は、↑8.の群馬に加え、↓4.の関西を中心に100駅以上の上乗せができ、全国通算乗降駅数は2,650になった。東京都区内の602駅(筆者調べ)の全ての乗り降りを達成できたのも2011の特筆ネタである。(ラスト4駅は、つくばエクスプレスの六町と北千住、都電荒川線の荒川二丁目と荒川七丁目。この順番で12/27に乗り降りを果たし、完結! いずれ「駅ログ」に載せることになるが、この手の話は無論、東京モノローグネタでもある。一つお楽しみに。)


  • 4.関西2府2県

 駅名と向き合う上でやはり大事なのは現場に足を運ぶ、というのがある。上記の5.と無理やり関係付けているようなところもあるが、2011年は7月と12月に大阪でちょっとした用件があったため、それに乗じて日程に余裕を持たせ、とにかく行けるところに行くというのを貫いた。7月は、太子橋今市(#2570)から夙川 (#2611)まで。12月はまだ掲載途中だが、松尾(#2619)から甲陽園(#2632)までご覧いただけるようになっている。大阪・京都・兵庫・奈良の2府2県での新たな乗り降り2011は、68駅に上る。(→ 一覧

 7月の目的の一つは、パナソニック株式会社の本社(環境本部)を訪ねること

 12月は、「日中における公害・環境問題に関するワーキング会議」が一つあって、あとは余力があれば、の予定。なんばパークスに行く時間が取れたので、「阪堺線100年の歴史 公募写真展」を観覧できたのは幸いだった。


  • 3.Facebook

 1/12に試し試しで使い始め、映画「ソーシャル・ネットワーク」を観て、その背景を知り、FB先輩諸氏の使い方を見ながら試行錯誤し、旧知の方々を探し当ててはコンタクトし、といった具合で使い続け、今はすっかり日課のような存在になっているFacebook。東京モノローグでの情報発信が完全公開型だとすると、Facebookの方は限定公開型か。ともあれ限定だから流せる情報があるとすると、FBのおかげで情報のバリエーションが広がった感はある。マメに投稿していれば、あとで読み返せば役に立つことも多いし、それをもとに東京モノローグに展開したりというのもできるため重宝この上ない。(今回載せている画像のいくつかは、FBでは既出だったりする。)

 つながっている皆さんからの情報もまたお役立ち系が多く、「いいね!」を交わし合えば、お互い励みになるという点もまた秀逸。いろいろあった一年だけに、そのいろいろをいろいろな角度から共有できた、というのも大きい。受ける と 発する のバランスを考えつつ、引き続き常用させてもらおうと思う。(→FBのプロフィールページ


  • 2.地震・余震・震後・節電

 東北地方太平洋沖地震に関しては、第325326328話などに記した通り。今となっては、その後の経過を綴る程度で、専らFB中で節電の話題をチラホラ、あるいは第341話のような・・・河川利用者として、「歩く&走る」がどうのとなったのは、何を隠そう3.11に伴う一時的な食品品薄を受け、つい食べ蓄える習慣がついてしまったことが一因。夏場は何となく重くなってしまって、これでは不可ないと取り組み始めた次第。最近は違う場面でドタバタと走ることはあっても、河川敷とは少々ご無沙汰。それでも不思議なことに体重は漸減状態である。この調子で元の水準に戻ればいいのだが...

 節電の方は政府の「家庭向け節電サイト」に登録し、前年比15%減を夏季の3カ月でチャレンジしたことが取り組みの一。7月は−8%だったものの、8月は−19%、9月は−22%となり、「達成賞」というのに応募するチャンスを得た。8月分は当たらなかったが、9月分は第一希望が通って、この通り。だが、よくよく考えると、昨年それなりに電力を使っていた方が今夏は減らしようがあった訳で、何だかなぁとは思う。(ちなみに筆者宅の8月分は、200kWhちょうどだった。)

 9/21に前年比マイナス22%達成の旨、節電サイト(マイページ)に反映され、その1カ月後に資源エネ庁から賞品応募受付開始のメールが届き、早速応募 →

 それからまた1カ月余り経って賞品が届いた、というのが一連の流れ

「エコプロダクツ2011」では、授業ネタもチェック 節電の取り組みの二は、小中学校向けの授業プログラムを作ったり試したり、といったもの。社会的に節電意識が高まっている折、真っ新な状態でやる必要がないのはいいとして、それはやり易いのか、そうでないのか、というのがある。中学校家庭科では2年生向けにエアコンの見方・使い方などをレクチャーさせてもらっているが、手応えとしてはまぁまぁといったところ。節電意識をより高めてもらえるよう、工夫を重ねて・・・これ即ち、電子黒板をどこまで使いこなせるか、にかかっている。

2012年4月復旧予定の北リアス線の陸中野田〜野田玉川(約2.5km区間)、約8,000本の枕木に名前を、というもの(原版はカラー) 被災地に行って、というのはこれまでのところなし。筆者的にできる支援と言ったら、やはり鉄道関係で、「三陸鉄道支援プログラム」がこれまでの最たるものである。(ちなみに阪神淡路の際は、「レンガプロジェクト」(→第35話参照)だった。)


  • 1.北京&広州

あくまで調査が主のため、北京での観光は、奥林匹克公園(これは「鳥の巣」)と王府井の2つのみ 北京の一件は、第340話の後段の通り(→参考記事。その後、続けて広州に行くことになったのは、中国の環境NGOが一堂に会する「中国環保民間組織可持続発展年会」にて、発表の場を設けてもらったのを受けての話。サプライチェーンの実情(というか日本のメーカーの諸事情)などを話させてもらった。中国のその年会で日本のNGOが発表するのは今回が初、というのは後で知った。我ながら「そ、そんな・・・」状態である。(そうと知っていたら、引き受けなかったとか? いやいや)

 何故にそういう話になったのかを含め、直近の動向をまとめたものを「エコプロダクツ2011」に合わせて用意した。詳しくはこちらを一つ(→リリースQ&A)。

 北京にしろ、広州にしろ、とにかく空港と市街が地下鉄でつながってさえいれば一人でどうとでもなることを認識できたのは大きい。韓国も空港アクセスはいい訳だが、何せハングルである。簡体字であっても漢字の方がわかるのは明らかで、そういう点でも筆者的には中国優位。行ってみて随分と印象は変わった。とにかく2011は、その準備やフォローも合わせると、中国比重が高い一年だった、と今改めて思う。(ご関係各位にはこの場を借り、重々御礼申し上げます。)

 広州あれこれ

 アップルいろいろ


 今回は何とか10大ニュースの範囲に収まったものの、収まっていないネタも実はチラホラ。Facebookをやっていると、そういうのは日々発信していることになってしまっているため、ここで改めてという必要性を感じなくなる?! ・・・これはちょっとしたSNSの落とし穴かも知れない。いや待てよ、そういうことがないように、月に二度、東京モノローグを綴っているのではないか!

 認識を新たにしたところで、第344話、この辺で。2012年も引き続きご高覧いただければ幸いです。

 

 

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