随筆「東京モノローグ2015」(3−4月期)
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途中の遅れも何のその・・・定刻の9時03分、米子に到着 第423話 サンライズ出雲 東京→米子

夢の島でのアースデイ(1990年4月22日)から25年・・・ 第422話 4月22日=アースデイ

まだまだ出没してほしい街はいくらでも・・・まずは祝・1000回! 第421話 「アド街ック天国」出没状況考察2015〜祝!放送1,000回

特典は付いても、パクチーは付かず...(+_+) 第420話 カレー店食べ歩きイベントにおける「べからず」七選〜「べからず集」part20

第423話 サンライズ出雲 東京→米子(2015.4.16)

 第411話では、寝台特急「サンライズ瀬戸」の運休&キャンセルの顛末について、第412話では、サンライズに代わる旅程での3泊4日の香川・徳島レポートを綴った。「サンライズ瀬戸」は叶わなかった訳だが、ならばより長距離の列車にすべしということで、そのレポート文末では、「サンライズ出雲」で山陰方面...と記しておいた。言わば決意表明のようなものである。時期については特に示していなかったが、その決意がよかったようで、思っていたよりも早くその機会を得ることができた。(寝台列車体験は、「北斗星」「銀河」「はくつる」「北陸」に続き、今回でようやく5つめ)

 第18話でその車両を目の当たりにしてから実に17年。年数から考えれば悲願の…だが、乗車時間の半分は睡眠中につき、それほどの重みはなく、あるのはただ「乗り切った!」という達成感、いや安堵感といったところか。今回はごく平凡な乗車記録ということで、ご笑覧いただければと思う。


きっぷはこの2枚 出発日は4月8日(水)。東京22時00分発の「サンライズ出雲」に乗り、米子まで。途中、米原辺りで遅延が生じ、姫路到着は10分ほど遅れたが、しっかりキャッチアップし、米子には定刻通り9日(木)の9時03分に着いた。乗車時間は約11時間ということになる。乗った距離は実に892kmだった。

 東京駅では、9番ホームから出発する。昨年10月18日、新幹線で帰京した際に見物した時と同じ番線だが、当時と違うのは隣の10番線からせわしなく列車が出ること。上野東京ライン開業に伴い、宇都宮・高崎・常磐各線からの列車が次々とやって来ては出て行くのである。以前は物静かなホームからゆったりと出発する印象だったが、3月14日からはそうは行かなくなった。大勢の視線が注がれる中を発車するのは悪い気はしないが、面映い感もある。

 9番線入線直後の「サンライズ瀬戸・出雲」

 「サンライズ出雲市」と読み違えそうだが、上段が列車名、下段が行先

 入線したのは21時35分頃。扉が開いたのは21時40分過ぎ。第18話での見学会では、車内見学は見送ったため、客室に入るのは今回が初めて。そそくさと乗り込み、あれこれと室内をチェックしつつ、撮れるものは撮る感じ。今回も細君同伴の旅なので、本来なら「サンライズツイン」と行きたかったが、「シングルツイン」を選択。ベッドは横並びではなく、上下段になるため、上と下で何がどう違うとかやりつつ、荷物を整理したり、着替えの準備をしたり...すぐに発車時刻になってしまった。

 筆者は上段を使わせてもらい、進行方向に頭を向ける状態で寝る体制に入る。が、普段は通過体験ができない駅(品川、川崎など)がいくつかあるため、その駅を通る時はベッドに腰掛け、しっかり様子を見ることに。家路につく通勤客を見送ったり、逆に見送られたり、である。とりあえず藤沢辺りまでは二人して起きていたが、現地に着いてからのクルマの運転を控えている都合上、しっかり睡眠をとるべく、筆者は先に就寝。小田原を通過したところで、完全に横になり、半寝半起きの態となる。停車駅の熱海、沼津、富士では、何となく目が覚めたが、その先は過ぎ行く灯りをどこかで感じながら、いつしか眠っていた。日付が変わる頃には寝息を立てていたと思われる。

 枕元で照明などを操作できる。SOSの左隣にある黒いボタンは、電動カーテン用。

 東京を出て2時間近く。富士駅を発つところまではまだ起きていた。(23時54分発)

 寝ながら感じていたのは、電車特急ならではのスピード感。スピードゆえの揺れはあるが、電車のそれと同じで、むしろ心地よい。機関車が牽引する客車の揺れとは違うので、起こされるほどのことはない。加えて、当シングルツインの寝台は、線路と並行。これまで利用した寝台はいずれも線路と垂直だったため、寝る向きとしても今回は初の経験ということになる。その新鮮がまたよかった。1月3日に利用した「ムーンライトながら」も、電車特急という点では同じだが、寝るための車両ではないので、格段の違いがある。きちんと横になれる、照明をコントロールできる、電動カーテンで外界の光を遮断できる...何より個室空間である。比較対象があると、そのありがたみがよくわかるため、より眠りやすかったのだと思う。なぜか新幹線に乗る夢を見たが、速さや快適さを感じてのことだったのだろう。不思議な夢ではあったが、楽しいものだった。

 下段の細君は、よく眠れなかったそうで、三ノ宮辺りですでに目を覚ましていたそうな。こちらはいい気なもので、少なくとも姫路の手前まではしっかり寝台のお世話になった。それでも正味の睡眠時間は、乗車時間の半分、5.5時間といったところだろうか。


 姫路では、5時25分着−26分発というのが定刻なので、5時36分発となると10分遅れである。発車時刻だけ確認し、その後、しばらくウトウトが続く。そのうち、山間から日が差し込んでくるのがわかったので、起きることにした。サンライズ=日の出とともに目覚める、そんな塩梅である。

 そろそろ日の出(サンライズ)・・・有家と上郡の間あたり(推定)

 左が「サンライズ瀬戸」、右が「サンライズ出雲」。指差し確認後、切り離しスタート。

 遅れを挽回するためか、山陽線区間(山陽本線のうち、姫路以西はそう呼ぶらしい)では結構な速さ。それでも岡山に着いたのは6時半過ぎで、ビハインドは続く。時刻表では6時27分着−34分発である。ここまで「サンライズ瀬戸・出雲」だった編成は、岡山で「サンライズ瀬戸」と「サンライズ出雲」に分かれるため、その切り離し作業で停車時間が長めになっている訳だが、どうやらそれを短縮すべく、あわただしくしているのがわかった。個室のロックをかけ、ホームに出て、二人でその作業を見たり撮ったりしていたが、終わると間断なく発車のアナウンスが入り、他の乗客ともども「!」状態。これぞ「サプライズ出雲」の一幕である。

 乗っていた8号車は、岡山からは先頭車両になる。正に先陣を切る如くの走りで、倉敷に着いた時点で4分遅れまで圧縮。電車特急の為せる業と言えるだろう。倉敷からは伯備線に入る。新見までの区間は、2012年11月に乗車(→参考しているので、おさらいのような感じ。備中高梁を通るのも二度目ということになる。

備中高梁駅ホームにて。奥に見えるのが橋上駅舎の一部。 備中高梁駅は、一日に約2千人が利用する中核駅。サンライズが停まるのは当たり前のように思えるが、停車するようになったのは実は今春のダイヤ改正からで、まだ日が浅かったりする。ダイヤ改正トピックとして、少なからず注目されたのに加え、4月11日には、橋上駅舎がオープン。とにかく旬な駅であることには違いない。

 備中高梁から30分ほどで新見に到着。ここから先の伯備線は未知の世界になる。

 初めて見る景色なので、じっくり眺めたいところだが、山地深くを走っていても、太陽が高さを増しているため、直射が入ってくるととにかく眩しい。備中神代まではカーブしつつも、西に進む感じだったので、それほどではなかったが、備中から伯耆に向け北進するようになると、いよいよ厳しくなる。今回のシングルツインは、東側。こればかりはどうにも仕方ない。サンライズに乗っている以上、朝の陽射しをしかと堪能するのが筋なのかも知れないが、一旦部屋を出て、10号車のラウンジでくつろぐことにした。

 それぞれの窓に面して、席は4つずつ。進行方向右側は東からの陽光であふれ、左側は対照的に影になっている。迷わず左側に席を確保し、しばらく車窓を楽しむことにした。伯耆、つまり鳥取県に入り、生山(しょうやま)近くに来ると、日野川の流れに沿って走るようになる。こちらの車窓に川が見えるようになって、その眺望を満喫したところで、部屋に戻る。根雨(ねう)を過ぎ、そろそろ部屋に入る段になって、左手をふと見遣ると、日野川河畔には桜、桜、桜... これには大いに驚いた。ラウンジにそのままいれば、より広々と眺めることができたと思うが、期せずしてちょっとした花見ができたのはよかった。部屋に入ってしまっていたら、気付かなかった一件である。

日野川と桜並木

 江尾駅にて。上段からだと、特急やくもを見下ろす感じになる。

 江尾(えび)では、上りの特急「やくも8号」との列車交換。米子まではあと20分となった。そして、残り10分というところで、アナウンスが入る。「右手に大山(だいせん)・・・」とな。地図で見る限りは、もっと手前から見えてもよさそうだったが、意外なことに江尾と伯耆溝口の中間くらいからだった。幸いにも大山は進行方向右側。ベッドに座しての大山観賞と相成った。これも寝台特急の醍醐味と言えるだろう。

 大山の異名は、伯耆富士。確かに秀峰だと思う。

 岡山では撮れなかった構図。米子に着いて初めて「サンライズ出雲」を先頭から撮影できた。(お世話になりました)

 先述の通り、米子には定刻に着いた。サンライズ乗車記も、ここまでということで。(米子駅での降り乗りについては、こちらをご覧いただきたく。)

・・・

 定期寝台列車が一つまた一つと減る中、「サンライズ瀬戸・出雲」は今や貴重な存在。出雲市まで乗れば“完乗”だった訳だが、とにかく今回乗車できたのは大きい。「サンライズ瀬戸」に再度トライするか、定期列車として走っているうちに何とか「カシオペア」に乗る機会を作るか、いや臨時であってもやはり「北斗星」か...早くも次を画策する筆者なのであった。


  • おまけ

 今回の旅行、テーマの一つはこの「サンライズ出雲」だが、他にもいろいろとあって、概ね果たすことができた。要所のみ、写真&キャプションでご紹介する。

 米子からは境線で境港へ。当たり前のように鬼太郎ワールドが展開される。(@水木しげるロード)

 境港から米子に戻り、今度はレンタカーで国道431号をひと走り。途中、弓ヶ浜に立ち寄り、日本海と大山を望む。(@米子市と境港市の境界付近)

 レンタカーで境港を経由し、松江入り。島根県立美術館が夕日スポットの一つと聞き、美術館隣の湖岸に向かう。野外彫刻の「宍道湖うさぎ」とサンセットシーンを撮った一枚。

 翌日の4/10は、ひたすらレンタカーで西へ東へ...午前中は玉作湯神社のお参りなど。

 4/10は終日雨だったが、散策ポイントでは大降りにならずに済んだ。今回の旅で最も西にあたる出雲大東駅を訪れた際も小雨。

 山道を走り、出雲国一之宮の熊野大社へ。車でないとまず来れない。見どころが多く、予定よりも長居することに。

 4/10は、三朝温泉泊。宿泊先は写真(奥)の「依山楼岩崎」。ラジウム温泉の効能(→参考を実感できたのが今回の旅の一大収穫。

 4/11は、午前中に倉吉の「白壁土蔵群・赤瓦」などを観光してから、再び米子へ。レンタカーはまる2日間借り、約300km走った。

 

  • こちらもどうぞ...⇒ 

 

第422話 4月22日=アースデイ(2015.4.1)

 東京モノローグを綴り続けて17年半余り。話数は今回で「422」になった。この422という数字、日本では決してメジャーではないが、わかる人にはすぐにわかる。4月22日に置き換えると... そう、アースデイ(地球の日)である。

→ Googleでは毎年、4月22日にアースデイ仕様のロゴをトップページに出す(これは2009年版)

 

 これまで、自身で関わってきたアースデイの取り組みについては、第13話第15話、「アースデイ・フェスティバル in こどもの国」(まとめ)など、アースデイニュースの編集関係については、第319話、来場者としてのレポートとして、第184話(+関連記事第232話(+関連記事、「10年目のアースデイ東京」といった具合に、少なからず紹介してきた。ここ何年かは、アースデイについて取り上げることもなくなり、こちらの記録集サイトの方も、PDFファイルでアップロードしていた先のサイトがクローズしてしまったことから、大半が参照できなくなってしまったりで疎遠になり、「ファイルの切れ目が縁の切れ目」のような状態に。何とか再掲したいものの、手元にあるPDFファイルが不揃いなため、どうにも手がつかず、そうこうしているうちに4月になってしまった、という次第。兎も角、4月に第422話を迎えたというのは、何かの思し召しだと思うので、アースデイの要点がわかる資料を引用しつつ、軽く振り返ってみることにしようと思う。

 まずは、リーフレット「アースデイ はじめての方へ」から、その出だしを転載する。

アースデイ
地球のために行動する日。
地球に住む人が、
自由に、どこでも、いますぐ、
アクションを起こせます。
大切なのはやってみること、そして続けること。
アースデイは一人ひとり、
誰もがリーダーです。

 以下は、アースデイの事始めなどのダイジェスト。

*リーフレットには、より詳しい文章が掲載(→PDF

はじめに

どうして地球はどんどん暖まっているの?
私たちの捨てたごみが、行き場をなくしているって本当?
テレビのニュースは地球の危機をくりかえし報道しています。
増えつづけるペットボトルに凍えそうなオフィスの冷房、休日の道路は車でいっぱい…。地球の危機ははるか未来のことではありません。それにストップをかけられるのは、私たち自身です。一人ではどうにもならないと諦めている人、何かしたいけれど、どうすればいいのか分からない人、まずはアースデイからはじめてみませんか。

4月22日はアースデイ

 一人ひとりが行動し、さらにまた多くの人びとが力を合わせることによって、とてつもないことを成し遂げることができるのだという信念に根ざし、世界中の人びとが手をとりあって未来を切り拓いていくためのアクション、それがアースデイです。アースデイは、絶望感に打ち勝つ希望を与えてくれました。
 アースデイの誕生は、1970年4月22日。アメリカで行われ、その後10年ごとに開催されてきました。さらに90年のアースデイでは90年代を“地球環境の10年”と位置づけ、今後は毎年行われます。
 地球の営みに国境がないように、まさに今、「地球規模で考え、地域で行動する」ことが求められています。アースデイが成功するかどうかはあなた次第。何々をしなければならない、という決まりはありません。一人ひとりが自らの意思とアイディアで行動することです。

アースデイの誕生…1970アメリカ

 1970年4月22日、アメリカで行われたアースデイを組織したのは当時スタンフォード大学の全学学生自治会委員長をしていたデニス・ヘイズ氏。全米の学生や地域社会の住民など、なんと2000万人以上もの人々が参加し、環境への関心を何らかのかたちで表現したのです。

例えば−
◆ニューヨーク市では市長が5番街からすべての自動車を締め出し、サンフランシスコでは10万人もの人びとが「エコロジーフェア」に繰り出しました。
◆連邦議会は、議員たちがそれぞれの出身地で環境問題についての討議会などに出席できるよう正式に休会となりました。
◆3つの商業テレビネットワークは全米各地のイベントの実況中継を行い、公共放送は一日中アースデイの特別番組を編成。さらに、多くの全国紙・地方紙は環境問題の特集記事を組みました。
◆自動車労連は、スモッグの出ない車を呼び物にして、セントルイスのダウンタウンをパレードしました。
このほかにも、実に多彩なアクションが展開されました。

 このアースデイをきっかけに、その後も引き続き人びとの関心が環境問題に払われるようになり、環境保護庁設置をはじめ大気浄化法、水質浄化法などさまざまな環境法が整備されたほか、環境問題についてマイナスの態度を取り続けていた議員が選挙に落選したりました。その他、超音速旅客機の開発がストップし、軍は東南アジアにおける枯れ葉剤の使用を禁じられるなど、アースデイの影響は、あらゆるところに及んだのです。日本に歩行者天国ができたのも、このアースデイがきっかけです。

1990…地球市民の誕生

 カリフォルニアから世界中に呼びかけられた初めてのアースデイで、日本では全国200ヵ所、1000をこえるグループが参加。3万人が参加した東京・夢の島のフェスティバルをはじめ、日本各地でシンポジウム、記念植樹、ごみ拾い、フリーマーケット、手作りハガキや廃食油のせっけんづくりの実演と、自由な発想でバラエティにとんだ楽しいイベントが催されました。
 このアースデイをきっかけにライフスタイルの見直しと地球にやさしい生活を提案した「地球を救う133の方法」、企業の環境に対する責任と配慮を考えた「バルディーズ原則(現在、セリーズ原則)」が紹介されるなど、具体的な動きも活発になりました。
 1990年4月22日のアースデイは、世界141の国・地域で2億人が参加する一大イベントとなり、それぞれの国・地域・個人にとって、これから10年、自分たちのアースデイをつくっていくための希望に満ちたスタートになったのです。


 「アースデイ はじめの方へ」「地球を救う127の方法◎日本版」(リーフレット表紙)

 1990年から2000年までの取り組みを示すアースデイロゴマークのピンバッジ(夢の島のフェスティバル会場で購入)

 ということで、日本でのアースデイ(地球の日)は、1990年にスタート。始まった時は、1990年から2000年までの10年間を一区切りとして、「民族・国籍・思想・信条・政党・宗派を超えて、誰もが自由にその人の方法で、地球環境を守る意思表示をする」国際連帯行動を起こそうというのが趣旨だった。筆者が関わっていたのは、その90年代のアースデイ。2001年以降、つまり21世紀に入ってからの各地のアースデイには、特に関与していない。

 1990年4月22日(日)のアースデイ当日は、あいにくの雨だったが、夢の島公園に行き、日本でのその日を体験した。筆者としては「希望に満ちたスタート」というよりも、とにかくあれこれハッとさせられたのを思い出す。早いもので、かれこれ25年前の話である。今となっては、撮った写真を眺めながら思い返すしかない訳だが、環境に関係する団体・グループがこんなにもあるのか!という衝撃は強く残っている。面白そうなイベントがあれば足を運ぶのを常としていた当時、「市民の取り組みの見本市」といったものを目の当たりにしたのは、このアースデイ・フェスティバルが初めてだった。

 

 歩道橋にも「4/22」の縦長ポスターが並ぶ

 入場券代わりに来場者が持ち寄ったアルミ缶の類は、その場で圧縮

 「空き缶パフォーマンスアート」なるものがしっくり来るのも夢の島公園ならでは

 何やら「原子力発電」の文字が見える。おそらく「〜止めよう」「〜やめよう」だったものと思われる。原発のあり様は未だ変わらず...

 フェスティバルでは、署名活動もいくつか行われていて、長良川河口堰の建設反対、石垣島・白保サンゴ礁の保全などの署名に協力。当然のことながら、関連する資料がもれなくついてくる。この他にも、目に付くパンフレット等に手が伸びるものだから、場内をひととおり廻ればちょっとした数になる。その時に入手した一つがこの「地球を救う127の方法◎日本版」だった。(→PDF) この中から実践できそうなことを少しずつ始めていくうちに、環境志向のようなものができあがり、卒業論文も環境問題がテーマになり、1992年秋には、翌年のアースデイ・フェスティバルの実行委員として関わるようになっていく。1990年のアースデイ後の筆者の取り組みについては、このプロフィールに記載の通り。アースデイとの関わりが、人生の一つの指針、かつ礎となったことは確かである。今から4月22日までの3週間、各種資料などを読み返しつつ、改めてアースデイの意義について考えてみようと思う。

  • こちらもどうぞ...⇒ 1995年4月、ドイツを訪れた時のレポート(本文:筆者、イラスト:細君)

 

第421話 「アド街ック天国」出没状況考察2015(2015.3.16)

 20年前の4月15日に放送が始まった「地域密着系都市型エンターテイメント〜出没!アド街ック天国」が、さる3月7日に放送1,000回を迎えた。街ネタ志向の筆者としては、欠かせない番組であり、登場した街などについては、その履歴をしっかり記録するとともに、こちらのページで公開。とにかくお世話になっている訳で、今回の節目についてもまずは祝意を表したいと思う。(^^)

 こちらとしても、その1,000回を記念する意味で、これまでの“出没状況”について改めて振り返ってみることにした。第236話第260話に続く、番組の考察。1,000回にもなれば、東京23区内についてはかなりカバーできていると思いたいが、案外そうでもなかったりするので、その辺りを中心に表形式でご紹介する。(番組へのエールということで、一つご照覧のほどを。)

  • 2015.2.28(999回)までの出没回数の多い市区など

出没回数
(〜2015.2.28)

出没回数
(〜2014.4.5)

出没回数
(〜2013.3.30)

市区町村名

都道府県

62

57

54

台東区

東京

53

50

44

中央区

東京

50

47

45

横浜市

神奈川

42

42

41

世田谷区

東京

38

38

38

港区

東京

33

31

28

千代田区

東京

31

29

28

新宿区

東京

30

30

30

渋谷区

東京

23

21

18

墨田区

東京

21

19

19

江東区

東京

18

17

16

豊島区

東京

18

15

14

杉並区

東京

17

16

14

鎌倉市

神奈川

17

15

13

大田区

東京

16

15

15

(広域)

東京

16

15

14

足立区

東京

15

14

14

品川区

東京

14

14

14

葛飾区

東京

14

13

11

北区

東京

14

13

12

大阪市

大阪

13

13

12

文京区

東京

13

12

12

箱根町

神奈川

10

8

8

荒川区

東京

10

9

9

川崎市

神奈川

9

9

8

目黒区

東京

8

8

8

浦安市

千葉

8

8

7

中野区

東京

7

6

6

板橋区

東京

6

6

6

練馬区

東京

6

6

6

港区・品川区

東京

6

6

5

八王子市

東京

5

4

3

日光市

栃木

5

5

5

中央区・千代田区

東京

5

5

5

目黒区・世田谷区

東京

5

5

5

調布市

東京

5

4

4

武蔵野市

東京

5

5

5

名古屋市

愛知

5

5

5

福岡市

福岡

4

4

4

川越市

埼玉

4

4

3

さいたま市

埼玉

4

4

4

港区・渋谷区

東京

4

3

3

江戸川区

東京

4

3

3

目黒区・品川区

東京

4

4

4

三浦市

神奈川

4

3

3

伊豆市

静岡

3

3

3

札幌市

北海道

3

3

3

函館市

北海道

3

3

2

草津町

群馬

3

3

3

川口市

埼玉

3

2

2

秩父市

埼玉

3

3

3

千葉市

千葉

3

3

3

船橋市

千葉

3

2

2

柏市

千葉

3

3

3

青梅市

東京

3

3

3

町田市

東京

3

3

3

茅ヶ崎市

神奈川

3

3

3

藤沢市

神奈川

3

3

3

横須賀市

神奈川

3

3

3

湯河原町

神奈川

3

3

3

富士河口湖町

山梨

3

3

3

高山市

岐阜

3

3

3

熱海市

静岡

3

3

3

伊東市

静岡

3

3

3

京都市

京都


  • 23区内で未出没の鉄道駅(鉄道会社別→所在地の区→駅名50音順)

第260話では、駅名と一致していない場合でも、エリアとして取り上げられていれば出没済みとした。今回は、駅名として一定の知名度がある場合は、それを優先。駅名として出ていない場合は、未放映として扱った。
*新交通システム(ゆりかもめなど)、路面電車(都電荒川線など)は除く。
*田町・三田、後楽園・春日など、乗り換え可能な近接駅の場合、どちらかの駅が放映済みの場合は省いた。

会社略称

区名

駅名

備考

JR

千代田区

市ヶ谷

「番町」(2000/5/20)は放映済みだが、意外なことに「市ヶ谷」はまだ

中央区

馬喰町

 

新宿区

信濃町

 

台東区

鶯谷

 

荒川区

西日暮里

「日暮里」などで重なっているが、あえて分けた

品川区

大崎

明日行きたい激安!ショッピングタウン」(2006/8/26)の中では、街の一つとして登場

西大井

 

江東区

越中島

 

潮見

 

北区

浮間舟渡

 

尾久

西尾久を含む形で「荒川遊園」は2回登場

上中里

 

江戸川区

葛西臨海公園

 

平井

総武線の秋葉原〜小岩の8駅中、ただ一つ出ていないのがここ

東武

墨田区

小村井

 

足立区

牛田

 

小菅

 

堀切

 

豊島区

北池袋

 

下板橋

 

板橋区

上板橋

 

ときわ台

 

西武

新宿区

下落合

 

中野区

鷺ノ宮

 

都立家政

 

沼袋

 

杉並区

井荻

 

下井草

 

練馬区

上石神井

 

小竹向原

 

桜台

 

新桜台

 

中村橋

 

練馬高野台

 

富士見台

 

武蔵関

 

京成

足立区

千住大橋

 

江戸川区

江戸川

 

京王

渋谷区

神泉

「渋谷円山町」(2000/4/15)で、エリア的にはカバー済み

杉並区

久我山

 

西永福

 

八幡山

 

富士見ヶ丘

 

世田谷区

池ノ上

 

上北沢

 

桜上水

 

新代田

 

代田橋

 

東松原

 

芦花公園

 

小田急

渋谷区

参宮橋

 

南新宿

 

代々木八幡

代々木公園」(2010/5/15)のタイトルでは放映済み。八幡宮は2位の扱い。

世田谷区

喜多見

 

世田谷代田

 

東北沢

 

東急

世田谷区

奥沢

 

九品仏

 

大田区

石川台

 

鵜の木

 

御嶽山

 

北千束

 

久が原

 

下丸子

 

多摩川

 

千鳥町

 

長原

 

沼部

 

武蔵新田

 

矢口渡

 

雪が谷大塚

 

品川区

荏原中延

 

荏原町

 

大崎広小路

 

下神明

 

戸越公園

 

西小山

 

旗の台

 

目黒区

洗足

 

緑が丘

 

京急

港区

泉岳寺

 

品川区

新馬場

 

大田区

大鳥居

 

雑色

 

天空橋

エリアとしては「羽田」と同じ

東京メトロ

千代田区

市ヶ谷

 

霞ヶ関

 

麹町

 

国会議事堂前

 

桜田門

 

竹橋

 

永田町

 

二重橋前

「東京駅」の回などで放映済み

中央区

水天宮前

 

港区

神谷町

駅名では出ていないが、街自体は「東京タワー」(2006/4/29)で登場

文京区

護国寺

 

新大塚

 

東大前

 

本駒込

 

茗荷谷

 

荒川区

西日暮里

 

渋谷区

北参道

 

新宿区

落合

 

西早稲田

 

東新宿

 

中野区

新中野

 

中野富士見町

 

杉並区

新高円寺

 

東高円寺

 

方南町

 

南阿佐ヶ谷

 

豊島区

要町

 

千川

 

練馬区

小竹向原

 

氷川台

 

平和台

 

北区

王子神谷

 

志茂

赤羽岩淵」(2012/4/14)では、志茂エリアも含まれていた

西ヶ原

 

江東区

辰巳

 

江戸川区

西葛西

 

都営地下鉄

千代田区

市ヶ谷

 

内幸町

 

中央区

宝町

 

港区

赤羽橋

 

御成門

 

泉岳寺

 

高輪台

「高輪」(2000/12/9)は放映済み

台東区

新御徒町

「元浅草」や「鳥越」で、駅周辺は登場

新宿区

曙橋

 

牛込柳町

 

落合南長崎

 

国立競技場

競技場そのものは、「神宮外苑」(2007/8/11)の回で登場

西新宿五丁目

 

東新宿

 

若松河田

 

豊島区

西巣鴨

 

板橋区

板橋区役所前

 

板橋本町

 

志村三丁目

 

新高島平

 

西台

 

西高島平

 

蓮根

 

本蓮沼

 

練馬区

練馬春日町

 

光が丘

 

品川区

戸越

 

大田区

西馬込

 

馬込

 

墨田区

菊川

 

江東区

大島

 

西大島

 

江戸川区

篠崎

 

東大島

 

船堀

 

瑞江

 

りんかい線

江東区

東雲

 

東京テレポート

 

品川区

大崎

 

品川シーサイド

 

東京モノレール

大田区

昭和島

 

天空橋

 

流通センター

 

TX

台東区

新御徒町

仲御徒町」(2009/12/19)の際、佐竹商店街など、新御徒町駅周辺も登場

足立区

青井

 

六町

 

北総

葛飾区

新柴又

 

 出没する甲斐がある街は、まだまだある。今後に期待しつつ、引き続き見守っていこうと思う。

 ← 3月7日「アド街の20年BEST20」では、「こんな街にも出没」ということで、“渋い”駅名が並んだ。こういうアプローチ、大歓迎である。

 都営新宿線のこの範囲で放映済みの駅は、住吉と一之江のみ

 東急の大田区各駅も要注目!

 「後楽園」は3回、「飯田橋」と「九段」は1回ずつ放映

 「根津」と「巣鴨」は4回、「秋葉原」は5回!

  • (おまけ)2015.2.28(999回)までの都道府県別出没回数

都道府県

出没回数

北海道

16

青森

1

岩手

1

宮城

1

秋田

0

山形

0

福島

4

茨城

9

栃木

10

群馬

7

埼玉

33

千葉

42

東京

605

神奈川

128

山梨

7

長野

8

新潟

1

富山

0

石川

2

福井

0

岐阜

4

静岡

18

愛知

6

三重

2

滋賀

0

京都

3

大阪

13

兵庫

5

奈良

1

和歌山

0

鳥取

0

島根

1

岡山

3

広島

4

山口

0

徳島

0

香川

3

愛媛

1

高知

0

福岡

8

佐賀

0

長崎

2

熊本

1

大分

3

宮崎

1

鹿児島

1

沖縄

5

 

第420話 カレー店食べ歩きイベントにおける「べからず」七選(2015.3.1)

 神保町のカレー事情については、第364話に書いた通り。その後、それなりにカレー店をこなし、さらなる開拓を画策していた折、「神田カレー街 食べ歩きスタンプラリー」なるイベントが始まった。期間は、2014年10月24日〜2015年1月31日。ブックレットやマップを手に、掲載店を訪ね、スタンプを押してもらうというもので、店によってはちょっとしたサービス、特典が付く。カレー好きにはこたえられない企画だろう。「神田カレーグランプリ」の一環、または延長としての取り組みゆえ、とにかくエリアは広く、スタンプ対象店は53に上る(そのうち、スタンプ+特典というお店は、45)。特典目当てでも何でも、それだけお店があれば、カレー店めぐりに弾みがつくというもの。スタンプはおまけのようなものだが、集めたら集めたで、何かしらいいこともある(収集数に応じて、各賞あり→参考

 という訳で、今回はそのスタンプラリーについて...でもいいのだが、15話周期でやって来る「べからず集」に当たるため、そのスタンプラリーに絡めた「べからず」をご紹介しようと思う。カレー店の良し悪しどうこうではなく、「せっかくのイベントなのに、なぜ...」という話である。

 実際に体験した中からの7つの「べからず」。順不同ではなく、一応、ランキング形式でお届けする。(次回、少しでも改善されていればと思うが、はてさて...)


7.特設サイトが不備

 カレーグランプリのガイドを兼ねた「神田カレー街 公式ガイドブック」というのがあって、スタンプラリー関連の情報は、その後半に載っている(スタンプ台紙は巻末)。スタンプ対象店、特典の有無についてはもちろん載るとして、さすがに特典の内容までは出ていないので、スタンプラリー用の特設サイトを見てみたのだが...

 スタンプラリーが始まった当初のサイトは、とにかく情報が不備だった。各店のページについては、基本情報、メニューなどがちゃんと載っているもの(少数)と、そうでないもの(多数)とが混在していて、総じて「使えない」状態。特典内容がわかるようにはなっていなかったため、自ら確かめに行くしかないのだった。(足を運んでもらうために、あえて伏せていたのであれば、見上げたものだと思う。)


6.サービス内容が不確定

 サイトに載せるのが間に合わなくとも、とりあえずガイドブックに出ている以上は、特典等はしっかり決めておいてほしいもの。ティーヌン(2014.10.28来店)では、どのメニューが特典対象かを店員さんがわかっておらず、店長判断で「どれでもOK」ということに。とりあえず、ライスを大盛りにしていただいた。

 → なかなかの盛り付け。お味も上々。


5.エントリーしているのに休業

 ランチタイムに行ける店となると、どうしても職場の近所に限られるが、会社帰りであれば、いくらでも遠出できる。夜でもお安くいただけそうな店が載っていたので、小川町界隈まで行ってみたところ、店主が怪我(&絶対安静)ということで、休業状態。不慮のことで、致し方ないとは思うが、ちょっといただけない。スタンプラリーは終わってしまったが、お店の様子は見に行ってみようと思う。

 


4.店頭に掲示なし

 スタンプラリーが始まって間もないうちは、まだ用意ができていないなどの理由で、関係する掲示物が出せないのはわかる。だが、一定期間が経てば、そうも言ってられないだろう。筆者が本腰を入れて廻り始めたのは1月になってから。終盤に向かいつつある中だったので、対象店の多くは幟旗を出していて、親切な店は特典に関する貼り紙などもあった。が、ここぞという店で、旗も何もなかったり、というのが何軒かあった。ガイドブックに出ているのに、店頭にその表示がないというのは、入る気が失せてしまうもの。ご縁がなかったということだろう。

 「とろ肉つけ麺 魚とん」は、ボリュームがウリ。特盛が特典だった可能性あり。

 東京蒟蒻会館の下にある「スープカレー 米KURA」。表に何かしら出ていれば、入ろうと思ったのだが...(敷居が高かった)

3.空気を読まない店員さん

 店の存在を知っていても、なかなか足が向かない店というのがある。ガイドブックが一つのきっかけとなって、ようやく店に入り、チーズのトッピングサービスつきの海老カレーをいただいた。ここまでの話であれば、何の問題もないが、古くからの店というのは、時にKYな状況が起こるもので、この時は一人の男性店員にしてやられた。隣席の女性客2名が、その店員さんとちょっとした知り合いだったようで、声をかけるとそのまま3人で談笑状態になってしまい、喧しいの何の。ゆとりのある席であれば、あまり気にならないだろうが、手狭なテーブルが並ぶ空間でのことだったので、たまらない。店員氏は立ったまま。声は決して小さくないので、上から声が降って来る感じになり、しかも長話である。他の席への移動も考えたが、さっさと食事を終え、店を出ることにした。空気が読めない店は、いずれ客(K)が寄(Y)らなくなるだろう。


2.見本と異なる(パクチー品切れ)

 ガイドブックを見ても、店頭のメニュー写真を見ても、その店のカレーには、パクチーが添えてある。これは良さそうということで、入店し、特典のラッシーを飲みつつ、待っていた訳だが...

 注文したのは、店名を冠する「カリー」。写真を撮りつつ、ふと気付いた。パクチーがないのである! 店員さんに尋ねると、「パクチーは品切れでして...」と仰るばかりで、代品も何もなし。納得が行かないので食い下がると、もともとが添え物扱いなので、品切れでもいいといったような口ぶりになり、挙句には、他のお客さんも同じ扱いなので、と云う。たとえ添え物であっても、注文を受ける際に、一言申し“添える”配慮はほしい。パクチーがないなら、また別の日にという客はきっといる筈である。

 その店の名は、「チャントーヤ」。「ちゃんとーやれー」なのである。

 ある夜、下見に行き、幟旗などを確認。お店の外観もイイ感じだったが...

 肝心のカリーは、“パクチーレス”だった

1.意外とランチで使える店が少ない

 「神田カレー」は、とにかく広域かつ多数。神保町エリアに限っても、もちろん数多くあるため、例えば1か月間のお昼を全て異なるカレー店で、というのも決して不可能ではないだろう。だが、正直なところ、筆者的に使えるお店は多くないことが、スタンプラリーを通じてわかってしまった。ランチタイムであっても割高感がある店が多いこと、加えて辛さ表示の方も高めの店が多いこと、あとは、店内の「煙」事情がわからないこと... 二の足を踏んでしまうケースが多く、スタンプの方も結局、賞品(抽選)応募の最低ラインである10に届かなかった。

 神保町エリア(一部、小川町)のスタンプページ。この中では7店どまりだった。

 入りやすく、居心地がそれなりで、コストパフォーマンスもよく、辛さも選べて、というカレー店は、筆者としては片手で数えるほど。今回のチャレンジで、その数が増やせればよかったのだが、新規開拓した中で、次にまた行ってみようと思う店は残念ながら、なかった。

・・・

 「神田カレー街 食べ歩きスタンプラリー」は、企画としては悪くないが、改良の余地は大いにありそうである。少なくとも、イメージダウンになるような要素は、「オール神田」で改めてほしいものだと思う。

*以下は、惜しい系の三店

 カレーグランプリ会場の小川広場に最も近い場所にある「一茶一会」。11時30分開店はいいが、「なくなり次第」終了。この手のお店は、行きにくい。

 昔「メーヤウ」、今は「ばんび」。ガイドブックに記載の通り、スタンプのみの対応で特典はなし。たまたま割引券を持っていたので、特典レスでもよかったが、ちょっと戸惑う。ここのラインアップは辛いのが基本なので、辛くないのを選ぶとこの「バターチキンカリー」ということになる。

 スタンプ対象店で、唯一「ランチ除く」だったのが、水道橋駅前の「SAPANA」。夜に行けばいい話ではあるが、何とも入りにくい。


  • まとめを兼ねて・・・「神田カレー」各店事情

 当の「神田カレー街 公式ガイドブック」の店舗掲載ページから、いくつか引用させてもらって、寸評などを。何らかの参考にしていただければ幸いである。

 

 「ピッグテイル」は、第411話に記した「豚カレー」の店。とにかく待たされたので、スタンプラリー対象でも行こうとは思わなかった。(ランチタイムに限って「喫煙可」というのも難点) 「NARU」は、カレーを食べたくても「月曜ランチのみ」という限定営業。なぜ、スタンプラリーにエントリーしたのだろう?

 

 「SAPANA」は前述の通り、「除くランチ」スタンプ店。「シディーク」は職場から近いこともあり、時々食べに行く。スタンプラリー特典は、ドリンクのサービスだったが、普段からドリンククーポンを使わせてもらっているので、あまりおトク感はなかった。

 

 ガイドブックではパクチーが大々的に出ている。決して添え物という印象は受けない。

 

 「ティーヌン」はライス大盛り、「ムアン・タイ・なべ」はドリンクサービス(左写真)だった。席は窮屈だが、比較的手頃なのが「ティーヌン」で、席はゆったりしているが、少々値が張るのが「ムアン・タイ・なべ」。違いはあっても、タイレストランという点では同じ。

 

 5.に記した店が「生碼麺食道」、4.の左に載せたのが「魚とん」。どちらも今回はご縁なし。

 

 「ばんび」と「共栄堂」は、スタンプのみ。「TAKEUCHI」は、行けないこともなかったが、行き損なってしまった。「チャボ」は、3.のKY店である。

 

 神保町エリア以外で、スタンプ&特典を受けたただ一つのカレー店が末広町の「ジャンカレー」。ノーマルな一品を注文するも、ガイドブックに記載の通り、量は多め。特典のゆで卵がなかったら、厳しかったかも知れない。「グッドモーニングカフェ」は、カレーメニューのみが特典対象で100円引き。「エチオピア」は、ランチタイムに行くとデザートのアイスが付くが、スタンプラリー特典も同じアイスにつき、筆者は二ついただくことに。カレーで熱くなった体を冷ます上で、アイスは有効な訳だが、これでは冷やし過ぎ?

 

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